そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰?
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わたせせいぞうさんの作品『ハートカクテル1』を取り上げて、ここを読む皆さまとともにエニアタイプを探すという気持ちで事を進めています。よろしくお願いします。
★立ち読みサイト。ここから『ハートカクテル1』に飛んでください。
http://sokuyomi.jp/kod/annex/wataseseizou.html
この渡瀬さんの作品の特長の一つには、「かなり細かいところに配慮している」ところです。たとえば、ある青年の部屋の広さが、「50、15㎡」と書いており、また、「二重織のコットンに吸収されたカノジョの涙」というものもあります。
そこまで細かく説明するのは、どうしてなんでしょうね?? また、渡瀬さんは、手編みのセーターをプレゼントするような女性が好みみたいです。それが女らしさだと思っているのか、小物に刺繍するという女性もよく登場します。
★立ち読みサイト。ここから『ハートカクテル1』に飛んでください。
http://sokuyomi.jp/kod/annex/wataseseizou.html
この渡瀬さんの作品の特長の一つには、「かなり細かいところに配慮している」ところです。たとえば、ある青年の部屋の広さが、「50、15㎡」と書いており、また、「二重織のコットンに吸収されたカノジョの涙」というものもあります。
そこまで細かく説明するのは、どうしてなんでしょうね?? また、渡瀬さんは、手編みのセーターをプレゼントするような女性が好みみたいです。それが女らしさだと思っているのか、小物に刺繍するという女性もよく登場します。
で、手編みセーターは、「製作延べ日数63日、使用毛糸は極太、オフホワイト310g茶系ミックス70g、黒150g」と説明されている。そのセーターには、7匹のトナカイがいるとか…。恋人同士の会話よりも、こちらの方が詳細です。
その1で紹介している元エニアの受講生の男性(タイプ3)が、「木綿のTシャツは生地50番(?)がいい」などと、番号は間違っているかもしれませんが、どうも細かいことを言っていたと記憶しています。
私の体験ではたぶん、男性から布生地の番号に関する話題を聴いたのは、この人ひとりしかいません。渡瀬さんの漫画を好み、「癒し」だとか語っていたので影響されたのかもしれませんが…、
渡瀬さんは男女間に巻き起るあれこれを専門に描いているのに、なぜか心理描写は大まかです。好きな女性がどのような気持ちを抱いているのか、自分の思いが届いているのかと悩む場面も、えっそれだけ?って思うくらいあっさりしています。
もしかしたら、そういうことは苦手な分野で、それを補うように、特に必要とも思われぬ細かいことに言及しているのか? と、勘繰ってしまいます。
もう少し作品を見てみますが、特長の一つとして、どこか愛らしさが見えます。たとえば、vol.4の芝刈りのバイトをした折に、「少し前まで(芝生の)グリーンの模様はカノジョの名前だった」とあり、KEIKOとわかるように芝を刈ったみたいです。ちょっと気恥ずかしくなるようなところです。
その後にカノジョとの別れとなりそうで、その芝生はハート型に刈られて、その中で寝転びながら…「しばらくは、ボクのハートも小休止」と書いています。
(注;ここで取り上げた動画は、最初に刊行したものとは違い、セリフが多くなり、絵もうまくなっています。2009年にアップロードされたものなので、その少し前に作られたものと考えられます)
ちょっとしたかわいい展開もあります。vol.6です。彼女の誕生日かどうか分からないが、以前に自転車をプレゼントしたのに、それを残してカノジョは転居したみたいです。隣町らしいカノジョ宅までその自転車に乗り、カゴにはコスモスの花を一杯に詰め込んで出かけます。
その1で紹介している元エニアの受講生の男性(タイプ3)が、「木綿のTシャツは生地50番(?)がいい」などと、番号は間違っているかもしれませんが、どうも細かいことを言っていたと記憶しています。
私の体験ではたぶん、男性から布生地の番号に関する話題を聴いたのは、この人ひとりしかいません。渡瀬さんの漫画を好み、「癒し」だとか語っていたので影響されたのかもしれませんが…、
渡瀬さんは男女間に巻き起るあれこれを専門に描いているのに、なぜか心理描写は大まかです。好きな女性がどのような気持ちを抱いているのか、自分の思いが届いているのかと悩む場面も、えっそれだけ?って思うくらいあっさりしています。
もしかしたら、そういうことは苦手な分野で、それを補うように、特に必要とも思われぬ細かいことに言及しているのか? と、勘繰ってしまいます。
もう少し作品を見てみますが、特長の一つとして、どこか愛らしさが見えます。たとえば、vol.4の芝刈りのバイトをした折に、「少し前まで(芝生の)グリーンの模様はカノジョの名前だった」とあり、KEIKOとわかるように芝を刈ったみたいです。ちょっと気恥ずかしくなるようなところです。
その後にカノジョとの別れとなりそうで、その芝生はハート型に刈られて、その中で寝転びながら…「しばらくは、ボクのハートも小休止」と書いています。
(注;ここで取り上げた動画は、最初に刊行したものとは違い、セリフが多くなり、絵もうまくなっています。2009年にアップロードされたものなので、その少し前に作られたものと考えられます)
ちょっとしたかわいい展開もあります。vol.6です。彼女の誕生日かどうか分からないが、以前に自転車をプレゼントしたのに、それを残してカノジョは転居したみたいです。隣町らしいカノジョ宅までその自転車に乗り、カゴにはコスモスの花を一杯に詰め込んで出かけます。
カノジョは「(家に)入って」と言っているのに、ボクは「急いでいる」と言って帰ります。そんなの嘘なのにです。で、わざと忘れ物をしたような…。カノジョは忘れ物を届けに、ボクの自転車で、ボクの住む町までやってくる、な~んてね。なんだか作為的過ぎて、しかもちょっと幼いって感じがしませんか?
vol.8には、同じ雑居ビルで見かけたカノジョとエレベーター内で出くわして、ドキン、ドッキドキ、ドキドキド。挨拶やちょっとした声もかけられない…で、「今日はラッキーだ、カノジョに会えるなんて」です。彼女の名前も分からないので、勝手に名前を付けて、その彼女に呼び掛けるというシーンを妄想するというストーリーです。
ゴチャゴチャしていないし、屈折してもいない。誤解が誤解を生んだというような類でもなく…。無論のことショートストーリーなので、複雑なストーリーなど描けませんが…。なんだか甘いと言うべきか、中学生というよりは小学生の頃の淡い初恋って感覚に近いような…。
なお、このカラー漫画本が出版されたのは、1984年12月です。渡瀬さんが39歳に出した作品です。すでに妻も子もある男性が描く純愛ものショートストーリーなのですが…。どう捉えたらいいのか。あなたはどのように印象を持たれたのでしょうか?
さて、次回でタイプは確定できるのか? (つづく)
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