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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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タイプ2は「お母さん気質」で、みんなの世話焼きをしたがる気質です。それゆえ、みんなから好かれるように行動して、慕われると勝手に思い込んだことを本能的にやってしまうのではと考えられます。

以下は「仲間たちのつぶやき」にある4w5の娘が綴った2w1の母との日々です。一度読んでみませんか?
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-101~/15-121.htm

あるタイプ4の女性の母親も上記によく似ている人(2w1)でしたが、娘は「自分の人生は自分で決めたい、ホームレスになる権利だってあるんだ」と、語っていて印象的でした。押し付けられる側の苦しみがよく出ていると思います。

あるタイプ1の女性も上記とよく似た母親(2w1)です。娘を高校教師にさせたがり、娘は仕方なく従いましたが最近になって退職しました。30年以上も教職に就いており、やりがいもあったみたいですが、それでも母親への「恨みは今も減っていない」と言うのです。

一方、マンガ家の娘は以下に取り上げているように、現在では母親のことを受容しているような感じです。母娘が同じ2w1になると、さぼど深刻になりにくいと考えられます。

「怒りは残るんですけど、しょうがないなと諦めがつく。ここに生まれちゃったんだからしょうがないと」

ちなみに、ごく最近、私も知り合いの50代の女性と立話をした時に聞かされています。「○さん(ご近所の同年輩の女性)はジコチューなのよ!」 (丁度ブログで取り上げていたところなので、ちよっとニヤリとしてしまいました)

「家庭菜園をしているが、旅に出かけて帰宅したら娘が菜園の世話をしてくれていないので、みな枯れてしまったらしく、“ぶちぎれた”なんて言うのよ。自分の趣味を娘に押し付けているのよ」

どちらも2w1女性と判定していますが、私の知り合いより○さんのほうが、ジコチューと言えるのではないでしょうか。

なお、これから伴侶を求めるのであるならば、精神状態とか、ジコチュー度みたいなものまで把握したほうがよいと思われます。

しかしながら、新参者に気安く声をかけるとか、ひとりぼっちでいる人をどこかに誘うのも、タイプ2の人たちがよくやっていることです。

人々の孤立化が進んでいますが、このタイプがいなかったら、もっと孤独な人たちで溢れたかもしれない、と、しばしば思うのです。あなたはどう思われますか? 

これ以上の無縁社会にならないように、このタイプの人たちにもっとガンバッテほしい、などと勝手に妄想しています。

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あるマンガ家がインタビューされて応えています。
「私は小さい頃、お母さんみたいな人になるのだけはやめようって思ってました。うちの母は本当に活火山みたいな人なんです。テンションが高くて、1年365あるうちの365日怒って噴火し続けている」

マンガ家もその母親もタイプ2w1と判定しています。(なお、雑誌に載っているものなので公表しており問題はないのですが転載先を明示していません。その点はどうかお察し下さるようお願い致します)

さらに、「小さい頃に、母に訊いたことがあるんです。“お母さんはどうして毎日怒ってるの”って。そうしたら母は、“私は優しい”って言うんです」

すると、母親は応える。「私のお母さん(祖母)は非常に厳しい人で、それで私は辛かったから、自分の娘には優しくしようとしている。それでも怒るのは、あなたたちが言うことを聞かないからだ」

この母親、自分の言うことは正しいことだ、と思い込んでいるように見えませんか? 子どもの言い分をキチンと聞き入れたり理解しようとつとめているのでしょうか。そうとはとても思えません。

なぜならば、子どもの言い分を聴いていれば、怒ることは確実に減ると考えられます。相手は小さな力のない子どもです。親である自分のほうが怒りを抑えなくてはならない、という考えが少しでもあれば、365日噴火することはないだろうと予想します。

たまの噴火ではないからです。このマンガ家、まるで生まれてからずっと新燃岳のそばで暮らしているみたいなものではないかと…。

つまり、毎日怒っているのに、自分を「優しい」と勘違いしているところが、「ジコチュー度の強さ」を物語っていると考えます。

「つい怒ってしまった」とか、「なんて悪いことをしたのだろう」などと反省している母親ならば、ジコチュー度は平均値だと考えています。

なお、この母親は漫画はくだらない仕事で、絵本とか童話を描くなら高級だという考え方をしていたようです。娘がマンガ家になることに大反対していました。

「職業に貴賎なし」という考え方ではありません。また、自分のそういった価値観を子どもに押しつけていますが、その自覚はないみたいです。

この手の親によくある言い分ですが、子どもは未熟ゆえよくわかっていない、ゆえに親が押し付けたとしても、子が言いつけ通りにしていれば、後からきっとその子は親に感謝するようになる、という考え方をしているみたいです。

ちなみに、小説家は下等な職業だと言われていた時代がありました。「夏目漱石の本ばかり読んで、近頃の若者は漢文を読まない」と嘆いていた親が、明治末期から昭和初期頃にはいたんですね。

70年代になり、「マンガばかり読んで、漱石などの本は読まない」と嘆く親がよくいましたが、今ではマンガを読んでも嘆くような親は見かけません。ゲームやネットにのめりこんで新聞も読まない! と嘆いているのでしょうか。

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ある女性タレントが、「自分のファンが、他の人のイベントに行くのを嫌うらしい」と評判になったことがあります。

この女性タレントをタイプ2w1と判定していますが、ある日のこと、インタビュアーがそれを尋ねたそうです。
「そういうことあまり好きじゃないのですか?」すると、「好きじゃないことはないです」という返事。続けて…、

「私は歌手の○さんだけのファンなんで・・・わからないな、っていう。だから、本当に何か・・・何ていうのかな、デビュー当時にTV局で有名な人とすれ違っても全然嬉しくないし(笑)。好きじゃないと本当に全然嬉しくないんで、本当に一途に思う、というか一直線になっちゃうんで、みんなは、いろんな人が好き、っていうのがちょっとわからないな、という世界なんですよね」

回りくどくて、何か言いにくそうな言葉使いをしています。自分のファンならば、自分のイベントだけに参加するべきで、他の人のファンになってはいけないみたいです。

一口に言うならば「ねたみ心が一杯」に見えるところです。独占欲が強いとも言えます。しかし、そうとは受け取られたくないので、喉に何か詰まったような言い方をしていると考えられます。

つまり、自分こそはみんなのヒロインで、ファンならヒロインのことだけを思っているべきだ、という発想の仕方です。ジコチュー度が深い女性なのだろうと予想するところです。

ところで、タレントやプロ野球選手などの「オッカケ」をしている人たちはタイプ2w1の人たちが多そうです。友人知人にも相当数います。タイプ7w6も少数でしたがオッカケをしていました。

タイプ4w5も熱心なファンになっている人は見かけています。ただオッカケしているとはまだ聞いたことがないのでわかりかねるところです。

でも、「オッカケ」って行動はどれほどしていると「オッカケ」になるのか、実はよくわかっていませんので、こちらもいい加減な取り上げ方をしていると思います(汗)。


誰かの熱心なファンになるような人は、そのような人物に憧れて、自分もそうなりたいという願望が出てくるのではないでしょうか。

逆に、一度も誰かのファンになったことがない人であれば、そうした願望は、さほどに持たないだろうと想像しています。


社会的に成功したい、何か成し遂げたい、という願望ならば全タイプが持っていると考えられますが、「みんなから好かれる人間になりたい」と訴えられたのは、これまで2w1の方のみです。

有名人好みで有名人に弱い人たちが多いように見受けられます。でも、オッカケられている人たちは、本当に好かれているのでしょうか? 好かれていても、それは単なるバブルではないかと。

たとえば、自分が少し有名になると、この女性タレントのように他の有名人に対抗意識を燃やして、やきもちを焼いたり、ねたみだすのではないかと予想します。

また、当人のごく近くにいる人たちからは好かれていないこともあるのではないでしょうか。
遠くにいるから良い所だけ見えているのではないかと。それどころか嫌われている。ねたまれている怖れもかなりあるように思います。

人から好かれることは怖いこと、重いこと、ストレスになり疲れること、という見方ももっと取り入れたほうがよいと思うのですが、あなたはどう思われますか?  
 

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「ほとんどの少女マンガに共通することは、出てくる人出てくる人、それこそ老若男女ぜ~んぶヒロインに首ったけ」

どんな形の愛であれ、ヒロインは末永くみんなに愛され続ける。これは女の子の理想なのである」 (横森理香著「恋愛は少女マンガで教わった」(クレスト社)より転載)

これまで3年間くらい結構な数の少女マンガを読み漁ってきましたが、たしかに上記のような作品をよくみかけています。また、そういうものが少女マンガの典型だと思われている向きもあります。

そして、典型的な少女マンガだと言われているものが、タイプ2の作者の作品が該当するようだと、だんだんハッキリとしてきた、というところにいます。

つまり、「自分は世界の中心にいると自己認識するタイプ(8・2・5
)」ゆえに、そのような理想を持つのではないでしょうか。なお、タイプ5とタイプ8の少女マンガ作品は15年以上探していますが見つかっていません(タイプ8の男性のマンガはありますが)。

かつて、タイプ8
だと思っていた少女マンガがタイプ2w1の誤認であったと確かめています。また、タイプ8も5も、他の人たちから好かれたい愛されたいという願望を持つとは考えにくい人たちです。

タイプ8は「お父さん気質」で、「強い人間に思われたい・怖がられたい・畏怖されたい」ほうです。タイプ5は「おじいさん気質」で、「賢い人間に思われたい・智慧を求められたい・賢くなりたい願望が強い」ほうですから。

ところが、タイプ2は「お母さん気質」で、「善い人間に思われたい・敬愛されたい・必要とされたい」という願望が強い人たちですからね。

自己中心的になりやすい傾向を持つ825の中では、タイプ2にしか起こりえない願望なんです。また、
女の子の理想なのである」と解釈している横森理香さんも、タイプ2w1と判定しています。そのような理想を持たない女性が存在することをご存知ないようです。

ただし、それらは、全てのタイプ2w1女性が理想としているものではありません。そこは誤解なさらないでください。そういう調子のいい自己中心的なストーリー展開になっていないタイプ2の作品も一杯にありますから…。

また、以前、NHK朝の連続テレビドラマ「どんど晴れ」のタイプを判定してほしいと受講生から依頼があり観たことがあります。

明らかに、登場人物たちはみなタイプ2w1と考えられましたが、なんというか、一部いじわる役がいますが、上記(青字)がまるまると該当してしまうのです。

そのような敵役がいなかったらドラマになりませんからね。でも、あまりにも主人公はみなに愛されていて、また、みな主人公のことばかり考えているんです。それでビックリしてしまったほどです。

なことないだろ! って思いませんか? 「み
な自分のことばかり考えている」のが真実に近いものではないでしょうか。たまに、家族や友人たちのことを考えて大切にする、ことはある、という気がします。

また、好きな人に対してもつい批判的な目で見ている、という傾向は普遍的なことのように思うのですが、あなたはどう思われますか?

ちなみに、主演女優さんは美人で、知り合いの男性(タイプ7)は大ファンです。テレビ画面の1m前にて、正座してドラマを観ていたと聞いています。

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いろいろなメールを頂いていますが、なにか誤解を受けているみたいです。私のことをマンガ大好きだと思い込んでおられるようです。

マンガは嫌いではありませんが好きでもありません。
マンガの中に面白いとか優れているものがあると、その作品には惹かれます。くだらないマンガでも、そのくだら無さが面白いことがあります。

しかし、夢中になったことは一度もありません。子どもの頃、マンガ本を買ったことはなく、現在、仕事上で要りますが、できるだけ買わないよう工夫しています。

でも、くだらないマンガが多すぎます。お金と時間を返せと言いたくなるものばかりです。むろん、小説でも、その他の分野の本にもよくあることなんですが…。元々大量に読書するほうなので買う場合は厳選します。


ブログや講座などでマンガをよく取り上げるのは、エニアグラムの学習資料としては使いやすいからです。また、実例を資料として使い、ブログなど公の場で出すならば、関係者の了解を得なくてはなりませんからね。

なお、マンガやその他の出版物の批評は社会的に認められていることです。ただ、マンガの絵そのものをコピーして載せると著作権侵害になります。載せたい場合は連絡をとって転載料金を払う必要があります。表紙絵などはオーケーです。宣伝してあげているようなものですから。


さて、槇村さとる著「イマジン・ノート」(集英社文庫)を読んでみました。とっても歯切れのよい文です。エニア理論からみても取り上げられるものが多くて、一部ですがご紹介したいと思います。

「6年生の時、私はなにか彼に取り入ろうと、愛想よくしたり、心細がって見せたり、自分は結構いい子どもであるとアピールした」とあります。

この文は、ブログ01
/24の最後尾のほうで取り上げていることそのまんまです。一度ごご確認いただけたらと思います。槇村さんのエニアタイプをタイプ2w1と判定できると考えています。2w1女性によくみかける行動パターンです。

「学校(6年)からの帰り道で、友だちの話に相づちを打ちながら、フッと思い、あれ○ちゃんには○ちゃんの人生ってやつがあるんだ! 私の人生の主役が私なように、○ちゃんの世界では○ちゃんが中心なんだ! 私はちょっとめまいがした」

「え、じゃあさ 今私の目の前を歩いているおばさんや子どもたちや、この人たちもみんな“主役”なんだ! つまり、その時まで世界は全て私だけのものだった訳ですネ。私中心で世界は回ってた。赤ん坊の時からずっと…」 


槇村さんのように子どもの頃に、自分同様に他の人たちも自分が世界の中心にいるような振る舞い方をしていると気づく人がいます。しかし、気づかない人もいるように思われます。

攻撃タイプであれば、どちらも自己中心的な振舞い方を多少の違いがあるもののやっています。しかし、それに気づいている人のほうがジコチュー度は浅いと考えられます。気づいていない人は、ジコチュー度が深い、と考えると、その行動の仕方がよく理解できます。

あなたの周りにもいるのではありませんか、どちらも…。でも、どういう人たちがジコチュー度が深いのか、曖昧でよくわからないとは思いませんか。

「ジコチュー」と言うべきか、それよりも「わがまま」のほうが合っているのか、「自分勝手」なのか、そこら辺りもわかりにくいですよね。次回は、もう少しわかるようにしたいと思っております。


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テレビドラマを視聴するのが大好きだという元受講生からメールが届きました。現在は「蒼穹の昴」というもので、NHK総合日曜夜のドラマを楽しみに見ているそうです。

「講座で、
西太后のことをタイプ8だと紹介されていたので興味深く見ていたんですが、でも、作者の浅田次郎さんがタイプ2らしく感じられるので、西太后がタイプ8らしくないように見えるんです」

d3db4d85.jpg「でも、西太后は臣下などに、自分のことを“老仏爺様(ラオフォーイエ・)”と呼ばせています。甥の皇帝(光緒帝)には、“親爸爸(チンバーバ・実のお父さん)”
と呼ばせているんですよ。これって、やっぱり西太后が「お父さん気質」だからではないでしょうか」

浅田次郎の原作本を読んでみましたが、たしかに原作にも書いてありました。小説ゆえ事実ではないものが含まれていると考えねばなりません。しかし、このような類のことが創作できるとは考えられません。

浅田次郎さんはタイプ2w1と考えられますから、西太后がタイプ2らしく感じられるというのは必然的になるのではと思います。

でも、なぜ、このような呼び方を西太后が求めたのか調べる必要があると思います。しかし、中国語ができればネットで真相を調べられるとは思いますが、それは無理です。

日本語サイトでは、なにか奇異に感じたり、おかしな呼び方だと語っている人たちはいます。また、次のようなものも見つかりました。

 「自分のことを…大切なお父さんと呼ばせた、それには2つの目的があります。一つは生みの親との関係を完全に断ち切らせ自分と新たな親子関係を築かせるため。もう一つは、権力関係をはっきりさせることです。お父さんと呼ばせることによって光緒帝は、西太后の前では逆らうことができなくなります。光緒帝の心の中で彼女が絶対的な権威となり絶対的な君主となるのです」

でも、これって少し変です。お父さんと呼ばせたら、逆らうことかできくくなるものなのでしょうか?

西太后をタイプ8だと見たならば、その威圧感で他の人たちを圧倒して怖がらせることもできます。原作を見ても、甥の光諸帝が西太后を怖れていたと書いてあります。

ちなみに、西太后の権力欲の強さは相当なもので、3度もクーデターを起して権力を掌握しており、権力に固執していることが露骨に出ています。そこまで権勢欲か強ければ、タイプ8に絞れると考えられます。

そして、タイプ8であれば当会の理論では、「父親気質」です。本人自身が、「おかあさん」と呼ばれることに違和感を持つ可能性はあります。また、念の入ったところは「おじいさま(老仏爺さま)」と呼ばせているところです。

呼び方や呼ばれ方というものは、結構、その人の本質的なものと関わりがあるとみています。以下にすでに公表しているものです。


http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-401~/15-407.htm


http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-401~/15-409.htm

また、上記にもあるように、タイプ8は人を従わせたがるほうで、自分に逆らう人間は徹底的に叩くという傾向はあります。「権力者(権威ではない)、絶対的な君主」になりたいという欲求が強い気質です


従って、そんな呼び方をさせようとした女性ならば、本性は男だったと考えられ、なおさらタイプ8だと判定できるでしょう。ちなみに、このような性格分析をしているのは世界でただ一つ、おそらく当サイトのみです。

 

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アイルランドの旅から帰って早くも4年以上経ちました。1ヶ月前、図書館の本棚にある「アラン島」というタイトルがふと目について手に取りますと…。

1953c886.jpgジョン・ミリントン・シングという青年が100年前に書いた紀行文でした。アイルランド人です。私が訪れたところも出ており、地名も馴染みのあるものだったので、面白く読め終えたんですが。

シングは詩人イエイツ(アイルランド人)にすすめられて、この島に赴いたとあります。シングは島人から、島に伝わる妖精譚などを聞かされます。やがて、それをもとに戯曲を作っています。

100年前のアラン島の人々の素朴というか原始的な生活ぶりがよくわかり、しかも、シングはこの島に惹かれていたこともよくわかるものでした。

ちなみに、シングはプロテスタントで島人はカトリックで、使う言語も違います。島人からみれば、異邦人みたいなものです。

ところで、シングのエニアタイプは、タイプ4ではないかと絞れる情報も入っていて、興味深く読むことができたのでした。そこら辺りを少しご紹介します。

イエイツが、シングのことを回想している文があるそうです。「彼には病的なゆううつ状態から救い出してくれる何かが必要だと感じて」、島行きを勧めたみたいです。

シングと交友関係があったある作家によれば、「シングは何かを尋ねられれば答えるが、自分のことは語らず、世間話もしない男だった」

他の人たちのシング評もあります。「彼は人生の傍観者だった・入ってきて、腰掛けて、見ているだけ、それが彼だ・全然しゃべらない、いつも聞き役だ・私は本当のシングってものがわからない等々」

