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つまり、タイプ(気質)は遺伝子で決まるという考え方になります。最近、読んだ本は、小出剛著の「個性は遺伝子で決まるか」(青字)ですが、一卵性双生児を取り上げて、どれほど似ているのか調べられています。
同時期に病気になる傾向があり、二人が同じように発言し、同じ歌を歌うなどというのは珍しくない。おなじ時期におなじ場所が虫歯になるケースも報告されています。立ち居振る舞いや話し方がよく似ていて、声のイントネーションも同じですが、歌は異なるキーで歌うことがある。
しかし、筆跡は似ていないことが多いようでした。最も似ていたケースは、手書きのノートを見ても、本人たちも他の人たちも、とぜちらか書いたものか区別がつかないほど似ていた。
面白い例として、スコットランドの一卵性双子の一人(Aさん)が、素敵なシャンパングラスを見つけて、双子のもう一人(Bさん)をビックリさせようとプレゼントするため購入しました。
ちょうどそのとき、Bさんはイングランドにいて、街でたまたまいい物を見つけて驚かせようと購入したのだそうです。それはAさんがスコットランドで購入したものとほとんど同じようなシャンパングラスだったのです。二人はさぞかし驚いたことでしょう。
これはかなり昔の、フランシス・ゴールトンという方が1876年に発表した論文に載っていたことです。その後、客観的なデータを多岐にわたって集められ、一卵性双生児は非常によく似ていると示されました。
生後すぐに異なった環境に移って育てられた遺伝的に同じ一卵性双生児は、たとえ別の家庭で育っても、さまざまな形質で、同じ家庭で育った場合と、同程度の特長を示しています。
たとえば、IQ、気質、職業の種類、遊びに使いたい時間、社交的特長などにおいて、一卵性双生児は同じ家庭で育とうが、別の家庭で育とうが、あまり大きな違いを示さなかった。
全ては「氏」で決まるのです。つまり「遺伝子」で決まります。同じゲノムを持つ一卵性双生児はいわばクーロンなので、同じタイプ(気質)となりますが、二卵性双生児は同じタイプになることがあっても、違いがたくさんあるはずです。
親と子であっても、遺伝子は二分の一継承するだけで、かつ遺伝子の組み合わせは膨大にありますから、似ているところはあるはずですが違いが大きいと言えます。また、兄弟姉妹も一部が似ることがあっても、全く似ていないケースもよくあるはずです。
さて、あるタイプに生まれるのは運命的なことです。運命には逆らえません。ですが、エニアから見ると、あるタイプだけが良い気質ということはありません。タイプ2 の人がタイプ4になりたくても、それはできません。また、どのタイプも長所短所を持っており、短所の無い人などいません。
運命的には定められていても、良い方向に行くのは自由で、悪い方向に行くのも自由です。ですから、性格的にはみな平等に作られていると考えられます。
そして、私は、「性格とは基本的な自己生存防衛戦略である」と解いています。とても簡単です。自分の戦略を知らずに過ごすなんて、危険でもあり、ある意味、「もったいない」といえます。あなたを活かすにはどうしたらよいか、それだけでも的を絞れたら、自分に自信をつけることができるのでは、と、私は思っております。
なお、ブログ内検索して、そこに「自己生存防衛戦略」と入れてください。7年前に書いたものですが、面白い見方があると気づかれるのではないかと思います。
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