そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰?
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
大沼さんが調べてくれたことをここを読む皆さまとシェアします。でも、読みたくない、怖いと感じる人ならば、当ブログは読まないように、覗かないようにしてくださいね。
なお、大沼レポートを、私のほうで短くまとめているものです。ご了解ください。
……………
東電は、地震専門家の指摘を無視していた!
産業技術総合研究所の活断層・地震研究センターの岡村行信さんが、平安時代の貞観地震での津波発生に関する研究成果をふまえて、東電の報告書が地震の規模や津波の想定が、過去の事例を無視していることを、繰り返し指摘していました。
東電のほうは、「塩屋崎沖地震のM7.9の想定で十分である」と繰り返すばかり。貞観地震は、現実の想定基準となりえないという認識しかしていないのです。
産業技術総合研究所の活断層・地震研究センターの岡村行信さんが、平安時代の貞観地震での津波発生に関する研究成果をふまえて、東電の報告書が地震の規模や津波の想定が、過去の事例を無視していることを、繰り返し指摘していました。
東電のほうは、「塩屋崎沖地震のM7.9の想定で十分である」と繰り返すばかり。貞観地震は、現実の想定基準となりえないという認識しかしていないのです。
このやりとりは、以下のサイトの「第32回議事録」にあり、詳しく知りたい方はそちらへ飛んでください。
http://www.nisa.meti.go.jp/shingikai/107/3/107_3_index.html
(経済産業省原子力安全保安委員会の耐震・構造設計小委員会の「地震・津波・地質・地盤合同WG」の第32回WG)
……………
現在、菅首相もその他の政治家も、テレビの関係者も、みな専門家たちの意見を取り入れています。しかし、同じ道の専門家とはいっても全て同じ考え方をするものではありません。
楽観的な人もいれば悲観的な見方をする人もいて、さまざまに違います。しかし、災害対策などでは最悪を想定するものです。とくに、相手が放射性物質ならば…、
こんな当たり前のことを政府や電力会社が考えないならば、国民の安全のために取り組んでいる、などと言うのはどう考えても変です。異常です。
最悪を想定しているが、それでは金がかかりすぎるので、この辺くらいでいいだろう、という考え方をしているのではないでしょうか。
テレビに出てくる専門家などは、みな楽観的な考え方をしている人たちばかりに私からは見えます。今も、この瞬間も、被害とか危険度を低く低く見積もっているように見えます。
「原発は安全でクリーンなエネルギー」というキャンペーンが3月11日前までは、繰り返し報道されていました。
でも、「安全はない!」と、今回証明されたのに、まだ彼らを信用し続ける人たちがいます。私には理解できません。
なお、議事録にある岡村さんと東電とのやりとりのうち、一つだけを以下に載せます。
…………
岡村委員…プレート間地震ですけれども、1930年代の塩屋崎沖地震を考慮されているんですが、御存じだと思いますが、ここは貞観の津波というか貞観の地震というものがあって、西暦869年でしたか、少なくとも津波に関しては、塩屋崎沖地震とは全く比べ物にならない非常にでかいものが来ているということはもうわかっていて、その調査結果も出ていると思うんですが、それに全く触れられていないところはどうしてなのかということをお聴きしたいんです。
http://www.nisa.meti.go.jp/shingikai/107/3/107_3_index.html
(経済産業省原子力安全保安委員会の耐震・構造設計小委員会の「地震・津波・地質・地盤合同WG」の第32回WG)
……………
現在、菅首相もその他の政治家も、テレビの関係者も、みな専門家たちの意見を取り入れています。しかし、同じ道の専門家とはいっても全て同じ考え方をするものではありません。
楽観的な人もいれば悲観的な見方をする人もいて、さまざまに違います。しかし、災害対策などでは最悪を想定するものです。とくに、相手が放射性物質ならば…、
こんな当たり前のことを政府や電力会社が考えないならば、国民の安全のために取り組んでいる、などと言うのはどう考えても変です。異常です。
最悪を想定しているが、それでは金がかかりすぎるので、この辺くらいでいいだろう、という考え方をしているのではないでしょうか。
テレビに出てくる専門家などは、みな楽観的な考え方をしている人たちばかりに私からは見えます。今も、この瞬間も、被害とか危険度を低く低く見積もっているように見えます。
「原発は安全でクリーンなエネルギー」というキャンペーンが3月11日前までは、繰り返し報道されていました。
でも、「安全はない!」と、今回証明されたのに、まだ彼らを信用し続ける人たちがいます。私には理解できません。
なお、議事録にある岡村さんと東電とのやりとりのうち、一つだけを以下に載せます。
…………
岡村委員…プレート間地震ですけれども、1930年代の塩屋崎沖地震を考慮されているんですが、御存じだと思いますが、ここは貞観の津波というか貞観の地震というものがあって、西暦869年でしたか、少なくとも津波に関しては、塩屋崎沖地震とは全く比べ物にならない非常にでかいものが来ているということはもうわかっていて、その調査結果も出ていると思うんですが、それに全く触れられていないところはどうしてなのかということをお聴きしたいんです。
東京電力(西村)… 貞観の地震について、まず地震動の観点から申しますと、まず? 害がそれほど見当たらないということが1点あると思います。あと、規模としては、今回、同時活動を考慮した場合の塩屋崎沖地震で、マグニチュード7.9相当ということになるわけですけれども、地震動評価上は、こういったことで検討するということで問題ないかと考えてございます。
……………
こんな調子で、のたりのたりとわかりにくい答え方で、議論をそらすばかり…。というのは役人たちによくあり、電力会社も同様です。こういう答え方って、特別な訓練をしているんでしょうか?
ちなみに、私はストレートタイプなので、なんでも率直に言ってしまうほうです。訓練されても、それは無理だと思うんですが、
はてさて、こんな惨いことを考えられる電力会社です。今、私はどれほど多くの人たちが不安に陥っているのかと、想像するだけで眠れません。
「悪い奴ほどよく眠る」という黒澤明監督の映画がありましたが、福島原発に出動するレスキュー隊に入れ!と命じられたら、彼らはやっと恐怖を実感して朝まで眠れないってことになるのでしょうか。
PR
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
最新記事
(05/10)
(05/10)
(05/10)
(05/09)
(05/08)
(05/07)
(05/04)
(05/04)
(05/02)
(05/02)
プロフィール
HN:
竜頭 万里子 (りゅうとう まりこ)
性別:
女性
職業:
講師・カウンセラー・ライター
趣味:
読書・散歩
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(12/17)
(12/19)
(03/04)
(03/06)
(03/08)
(03/10)
(03/12)
(03/14)
(03/16)
(03/18)
カウンター
アクセス解析