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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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中国の庶民はずっと時の政府に翻弄され続けたという歴史を持っています。「文化大革命」といって、1970年代前半まで続いたもので、わずか40年前です。

日本の庶民も、太平洋戦争で翻弄されたという経験がありますが、1945年に降伏して終息しています。

しかし、そういう記憶は経済成長が進んだことで、次第に薄れてしまったように見えます。わずか65年前なのに…、国民性なのでしょうか?

戦後生まれで戦争を体験していませんが、どうやら、私は中国人と似ている。日本人が、「放射能漏れは人体に影響がない」という政府の発表を100%信用している」のだと、中国人記者が以下のような記事を出しています。

「日本人は、“政府がそう言っているのだから大丈夫”と安心しきっている。“外出を控え、テレビで流す情報に注意するよう”言われれば、その通りにする。中国人のようにワラワラと外に出てきて、誰かから聞いた最新の情報を交換しようと必死になることもない」

以下、21日のYAHOOニュースにあります。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000013-rcdc-cn

「東京では通常の20倍もの放射性物質が検出され、各国は自国民を日本から脱出させるのに懸命だ。中国の役人たちは日本国民のこうした態度を見て、秘かに羨ましいと感じただろう」

「筆者(この記者)のように“疑い病”が深刻な中国人は、ここ数日の枝野幸男官房長官の苦悩に満ちた様子を見ても単なる慰めのウソにしか聞こえない。中国人はまず役人の言葉を疑うことから始まる。これが典型的な “中国式反応”だ」

そして、今日28日、大手の毎日新聞の報道は以下。

「東京電力福島第1原発で復旧作業中に被ばくした作業員3人が28日、搬送先の放射線医学総合研究所(千葉市)を退院した。高レベルの放射性物質を含む水が靴の中に入った2人は、足に被ばくしたが、皮膚にやけどの症状は出ていないという。
 放医研によると、この2人の被ばく線量は当初、2~6シーベルトと推定されたが、分析の結果、2~3シーベルトに修正。内部被ばくも健康に影響しない程度とみられる。退院後も経過を観察するという」

(上記には記者名が載っていたが消す。私は甘い? それとも編集長が操作したの?)


放射線医学総合研究所
http://www.nirs.go.jp/index.shtml

上記の研究所は原発を推進してきた人たちが働く研究所だと、一部の人たちには知られています。

推進派は、被害を少なく見積もるのではないか、という疑いを、このジャーナリストも持っていないように見えます。それは、ほとんどのジャーナリスにも言えそうです。

ジャーナリストとは、権力を厳しくチェックすべきところです。国策となっている原発についてはよくよく厳しく看視するのが役目です。恐ろしいものだと知らないことほど恐ろしいものはありません。

福島原発の作業員の被ばく量が少ないことを祈っております。

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