しかし、フィドル(バイオリン)を弾いてアイリッシュ音楽を村人と楽しんでおり、なにやら得意の体操の技を披露したりしています。手品もできたみたいです。

また、ハサミをくるっとまわして、子どもみたいに喜んでいたとか、むっつりお茶目な人柄だ、という言い方もあります。

イエイツと知り合った頃は元気のないタイプ4で、アラン島で癒されて、ついには戯曲家として名を成したと考えられます。

65e8bfe8.jpgちなみに、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)もアイルランド人です。タイプ4と判定しています。ウイングはふたりともに5ではないかと思うのですが、判定できる情報は見つかっていません。

ところで、シングと八雲は年代的には同じ時代を生きています。なんと八雲も紀行文をよく書いています。新聞記者でしたからね。

日本の民話や伝説などを題材にした再話文学を著しています。「耳なし芳一」がよく知られています。ここも、シングと似ているところです。

そして、日本人からは八雲は外国人です。そして、シングも八雲もあちこち流浪しています。自分の居るべき場所が見つからなかったんでしょうか?

島根県の松江で過ごしており、民話の聞き取りの旅にもよく出かけています。どちらも都会好まず、田舎とかひなびたところを好んでいます。

八雲の妻・節子さんが、「思い出の記」を書き残していますが、「人づきあいをしたがらない・子どものように無邪気」とあります。

ついでながら、私の友人のタイプ4w5も紀行文を書いています。30年以上前に書かれたものですが、つい最近、読ませてもらったばかりです。



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1/29のブログ新婚旅行についての感想などを頂いています。面白いという感想が幾つかありました。それを少しご紹介します。

新婚旅行のタイプ4のエピソードですが、ありえる話で笑ってしまいました」とタイプ4の女性から感想が届いています。

また、タイプ4の男性はタイプ7のエピソードです。「
まさか家族全員で新婚旅行に行くとは。そんなことどう考えたってイヤですが、それが普通な人もいるんですね」

そして、
「わたしなら気を使うので、二人きりでいきたいです」とタイプ1の女性からメールが届きました。また、「新婚旅行に型なんて要らない!やりたいようにやろう!」というメールも届いています。タイプ7の男性です。

この4人の方には事前にご了解を得ないままにご紹介しています。たぶん、快く承諾して頂けるだろうと思っております。

でも、ご協力を感謝していることはお知らせしたいと思います。ありがとうございます。なお、これまでご本人の承諾を得ないで感想文を載せたことは一度もありません。

ところで、エニアグラムでタイプ別けができていると、同じタイプが同じ行動を取っていると、受講生たちからの情報から判明することよくあります。9つのタイプがあることは行動パターンが9つあることなのですから、必然的なことなんですが…。

また、セリフが似ていることもよくあります。セリフというよりも言葉使いが似ていると言ってもいいかもしれません。服装が似ている、ということも、なんだか不思議ですが、よく見かけるものです。

タイプが同じであっても、政治意識が似ているとか支持政党が同じということにはなりません。宗教がどの宗派に属するのか、無信仰なのか信仰心が篤いのかという点でも、タイプの傾向があるとは思えません。

それよりも日々の暮らしぶりや家族との付き合い方、趣味
などに各タイプの定型パターンがあるように感じています。

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「アクロス・ザ・ユニバース」という曲、ご存知かもしれませんね。ビートルズナンバーで実質はジョン・レノンが作ったと言われています。なんだか不思議な曲です。

私の勝手な訳ならば、「神様だって、私の世界を変えることなんてできやしない!」です。でも、
Youtubeでリアム・オ・メンリィが歌っているのを聞いて、ビートルズよりも、この人の声のほうがマッチしているんじゃないかと思いました。次にあります。http://www.youtube.com/watch?v=efDKW29zMsA

なぜか、以下のところにリアムの曲をかなり聞けます。「アクロス~」も入っています。彼はアイルランド人で、アイルランド語で歌っている曲もあります。これがまたとてもグットなんです。http://wn.com/liam_o'maonlai
(動画のほうは削除されてしまうかもしれません)





ちなみに、古アイルランド語と言われているゲール語で歌っている曲があります。このゲール語は
「歌うために生まれた言葉」と言われているくらいですから、旋律がとても美しく感じると思います。

アイリッシュ音楽が大好きで、それで4年前にアイルランドまで出掛けているくらいです。また、1997年の映画「タイタニック」で、主人公のふたりが出会って3等船室で踊るシーンがありますが、そこで演奏されていたのもアイリッシュ音楽です。

タイタニック号はベルファスト(北アイルランドの町・でも船のオーナーはイギリス)で作られたもので、最後の寄港地もアイルランドでした。ディカプリオさんが演じたジャックもアイルランド人です。

この国はイングランドに支配されてカトリック教徒は土地を所有できず、また飢饉にもなって、200万もの人たちが移民として世界各地へと渡航したという歴史があります。

c7ba0f6a.JPG痩せた土地で、西部はとくに岩ばかりで荒涼としたところです。それゆえ、男たちは岩をできるだけ細かく砕き、女たちは海草を採って岩の上に敷きつめるところから土作りを始めました。そういう営みが何千年も続いたというお国柄です。

強風を防ぐ意味もあり、石垣でいくつもの狭い区画に囲いこまれています(写真)。でも、歌を歌いダンスするなどして楽しむ国民性があり、民話などの宝庫でもあります。

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時々おもしろいエピソードが私のところに入ってきます。主に受講生からのものです。今回メールで伝えてくれたものは新婚旅行に関するものです。

新婚の夫婦がともにタイプ7です。夫が7w6で、妻も7ですがウイング7か、あるいは8が少しありそうです。新婚旅行はハワイです。新婚のふたりだけでなく、二人の実家の家族全員と一緒だったんだそうです。

総勢11人だそうです。なんと判定してみたら、「タイプ7
家族」と言えるくらいです。いろいろに尋ねると、タイプ2とタイプ9が一人ずつ混じっていて、その他はみなタイプ7でした。ウイングの違いはありますが、7w6が多いと考えられます。

受講生の親戚に当たる人たちなのですが、受講生が「2人だけの旅行はどうしてできなかったの?」と尋ねたら、「大勢で行ったほうが楽しいから」とのこと。タイプ7らしい言い方には違いありません。

ただ、タイプ7の男性は、女性とふたりっきりになったら緊張してしまうでしょう。交際期間が長ければそうはならないかもしれませんが。

家族と一緒なら緊張もしないで、間も持てると考えたのかもしれません。また、
何か困ったことが起きても皆と一緒なら安心ですから。不測の事態を考えてしまう質でもあります。

ちなみに、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」は北野武さん(7w8)のギャグだったと伝え聞いています。事実なのか確かめていないのですが…。


次は、2人ともにタイプ4の新婚さんです。ウイングはどちらも5です。どちらも新婚旅行に行きたいところを以前から決めていたらしく、どちらも退かないのだそうです。

タイプ4同士ならば力関係は互角です。一方がタイプ2などになれば、そちらの言いなりになることも考えられます。お母さん(タイプ2の気質)と末っ子(タイプ4の気質)では勝ち目がないみたいです。


結局、女性のほうはフランスのパリへ、男性はオーストラリアへと別れて新婚旅行に出かけました。「それじゅあ新婚旅行にならない」と、やっぱり周囲から言われたようです。

でも、「新婚旅行という名目で休暇が取れたのだから…」という答え。タイプ4は一つのことに固着するというか、他へと興味を広げにくいところがあるようです。また、協調性は低いほうですから、こうなる可能性はあります。

なお、型破りの新婚旅行をした人たちがいたら知らせくださいね。その人たちのタイプも判定したいです。

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