[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
しかし、その後の調べで、自分も学んだ私立の有名中学に息子を進学させようとしたが、受験勉強の姿勢で不満があって刺したと説明するようになった、と報道されています。逮捕された父親は、度々、長男を叱りつけているのを近くに住む人が聞いていたようです。
★「勉強もっとしろ」怒った父親 小6長男を刺殺!自分と同じ有名進学校受験準備
http://www.j-cast.com/tv/2016/08/24275919.html
父親は今頃、自分を責めているのではないでしょうか。悲しい出来事です。息子と激しい言い合いとなり、父親はカッとなって、思わず知らず台所に走り、刃物を持ち出してしまった…。ですから、「誤って刺した」と言えますが、短気な気質でなければ起きない事件です。
エニアタイプはすぐに絞れます。子どもの養育や教育に深く関わる傾向のあるお母さん気質のタイプ2です。日頃から子どもには過干渉になりやすく、よく叱るのはウイング1の成せる技です。
とくに息子への期待が大きくなりやすい気質です。当会には「男性を強く意識するタイプ(261)」という基本理論があります。http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm
タイプ2の親は、娘への干渉は少なくなるほうですが、一人娘であれば別です。娘は良い婿に嫁がせればいいが、息子は一人前の人間にせねばならないと。いやそれ以上で、父親を超えてほしいと願うのではないかと。
なお、タイプ2w1の中には、「口から先に生まれた」というように、深く考えないままに口にして、後からそれと気づくくらいで、とかく行動的になりやすい人たちがいます。簡単に言うなら、軽率なのです。
むろん、このタイプの全てがそうなるものではありませんが、口を出すのが早く、手や足も早いという傾向があれば、アグレッシブ(積極的で行動的)になりやすいと言えます。アグレッシブは良い意味に取られることが多いのですが、必ずしも長所になるとは限りません。誰にとっても長所は短所なのです。表裏一体です。
同じ2w1でも、短気なところはめったに出ない人もおり、子どもにそれほど期待せず、ほとんど干渉しない親もいます。人それぞれなんです。
で、この父親はトラックの運転手をしているそうですが、おそらくはその仕事に誇りを持っていなかったのではないかと予想されます。で、息子への期待が大きくなっていた。息子も父親に対してアグレッシブだった可能性があります。でなければ、父親がカッとなることはなかったとみます。
父親が攻撃タイプ(825)であれば、息子も攻撃タイプでなければ、父親の激しい怒りを誘発させることはなかっただろうと考えられます。なぜなら、息子が攻撃タイプ以外のタイプ(134679)であれば、攻撃タイプの父親の怒りは、かなり怖くて口答えできなくなるからです。
父親でなく母親が攻撃タイプとなっても、息子は口答えできます。つまり、小6くらいの息子にとっては、母親はそれほど怖い存在ではなくなります。むろん人に寄りますが。
タイプ4やタイプ3、タイプ6くらいであれば、まだタイプ2の母親を怖がるかもしれませんが、それでも中高生にでもなれば反抗できます。
もしかしたら、息子は父親似で同じ2w1なのかもしれません。カッとなって父親にひどい悪態をついたのかもしれません。つまり、人は相互作用でそういう悲劇的事態に追い詰められるのです。
父親にとって息子がタイプ2w1ではなかったら、それほど怒ることはなく、辛い半生になることは無かった可能性があります。また、息子にとって父親がタイプ2w1でなかったならば、若くして命を落とすことはなかった、と言えるかもしれません。
悲しい出来事なので、原因をしっかりとみなければと思い取り上げています。(続く)
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |