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桂枝雀さんの落語は、オーバーアクションで身振り手振りが大きく、顔の表情も多彩であったことはよく知られています。
行動パターンというものは心を映し出すもので、心の起伏が大きければ、それはどこかに出ます。
ところで、枝雀さんは家庭生活ではあまり自分を出していなかったようですが、それはタイプ4にはよくあることです。
自分を知ってほしいという思いが強く、しかも理解されたことがあまりないのであれば、自然に慎み深くなり、自分を出さないようになるからです。それどころか隠すように隠すようになる人もいます。
その反対で、家族に十分に理解され受け入れられているタイプ4は、素直に率直に自分を出せる環境にいるので、逆に何事にも大げさだ、と思われているかもしれません。
何に対しても意見を主張して、陽気でうるさいくらいなタイプ4もいれば、陰気でおとなしくて従順、意志が埋没して見えるようなタイプ4もいます。
同じタイプ4でも、それほどの違いがありますから、タイプ判定はかなり難しいと言えるでしょう。
なお、落語家は大げさに演じたりデフォルメなどして、観客を楽しませる仕事です。タイプ4は、元々は心の揺れ動きが多い気質ですから、それを仕事として表現するとなれば、必然的にオーバーなアクションになると考えられます。
さて、以下のサイトに、枝雀が即興で作ったという小咄が1つ紹介されています。なにか人生の深淵というか空しさのようなものを表しているように見えます。
http://ameblo.jp/yamanaka123/entry-10978437896.html
A:おじさん、すごく深い、大きな穴、掘ってますね。
B:うん、やっとここまで掘れたんだけどね。
A:へえ、何で、そんなに大きな深い穴を掘っているんですか
B:誰かがここに、大きな深い穴があるというんで、一生懸命掘って探してるんですけど、なかなか出てこないんです
枝雀さんはうつ病を患っていたのですが、それに罹ると無気力になり、何もかもが空しくになり、全てが色あせて見えてくるようになります。
このような小噺をしていたとしたらサインは出ていたと考えられますが、周囲の人たちは気づいていたのでしょうか。ウイキペディアに拠ると…、
夫人がいつものように小米をタクシーから降りて見送ろうとすると、「演芸場に行くのが怖い」と言って、その場にしゃがみこんでしまったという。夫人は「えらいことが起きました」と米朝に連絡し病院に連れていったところ重いうつ病と診断された。
つまり、重病なのに気づかれていなかったのですから、枝雀さんは周囲の人たちに日頃から自分をあまり出していなかった可能性があると考えられます。
「自分は周囲の人たちにも観客にも理解されていない」のですから、落語家として成功しても充足感は得られず、空しさはいっそう増したのではないかと想像します。自ら死を選んだ原因の一つとして考えられるものです。
枝雀さんは理論派らしく、「緊張の緩和理論」という理論を唱えています。緊張の緩和が笑いを生むとする独自理論です。
ものごとの考え方の中に当人の気質が垣間見えます。枝雀さんはかなり緊張しやすい気質だと考えられるところです。エニアグラムのタイプは、優等生気質(714)の3つのタイプから探すところです。
3つのタイプの中で、緊張していることをほとんど感知させないのはタイプ7です。明るい幸福な人間に思われたいためなのか、なんの不安もなくノホホンと生きているみたいに見える人たちがよくいます。しかし、本当は神経質で不安感が強いが隠されているので、なかなか他のタイプには認知されません。
さて、以下のウェブサイトに書かれている枝雀さんに関する記述はかなり秀逸だと思いました。
http://mitleid.cool.ne.jp/shijaku.htm
以下一部のみの転載です。
「枝雀落語の登場人物はどこか漫画のキャラクターのようです。オーヴァーなアクション、表情、しゃべり、こうしたものの全てが漫画的な誇張の表現としてキャラクターを形作り笑いを構成しています。ひょっとすると、枝雀に59歳という「実年齢」が存在することに驚かされたような気もするのです。枝雀の「禿頭」のスタイルが、すでに30代にしてなっていたことの方にむしろ驚きを覚えるのではないでしょうか。有り体に言って、枝雀はそもそも「年齢不詳」の存在だったのではないでしょうか」
末っ子気質のタイプ4に関して、「年齢不詳」に見えることを既にホームページなどでご紹介しています。枝雀さんも30歳の時から亡くなられる59歳までほとんど変化がなく、年齢不詳に見られていたんですね。
顔相も、ネオテニー的というか童顔に近いもので、以下に取り上げています。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-201~/15-209.htm
語り口も登場するキャラクターも漫画的な感じがしますが、落語芸は驚くほどで、私も枝雀さんの落語をはじめて聴いた時に圧倒されました。強烈に個性的だと思いましたが、以下にもそんな評価がされています。
http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/news/jisatu/2001/mikisuke.html
「天才だと思います。桂枝雀さんの落語芸は、見ている人すべてを笑わせました。そして同時に、破天荒なオーバーアクションでしたが、しかしただ単に客にこびるのではなく、うるさ型の客をもうならせる鬼気迫る芸だったと思います。落語に新しい形をひとつ加えました。いえ、落語そのものを変えていく力さえあったと思います。また、芸の見事さに加え、人間愛を持っている方でした。そのあたたかく優しい人柄も、人気の原因の一つでした」
動画を観ればわかるように、鬼気迫るものがあります。必死でうどんを食べています。
雀さんは、いつも稽古熱心で完璧主義ゆえ必死で命がけで演じているのではないでしょうか。余裕があるほうにはみえず、なんだか無理している感じもします。
私の旧友タイプ4から「命がけで子育てをしていた」と電話で告げられたことがあります。こちらは、「目の中に入れても痛くない」のほうですから、驚いたことよく記憶しています。何か冗談を言うと本気にされてしまって、慌てて事情説明しなければならないことがよくありました。
真面目度が強い人は、つい真剣になり命がけにもなってしまうのです。つまり、「生真面目≒努力家≒真剣≒完璧主義的≒ミスは許されない≒緊張しやすい≒神経質」と繋がると考えられます。
瓦礫焼却で放射能再拡散!
福島原発再臨界していた事を米NRC証明! 8/21(字幕)
ガンダーセンさん語る http://www.youtube.com/watch?v=bSZzhBXLuLk&feature=youtu.be
画面がうまく動作しない場合は、上記アドレスをクリックしてください。
福島原発事故,日本と世界への放射能汚染拡散を新データが証明! 8/21 ガンダーセン New Data Confirms Contamination Spread in Japan and Worldwide
(日本語訳: Junebloke)
*動画日本語訳全文: http://junebloke.blog.fc2.com/blog-entry-35.html
緊急国際署名:
日本政府は原発輸出推進政策を即刻止め、世界の脱原発をリードしてください
http://www.foejapan.org/energy/news/110831.html
FoE Japan、「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、インドネシア民主化支援ネットワーク、高木仁三郎市民科学基金、メコン・ウォッチ、原子力資料情報室、グリーン・アクションは、以下のような署名を呼びかけています。ぜひご協力をお願いします。
>オンライン署名フォーム
【第一次締切】 2011年9月9日(金)
*いただいた署名は、内閣総理大臣、財務大臣、経済産業大臣、外務大臣宛に提出します。
*署名・住所は、日本政府宛の要請文書に記載させていただく以外は公開されません。
*団体での署名のみウェブ上で公開させていただくことがあります。
【署名本文】 2011年8月31日
★要請 私たちは日本政府に以下を要請します。
1. 原発輸出推進政策を即刻止めること
2. 現在ある原発輸出計画を白紙にすること
3. 世界の脱原発の実現のためのリーダーシップを発揮すること
なお、趣旨文はここでは省かせて頂きました。上記のサイトで確認ください。
★呼びかけ団体
国際環境NGO FoE Japan
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
インドネシア民主化支援ネットワーク
高木仁三郎市民科学基金
メコン・ウォッチ
原子力資料情報室
グリーン・アクション
★お問い合わせ環境NGO FoE Japan
Tel: 03-6907-7217(平日のみ) Fax: 03-6907-7219
E-mail: finance@foejapan.org
オレゴンOREGONの公式ページ
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u
=http://www.oregonband.com/&ei=
s3FcToj7B6b3mAXo3
s0k&sa=X&oi=translate&ct=result&
resnum=8&ved=0CG8Q7gEwBw&prev=/search%3Fq%3D
OREGON%26hl%3Dja%26qscrl%3D1%26nord%3D1%26rlz%
3D1T4ADFA_jaJP356JP357%26biw%3D1024%26bih%3D5
78%26site%3Dwebhp%26prmd%3Divnsm
ヒロシマナガサキへの原爆投下が、戦争を終結させるというだけでなく、人体実験をするためだったと明らかになってきています。
莫大な資金を注ぎ込んで原爆を作ったのであれば、その効果を調べたくなるのは当然と言えば当然のことです。
従って、核を持てばいつかは爆発させてしまう恐れがあります。確信的な行為であろうとなかろうと、故意あろうと過失であろうとも…、使用すれば同じ結果が出るだけです。動機が正しかろうが、どうだろうと、そんなこと関係ないんです。
また、銃を持てば、いつかは使うことになってしまう、というのも人間心理として理解できることです。銃社会アメリカの銃での悲劇は後を絶ちません。
製薬会社も新薬を開発するためには莫大な資金を注ぎ込んでいます。その効果を確かめたくなるのは当然ではないかと。
核戦争は回避しなければ自分の身に降りかかる危険性があるとだんだんとわかってきたために、核の場合はこれまでは抑止が働いてきました。
しかし、その抑止が効かなくなる時期が来るのではないかと思うのです。しかも、近い時期に…。
また、新薬を作って人類に貢献できるという目的を持つとしたら、抑止力は働きにくくなります。
私自身はもう新薬など開発しないで欲しい、要らないと思っているのですが、あなたはどう考えるのでしょうか。
以下にあるように、米国の歴史は人体実験の歴史だ、と言えるくらいですが、それでは日本はどうなのかと問われれば、実は同じ穴のムジナだった、ことに人々が気づくことはあるのでしょうか。
自分のことしか考えていない、政治や社会への関心がなく、本当のことを知ろうとしない、あきらめてしまった人たち…。
★40年代、グアテマラでの米国の性病実験で83人が死亡 米調査委
8/30
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2823121/7693977
★ アメリカ人体実験年表
http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/medical_experiments.html
枝雀さんは、落語の導入部にあたる「枕」のところで、「地球からロケットで脱出するとなると、役に立たない落語家が最後ですな」と、笑いをとったみたいです。
本心で言ったのに、聴いている人たちはみな笑っている。自分を理解してくれる人はいない。それが辛く悲しくて泣いてしまったのではと私は分析します。
また、落語で名を成しても自分は役に立たない人間だ、と思うとしたら、それはかなり無理をしているからではないかと考えられます。
エニア理論から見てみましょう。
世界は否定的→(837)→自分だけ愛されたい→A
世界は肯定的→(261)→自分を認められたい→B
世界は両価的→(594)→自分を理解されたい→C
(注*両価値的とは否定的でも肯定的でもないがどちらもあり得る。これは私の造語です)
落語家として人気を博して愛されていたならば、ロケットで脱出する時は真っ先に乗り込むことができるかもと考えることができます。それがAのグループです。
また、落語家として社会に認められるようになったのであれば、ロケットに乗り込む一員に自分は確実に入ると考えることができます。それがBのグループです。
しかし、自分をわかってほしいと思っている人間は、落語家として人気者になり好評を博して認められても、上記のような根源的な欲求が満たされたことにはなりません。
つまり、枝雀さんは837と261の可能性は低いという分析もできると考えます。Cであったがために、社会的な成功を得ても、心に充足感と安定感を与えなかったと思うのです。
枝雀さんはかなりの練習熱心で、度を越すほどだったらしく、完成度を高めようと必死であったことはよく知られています。
これは完璧主義的になりやすい優等生気質(174)の人たちによくある傾向です。しかし、優等気質とはいっても、7と1よりは4の可能性が高いと言えるでしょう。
また、自分は無価値とか無能だと思い込みやすいのは、3つのタイプの中では末っ子気質の人たちにみられる傾向です。
当ブログ2010年3月の中旬頃に取り上げた、坂口安吾・つげ義春・テクジュベリ・サリンジャーのエニアタイプは枝雀さんとと同じタイプ4です。
「自分を小さくて無力な存在、無能な存在」だと、みなよく似たことを語っています。
ブログ内検索に名前を入れて確認して頂ければと思います。
「あしたが消える」福島第一原発22年前。 設計技師田中三彦氏
http://www.youtube.com/watch?v=4lvvCEVF7vg
「8月6日(土)から渋谷ユーロスペースで緊急公開!まぼろしの映画「あしたが消える-どうして原発?-」の衝撃インタビュー!」
<公式HP>http://www.genpatsu22.com/ ←劇場情報あり
広瀬隆氏 緊急寄稿(チラシ文章より採録)
この映画は、22年前の1989年5月26日に公開された
原発ドキュメントである。
この22年という数字に深い意味がある。
当時はソ連でチェルノブイリ原発事故が起こって3年後で、
全世界が原発事故に恐怖を抱いていた。
★田中三彦氏
8/27 市民集会で、原発事故の真の原因を説明している。
SESSION Ⅰhttp://www.ustream.tv/recorded/16896583
以下は、同じ市民集会においての小出裕章さんの講演
SESSIONⅡhttp://www.ustream.tv/recorded/16899529
ウッキペディアによると、枝雀さんが落語をやりはじめた頃は、「大阪では珍しい繊細で鋭角的なインテリ的な落語だったという。声が小さい場面もあり」と書いてあります。
まず、「繊細」とありますが「神経質」と同意語です。また、鋭角的になりやすいのは神経質な気質の人たちに多いもので、怖がりで気弱であれば声も小さくなりやすいものです。
「強い人間」に見られたがるタイプ8には、声の小さい人はあまりいないだろうと予想されます。従って、この部分は防御タイプ(7・1・4)から探すようなところです。ただし、「探す」というだけでのことで、他のタイプの可能性も十分にあります。
なお、「インテリ的」というだけでは、どのタイプと絞れません。インテリは全タイプにいると考えられます。
また、色んなことを試みてるうちに、自分の落語が分からなくなってきた」と泣いたりすることもあったという。客は冗談だと思って笑うと、本人は涙を流しながら否定、それが客のさらなる笑いを誘う、という悪循環に陥った。
ところで、以下のところに書いてあることも必見ものです。
http://members.jcom.home.ne.jp/u333/ithink040411sijyaku%20sinnsyou%20sintyou.htm
枝雀は襲名直後から鬱に悩んでいた。ある時は地球滅亡を信じるようになり、話しの枕で、「地球からロケットで脱出するとなると、役に立たない落語家が最後ですな」と、言っては客から笑いをとっていた。しかし当の本人は真剣だったのだ。(何を笑ってまんねん)「これホンマの話しでっせ」と、ついに高座で泣き出すのであった。
もっともよく泣くとしたら末っ子気質(タイプ4)から探します。もっとも泣く可能性が低いのは、おじいさん気質(タイプ5)とお父さん気質(タイプ8)から探します。
なお、タイプ2はよく泣くほうです。「善い人」という自己認識を持つタイプで、よい人≒人情にもろい人、ということなのだと考えられます。ただし、枝雀さんの舞台での涙は、「よい人≒人情にもろい人」という深層の動機に拠っているものとは考えられません。
地球滅亡とか人類絶滅などと想像しやすいのは、世界と否定的に結びつくタイプ(8・3・7)によくある傾向です。しかし、タイプ4の人たちにもしばしば見かけられるものです。
なお、私自身も昨今は人類滅亡は確実だが予想より早く来る、もしかしたら二世代後くらいか、とさえ思うようになっています。友人タイプ4は、一世代後だ言っています。
タイプ2でも、本来ポジティブな気質なのにいろいろなところでネガティブになっている人たちをしばしば見かけます。ただし、日常的なことでは相変わらずポジテイブにとらえてしまう傾向は残ります。そこが面白いところで、またタイプ判定もできるんです。
そして、全タイプが「人類に将来はない」と思うそんな時代です。従って、ここではタイプを絞れません。
3.11以降、政治もマスコミも企業も、エゴの権化で、倫理意識のない、利権漁りの人たちで占められていたこと、ほとんどの人たちが思い知らされるようになりました。これでは将来を悲観するのは当然です。
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