防衛省のイラク派遣日報の隠蔽

モリカケ問題の隠蔽であれば、人命に関係ないことです。が、イラクという戦場への派遣日報を隠蔽するとしたら、人命に関わる問題が起きていた可能性は高いと考えられます。
戦争に巻き込まれる、戦争が拡大するかもしれない重大な危機に遭遇して、間一髪で避けられたってことが考えられます。

2003年に7月、国会議員はイラク派遣を決めました。名目は、人道復興支援活動と、安全確保支援活動の実施です。活動の3本柱は「給水」「医療支援」「学校・道路の補修」。

戦場であれば、それどころではない出来事が起きるのは充分に把握できたはずです。ゆえに、隠蔽するとしたら、実態はそこから外れたものがあったと考えられます。

「イラクに派遣された陸上自衛隊5600人のうち、15年6月までに自殺した隊員は21人」という報道が当時あったこと、今でも忘れていません。が、そこまで隊員たちを追い詰めた出来事はなんだったのかと、改めて想像すると思わずゾッと背筋が凍ります。

イラクには大量破壊兵器は無かった。それを暗に知っていてイラク制裁を決めたアメリカ。そして、アメリカの言いなりになって自衛隊員を派遣した小泉政権。考えると、あの頃から日本政治は暗転してしまったのだ…。犠牲者を出しても、未だに反省もなく、過ちから学ぶ気配もない…。

★防衛省が日報を隠蔽してまで秘密にしておきたい「不都合な真実http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55171?page=2