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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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http://jp.wsj.com/US/Politics/node_287466暑いのに、数日家にこもりっきりで、泊原発の本格運転再開を止めてほしいという要望文を書いたり、メールやfaxを議員さんや関係者に送り届けています。

これに対して、今日までお二人の議員さんからご返事を頂いています。その他の議員さんからは無視されてしまったのですから、回答くださった議員さんは誠実な方だと思います。

以下のものです。そのまた下に、ご返事に対して、また要望書を書いており、送信したところです。ブログに載せてもよいと思いました。


  ………………………………………………………………………

ご意見有り難う御座いました。 私の所見を申し上げます。

 今回の福島原発の事故は、これまで大きな事故の無かった原発に対する過信から、取り返しのつかない事故となったと思います。

住民に与えた不安や、被災された方々の今後については、政治家の一人として、全力で答えるべき義務があると思っていますが、現政府のあまりにもお粗末な現状に大変遺憾に思っています。

 原発については、ご不安はもっともですが、ご批判を覚悟で申し上げますと、被災地以外の地域では、過敏になりすぎていると思っています。

 京都五山の送り火に、岩手の津波被災地の松を燃やす件についても、少量の放射能が検出されたと言って中止になりましたが、500本の小さな木材となった松を燃やして、一体自然界にある放射能とどれくらいの差が出るのでしょうか。

 原子力発電には、被爆国として、兵器ではなくその高いエネルギーを活用したいとの、科学者達のたゆまぬ努力が込められており、制御の非常に難しい核を世界でも評価されるまでの安全性を保つまでにしてきました。

 今回の事故は重大なものであるだけに、今後この事故からの教訓をより安全な原発にしていくことにつなげていくことが進むべき道と信じています。
 
 猛暑が続いて居ます。昨年までは、CO2による地球温暖化をどう防ぐかが、皆さんの最大の関心事だったのではないでしょうか。

再生可能エネルギーで、必要な電力をまかなうには、まだ時間がかかります。産業の空洞化を招くと今度は失業が問題となります。

 どうか冷静にお考え下さい。安全神話が崩れたことには同感ですが、人間の知恵を信じませんか。

                        北海道議会議員、中司哲雄


………………………………………………………………………

北海道議会議員  中司哲雄 様 
 

   泊原発3号機運転再開をとりやめてください


 ご返事を頂けるとは思っていませんでしたので、ありがたく感謝いたします。

でも、8月13日の朝日新聞に載った記事①で「マグニチュード(M)7.5級の地震がいつ起きてもおかしくない」とあります。


①泊原発近くの断層、北海道電力の見解より大規模 朝日8/13

http://blog.goo.ne.jp/junsky/e/674cc942bb29f3d73072cdcef8cc62eb


 ご存知のように、原発の安全性をチェックするべき機関が、その機能を果たしていないことは世界中から知られるようになりました。

従って、保安院や安全委の調査結果をもとに行われる現在のやり方そのものが問題です。第三者機関の調査と審査を導入するべきではないかと思います。


 「原発に関して被災地ではないのに過敏になりすぎていると思われたようです。しかし、原発を推進しようとする人たちのほうが危機意識が無さ過ぎるのではないかと思われます。

 政府や保安院に危機感がないので、いまだ福島原発の事故を収束できないと考えられます。

ちなみに、著名な地震学者が述べています②。


②急接近:纐纈一起さん 原発の安全性担う国の委員を辞めた訳は?
毎日新聞

http://mainichi.jp/select/opinion/approach/news/20110813ddm004070003000c.html


さらには内部告発している方の記事③もありネット上で広まり知られています。

③「泊原発3号機検査結果は真っ赤な改ざん」と検査官の下請けさんが内部告発
http://blog.goo.ne.jp/uhi36845-002/e/76972e1cc28588f7d60959a4b1e479df


 上記に書かれているような電力会社の検査結果の改ざん、やらせ、隠ぺいという体質はずっと現在も続いており、世界にあまねく知られるようになりました。それはとても恥ずかしいことです。これをどう思われますか?

 なお、お返事に、「CO2による地球温暖化をどう防ぐかが皆さんの最大の関心事だったのではないでしょうか」とあります。しかし、私は地球温暖化人為説に疑問を抱いております。以下④


④地球温暖化に対する懐疑論 ウィキペディアにあるもの

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E6%B8%A9%E6
%9A%96%E5%8C%96%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%
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 また、原発は発電時にCO2を出さないが、それ以外のところではCO2を排出せざるを得ないものだということもよく知られています。

 さらに、原発には放射性廃棄物の処分問題があります。10万年も保管しなくてはならない高放射性廃棄物を子々孫々に残していいのでしょうか。

保管と管理のための費用は10万年も続くと予想されますが、早くも米国では財政難に陥っています⑤。


⑤米国の核廃棄物処分問題-財源のめど立たず

http://jp.wsj.com/US/Politics/node_287466

 10万年前は石器時代でした。ですから10万年後など誰も想像もできず、無論のこと私たちの世代が責任が持てるものではありません。

 たかだか40年くらい使う(当初、原子炉の耐用年数は10年だったが40年も使っている)エネルギーのために、10万年も管理しなくてはならぬなど、かなりバカげたことで、到底受け入れられるものではないと思いませんか。


 このような実態を知ると、原発はコストの安いエネルギーとは言えません。また、「処分場にしてもよい」と、手を挙げている自治体も一つもありません。

候補地にあがったモンゴルも拒否しており、どこにも設置できない現状をどうするのですか? また、他の国に危険なものを押し付けるということも、恥ずかしい行為です。

 まして、海洋を放射能汚染しているのですから、立派な国だと国際社会から認めてもらうためには、一刻も早く原発から引き揚げるべきと考えます。


 なお、ご返事に、「制御の非常に難しい核を世界でも評価されるまでの安全性保つまでにしてきました」とありますが、その結果が、福島原発事故です。世界中から「人災だ」と言われています。

 この機になっても、まだ安全神話を信じていらっしゃるように見えます。その呪縛から解き放たれて、国民や道民たちを守る、真に安全な政策を考えて頂きたく思います。

ちなみに、以下のような報道⑥もあります。


⑥日本原子力学会長、推進の立場から離れる方針 8/12
http://news.biglobe.ne.jp/trend/0812/ym_110812_4913549460.html


「人間の知恵を信じませんかとのご返事ですが、自然の脅威の前では人間の無力さ浅はかさを感じるばかりです。

それを今度の大震災から学びとることこそが、人類や文明を破滅から救うことに繋がります。人間は傲慢になり過ぎた。原発を過信し過ぎたのです。


 また、「国破れて山河あり」と言いますが、山河破れて国は成り立つのでしょうか。一度の事故で、日本に住む私たちの世界は全く違ったものになってしまいました。また、二度目がないと、誰が言えましょう。

 地震は無くせませんが、原発は無くせます。どうか、原発を無くして、私たちが安心して暮らせるような国にするために、あなたの力をお貸しください。

                   2011年8月14日
 竜頭万里子 

 

 

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