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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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友人から「スマートフォンサムって知ってる?」と尋ねられて、「わたし、スマホ持ってないから知らない……」と答えました。うぅ、サムがついている???  で、「 はやり言葉なの?」と聞き返しました。友人の話を聞いてみると、サムとは親指のことで、スマートフォンを親指だけで操作していると腱鞘炎になる恐れがあるんだそうです。テレビ番組で取り上げられたようです。

人間の親指は長く大きく発達してきたが、進化したがためにリスクとして「手首の痛み」になりやすくなったみたいです。今日では、スマートフォンを人差し指でなく親指で操作する人たちが多くなり、その結果として、「手首の病が世界中に蔓延」」したと考えられています。それまでは、主に工場で働く人たちによく見られる症状だったが、スマホの普及で一般の人たちまで広がりました。

23歳頃、腱鞘炎になったことがあります。事務系の仕事なのですが、同じ事務の仕事をしている先輩は腱鞘炎にならず、私だけが罹いました。約1か月くらいの休職ですが、復帰してからも居心地も悪くて、辞めようかと思い詰めていた時期があります。

その頃は、なぜ腱鞘炎に罹る人と罹らない人がいるのか、医師たちから説明されることもなかったのですが、上記には載っています。人によって「腱鞘の部位」に違いがあるようです。そういうことがわかっていたら思い詰めることもなかったでしょうね。

さらに、私は3年前から「母指CM関節症」にも罹っています。こちらは親指の付け根の骨がずれて神経を刺激しているらしいのです。おそらくパソコンの操作が多く、さらには家庭菜園での草むしりなどで親指を酷使することが多かったせいと考えられます。

手を使うことは増えたが、足のほうはあまり使わなくなってしまったのですが、もしかしたら、それは一般的なことになっているのでは。となれば、手の機能はより進化して、足の機能は退化する恐れがあります。足指ジャンケンしたり、物を掴むことができない人が多くなっているのは、確かですからね。

ちょっと話はズレますが、手足よりも怖いのが、頭脳の発達がどうなるのかです。頭脳(大脳新皮質)がより発達して進化する人たちと、頭脳が退化する人たちが出てきて、両者がさらに乖離してくる、そんな社会になることも想像できます。しかし、「
人類の知性は20006000年前をピークにして少しずつ低下している可能性ありという研究者もいます。

まあ、いずれにしても管理社会が徹底していくという予想をするのが一般的な傾向ではないかと。ちなみに、先週に読んだディストピアもの『カッシアの物語』(アリー・コンディ著)も、完璧な(?)管理社会を描いています。なんと住居も職業も食事も結婚も、死さえも管理された社会に生きている若者が主人公です。2巻や3巻がまだ残っていますが、期待できそうです。

 


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