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羞恥心シリーズ・その1
ある母親は、娘が16時頃に居間で昼食用に作った弁当を食べていたので、食事が遅れた理由を尋ねました。この娘は中学生で、箸を忘れたことを知りそのまま食べずに帰宅したと答えたみたいです。
母親:箸を誰かに借りればよかったのに、どうして借りなかったの?
娘:別に、なんとなく。
母親:そんなことくらいなんでもないでしょ!
娘:ちょっと恥ずかしい!
母親:エッー、箸を忘れたくらいで恥ずかしいなんて‥!
この母親は受講生で、娘が羞恥心の強い気質だと講師(筆者)から告げられていたことを、急に思い出したみたいです。それで、いつもならば怒っていたが、ハッと気づいて何も言えなかったようです。
また、別のある中校生の息子が、登校してから珍しく忘れ物をしたことに気づいたようです。どうも、教科書類らしかったのですが、それを隣席の子にも言わず、先生にも見つからないようにしていたようです。だいぶ後になって息子から聞いて、「羞恥心の強い子だなあと改めて知った!」と母親が語ります。
なお、こんなエピソードもあります。ある妻は、夫が自宅にいると、トイレに入るのもはばかられて恥ずかしいと言います。また、ある夫は、トイレではどちらも音を出さないで用をたしていると、妻のほうが話してくれました。
さて、羞恥心の強い人と、羞恥心の無さそうにみえる人たちがいます。「羞恥心」というものは「気質」で、生まれもった性格です。体験とか躾や教育などというもので形作られるものではないと考えられます。
(ちなみに、これらの恥ずかしがりやさんたちは、エニアグラム性格学では、みな防御タイプ(7・1・4)です。全タイプの中で、最も羞恥心が強い気質です。一方、最も羞恥心の少ない人たちは攻撃タイプ(8・2・5)です。両者の羞恥心の違いは大きく、防御タイプからみたら攻撃タイプの人たちは、恥知らずなことが平然とできる人らしいのです。
さて、こんなエピソードを知ったならば、ここを読む人たちは、自分が両者のどちらに該当するのかわかるのではないでしょうか。尤も、その中間くらいの羞恥心を持つ人たちが調和タイプ(369)ですから、この三択で絞ることはまだできない、という人たちもいるのではないかと‥、)
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