アベ政権が「核兵器禁止条約」に反対した！

アベ政権が、国連で「核兵器禁止条約」の制定を目指す決議案に反対した、というニュースがありました。

反対した理由について岸田外相は語っている。「北朝鮮は、この決議に賛成している。そして、核兵器国は、全てこの決議に対しては、賛成をしておりません。」と。

さらに、「決議案は、核兵器国と非核兵器国の対立を、いっそう助長し、亀裂をいっそう深めるものだった」と語った。

それが理由になるのか！　北朝鮮のほうがまだましだ。アメリカのような戦争無くして生きられない国を相手にしているのだから、自国を守るために核武装するのはごく当たり前の考え方だ。むろんのことだが、私自身は全ての国が武器を持たないことを求めていますが。

一方で、北朝鮮が核兵器禁止条約に賛成するというのは、私同様に武器の無い世界を目指しているのだと考えられます。つまり、これに関しては、日本よりもアメリカよりも、北朝鮮のほうがまっとうだと考えざるを得ません。

従って、対立を煽っているのアメリカや日本であり、亀裂を深めているのもこちらだ。なお、オバマ大統領が核兵器のない世界にしようと訴えてノーベル平和賞を受賞しているが、今回の国連の決議案を拒否するなど、全く矛盾している。

オバマ大統領には大した力がなかったのだろう。受賞を返上すべだと思うが、それさえもできない無力な男だったのだと証明されたようなものです。逆に、アメリカの産軍学複合体がどれほどに強大な組織なのかを思い知らされる。ここを少しでも弱体化する方法は無いのだろうか…、

さて、他国はどうであろうと日本はどうするべきか、それを主体的に決めるべきなのだ。それなのに、アメリカの言いなりになって反対票を出している。理念もクソもない。

呆れてものも言えないほど情けない国だ。たぶん世界中から物笑いのタネになっているに違いない、と私は思う。

★「核兵器禁止条約」に向けた決議に反対
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00340323.html

なお、俳優の渡辺謙（57）さんが29日、自身のTwitterで「この国はどこへ行こうとしているのか」と憤りを示しています。でも、謙さんのようにまっとうな俳優は稀です。情けない…日本は唯一の被ばく国なのに‥。

謙さんのつぶやき
https://twitter.com/search?q=%E6%B8%A1%E8%BE%BA%E8%AC%99&src=typd

反対した日本政府に怒りの声。 #渡辺謙 「核を持つ国に追従するだけで意見は無いのか」 http://huff.to/2eFHgER