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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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 「俗語」と言うべきか、「略語」のようなものが若者の間でよく使われているようです。「KY」が最も知られているもののようで、「ツンデレ」も最近になって受講生から教えられたものです。とうとう取り残されてしまう年代になってしまいました。

 ところで、どのような気質の人が「ツンデレ」をするのかと、いろいろに考えてしまいます。ネットサイトで調べると、「
人前ではツンツンとして、二人きりになるとデレデレ」の略語だとあります。その他、「生意気な態度が、あるきっかけで急にしおらしくなる」とか「本心では好意を寄せていながら、天邪鬼に接してしまう」などと紹介されています。

 「ツンデレ」の意味を知って思い出した物語があります。それは「赤毛のアン」です。中学の頃に読んだきりなので記憶に薄いのですが、主人公のアンは、好きな男性に対して何故か相当にツンケンしています。

 ギルバートという同級の男子に対して無視したり、ケンもほろろです。本当はかなり惹かれているのに、それを素直な出せない意地っ張りな女の子がアンです。しかし、恋は成就して彼と結婚しますが、そこに行くまでのかたくなさは信じられないほどです。嫌っているとしか思えないでしょう。

「赤毛のアン」は超ロングランの人気少女小説で、1908年にカナダの作家・モンゴメリが書き上げたものですが、モンゴメリさんのエニアタイプを「タイプ2w1」と判定しています。かなりわかりやすいほうの2w1で、当会で紹介している2w1がそのまんま描き出されている、と言っても過言ではありません。超おしゃべりでそそっかしく、生意気で負けず嫌い、元気で向上心の強い積極的な女の子です。

 なぜ、そういう態度をとってしまうのか、不思議といえば不思議ですが、「エニアグラム性格学」というツールを使えば意外に簡単に説明できそうです。

 まず、好きな男子なのに、やさしく接するのではなく、無視したり、素直になれずにツンケンするのですから、これは複雑系です。タイプ2であれば、「男性を強く意識するタイプ(2・6・1)」で、「男性コンプレックス(complex複雑なという意味)」に陥りやすい気質です。

 ところが、この3つのタイプ(2・6・1)が、みな「ツンデレ」になるのではないようです。それがわからず、どうしてなのかと考察してみたところですが、長くなるので次回に取り上げてみたいと思います。

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