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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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★私たちが世界の明日の希望を背負っている

http://chikyuza.net/n/archives/9671

以下の文をお書きになられたのは、松村茂郎さん。相馬高校の2011年度の第2学年の主任です。

「新学年に当たって被災した第2学年の生徒たちを励ますため、生徒たちの強さと優しさや絆のある生き様が、福島の希望、ひいては、世界の明日の希望である、という趣旨の文章を書かれたのです」

と、この学年通信を紹介してくださっている方は、佐藤公俊さん長岡工業高等専門学校教授です。
 

~私たちが世界の明日の希望を背負っている~

私たちは、この大震災でハンデを背負ったのだろうか?答えは「NO」だ。私たちは、間違いなく強くなった。

相変わらず私たちの目尻には涙が溜まったままだが、私たちのハートは、体は、絆(きずな)は比べ物にならないくらいに強くなった。

私たちの心や体にまとわりついていた余分な欲はそぎ落とされた。そして、受け入れることができなかったものを受け入れる大きさを持った。

私たちは、人の優しさを体の中心で感じることができるようになり、私たちの中に優しさの連鎖が生まれた。私たちは私たちと世界がつながっていることを実感することができた。

何よりも今、命の大切さを体全体で理解している。だから、私たちは負けない。人として最も大切なものを身に付けた私たちが負けるわけがない。

人として最も大切なものを身につけた私たちは、絶対に負けてはいけない。それは私たちの敗北にとどまらず、人類の敗北となるからだ。

福島県人は被害にあっている。人類が経験したことのない苦しみの状況にある。

しかし、世界中から注目されている「フクシマ」人の生き方は、生き様は、世界中の人たちに希望を与えるものでなければならない。勘違いをしてはいけない。

私たちフクシマ人が世界から希望をもらうのではない。私たちの生き様が、世界に希望を与えるのだ。

(松村茂郎、県立相馬高校第2学年通信 4月号)

 

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