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「KY」という言葉がありますが、インターネットや携帯電話の普及と関係があるようです。一ヶ月くらい前なんですが、「KYといい、場の空気が読めない人がよくいるが、どのタイプなのか知りたい」という質問メールが届いています。遅くなりましたがとりあげてみました。
さて、KYにはなりにくい人がいるとしたら、それは調和タイプ(3・6・9)と考えられます。この3つのタイプは、「世界とともに在ると自己認識しているタイプ」です。「ともに在る」とは、周囲の人たちの動向をいつも意識して、疎外されないように場に合った言動をとって自分の身の安全を図れる気質だということです。
防御タイプ(7・1・4)が物音に敏感だとすると、調和タイプは人の話し声に敏感に反応する人たちです。他人がいる場では自分だけの世界にこもりにくい気質です。マイペースにはなりにくいのです。また、場の空気をすばやく見抜ける気質でなくては、協調的な行動は取れません。「調和」とは、協調性があり、衆にまぎれて自分を守るという自己防衛戦略を持っていることです。
従って、マイペースな人は、KYになりやすいとも言えます。ですから、調和タイプのウイングを持たない人たちが、マイペースになりやすく、それは、1w2・2w1・4w5・5w4・7w8・8w7の6つのタイプです。
「マイペース」という言い方は、悪いイメージではありませんが、否定的に見るならば、わがままとか自分勝手に見られることかもしれません。しかし、他人とは違う独自の世界を作り出して、そのユニークな考え方や活動が評価される可能性もあります。むろん、能力が備わっていなければダメなんでしょうが。
これらマイペースに生きている人たちを見て、調和タイプの人たちの中で羨ましがっている人たちがいます。個性を活かすことを求められる時代で、平凡だとか常識的であることが、どこか否定的に捉えられていることは否めません。それゆえなのか、マイペースな人たちに憧れているのです。
一方、調和タイプを羨ましい人たちだと、歓心したり評価している人もいます。空気が読めずに疎外されてしまった、仲間外れにされてショックを受けたという人にとっては、確かに羨ましい気質になるのでしょう。
ところで、タイプ2W1は多数派ですから、気の合う人たちと出会う確率が高いので、自分は協調性があると思い込んでいることがよくあります。ですから、自分はKYではないことになっているのです。一方、タイプ3はかなり少数派ですから、自分とよく似た人間とはめったに出会えないようです。周囲とは違う異質な自分を感じてしまい、自分はKYなんじゃないかと思ってしまうみたいです。
タイプ6も同様です。ある職場では2W1の人たちが三分の一くらい占めているとわかったようです。このタイプ6は、自分のほうが協調性はあると思うのに、2W1の人たちから「協調性がない」とか「空気読めない」と見られているようです。ですから、それぞれの場で2W1の人が多数を占めていたら、他のタイプの人は、「KYな人」だと思われてしまうのではないでしょうか。
しかしながら、2W1の中でも、KYな人と、そうではない人がいます。タイプ3やタイプ6の中にも、わがままで自分勝手と言われるような言動をする人たちが、実際にはいます。
ちなみに、KYであっても、そうでなくとも、エニアグラムの9つの気質を知れば、大した違いではないと思うのです。なぜならば、他のタイプの考え方や感じ方を知ると、あまりにも落差があります。自分の想像だにしないことを、自分と違うタイプの人たちは考えているらしい、と分かって来るのです。となれば、全ての人たちが「KY」に該当してしまうと考えられます。
以下は、ここと関連したことを公表しています。 お読み願えたならと思います。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-201~/15-225.htm
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