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20ミリシーベルトに関するIPPNW(核戦争防止国際医師会議)
から高木大臣宛の手紙 4/29
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/letter_20110429.htm
「米国国立科学アカデミー「電離放射線の生物学的影響」第7次報告書(BEIR-VII)によると、被曝1ミリシーベルトにつき1万人に1人、固形癌(白血病以外の癌)にかかるリスクが増し、10万人に1人、白血病になるリスクが増し、1万7500人に1人が癌で死亡するリスクが増すと予測されています。
しかし決定的な要素は、人によってリスクが異なるということです。放射線被曝によって生じる癌のリスクは乳児(1歳未満)の場合は大人の3倍から4倍であり、女の乳児は男の乳児よりも2倍影響を受けやすいのです。
全般的に放射線被曝に起因する女性の癌のリスクは男性よりも40パーセント高くなります。
最も放射線に敏感なのは胎児です。先駆的な研究であるオックスフォード小児癌調査によると、母親のレントゲン撮影で胎児が10-20ミリシーベルトの被曝をした結果、15歳以下の子どもの癌罹患率が40パーセント増えてい
ました。
ドイツの最近の研究では、25年間にわたる全国の小児癌の登録データを調べた結果、正常運転をしている原子力発電所でさえ、半径5キロ以内に住んでいる5歳以下の子どもは白血病になるリスクが倍以上だったという結果が出ま
した。
原発から50キロ以上離れている場所でも有為に高いリスクが確認されました。これは予想を大きく上回る結果で、子どもと胎児が特に放射線に弱いということが明らかになりました。」
上記は、美浜の会のホームページにあるもので、一部のみ転載させていただきました。
http://www.jca.apc.org/mihama/index.html
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古来より、子どもと女性は先に逃がす、というのが危機に際する共通した行動パターンだと考えられますが、単に、男性より体力や腕力が弱かったからというのではなかったんですね。
なお、東北や関東から夫だけを置いて、妻と子どもたちは西のほうへ疎開している人たちがいます。私の周りでは、名古屋市内だけでなく豊田市でも、少ないがいます。
妻たちの中には夫だけを置いていくことで、後ろめたい気持ちになっている方もいるみたいです。しかし、その判断は間違っていなかったと言えるかもしれません。
ちなみに、5/15のニュースにありました。
「福島県飯舘村は、村があっせんする福島市内の公務員住宅などへの避難を15日から開始すると決め、住民に入居先の通知を始めた。妊産婦や乳幼児がいる124世帯を優先し避難してもらう」
5/15の時点で、避難していなかった妊産婦や乳幼児がいたことを知りました。しかも、124世帯も! 正しい情報が流れていなかったのでしょうか?
それとも正常性バイアスが効いていたのか、恐怖で固まってしまい動けなかったのでしょうか。あるいは、さまざまに脱出を検討したが、どうしても避難出来なかった、というのでしょうか。
事故後にすぐに強制的に避難させなければならない人たちがいる、と考えられるところです。
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