[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
アーサーさんはミシガン州のデトロイト生まれです。フォード(モーター)の工場があり、豊田市という自動車産業の街をよく理解しているみたいです。なお、デトロイトには路面電車があったのに、自動車産業の進出で潰れてしまったみたいです。
ただし、デトロイトにも「フォード通り」とか、フォードの名が付く建築物がたくさんあるみたいです。ちなみに、フォードは1930年代は全世界の自動車生産の3分の1を占めていたとか‥。
ところで、講演のタイトルは、「知らなかった、ぼくらのトランプ」です。ですから、どういうお話になるのかちょっと予想できませんでした。次々と手早く熱く語る人なので、内容に付いていけないことがたまにあります。が、全体としては、他の大統領と見比べて「トランプ像を浮き上がらせ」ていたと考えられます。
どうやら、他の歴代大統領よりは、「0.01%くらい」トランプのほうがましだ、と言っているような感じです。たとえば、オバマ大統領は一つもミスなくスキも見せない、「テフロン加工」されている人物だが、トランプは失言が多く、選挙演説で1時間半しゃべり続ける…普通は5分で、それでは失言するはずだ。
オバマだけでなく、他の大統領たちは公約を守ったことが無いが、トランプはTPPに関しては公約を守っている。オバマは他国に軍事介入をよくしたが、トランプは就任して一年半になるが、いまだ戦争に介入していない。
オバマはインタビューを受けつけないが、トランプはインタビューを受けて暴言する。が、現実に即した発言をしている等々、私たち日本人では得られない情報を手に入れている。
トランプは、時々憲法の話を中心に話すことがあり、北朝鮮との会談は、いわば「離れ技」だと語っているので、ある種の手腕はあったというのでしょうか、私にはわかりませんが…。
そして、アーサーさんは、トランプとクリントンとの選挙戦では、トランプが勝利すると、1年半程前にラジオ放送で予言していたそうですが、就任4年後の大統領選でも、たぶん勝利するだろうと語っていました。
ただし、「暗殺されない限りは‥」と。思いがけないことを言います。しかし、よく考えたらそれは当たっています。暗殺は北朝鮮より米国のほうが絶対的に多いのに、米国への脅威を、何故か日本のメディアは取り上げない。
最後に、日本のメディアの問題点を指摘していましたが、分かりやすい事例として挙げたのが、「北朝鮮のミサイル攻撃」です。以下のNHKだけでなく、ほとんどのメディアが「北朝鮮ミサイル」と記事にしています。
★北朝鮮ミサイルにどう対応 備えは
http://www9.nhk.or.jp/nw9/digest/2017/08/0818.html
ところが、欧米では、「北朝鮮のロケット」です。その違いを講演会場の中学生らしき娘さんに尋ねると、娘さんは答えられないのか、「字が違います」と返事して会場を沸かせました。
私も近くに居たので、「核弾頭が付いているのがミサイルで、付いてないのがロケット」と答えたかったのですが、若い娘さんが頭を絞って考えている最中に、かつ質問されてもいないのに口出しできるものではありません。(以前、このブログにも取り上げています)
会場内はざわめきの声が上がっていて、ミサイルとロケットの違いを知らない人たちは少なくなかったと思う。というより多かったような…。つまり、北朝鮮への脅威を煽っているのがアベ心臓政権で、政権の意を受けて報道しているのがテレビと新聞で、私たちをある方向へと導こうとしている…と考えられるのです。
2017/11/08 に公開
トランプ大統領のアジア歴訪の内幕を、アーサー・ビナードがアメリカ人からの視点で解説する、19分
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |