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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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酷い、酷すぎる! 

「放射性物質の濃度を過少に評価していた」のは手違いだったみたいなことを言っている。ホントウなのか? 以下の記事のことです。

★汚染水濃度は4億1千万ベクレル 東電、タンク漏えいで修正http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140620/dst14062022400009-n1.htm

はじめから、被害を過少に見積もる予定だったのではないかと疑っている。それか、どれほど事態を飲み込めずにいるアホな人たちの集まりなのかと思ってしまう。

また、これが「レベル3」だという大惨事であるにも関わらず、それをサラリと付け足しみたいに報道するメディア。

世界中に大迷惑をかけているのに、報道はこれだけでいいのかと? 大々的に世論を喚起して、「厳重な対策をせよ」と説くべきところではないか!

どこが、「アンダーコントロール」なのか。ウソばかり並べ立てている安倍政権。

一昨日の報道によると、「集団的自衛権の行使容認」だったのが、突然に、「
集団安全保障でも武力行使の容認」へと変わった。

イラク情勢の変化によるものなのかどうかわからないが、いかにも場当たり的です。

ウロウロあれこれと主張が変わっていく安倍政権。ウソつきで、隠ぺい体質で、長期戦略を持たないところなども東電と瓜二つです。

★集団安全保障でも武力行使 政府・自民が容認へ転換http://www.asahi.com/articles/ASG6M7FHGG6MUTFK01P.html


ところで、「集団的自衛権★」と「集団安全保障☆」との違いがイマイチわかっていなかったので、ネットで探してみました。以下です。

でも、これを読んでも、まだ頭の中に入って行きません。政治用語はわかりにくいものばかりです。誰か事例をあげてわかりやすく説明してくれませんか? (トホホ ┐(´д`))

 集団的自衛権は、同盟国の敵を自分の敵として反撃しようとするので、同盟国だけで結束し、それ以外は敵とみる、いわば排除の論理を前提にしています。
☆集団安全保障は、仲間を信頼して、共同して問題を解決しようという共生の論理を前提にしています。その前提とする発想がまったく逆向きです。

★集団的自衛権は、外に敵がいて、集団安全保障は、中に敵(になるかもしれない国)がいるのです。わかりやすくいうと、A国、B国……X国が同盟を結び、どこかの国がZ国(その他未知の第三国)から攻められたら一緒に防衛しようというのが集団的自衛権。
☆A国、B国……Z国がお互いに勝手に攻撃しないという約束をしたうえで、その約束を破ったA国に対しては、約束に従ってB国……Z国が制裁を加えるというのが集団安全保障。

★【集団的自衛権】
あなたの友人が対立するグループの者に殴られた。あなたは殴られていないが、その者に仕返しをすること。
☆【集団安全保障】
クラスのA君とB君の喧嘩を当事者だけの問題にせず、学級会の議題に取り上げて、解決しようとすること。

なお、その他は「個別自衛権」というものです。自国に対する他国からの武力攻撃に対して、自国を防衛するために必要な武力を行使する、国際法の権利のことです。

日本政府は、これまで「個別的自衛権」は行使できるが、「集団的自衛権は、憲法の容認する自衛権の限度を超える」との見解を示してきました。

あの小泉元首相もこちらですが、安倍政権は歴代政権の考え方を否定しています。

なぜなのか? 「美しい日本」を、今や「猛々しい国」にしようとしている。あきらかに戦争ができる準備をしているとしか考えられない。あなたはどう思われますか?

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エニアグラムを紹介してくれた友人とは、今では会うこともなく数年に1回くらい電話で語り合うくらいです。いろいろな出来事が起きて、別々の道をたどることになってしまったのです。

でも、エニアへの興味は深まるばかりで、ある日、よく知られている或る会派のワークショップに参加してみました。

大きな会場で参加者は40~50人くらいで、ファシリテーターが8人くらいはいたような気がします。記憶が薄れていて人数は正確ではありません。

東京に出かけたのは、たぶん3、4度目くらいで土地勘もなくて道に迷って会場が見つからず、開始時間に遅れてしまいました。

また、メガネを持参するのを忘れてホワイトボードの字が見えないので、仕方なく真ん中辺りに進んで着席しました。

その日のことはほとんど忘れてしまったのですが、2つだけ覚えています。一つは幼児期の思い出のなかで最も楽しかったことを絵に描いて、それをみなの前で発表するというものです。

