[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
双極性障害のある子どもたちの特徴として、「易怒性」というものがあると取り上げられています。知らない漢字ゆえ調べてみましたが、辞書に載っていません。どうやら心理学界の専門用語みたいです。小難しい言葉を使いたがる人をよく見かけますが、専門家らしさをかもし出したいのでしょうか。
たぶん、「短気」に該当しそうです。短気というならば、かなり多くの人たちが短気です。そして、短気ではあっても、何もなくて怒り出すことはありません。何か不愉快なことショックなことに出遭ったので怒ってしまっただけです。子どもは、うまく言葉を使えないので、怒った理由が分からないのでしょうか。
しかしながら、両親が、自分の子どもの怒りの原因を推察できないことが多すぎます。子どものことをよく観察している人は少ないと思ったほうがよいくらいです。子どもを理解しようと努めてもいないのです。
たとえ、観察していなくても、その子の気質を理解していなくとも、怒りの原因がわからないのであれば、穏やかに尋ねたり、後からじっくりと聞き出すようにしてほしいものです。そうすれば、子どものほうでも、安心して話し出すことができます。
ところが、子どもが怒り出すと、逆キレする親がよくいますから、その親の怒り方を見て恐ろしくて、パニックになり騒ぎ出す子どもがいます。何か破壊的なことを仕出かしてしまうのです。その様子を見て親や大人たちは、「理由なく怒る子どもだ」と、勝手な解釈をしてしまうこともあるのではないでしょうか。
また、これらの障害を持つ子どもの親たちも、短気であることが多いと考えられます。なぜなら、気質は親から継承されるものだからです。この本にも、そのようなことを書いています。むろん、隔世遺伝する場合もあり、親の気質に似ない子もいます。
パニックになっている子をみて、自分の不明を省みず、なんてわがままな子だろうと思っている親たちが確実にいます。「うちの子は気難しくて‥」などと親たちは語り出します。この本にも、双極性障害のある子どもは「気難しい」とあります。「いつ怒り出すか分からないので怖い」と、ある母親から直接聴いたこともあります。
当人にとっては、怒って当たり前のことだったのではないでしょうか。うまく反論できるくらい成長すると、「こんなことされたら誰だって怒るだろう」とか、「いちいち言わなくてもわかるだろう」と言うようになるのかもしれません。しかしながら、人によって、またタイプによって、怒りを感じる場面が違い、種類が違います。それで怒った原因が掴めない場合があります。
どんな場面で怒り出すか、長年一緒に暮らしていればわかってくるはずではないでしょうか。子どもに尋ねたり、様子を見て予測することができるはずです。また、子どもに尋ねて確かめるという作業を続ければ、子どもの気持ちは理解できます。
わが子を「わがままだ」と語る親が結構います。私からは少しもわがままには見えないのですが‥。
(ちなみに、その1で述べたように、タイプ7は短気でせっかちな気質です。「易怒性」というもの、強いのかもしれません。エニアグラム性格学でならば、短気な気質は、防御タイプ714が該当します。次に、防御タイプのウイングが重い人たちで、次の2w1 3w4 5w4 6w7 8w7 9w1の6つとなり、ウイングが重い人たちです。
防御タイプをウイング別にすると、7w6 7w8 1w9 1w2 4w3 4w5の6つです。つまり、人間の気質を9タイプではなく、18タイプに分けたならば、12タイプが短気になってしまいます。「易怒性」の強い人は多数派なんです。従って、ことさらに双極性障害のある子どもたちがよく怒る、などと書き出す必要があるのでしょうか)
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |