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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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「日本でメルトダウンがあったんですよ。もう忘れてしまったの?」

と、ビナードさんは講演の中で、冗談みたいに聴衆に語りかけていました。

フクシマ事故はそんな冗談が言えるくらいに、周囲にいる人たちの話題にも登らなくなっています。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ですが、英語では、The danger past and God forgotten.(危険が過ぎると神は忘れ去られる)などというようです。

困った時の神頼みも同じですが、どこの国であっても忘れっぽいのだと思います。

で、人は「忘れることができるので生きて行かれる」のであり、また、忘れやすいので同じ過ちを犯します。

私も戦争を知らない世代ですから、戦争は遠い国の出来事になりがちで、どう努めても緊張感がすぐ緩み出します。危機意識がかなり薄い。

ただし、3.11以降は、少し自分の両親たちの恐怖体験を見直すことができました。

そして、「安倍政権が戦争をしたがっている」ように見えてきたためか、戦争というものをさらに身近に感じるようにもなりました。

まさか息子が兵隊に行くことはないとは思うが、孫の時代はどうなるだろうと想像するようになりました。

絶望的で嫌なことしか想像できない自分が情けないです。

そんな時に、憲法の前文を思い出したのですが、やはり素晴らしいです。

不覚にも涙が…。一部だけですが載せたいと思います。

なお、私の20歳年上の姉は、歴代の天皇の名前を丸暗記していました。

中年になっても忘れていません。神武天皇から始めて得々としていました。

ですから、中学3年になったら、授業で、憲法を丸暗記させるべきだと思うのです。

これが忘れないために最も効果がありそうです。

得々として語れる自慢の憲法なんですから。

 
憲法前文

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。

そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。

これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。

われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。

われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。

われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

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「秘密保全法」が「特定秘密保護法」と変わったみたいですが、4900ものパブコメがありましたが、そのうちの99%の市民の意見が無視されようとしています。

なお、「
国民の「知る権利」や「取材の自由」への配慮を規定した修正案を公明党に提示して、公明党に配慮した、書かれています。

それってかなり変です。国民に配慮というのならばわかります。

または、パブコメにあった多数の意見に歩み寄るというのであればわかりますが…。

安倍政権は、一体、どっちに向いているのだ! 

そして、「知る権利」を法案に入れても、それは単なるリップサービスに過ぎない!と批評している人もいます。


★政府が「知る権利」法案に明記 特定秘密保護法案http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131012/plc13101207450004-n1.htm

★単なる「リップサービス」にすぎない?
http://www.huffingtonpost.jp/2013/10/11/japan-nsc_n_4082977.html?utm_hp_ref=japan

「子ども・被災者支援法」とか、TPPなどなど、悔しく腹立しいことばかり続きます。

でも、
数少ないが朗報もあります。でも、マスメディアには載りません。以下です。

★鹿児島県の川内原発の再稼働反対決議
https://www.facebook.com/mukohara/posts/345186358950449

川内原発30km圏内にある自治体で、始めて再稼働反対決議が上がりました。

姶良市議会の決議で、賛成23 反対5の賛成多数で、採択されました。

★メキシコで、全ての遺伝子組み換えトウモロコシの耕作と流通の停止命令が、メキシコ連邦裁判所で裁かれた。


10/12 西語http://mexicolibredetransgenicos.org/

その他、アルゼンチンでもコスタリカなどでも、モンサント社の遺伝子組み換え禁止が広がっています。

印鑰 智哉(いんやくともや)さんのツイッターhttps://twitter.com/tomo_nadaにもあります。

なお、今年の3月に当ブログで載せていますが、日本のおやつなどに遺伝子組み換え原料が入っています。再掲載します。

★日本国内の「遺伝子組み換え原料が入っている商品http://nekotoenpitu.blogspot.jp/2013/03/idennshikumikaeshouhinn.html


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嘘をついていたとばかり思っていたら、なんと、「嘘だとは知らなかった!」

安倍首相のことです。世界が見守る舞台で、「汚染は港湾内で完全にブロックされている」と言ってから、1か月しか経っていません。

港湾外でセシウムが検出されてしまったのです。
なんかおかしくて笑いたくなります。

一昨日も、また嘘をついていると思ったのですが、やはり知らなかった、と考えたほうが理解できます。

「水俣条約」採択にて、「水銀被害を克服した」なぞと、式典でのビデオメッセージの中で言ったみたいです。

「水銀による被害とその克服を経たわれわれだからこそ…」という。

これも、あざ笑ってやりたくなるほどに、無知な人だとわかるものです。

水俣病という病で苦しんだ人たちが、「その苦しみを克服した」と言うのならば理解できます。

しかし、国は加害者(チッソ)に加担していたのですから。
加害者が、何を克服したの?

水俣病が発生したとわかってから半世紀も経ってから、国や県の水俣病発生拡大責任があるという判決が出ました。

その後も、幾多の苦難を体験しており、賠償や保障なども不十分なままです。

水俣病はずっと続いていて、克服などされていないのです。

この原稿を書いた人も無知無能で、原稿をそのまま読んだ首相も同類と考えられます。

ところが、ケッタイなことを見つけ出しました。

熊本の地元紙は「水俣病被害者反発」の声を掲載していないのです。

二社しか調べていませんが、より詳しい記事が見つかるかと思って調べたら、そうではなかったのです。

安倍首相のビデオメッセージが上映されたということは載せています。

県民が購読してくれているのですから、県民の側に立っているのが地元の新聞社かと思ったら、そうではなかった…。

水俣病の真の原因があきらかになりそうな時期も、現地の新聞社は、国や熊本県のスポークスマンに過ぎなかったに違いない!

福島県も、福島の地元紙ともどもに、権力側、行政側に立っていた! 

棄民政策は大新聞だけではないのだ!

★港湾外からセシウム 第一原発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131011-00000001-fminpo-l07

★首相発言に水俣病被害者反発「水銀被害を克服した」http://www.47news.jp/CN/201310/CN2013100901002222.html

★「水俣条約」採択 水銀被害、地球規模で根絶
熊本日日新聞 10/10 と10/09 全く同じ内容
http://kumanichi.com/news/local/main/20131010004.shtml

熊本版と、それ以外の九州版が同じ記事になつているのか


★水銀条約会議が熊本・水俣で開幕
首相、途上国へ20億ドル支援表明
西日本新聞 10/11 と10/09全く同じ内容
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/s/45281

★水俣病とは
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E4%BF%A3%E7%97%85


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リニア新幹線の駅として、岐阜県中津川市千旦林が決まったようです。

リニアの説明会の案内が続々と入ってきて、私の周辺も騒がしくなっています。

中津川駅の予定地は、我が家から車で1時間のところにあります。名古屋駅も地下鉄で1時間かかります。

交通の便がよいところに住んでいるのかもしれませんが、どのようになろうと、リニアに乗りたいという気持ちにはなれません。

それに、「リニアに乗ってみたい」と言っている人など、これまで一人も出会っていません。あなたの周りの人たちはどう言っていますか?

殆どトンネルやカプセルの中を走るのですから、景色を楽しめません。

大きな地震が起きたら、とんでもない事故になるとか、トンネル崩壊に遭ったら、救助されるにしても超長時間かかり、助かるものも助からない、と怖い想像しかできないと言う。

電磁波がものすごく出るらしく、「健康に害を及ぼす」から、乗らないという人ともよく出会う。

リニアが通る南アルプスは、地盤がゆるく地殻変動の恐れがあります。

また、40分短縮できても、駅は40m地下ですから、移動や乗り換え時間が長くなり、結局さほどの時間短縮にならないようです。

ところで、私はもっとローカルで、遊び心のあるスローな電車ならば乗りたい。

内装が木造で、外にデッキがあって風を感じられる電車に乗りたい。

外の景色が満喫できるような外側に向いた座席で、喫茶コーナーや図書コーナーなどがあったりして…、そういうことならば幾らでも思いついて夢を描けます。

しか、リニアでは、夢が描けない。ただ早いだけ。おしゃべりを楽しむ余裕もなさそうだ。それどころかデメリットしか考えられない。

そもそも巨大開発には全て拒絶するつもりだ。

巨大なものは、災害に遭えば被害も巨大になる。そして、巨悪を生み出すものだと思っている。

中小企業が儲かるような類の事業ではない。巨大資本が暗躍するところだと思っている。

それに、リニアそのものが、なんだか悪趣味このうえないものって感じだ。コンコルドに似ている。コンコルドが絶滅したように、リニアもやめてほしい。

これまで、技術革新が起きるほどに人間らしい暮らしを奪ってきた。雇用も狭めてきたのである。

次世代技術にも懐疑的にならざるを得ません。

また、これ以上、日本の国土をあちこち掘って、自然を破壊して地震を誘発するようなことに手を出してもらいたくない。



★広瀬隆「リニア中央新幹線、無用の浪費計画」http://dot.asahi.com/news/domestic/2012092600550.html

★リニア・市民ネット
http://www.gsn.jp/linear/denjiha.html


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「洗脳」っていうのは、どこかに隔離されて、幾日もの間、ある思想とか宗教の教えを聞かされている場合に、“洗脳される”と思いこんでいるような気がします。

でも、洗脳は、そんなに難しいものではなく、毎日のようにテレビを見たり、新聞を読んでいたり、学校で教科書を読んで勉強していれば、それだけで十分洗脳されていると思う。

貴方は否定されるかもしれません。でも、そう思わなくては私にとっては理解できないことばかりです。

ところで、昨日の読売新聞の社説(以下)を読んで、あまりのことにビックリです。

読売と言えば大新聞です。しかも、1400万部という世界一の発行部数を誇っている。

かさ上げしているがそれにしても多い、多すぎる。しかも、第5位まで日本の新聞社が占めている。

5社だけで4100万部だ。一家に一部だとして5000万人程度の人たちが読んでいて、日々洗脳していると考えられる。

しかも、他国に比べて日本人の新聞への信頼度が高いことはよく知られている。

いつも、どんなものに対しても、疑りつつ、批判的に読むように意識づけしない限り、洗脳されるものだと、そう思っています。

さて、読売の社説にあるように、元首相が「原発ゼロに」と言い出したら、「見識が疑われる」のだろうか。

この社説を書いた人物の見識を疑わざるを得ない。
また、「看過できない」とまで言うが、私も看過できないので、ここに取り上げた。

それは無いだろう…露骨すぎるぞと。

★小泉元首相発言 「原発ゼロ」掲げる見識を疑う 
10/08
 読売社説
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20131007-OYT1T01518.htm

★世界の新聞発行部数ランキング 2008年
http://10rank.blog.fc2.com/blog-entry-48.html

★増税の旗を振りながら軽減税率要求
言論と経営が逆を向く新聞業界
http://diamond.jp/articles/-/31308

★新聞と消費税 日本新聞協会
http://www.pressnet.or.jp/keigen/files/leaflet_tax.pdf

日本新聞協会は、
欧州など殆どの国が新聞を低率あるいはゼロに抑えているので、日本もそうしろという要求をしていたみたいです。

新聞を増税の例外とされるのは、
「民主主義普及のため」「新聞は思索のための食糧」という考えが背景にあるというのです。

しかしながら、日本だけでなく他国のマスメディアもその殆どが、政権与党のスポークスマンをしているに過ぎず、また、国民の思索を陰湿かつ巧みに操作していると考えられます。

なお、上の新聞協会の記事には「新聞による自由な報道は民主主義の成熟度を測るバロメルーター」とある。

記者クラブ制があり、自主規制ばかりして、自由な報道など無いに等しいのに…。

民主主義? 君たちが成熟させないようにしてきたのではないか!

秘密保全法などの問題点をどれほど取り上げたというのか?? どのツラ下げて言えるのかと思う。

なぜ新聞社だけが軽減税率を要求できるのかあつかましいにもほどがある。

日本国民が食糧支出を削ってまで、新聞を購入するだろうか。

新聞記事の多くは、日本の消費税は欧州と比べても低いというような取り上げ方をしていた。

食糧費への課税ゼロだという国も結構あるのに、それに言及した新聞は圧倒的に少ない。

今さら遅いが、増税に賛成するにしても、食糧費に課税するな!医療費に課税するな!教育費に課税するな!ゼロにしろ!と先に要求すべきだったのだ。

大々的なキャンペーンを張るべきだったのにそれをしなかった。たぶん、新聞離れは加速する。自業自得、因果応報だよね。


各国の消費税   新聞課税 食糧課税 医薬品課税
イギリス  20%  0%    0%    0%
フランス  19.6% 2.1%  5.5%   2.1%
ドイツ   17%  6%    0%    0%
スウェーデン25%  6%   12%    0%

ノルウェー 24%  0%     2%    教育費0%


★世界各国の消費税率  年度?
http://www.777money.com/torivia/syouhizei_world.htm

★世界各国の消費税率 と食糧費課税  2004年 
http://ameblo.jp/shiawase-planer/entry-11594240394.html

★現在の本当の「消費税率」は20%超ではないのか?
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20120426#p2

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テレビ番組によくある政治討論を見たことがあれば、人の話を最後まで聞いていない人たちがいることをご存知だろうと思います。

すかさず口を挟むので、話している人も続けられず思わず知らずその状況を飲み込んでしまうのです。

私も、「最後まで聞いてください」と、その時言えばよかったと思ったことがよくあります。でも、つい黙って聞いてしまうのでした。

不覚ですがどうにもなりません。他の人もそうだと思うのです。

そして、話しているテーマに沿ったことならばまだしも、全く別のことを話し出す人もいます。

そういうことがしばしばあって、上滑りになり議論が深まりません。

それで、大抵はこの手の番組は見ないように注意しています。イラつきたくないからです。

なお、その手のことでよく知られているのは田原総一朗さんです。タイプ2w1と判定しています。

やはりと思われるでしょう。この人が登場するだけでイラつく人は結構いるみたいです。受講生たちに尋ねて確認しています。

ウィキペディアに載っている(青字)ことを少し紹介します。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E5%8E%9F%E7%B7%8F%E4%B8%80%E6%9C%97

「海外メディアの特派員は週刊誌のインタビューで「(田原総一朗は)司会者というよりも支配者として(番組を)仕切っている」と批判する。

『朝まで生テレビ』では、「初めから司会をしようなんて思っていない。僕は討論をぶっ潰すつもりでやっている」と主張。

まさに司会者らしくない司会者ですが、黒柳徹子さんもゲストよりもおしゃべりになることがよくあります。

ですから、「討論をぶっ潰すつもり」と言っていますが、それは後付に過ぎないと考えられます。

そして、後付の仕方が気質をハッキリと表すのです。つまり、田原さんは攻撃的な気質だということです。

タイプ2w1の人たちがよくやっているように、「話したいばっかりで、しかも、話したいことをすぐに思いつくほうで、つい横から口を挟んでしまう」のです。

ヒトは理性的な人間とは言えず、大抵は本能のままに動いています。(人ではなく、ヒトなのです)

真の原因は、タイプ2に関しては脳内の発語を司る中枢に、「自我の座」があるためだと考えています。とくにウイング1の人たちです。

自我の座理論http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory6.htm

従って、田原さんも、元々の気質をそのまま出しているだけです。

人間は多くのことで後付するのです。そうなる原因を探しますが、自分に都合よく解釈してしまうのです。(ちなみに、ここではヒトと書いてません。そこが人らしいところだと思うのです)

ところで、それだけではありません。このような討論会に出演している人たちの殆どが、これまでのところタイプ2w1と判定できる人たちでした。

ある日、小沢一郎さんが出演していましたが、相手の話を最後まで聞いているようにみえました。

じっくりと考えながら話しているようにも見えました。タイプ8w7と判定しています。

この様子を見て、顔つきだけじゃなくて、肚も?腹黒いんじゃないかと感じた人がいるのではないかと思うのです。

(最近の小沢さんの発言を聴くと、まっとうな人に見えます。いけるじゃないかとさえ…。エニアで理解できるようになったので、振る舞い方に違和を感じなくなったせいかもしれません)

政治家の意見は、多くの人に影響を与えるので、慎重に言葉を選ぶ必要があると思います。

一方、話したくてならない、思いついたら口が開いてつい横から口を挟んでしまう人たちを見て、軽薄で考え方が浅いと感じる人がいるのではないかと思います。

タイプ2w1は話上手で弁舌さわやかな人をよく見かけます。明るくて熱血漢みたいな人も多く、人気を得ることもよくあります。

しかし、これまでの政治家の“口害”の多くはタイプ2w1と判定できる人たちでした。

タイプ2の成長の方向はタイプ4です。タイプ4も公の場では言葉を慎重に選ぶ人たちです。政治家という立場になれば、さらに慎重度は増すでしょう。

話したいばっかりで、他の人たちの話を最後まで聞かないのでは成長できないってことを、エニアグラム図が示唆していると考えられます。

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「ねえ!聞いてるの?」、「お前、こっちの言うこと聞いてないだろ?」などと、家族に対して幾度も確認する人がいます。

タイプ2によくあることです。何故ならば、タイプ2自身が人の言うことを聞いていない、聞こえていない、という傾向があるためです。

しかし、一度、聞いただけで忘れない人たちがいます。防御タイプ(714)によく見受けられます。

このタイプは怖がりで神経質で、細かいところに意識が行くほうです。怖がりは聴覚が発達すると考えられます。

ですから、あまり聞き逃すことがないタイプだと考えられます。聴覚人間と言えそうです。

また、調和タイプ(369)も、人の声を聞き逃すことはあまり考えられないタイプです。

怖がりな人たちのほうが周囲全体にアンテナを張り巡らすと考えられます。

あまり怖がりとは言えないタイプ(825)は、自分のやりたいこと言いたいことに意識を集中しているために、他の人たちの言うことが聞こえなくなると考えられます。

むろん、防御タイプや調和タイプでも、そういうことはあります。が、感度というか、アンテナの張り巡らし方として緻密さという傾向はあるようにみえます。

このタイプの人たちは、一度だけ聞けばそれで十分なのに、たとえば、タイプ2の母親から「聞いてる?聞いてなかったでしょ!」などと叱られることがあります。

それで心の中で「ウザイなあ」と思っていても、口に出すとまた怒り出すので黙ってしまいます。

一方、タイプ2のほうは、子どもの背中に語りかけている場合、子どもが返事をしないので、「顔が見えないし、返事してくれないので、聞こえているのかどうかわからない!」、で、再度、確認することになってしまいます。

ですから、タイプ2は、「ルカミ」(Look at me!)としばしば言う人たちです。

ハリウッド映画などを見ているとよくこのセリフが出てきます。目と目をしっかりと交わらせたがる人たちです。

逆に、防御タイプは視線を合わせにくい人たちです。視線を合わすと萎縮するかもしれないので、背中をみせて、で背中でもってシッカリと聞いていたりします。

母親が怖い人であれば、「聞いてるの?」などは、きつい言い方をされてるように聞こえるので、また怒り出すかもと、黙ってしまうのです。

タイプ2からすれば、普通の言い方のつもりなのですが、防御タイプや調和タイプからはきつくて怖い口調に感じるみたいです。日常生活上、しばしばあります。

つまり、「攻撃タイプ」は普通の物言いをしているのに、攻撃タイプ以外の人たちからは怖いとかきついと思われている、ということを知りません。

そんなわけですから、防御タイプや調和タイプが、ウンと踏ん張って「ノー!」と主張していても、きついとは感じないためなのか、拒否されたとは思えないのでしょう。

「お茶、お入れしましょうか?」と聞かれて、「いいえ」と遠慮がちに小声で断っても、迫力がないのか、相手には「…え」とくらいにしか聞こえず、湯飲み茶わんにお茶が注がれてしまうのです。(笑い)

このように、3つのグループは落差が大きいので、このあたりの本質的な違いが、いろいろな誤解を生じさせていることを知っておくと、何かのことで悩まないで済むかもしれません。

 


(ホントです。事実として起きています)


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 国連での或る委員会で、"Shut Up"と言った外務省大使がいました。その後更迭されましたが。

「日本は自白に頼りすぎでは。中世の名残だ。日本の刑事手続きを国際水準に合わせる必要がある」と、言われたために腹を立ててのシャラップ発言だったようです。

この"Shut Up"は、英語圏では「てめえ、黙りやがれ」といった強いニュアンスがあるそうです。

しかし、日本の刑法は、この通りです。

この大使は全く知らなかったと考えられるエピソードです。

刑法は明治40年に制定されており、少し改正されていますが、抜本的な改正はなされていません。

他国の人たちに知られているのに、大使どころか、殆どの日本人が知らずにいて、それが大改正に至らない真の原因ではないかと思うくらいです。

そして、学校の授業で、日本には素晴らしい憲法があると学び、立派な法律があって、近代になって人権が守られる良い時代になった、というようなことを教えられました。

で、つくづくと教師も不勉強だったのだなと気が付くようになったのは、それから20年くらい経ってからです。

いや、教師の中にも勉強家はいたと思うのですが、生徒に惨憺たる現実を知らせたくないという善意があったかも??(笑い) 

30代頃に、
三権分立など建前としてあるだけに過ぎないと知ったのですが、それでも、裁判制度や裁判官の仕事など何をしているのかよくわかりませんでした。

なぜ、おかしな判決をするのだろう。免罪が絶えないのは何故なのだろう、と疑問に思うことばかりでした。

「原発差止判決」をした裁判官もただ一人しかいません。よくよく調べて客観的に判断したならば、原発の危険性はすぐに判明するのに、どうして??”

裁判官が原発建設を許可しなければ、今日のような原発大依存国にならず、大事故に遭うこともなかったはず…。

真実を探すのが裁判官の仕事だと思っていましたから

恥ずかしながら、純粋にそう思っていた頃がありました。でも、憲法第76条に書いてあります。

裁判官は憲法や法律に拘束されるほかは、良心に従って、独立して各事件について判断を行います。

殆どの人たちもそう思っていたのではないかと思うのです。最後の砦ですから。裁判所に行けば公正に裁いてくれるものだと。

しかし、たくさんの判決を知ると、そうではなさそうです。時の政権や官僚、または行政機関と歩調を合わせているとしか考えられません。

賄賂をもらっているのかと。でも、個々人が賄賂を受け取っているならば、かなり組織的な働きかけをしているのだな、凄い!大量の人たちを動かしている、と想像して怖くなったこともあります。

やはり出世したいのだろう。エリートは自分に相応しい待遇は与えられて当然だと思っている。だから、いつでも良心を売れるのだと。

でも、裁判官が、屈辱感も感じず、なぜ何の抵抗もなく権力側に屈するのか、まだ理解できないままでした。

一昨夜、この
疑問に答えてくれる元裁判官のお話が載っているサイトに偶然辿り着きました。

日頃の生活ぶりまで書かれていて、裁判官の心情が少し理解できます。

むろん、理解できたとしても、裁判官が憲法違反しているのですから、決して許せるようなものでないことは言うまでもありません。

たくさんの人たちに知らせたいもので、拡散希望です。


最高裁のウラ金http://uonome.jp/read/1048

生田暉雄弁護士による最高裁の不正を追求する訴訟の呼びかけ
http://onigumo.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-6463.html

★最高裁をぶっとばせ! 生田弁護士の“隠し球”
http://www.janjanblog.com/archives/42157


★驚愕する裁判所の実態
「レイバーネットTV」で生田暉雄弁護士語る
http://www.labornetjp.org/news/2012/0524shasin
・動画99分
http://www.ustream.tv/recorded/22815458
警備法廷説明部分(2分半)
http://www.ustream.tv/recorded/22815458/highlight/265900

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耳が遠いのか人の話を聞いていないと思われるようなエピソードが溜まりにたまってきました。

そこで、少し吐き出したいと思いつきました。差し障りのないものだけですが…。

事例・1
A
「お茶が入ったけれど、飲みます?」と声をかけるが、主婦Aは急須を手に持っている。
B
「いえ、要りません」と、友人のBか答える。
A
「そうですか」と主婦Aは言いつつ、Bの茶碗に茶を注いでいる。

事例・2
B
「机の上は片付けないで」と、息子Bが母親Aに言う。
A
「はいはい」と母親は、軽く応える。
B
「帰宅すると、机の上のものはきれいに片付けられ、何か捨てられることさえある。僕の言うことなど聞いていない」と、息子Bは嘆く。

事例・3
B
「この件はこのようにするとよいでしょう」と、上司Bが部下Aにアドバイスする。
A
「わっかりました!」と威勢のいい声で返事を返したのは部下A。
B 
「君 返事はいいが、聞いてなかったんじゃ?」と上司Bが釘をさすと、
A 
「そんなことはけっしてありません」と、部下Aは笑顔でキッパリ返答。
しかし、後日、上司のアドバイス通りにはしていなかったと判明。

事例・4
B
「来週の月曜日までやっておくべき宿題を言うよ。よく聞いておくこと…」
A
「ハァーイ」と、大きくて元気な返事をする生徒たち。
B
「君たちは口で言っても忘れてしまうようだから、宿題の範囲を黒板に書いたよ。自分のノートに書いておくように!」と先生Bはくどいくらいに指示。
しかし、生徒Aは、そのノートを一度も開くことはなかったので、やっぱり宿題を忘れてしまった。

事例1と2は、カウンセリングや悩み相談でしばしば出てくるものです。

他人の返事や子どもの言うことを聞いているのか、聞いてないのか、聞き流しているのでしょうか。

お茶を入れようとそればっかり考えていた。

子ども部屋の掃除をすることだけ考えていた、と考えられます。

あちこち注意深く耳を傾けていないようですから、つまりマイペースなのですが、本人はそうだと気づいていないことがよくあります。

耳が遠いのではと考えざるを得ないほどですが、でも、耳の機能は正常なのでした。

さて、ここに登場する「人の話を聞いていない人」は、みなタイプ2です。

他のタイプにも有りえますが、傾向としてはタイプ2に顕著に見受けられます。

何か心配事でもあるのかもしれませんが、人の言うことに意識を集中していない時に、このようなエピソードが巻き起こりますから、全てのタイプに有りえます。

または、気遣いする必要がなく、緊張しないでいられる相手なので、その人物の言うことに意識を集中する必要に迫られていないとも考えられます。

が、おしゃべり好きな2w1であれば、話したいばっかりで聴く気がまるでないような人たちがいます。

「私は耳は聞こえなくともあまり気にかけないでいられる。口さえあればいい」と、ある人が面白おかしく話してくれました。この人もタイプ2です。

あなたの周囲にタイプ2の人がいて、大切な要件があったら、その人には口で伝えるだけでなく、メモして渡し、さらに再度確認にしたほうがよい、とアドバイスしたいと思います。(笑い)

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