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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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 親戚に老夫婦がいますが年金生活者で二人っきりで慎ましく暮らしています夫は「タイプ5w6」で、妻は「タイプ9w9」です。子どもたちは自立して家を出ており遠くに住んでいます。

 この夫婦とは約15年前に会ったきりなのですが、葬儀があり、久しぶりにその娘さんと4人で会話をかわすことができました。妻のほうが長患いをしていたようで入院生活2年だそうですその間夫は二度ばかり病院に見舞っただけと言う。しかも、娘さんから「見舞いに行きなさい!」と催促されたので娘に連れられて行ったみたいです。さらにこの夫、1年ぶりの見舞いにもかかわらず、妻の病室にいたのは15分くらい。

夫:用はもうないか
妻:とくにないわ    と、言ったようです。

 「お父さんはそそくさと帰宅してしまったのよ」と娘さんがあきれ果てて話してくれました。しかし、この妻は、どうやら夫を薄情だと思っていない様子。娘さんの話を愛想よい顔つきで、ただ聞いているだけでした。老夫婦は電話を入れることもせず、ケータイを持とうという気もないみたいです。70代で、二人とも車は乗れず、バソコンとも縁がない世代です。


 娘さんは40歳代ですが、その夫はタイプ4らしく見える人です。「私が入院したとき、夫は毎日のように見舞ってくれて、いろいろと気遣ってくれましたからね。普段は冷たいところがあるのですが、父親とは比べものになりません。見直してしまいました」と語ってくれました。

 確かに慣れ親しんだ老夫婦とは言え、2年に2回の逢瀬とは驚いてしまいます。まるで織姫と彦星みたいです。しかし、織姫たちは会いたくても会えず情熱的に相手を求めていますから、物語になります。しかし、この夫婦は、いつでも会えるのに会おうとしません。物語にはなりにくいでしょうね。ロマンがありません。

 おじいさんらしいおじいさん(タイプ5
はおじいさん気質)」と、おばあさんらしいおばあさん(タイプ9はおばあさん気質)がカップルになると、そういうことになるのかなあと‥。孤独感や寂寥感に襲われることも少なそうです。この淡々さが羨ましくもあり、薄情にも見えますが、他の人たちはどのように思われるのでしょうか‥‥
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