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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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「君たちを信頼して任せる。思う存分やってくれたまえ」 「何か事が起きたら、責任はオレが取る」と、語る上司がいる。たぶん! かなり希有な人だと思うが、いないわけではない。

もしかしたら、故・田中角栄さんは、そんな器だったのではないかと…。
実は、全く関心が無い人だったのでまるで知らずにいましたが、確かめてみようとウィキペディアを読みました。するとあったんです。青字部分です。



大蔵大臣時代の1962年に翌1963年度の所得税法改正の審議の際、担当官僚の大蔵省主税局税制第一課長であった山下元利のミスで、誤った税率表を使っていた。審議中であったために、訂正は不可能であった上、大事な箇所にも誤りがあり、その税率表を作成した役人たちは青くなっていた。
これをマスコミや他の党が黙っているはずがなかったが、山下がこのことを辞表を忍ばせ田中の元に訪れると、笑いながら「そんなことで辞表は出さなくていい」と改定表を持ち、堂々と「先日提出の表には間違いがございます」と何食わぬ顔で訂正した。
野党もマスコミも沈黙したままであった。もちろん田中が裏で手を回したのは言うまでもない。このように責任をかぶるということをためらわず、想像もできないアイデアを出すため(たとえば、道路関係の法律。建設省は田中には頭が上がらなかった)、田中を慕った官僚は非常に多い。

田中角栄https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E8%A7%92%E6%A0%84


上記のエピソードからは、さほどの度量があるとは思えないが、以下も読むと、私からは信頼できる人物に見えました。慕う人たちが大勢いたようです。歴代首相には無いタイプですね。

秘書に対してはもちろんのこと、守衛にも毎日、労いの言葉をかけたり、自分の運転手にまで立派な医者を当てるなどしていた。全盛期には、7000~8000枚の年賀状が届いていたとされる。差出人は、殆ど面識のない選挙民が大半であったが、田中は、これらすべてに目を通していた。

ところが、責任をかぶることをためらうどころか、決して責任を負わない人物がいる。石原慎太郎のことです。予想していた通りの人物なのですが。責任はみんなだといい、それどころか小池知事のせいにもしている。もう空いた口がふさがらない。

無論のこと現首相もそうです。 当初は「私の考え方に非常に共鳴した人」と答弁していたのに、危うい状況になると一変。「簡単に引き下がらない方。非常にしつこい」、「教育者の姿勢としてはいかがなものか」と突き放した。東電の重役たちも同様である。

探せば、こんな人物は幾らでも見つけ出せそうです。というか、そんな奴ばかりです。で、歴史に名を遺した度量のある大人物がどれほどいたのだろうか、と、見つけ出せないかと、そんなことを想像をして、今日一日なんとか呑気に過ごせました。ちなみに、私は以下の動画、見ていません。胸くそ悪くて見る気にもなれません。

★小池知事を告発すべき、石原元知事が会見、全文
https://www.houdoukyoku.jp/posts/6097


★森友学園側と距離置く首相 徐々に変わる国会答弁
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201702/CK2017022802000129.html  

 

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