そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰?
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引き続き、河田レポートを掲載します。
今朝8時。皆さまへ 河田昌東
F1-2の危機的状況が続いています。本日未明(15日午前1時)、ポンプによる炉心への注水が可能になったと発表がありました。
が、その後、午前3時になっても圧力容器の水位があがらず、炉心は露出したままであることが判明。しかし、圧力容器内の圧力上昇はない、と発表される。(弁を開放し、圧力を逃していないだろうか)
F1-2の危機的状況が続いています。本日未明(15日午前1時)、ポンプによる炉心への注水が可能になったと発表がありました。
が、その後、午前3時になっても圧力容器の水位があがらず、炉心は露出したままであることが判明。しかし、圧力容器内の圧力上昇はない、と発表される。(弁を開放し、圧力を逃していないだろうか)
今朝、6:45枝野長官の記者会見では、圧力容器の外側の格納容器下部にある「圧力抑制プールに何らかの損傷」という気になる表現がありました。
炉心を冷やす水が入っている圧力抑制プールに損傷がある、ということは、プール内の水が失われて、炉心に水が供給できない状態の可能性があります。
事故で自動停止してから四日目ですから、炉心温度も大分下がっており、このまま炉心溶融は無いかもしれませんが、大幅な炉心の損傷は起こっているはずです。
炉心を冷やす水が入っている圧力抑制プールに損傷がある、ということは、プール内の水が失われて、炉心に水が供給できない状態の可能性があります。
事故で自動停止してから四日目ですから、炉心温度も大分下がっており、このまま炉心溶融は無いかもしれませんが、大幅な炉心の損傷は起こっているはずです。
水素も大量に発生しているはずですが、昨日お知らせしたように、格納建屋に穴をあけて蒸気を逃しているので、爆発が起こらないのです。炉心を守るために、放射能を外に逃す、という異常事態が続いています。
福島原発の南側にも放射能がやってきています。岐阜の兼松さんからのお知らせです。
福島原発から約100km南方の地域、日立市から東海村、那珂市、水戸市に至る広範囲の地域が2000~4000ナノシーベルト(nSv=0.001μSV)、即ち通常値の30~60倍になっています。風向きが南に向かったからでしょう。
これは、昨日の女川原発周辺の汚染ともあわせると福島原発から半径約100kmの範囲で、通常の数十倍~数万倍の放射能が撒き散らされていることを示します。
テレビでは、しきりに健康に影響がある値ではない、と云っていますが、この範囲の膨大な数の住民がこうした汚染空気を吸っていることを考えれば、長期的には大きな影響があるはずです。
因みに、私たちがチェルノブイリ原発事故で汚染した、ナロジチ地区でナタネ・プロジェクトを行なっている畑でも、空間線量率は現在せいぜい1~2μSVです。
今朝の9時。 皆さまへ
F1-2で事態はさらに進行しました。8時20分頃、爆発音がして格納容器内の「圧力抑制室(圧力容器の逃し弁)」が破壊しました。
これは、格納容器内につながる部屋で、室内圧力を調整するものですが、これが壊れると、圧力容器から漏れる放射能は殆ど外部に漏れることになります。
この爆発音のあと、F1-1正門付近ではでは1941μSv(通常の約3万倍)に上昇。従業員は注水を続けるスタッフを除いて、全員退避を始めています。これまでで、最悪のシナリオです。
たった今のニュース。F1-1正門付近で8217μSv/hを検出(通常の11.7万倍)。なお、
注水の結果、炉心は約2.7mまで冠水。福島第二原発は、注水が成功して、F2-1~4までが、完全に冷態停止になった。
注水の結果、炉心は約2.7mまで冠水。福島第二原発は、注水が成功して、F2-1~4までが、完全に冷態停止になった。
F2はこれで、終わりです。F1-2が今後どうなるか注視して下さい。
午前11時。皆さまへ
新たな事態発生です。地震発生時には定期点検中で問題がなかった、F1-4号炉で今朝六時頃から火災が発生中です。只今、菅首相と枝野官房長官が公表。
火災発生場所は使用済み核燃料貯蔵所です。これは、格納建屋内にありますが、燃料貯蔵プールの冷却機能が地震で壊れたため、高温の使用済み燃料と水が反応して水素が発生し、発火したものです。
その結果、F1-1,F1-3で爆発した建屋がF1-4では、今度は火災で崩落し屋根がつぶれたたものです。火災は今も続いています。放射性物質の飛散もある、と云っています。
政府はこれまで20Km圏内住民は、避難命令を出していましたが、これにより、20~30km住民にも「屋内退避」を発令しました。同様の危険は、F1-1,F1-2,F1-3にも生じ得ますので大変です。
先ほど、福島から110kmはなれた東海村の東大研究施設で、空間線量が5μSv検出し、政府に報告がありました。通常は0.05μSvとのこと。100倍です。風向きによっては、首都圏にも汚染空気は来るかもしれません。
午前11時40分。皆さまへ
大変です。只今の政府の発表。F1-2とF1-3の間で、30mSv(30000μSv:通常の43万倍)と400mSvが観測されました。通常の約600万倍です。
これは直接人体被害をもたらす線量です。ニュースに注目をしてください。「30km以内は屋内待機、外出中は速やかに帰宅し、衣服は脱ぐこと、窓は閉めて、換気扇などは
回さないこと、洗濯物は外に秘さないように」と発表。
メルトダウンが無くても、これまでになるとは誰も想定していませんでした。改めて、原発の恐ろしさを感じます。
午前11時55分 皆さまへ
現在F1付近で観測されている100mSv~400mSvは、チェルノブイリの事故処理作業者達が被曝したレベルに近いものです。
現在、注水や火災対策で現場に居る原発作業員達が危険です。数時間被曝したら、倒れる人が出るかもしれません。
お昼12時。皆さまへ
F1周辺の現在の線量は1992年の東海村臨界事故をはるかに上回っています。放射線の種類は東海村臨界事故では中性子が主ですが、今回はガンマ線とベータ線が中心です。但し、一部で中性子線が微量に検出された、という情報もあります。
午後1時。皆さまへ
汚染はそろそろ首都圏にも及び始めたようです。13:30のニュースによれば、世田谷区で今朝0:00~7:00の間に、セシウム137とヨウ素131が検出され、新宿区でも0.89μSv/hの空間線量率が観測されたようです。
また、日本農業新聞記者さんによれば、東京都内でCsー134,Csー137,ヨウ素ー131、132などが、数ベクレル/m3のレベルで検出されたようです。このレベルですぐに避難の必要はありませんが、今後の推移を見守って下さい。
午後3時。皆さまへ
使用済み燃料プールの水素火災で放射能を飛散していたF1-4は、火災が鎮火しました。放射線レベルは不明。
今回の事件を受けて、強引に工事が進められていた中国電力、上関原発工事は一時中断、と中国電力が発表しました。
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