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前回では、松本人志さんの著書にある内容から、「女性を強く意識するタイプ(837)」という3つのタイプまで絞っています。以下は、これに関連する理論を掲載中。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-42.htm
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-31.htm
たとえば、「ガールフレンドの誕生日はちょっとしんどい。盛り上げないといかんでしょうから、なんかプレッシャーがあります」とあります。いかにもって感じです。女性に対してはサービス精神が旺盛で、それゆえ「女性好き」だとよく書いています。
そして、女性に何か期待しているかのような捉え方があるのが、この3つのタイプです。また、女性への注文がたくさんあって、しかもそれが細かいんです。礼儀正しくあれとか、言葉使いとか、服装や容姿、箸の起き方とか、男の扱い方など、とかく女性への注文が多いのが3つのタイプの共通点です。
ゆえに、女性には細かい気配りをしてサービスしようという気持ちが強い人たちと言えるでしょう。むろんのこと、「女性大嫌い」にもなりやすい人たちですから、そうなると非難ゴウゴウにもなるのが、この3つのタイプです。女性のみなさん、どうか気を付けて! そして、エニアグラムで男性を見る目を育ててくださいね。
さて、今回は松本人志さん著『「松本」の「遺書」』(朝日文庫)を取り上げてみます。「松本」という本と、「遺書」という二つの本が一冊になったようです。一部転載(青字)しています。まずは、「女好き」の項目に載っているものから…。
・オレにチンコがついているのではなく、チンコにオレがついている。チンコにオレが振り回されており、道に<ピー>を置けば、必ず松本が拾いにくるということらしい。どうやらオレは、この分野でもチャンピオンになれそうだ…略…男たちものその日に会って女をいてこますぐらいのパワーがなければならない。
言い方が露骨過ぎますが、その通りと言えるでしょう。男性はだいだいが女好きと言えますが、9つのタイプの中では837の3つのタイプが一番に女好きでしょう。なにしろ遺書に女遍歴を取り上げているくらいですから。マンガ家の佐藤まさあき(7w8)や梶原一騎(タイプ8w7)の遺書にある女遍歴を、このブログでも取り上げています。ブログ検索できますから確かめて下さいね。
また、あるタイプ7の男性の、女性に対する発言から、「猫に鰹節=タイプ7に女」である(笑い)と、それほど女にこまめになるのがタイプ7だと、どなたかに冗談みたいに答えたことがあります。従って、「自分は女好きだ」と自己申告する男性は少なくありませんが、女性にはかなりこまめで気遣いも多い男性でなければ、この3つのタイプには入れられません。
・仕事と女を絶対にごちゃまぜしない男である。気に入ったタレントをゲストに呼ぶことはたやすいが、そこでチョコチョコときっかけをつくり、いわゆるおいしい思いをすることも可能だと思う。しかし、オレはそれを好まない。仕事場では、ほとんど女とくちも聞かない。たぶん、彼があまりにも女好きであるがため、それをやってしまうと仕事に集中できなくなるとわかっているからなのだろう。あまり器用ではない。
もののついでに軟派するのではなく、真剣に必死に軟派するのが、3つのタイプの男性たちですから、上記のようなセリフは正しいと言えそうです。以下も同様に考えられます。
・「好きこそものの上手なれ」というが、女好きの奴は口がうまい。そう、しゃべりが達者なのである。街に出てナンパする はじめて会った女を数時間のうちにSEXまで持ち込むときは、かなりのユーモアとサギ的な要素が必要になってくる。
・女はコメディアンに向いてない。これは女性差別ではない。オレほど女性差別をしない奴もめずらしい。女がコメディアンに向いてないのは、たとえば、全身タイツでコントをやるにしても、胸がふくれているだけで、目がそっちにいって気が散って笑えない。男はチンコを出して笑いを取れるが、女は…
女体に対して意識過剰ですね。女という存在はよほどに大きいと言えそうなところです。しかも、セックスの話題が多くて、しかも細かくて微妙なところまで感じ取っている、という特長があります。なお、どうやらタイプ8らしいところは全く見当たりません。以下です。
・確かにオレには敵が多い。いや敵だらけだと言ったほうがいい。オレの仕事では少しキレたファンが多いため、ヤツらは時間を選ばない。明け方の4時ごろ平気でマンションのインタホンを押して…なんでも車で走ってたらガソリンが無くなり、松ちゃんに頼もうとなったらしい…略…
向こうがたとえ好意でやっていたとしても、顔も知らない女の、熟睡を邪魔する押し売りは、オレにとって十分な敵である。人の身辺をこそこそと嗅ぎ回り、ありもしないことを書きたる三流雑誌。人のプライベートタイムを奪おうとするバカなファン、しつこくイタズラ電話をかけてくる知能の低い野郎ども。
いいかよく聞け。そのような邪魔するならオレはいつだってやめてやる。
3つのタイプは、「自分は世界と否定的に結びついているタイプ(837)」ですから、相手を敵だと認識しやすい傾向はあります。しかし、「邪魔するならオレはいつだってやめてやる」とあります。仕事第一だなどと言っているのに、これでは怖がりな気質だと言えそうです。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory1.htm
・いい感じの手を抜く方法をオレは知らないのだ。速球しか投げられないのが最大の悩みである。簡単にいうと微調整のきかない欠陥人間である。
・「オレの超人ぶりは“クスリ”という疑惑」の中に、オレなんて、そんなに良いイメージに思われてないし…略…やっぱちゃんと書いておこう。オレは絶対にクスリなどやってない!
いつもは威勢のよい発言をしているが、ここでは弱気になっているような…。また、変化球が出せない、手抜きしない、適当にやれない、微調整ができない、というのであれば、タイプ8とタイプ゜3の可能性は低くなります。超真面目なタイプだということです。
・「笑ってあげる?クソくらえ」にあるもので、深夜番組で、そのクソADは「本番中、あまり面白くなくても、できるだけ笑ってあげてくださいね」とぬかしやがったからタマラナイ。オレのいかりはピークに達した。体じゅうの血管が全部浮き出る吹き出るほどムカついた。
しかも、短気と言えそうです。また、邪魔するなら仕事を辞めると言ったくらいですから、短気度は重いと言えそうです。有名人は、有名税を払わねばならないという宿命があります。
ファンのしつこさや、ファンなのかストーカーなのか分からなくなるとか、雑誌では根も葉もないことを書きまくられる等々は普通によくあります。自分が有名人にならなければ、分からないものだと思うのですが。
で、そんなイヤアな実態も受け入れるか流すようにせねば生きて行けない世界ではないかと。ゆえに、それを著書に取り上げてしまうとしたら、やはり神経質で怖がりな気質だと考えざるを得ません。
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