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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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天武天皇がタイプ8であれば、「女性を強く意識するタイプ(873)」であり、それならば女好きだということが記録に残っているはずです。調べてみたら、11人の女性との間に18人の子どもを得ていました。

でも、一見、女好きに入れられるところですが、奈良時代以前であれば、これくらいの妻を持っても「女好き」には入らないことも考えられます。


1、最初の妃大田皇女
 
この女性が産んだ子…大津皇子・大伯皇女
2
鸕野讃良皇女(天武の皇后=持統天皇)…草壁皇子
3
、尼子娘…高市皇子
4
、額田姫王…十市皇女
5
大江皇女…長皇子・弓削皇子
6
新田部皇女…舎人皇子
7
、五百重娘…新田部皇子
8
、大蕤娘…穂積皇子・紀皇女・田形皇女・
9
、カヂ媛娘…忍壁皇子
礒城皇子・泊瀬部皇女・託基皇女
10、宍人大麿の娘(名前不明)…多紀皇女
11
、氷上娘…但馬皇女

それで、天武天皇の兄だと伝えられている天智天皇は、どうなのかと調べてみました。妻9人で子ども16人でしたから、天武天皇との差はそれほどありません。となれば天武天皇を「女好き」と言えるのかどうか…??

しかし、
天智天皇は自分の娘四人(赤字)を天武天皇に与えたという、ちょっと考えられない出来事があります。天皇は血統で決まるのであり、古代では近親婚が多いのが普通でしたが、それでもこの場合はかなり異様です。

天智の娘は8人もいるので、4人くらい何でもないかもしれませんが、同じ男に、しかも弟に4人もの娘を嫁がせるなど、どう考えて不可解です。もしかしたら、弟(天武天皇)が大の女好きだと知っていたので、そうなったのか? う~ん、も、それだけとは言えない…何かあるって感じがしませんか?

ところで、以下の万葉集にあるように、4の額田姫王は、大海人皇子(=天武天皇)に嫁しており、娘をひとり産んでいます。

茜指す紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る…額田王
紫の匂へる妹を憎くあらば人妻ゆゑに我恋ひめやも…大海人皇子

が、その後に、兄である中大兄皇子(=天智天皇)に寵愛されたとか、三角関係だったのではという見方もあるみたいです。でも、幾人もの妻を持ちながら人妻に恋しているとしたら、恋多き男となりますから、女好きって感じがしないでもありません。

さて、ここで話を戻します。当会の理論ではタイプ8は「勝たねばならない」というネバ人間でボス型タイプです。もしもトップ権力者になれる可能性が少しでもあれば、「我こそは…」と打って出るような気質です。

で、実際にも「壬申の乱」という権力闘争に勝利して天皇に即位しました。即位後は一人も大臣を置かず、重臣に政務を委ねることもない独裁権力者になったのです。

天武天皇は、日本史上にまれな権力集中を成し遂げたと言われています。タイプ8であれば、小さなことでも人任せにするような気質ではなく、合議制を採用するなども考えられません。ここら辺りから見ると、タイプ8らしさが出ているような気がしますが、あなたはどう思われますか? つづく

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