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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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夏が来ると思い出すのは、花火大会や盆踊りに行き、野外映画の上映などを観たりしたことです。父親に連れられて行くとか、長じてからは、親戚の子とか仲良しと出かけました。

見世物小屋とかお化け屋敷にも行っていますが、二度と行きたいという気持ちになれませんでした。木下サーカスに行ったことも忘れられません。お化けも奇形児も怖かったのですが、動物が鞭打たれて芸を披露している。それを見て観客が拍手喝さいする‥、それがどうにも嫌アナ感覚となり、いつまでも残りました。


動物虐待が問題視されてきたので、木下サーカスではどうかなと思って調べてみたら、なんと今でもライオンや象などのショーがあるみたいです。欧米などでは激しい批難を受けていますが、日本はそうではないらしい

木下サーカス
http://kinoshita-circus.co.jp/htmls/prog/prog.htm

サーカスでの動物の利用禁止は世界の流れ  動画あり
http://circuscruelty.animals-peace.net/worldtide

今日、ネットで見つけたのは、ヨーロッパ各地を巡業する小さなサーカス団のことです。公演スタイルとして虎や象などの動物を使わなくなったみたいです。

フランスのある小さなサーカス団「レ・ペシャール・デ・レーブ(Les Pêcheurs de Rêves,意味は夢の漁師)に密着取材した写真家が語っています。

「一緒に過ごすうちに、サーカス一座の暮らしにますます惹かれていった。彼らの時はゆっくりと流れる。高度な情報化によって日常のすべてが支配されるようになる以前の生活が、ここにはあった。「詩的な魅力をすべて失ってしまった社会の中で、ちょっと変わったオアシスのような場所だった」という。

そんなサーカスならば、ぜひ観に行きたいですね。大舞台のリルク・ドゥ・ソレイユより、ずっとずっと観たいと思う。小さなスペースでのライブが好みなのです。以下のアドレスのところをクリックすれば飛べます。

ヨーロッパ中を旅するサーカス一家、愛すべき日常 写真多いhttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/photo/18/072600196/

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竜頭 万里子 (りゅうとう まりこ)
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講師・カウンセラー・ライター
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