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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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今日は、あまり登場しないタイプ3を取り上げてみようと思います。ところで、講座ではあまり硬くならないようにと、面白おかしい導入の仕方をしようと心がけています。その回では、「タイプ3の子どもにとって、父親はカボチャみたいなものかもしれません」などと切り出しました。

 すると、ある受講生は、「その通りです」と語りだします。「娘にとって父親のことはどうでもいいみたいで、夫がかわいそうに感じるくらいです」 しかし、娘(タイプ3・中一)にとって母親は大きな存在のようです。当会の理論通りのことなのですが、以下は講座の中での母親(受講生)と私との会話です。

母親:キッチンの汚れた食器などをみても気づいて洗っておくというようなことをまるでやってくれない、それで以前はよく叱りました。女の子だからそれくらい当然だと思っていましたが、でも最近は、そういうことには気づかないだけだと知りました!
私:タイプ3中身が男性なので、女性的な仕事に気づきにくい
母親:私が頼めば嫌がらずチャンとやってくれるんだとわかりました。
私:本当は母親に役立つことをしたいんですから‥、
母親:昨日、外出していたら娘から携帯メールが入り、台所をピカピカにしておいたよと言うんです!
私:どのように返事されたのですか?
母親:うれしいわと言ってほめました。返事が来てホラ見て下さい!「ヤッタぁー 」 
私:まあ、ゴールデンハートの連発ですね!
母親:私のもう一人の娘2w1なら、“ほめるくらいなら何か買ってよ”と言い出すところです。母親がほめても喜びません。タイプ3の子はほめがいがあります。以前はうじうじで、些細なことも決められないのでよく叱っていました。娘は私のことが“以前は嫌いだった”といいます。エニアグラムを学ぶ前のことです。おかげさまで娘とよい関係を作り出せました。ありがとうございます。
私:いえいえそう言っていただくと講座を開いてよかったと安堵します。
 
 さて、このようにタイプ3は特筆するようなエピソードを巻き起こすことはなく、さほど面白いお話を提供できません。それゆえ、他の人たちの目にも留まらず、記憶にも残りにくいのかもしれません。目立ちたい人なのに、どうも目立たないことが多そうです。 

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