そこにタイプがわかるものが浮き出ているというのです。私が描いた絵は「6歳くらいの女児が4歳くらいの女児をブランコに乗せて背を押してあげている」という図です。

年下の女児は赤い服で、年長の女児は私のことでオレンジの服にしています。末っ子だった私は、年下の女児がブランコで楽しんでくれていることが、かなりうれしかったみたいです。(後に、9つのタイプのシンボルカラーを発見、タイプ2はオレンジ色)

よく覚えていることです。お母さん気質が丸出しです。そして、私は自分のことをタイプ2だと明かしましたが、ここでは受け入れられませんでした。

★9タイプのシンボルカラー
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-201~/15-204.htm

★人類は9人家族
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm

なんと! タイプ8(お父さん気質)だと思われたみたいです。遅れたのに堂々と真ん中の席に進み気後れした様子もなかったというものです。

その後、ワークショップも終わりエレベーター前で、ファシリテーター4人ほどから取り囲まれました。じっと私をみて「自分のことはわからないからね」みたいなことを言われました。

「あなたはタイプ8よ」と押し付けられている感じでした。私は何も言えないままその場を去りました。

他の人たちのタイプをすばやく正確に見抜く人たちばかりだと思い込んでいたので、驚いてしまったのです。

ところで、かの分かれ分かれになった友人に私は、「リソはタイプ2のことを、ユダヤ人の母だとか言っているけど、タイプ2のところを読むとまさに母親って感じがするよね」と、電話口で語ったことがあります。

友人も同意します。「リソの文章にあるタイプ8の全体像をみると、お父さんって感じだよね」と、さらに私が告げると、「そうだね」と、友人も活発に相槌を打ち返してきました。楽しいひと時でした。

この友人とは着目点がよく似ていました。彼女はタイプ4w5で、5のウイングはほんの少しです。2w3で3のウイングが少しある私とは、エニアグラム図では線が繋がっていますから、価値観が似ているところが多いと言えます。これも、後になってわかつてきたものなんですが…。

友人との会話から、その後になって私は「人類は9人家族」だという理論を見つけ出しますが、この理論が正しいのだと確認したのは、講座を開くようになってからです。

どの理論よりもわかりやすく正確なタイプ判定ができる理論だと次第にわかってくるようになりました。

しかし、その頃友人は、タイプ4のところに「魑魅魍魎」と書いて手紙を送ってきました。

タイプ9は「動物」だなどと、他のタイプは家族名になっているのにです。そして、電話で、どのタイプも家族名にしなければ変だよ」などと告げました。

「自意識過剰なんじゃない」と、ちょっと不快感を与えてしまったかもしれないことを言ってしまったような記憶があります。

それにしても、誰にとっても自分を知ることは難しいようです。が、他人を知ることも難しいのだと、東京での集まりから知るようになりました。

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★集団的自衛権明記、行使を容認 閣議決定案の全文判明、政府提示
西日本新聞 6/18


★集団的自衛権、閣議決定原案の全文
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/article/95672/detail



★9条精神どこへ 閣議決定案判明
西日本新聞6/18
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/article/95671

以下に一部のみ転載させてもらいました。

「原案は、他国が武力攻撃された場合も、時の政権が「国民の生命、自由が根底から覆される恐れがある」と判断すれば、日本が武力行使することを認めた。


例えば、朝鮮半島有事で韓国を援護する米艦が北朝鮮から武力攻撃を受けた場合、自衛隊は米国の要請に基づき武力を行使して米艦を防護することが可能になる。しかし、北朝鮮から見れば日本の「参戦」を意味し、自衛艦が攻撃対象となることは間違いない。

北朝鮮に向かう国籍不明船が武器弾薬を運んでいる可能性があると判断すれば、自衛隊は強制的な船舶検査(臨検)が可能になる。ただ、相手の船舶から反撃され、戦闘行為に発展する危険も高まる。

中東で紛争が発生し、日本への原油などの海上交通路(シーレーン)であるペルシャ湾に機雷が敷設された場合、政府が資源確保を重視し「国の存立が脅かされる事態」と判断すれば、自衛隊による機雷掃海が行える。
だが、停戦合意前の戦闘状態での機雷除去は武力行使であり、相手国から攻撃される恐れがある。この場合の仮想敵国は日本と伝統的に友好関係にあるイランで、両国関係は壊滅的となる。ペルシャ湾まで自衛艦が出動すれば、「地球の裏側」まで範囲は広がることにつながりかねない。

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岩上安身さんが言った言葉なのかどうか知りませんが、「集団的パシリ権」という言葉、なかなかいいです。

親分アメリカのパシリばかりしている日本だが、戦場でもパシリができるようにするのが、、「集団的自衛権の行使容認」だ。

ところで、以下の斎藤美奈子さんのコラムが面白い。東京新聞6/18「本音のコラム」に載った文です。背負い投げですね! 気持ちいいです。

石田雄(東大名誉教授)が朝日の声欄に投稿した文章もお奨めしたい。

★斎藤美奈子さんのコラム
http://blogs.yahoo.co.jp/kotyannomama/16574868.html


一部のみ転載
「ご町内に強盗が入った時も銃を撃てるようにしようぜ。それが集団的自衛権の行使容認である」

★人殺し命じられる身、考えて…石田雄(東大名誉教授)
6/11
 朝日朝刊の声欄に掲載。
https://twitter.com/t_kawase/status/476770472063795202/photo/1

★敵兵殺す覚悟、できなかった 石田雄・東大名誉教授
6/17朝日
http://www.asahi.com/articles/DA3S11195024.html?iref=com_fbox_d1_01

一部のみ転載
「私愛国心を抱いた軍国青年だった。しかし軍に入り、飢える国民を尻目に、上官が接待で飲み食いするなどの腐敗に幻滅する。
命令に躊躇(ちゅうちょ)したり、疑問を抱いたりしても、暴力で封殺された。

権力は批判を受けないと、無限に腐敗する。権力を持った支配者は、安全な場所で仲間同士で都合のいいことをするようになる。…中略…


他国での武力行使を容認する結果が、「小競り合いで済むと思っていると、とんでもないことになる」

★石田雄さんの著書
『安保と原発――命を脅かす二つの聖域を問う』(唯学書房)


なお、以下の防衛大の名誉教授は、「集団的自衛権の行使=戦争ではない」と言う。

戦争ではないにしても、小競り合いだと言おうと、単に防衛のための脅しだと言おうと、そこから大戦争になることなど無い、などと確約できる人はは誰もいない。

しかも、あの戦争好きなアメリカのポチなのだから、パシリなのだから…、戦争パシリにならないとは限らない。

上記のお二人と、以下の文を読み比べてみるのもよいかと思う。

彼は自分が1%のほうに入っていると思っているらしい。

こういう人が防衛大で教えているんだね。さすがです。

★集団的自衛権行使は「戦争」に非ず 煽動と説得は大違い
防衛大学校名誉教授・佐瀬昌盛
朝日新聞の「声」欄に載った、石田雄先生の投書。先生みたいな年齢の方にこういうことを言わせるなんて、何て我々は「不孝」な世代なんだと思う。 pic.twitter.com/dPzawuRZCThttp://sankei.jp.msn.com/politics/news/140617/plc14061703100002-n1.htm

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5/20にも取り上げているジェフリー・S・アイリッシさんの著書を昨夜も読んでいたら、彼はこんなことを言っています。

「ニュースで言っていることは、その全てを信じちゃいけない」と。

それを友人である漁師に話したら口論になり、険悪な空気が流れたというのです。

別の漁師が驚いた様子で、「それじゃあ、お前は一体なんば信用すっとか」と横やりを入れて、先の漁師に同調したというものです。

この漁師に同調する日本国民は少なくないと思います。というより多数派です。

ただし、3.11以降、あるいは9.11以降になって、信じちゃいけないことがたくさんあると気づいた人が増えたとは思うのです。

ところで、以下の読売新聞の世論調査など眉唾ものですが、やり方としてうまいなあって思ってしまう。

イエスと言わせて与論を巧妙に導いていく方法の一つです。


★邦人輸送の米艦防護「賛成」75%読売調査
http://www.yomiuri.co.jp/feature/TO000302/20140601-OYT1T50095.html

読売新聞は集団的自衛権の行使を容認させように図って、賛同しやすい事例をあげて賛否を問う、などという姑息なことをしているが、危険区域では何が起きるかわかりません。

後方支援に行っていたのに、ある瞬間から最前線になっていたとか、早く引き返すべきところなのに敵の攻撃が激しく応援に駆け付けた隊とともに戦い戦線が拡大する恐れは充分すぎるほどあります。

「シビリアンコントロール」などという言葉(制度としてもあるが)もあるが、それはコントロールできにくいものだからです。

歴史を知れば、想定外の突発的な出来事から戦争が始まり戦線も拡大しました。

戦場では想定外のことばかり起きるとものだと、誰しも想定できるはずです。福島原発事故もそうでした。

「想定外だ」などとけっして言わせてはならないのです。

取り返しのつかない事態にならないように、安倍政権の退陣を求めます。

★行使容認、公明党内集約へ 機雷掃海は自民と綱引き
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-227027-storytopic-3.html

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集団的自衛権容認へ公明党が震え上がったエゲツない脅し
http://nikkan-gendai.com/articles/view/news/150966


日刊ゲンダイ6/13


以下に一部のみ転載
公明党が「集団的自衛権」の行使を容認するのは、シナリオ通りという見方がないわけじゃない。しかし、このタイミングで慌てて方針転換したのは、エゲツない脅しがあったからだ。

脅しのひとつは、安倍首相のブレーン飯島勲参与の発言である。

わざわざアメリカで公明党が嫌がる「政教一致」について発言した。

<公明党と創価学会の関係は政教一致と騒がれてきたが、法制局の発言の積み重ねで政教分離ということになっている>

<法制局の答弁が変われば『政教一致』が出てきてもおかしくない>

集団的自衛権を禁じてきた従来の憲法解釈を変えるように、政教一致についても変えるぞ、という脅しである。

しかし、公明党がそれ以上にビビったのは、創価学会のカルト認定だったらしい。

創価学会はフランスではカルトと認定されていますが、たいした実害はない。

でも、アメリカにカルト扱いされたら激震が走る。

アメリカは宗教に寛容な国ですが、宗教団体が過激な政治活動をした場合、宗教団体の免税特権などを剥奪することになっている。

創価学会はアメリカにも大学を持ち、創価学会インターナショナル(SGI)が世界中で活動している。

アメリカにカルト認定されることだけは避けたいはずです」(霞が関事情通)

★公明・学会の「政教分離」見直しも=
集団的自衛権でけん制-飯島参与
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201406/2014061100157

以下に一部のみ転載

【ワシントン時事】飯島勲内閣官房参与は10日、ワシントンで講演し、集団的自衛権の行使容認に慎重な公明党と同党の支持母体である創価学会の関係が、憲法の「政教分離原則」に反しないとしてきた従来の政府見解について、「もし内閣が法制局の答弁を一気に変えた場合、『政教一致』が出てきてもおかしくない」と述べ、変更される可能性に言及した。飯島氏は集団的自衛権をめぐる与党協議に関し、「来週までには片が付くだろう」とも表明。

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自民党は公明党に武力行使3条件を示した。他国に対する武力攻撃が発生した場合にも武力行使が可能になるものだ。
http://goo.gl/6KMASi 

日本国民が戦争に巻き込まれる恐れがあるのに、それでも公明党は同意するのか。信じられません。憲法違反です。

また、これまでずっと守られてきた「専守防衛」に限るという考え方を大きく逸脱している。それを知っていながら、公明党は同意しようとしている。

日本史に残るような過ちになるかもしれません。

★【緊急署名:安倍総理にレッドカード!】
解釈改憲:原発再稼働:被災者無視:消費増税:残業代0:福祉切捨etc

「安倍首相の即時退陣を求める申入書」へ賛同
を拡散をお願います!
締切は16日です。
http://chn.ge/1xIYNOp 


★真宗大谷派(東本願寺)の最高議決機関「宗議会」(僧侶議員で構成)が
「集団的自衛権の行使容認に反対する決議」を全会一致で可決した。
 http://www.higashihonganji.or.jp/news/declaration/6054/


以下に一部のみ転載させてもらいました。

私たち真宗大谷派宗議会は、この度の集団的自衛権の行使容認への動きに対して、深い悲しみと大きな危惧を覚え、強く反対の意思を表明するものであります。

戦後50年にあたる1995年、私たちは、過去において、仏法の名を借り戦争に協力してきた自らを問い直しています。

「人間のいのちを軽んじ、他を抹殺して愧じることのない、すべての戦闘行為を否定し、さらに賜った信心の智慧をもって、宗門が犯した罪責を検証します。

そして、これらの惨事を未然に防止する努力を惜しまない」という「不戦の誓い」を表明いたしました。

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動画は、集団的自衛権を考える議員と市民の会の勉強会

第9回の第1部 柳澤協二さん講演は、5分後から

★柳澤協二さん「個別自衛権で十分だ」
http://ono6006.g.dgdg.jp/07_026_kenpoukinen_005.pdf


柳澤さんは、元防衛官僚 元内閣官房副長官補

柳澤協二さん講演レポート


「集団的自衛権と自衛隊(その1)
http://blogos.com/article/88263/


柳澤協二の部屋

http://kenpou-jieitai.jp/yanagisawa.html

 




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一般に受け入れられていることでも、エニアグラムを知ってからは違和感を持つようになりました。そして、いつしか疑問を感じるまでになったと言えます。「反抗期」もその一つです。百科事典に載っていたものをそのまま転載します。

「人間の成長・発達過程には、親,年長者または既成の価値体系を拒絶、否定ね無視し、激しい怒りの感情を表出したり、破壊的・暴力的な行動をひきおこしたりすることが目だつ時期がある。この時期を反抗期という。今日では、〈第1反抗期〉(幼児期),〈第2反抗期〉(思春期)をあげる2期説が一般的である」

20年も講座やカウンセリングをしていると、反抗的になりやすい人とそうでない人がクッキリと区別できるようになります。

ある日から反抗的になりにくい人たちに、「あなたに反抗期ってありました?」と尋ねるようになりました。

結果、意外にも反抗したことがない人たちも少なくないことを知りました。ですから、全ての人に反抗期があるわけではないようです。一般的にも、全ての子どもにあるとは考えられていません。

しかし、タイプ判定が正確にできるようになるにつれ、反抗期があった子どもの親の多くは、タイプ2w1であることがわかってきました。


タイプ2は「お母さん気質」で、子どもの躾や教育に熱心という傾向が顕著にみえます。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm


http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm


むろん、全ての2w1にあるものではないことは申すまでもありません。とりわけ激しい反抗期があった子の家庭を調べると、両親のどちらも2w1で、子どもも2w1というケースでした。

この場合、子どもも「お母さん気質」ですから、両親とはお母さん同士の同僚関係になります。ですから、たとえ親でも、同僚からあれこれ細かいところまで干渉されるということなので、言われたほうはたまりません。

同僚から何かと注意されたり、躾けられるのですから、腹立しい思いが噴出するのです。激しい反抗期になります。

他のタイプの親は、ほんのたまに叱ることはあっても、子どもにさほどに干渉しません。躾に熱心にもなりにくいようで、子どもの受験期になっても、心配はしてもいつもとあまり変わらない生活ぶりです。

しかし、2w1の両親は受験期が近くなると、外出や旅行を控えたり、テレビもあまり見ないなど、学習できる環境にしようと努めます。臨戦態勢に入ってしまうくらいの家庭もあります。

友人やご近所の人たちとの話題も、そればかりで、受験生の親はたいへんなんだ!と愚痴をこぼしたり

なお、2w1で1のウイングが重いほどに競争心が強くなります。学業成績に一喜一憂してしまう傾向があります。

他のお子さん達の進学先を知ると気が気では無く、子どもが熱心に勉学に励んでいないことが腹立しくなるのです。

子どもへの期待が大きい親ほど苛立ちも強くなり、子どもの成績が目に見えて向上していないと、普段の生活ぶりまで干渉して叱責します。

幼児期も、ある意味で必死に躾したり教育する時期です。「熱いうちに打て」というわけです。各種の幼児教室に熱心に通わせています。無駄な教育投資だとは思わないようです。

各種の教室や御稽古に通わせていると、少し安心するかのようです。親として、子どもの将来ことを考えて精一杯のことをしているつもりなのでしょうか?

ところで、タイプ2の子どもも攻撃的な気質ですから、反抗心丸出しになります。なんと2歳の子どもが母親の料理を手伝いたいと言います。お母さん気質ですからね。が、散らかされたりして困ると思っている母親との間で、バトルになっています。

ですから、こちらは第一反抗期で、あちらは第二反抗期ってことになります。

2w1は元々に教育熱心です。タイプ1もそうです。しかし、タイプ1の親は学業成績のみを気にしますが、タイプ2のほうが気にすることは全面展開ですからね。友人さえも選ぼうとします。

そのうえ、この2つの時期はさらに過剰に子どもに関心が向く時期です。当然に、子どものほうでも、親がうっとおしくなります。中高生にでもなれば、耐えがたくなり反抗的にならざるを得ません。

親が大嫌いというまでならば良いほうで、憎んでいる子どもたちもいます。タイプ2は結構ケロリとなんでも忘れやすい気質ですが、それでも親の言動に悩まされ続けた子どもたちの中には、「一生、恨みに思っている」と訴えています。

社会に出て独立したり結婚して、親たちと同居しなくなったので、反抗するような出来事に出遭う率が減るのでバトルが減るだけです。ずっと同居している親子になると、ずっとケンカが絶えないままです。

ですから、ずっと反抗期のままです。夫婦ケンカも同様です。家庭内離婚してもまだケンカが続きます。

なお、子どもが2w1ではない場合でも、このような親ならば当然に反抗的になります。本人も受験期になれば心配事が増えて、不安定な精神状態になりますから、親に八つ当たりしたりします。

従って、タイプに関係なく誰であっても反抗的にならざるを得ません。

つまり、「反抗期というものは無い」と考えられるのです。

子どもに対して、反抗心を起こしやすい接し方をする親たちが存在するに過ぎない、と見直す必要があると、私は考えています。


 

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