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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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萩尾望都さんの作品には母親との確執などがよく登場します。そこから「母親に向くタイプ(8374)」と絞ってしまったのですが、萩尾さんのタイプを誤認した最大の原因だと考えています。

なお、特集を見て萩尾さん自身が語っていることから少し明らかになったことがあります。
「父(萩尾さんの実父)は早くに両親を亡くして、愛情を受けて育っていない。母も出来が悪い子ども時代を送って辛かったから、なんかそういう家庭を作って見返してやりたい葛藤があるもんで、家に余裕がなくなる。家庭内が緊張状態」

「理想的な家庭を創ろうとして、子どもたちにいろいろな躾をしていた。…中略…親の望む通りの子どもに矯正する」

このご両親ヘのインタビュー記事も掲載されていますが、かなりの教育熱心な方たちのようです。たとえば、絵を描くのを禁止、クラブ活動は勉強の邪魔になるので禁止、届いた手紙は全部チェック、教科書以外は読んじゃいけない、友だちも勉強のできる人としかつきあっちゃダメ。
 
「漫画家になることを反対された。一時は険悪な仲になった」と妹さんは語る。一方、萩尾さんは、「妹は結婚するとき両親に大反対されて、それ以降は両親のことを名前でしか呼ばない」
 
そして、「親との溝は埋まらないんですけど、そういう作品を描くことによって、一瞬、親子関係をあきらめることができました」と萩尾さんは語っておられます

でも、萩尾さんは両親と同じタイプですから、基本的な価値観は同じです。それゆえ、一瞬でも、あきらめることができたのでしょう。が、他のタイプであれば、あきらめられないだけでなく、憎しみしか残らない、ということもある得る、そんな接し方ではないかと。


しかしまあ、それでタイプ誤認したのかと、少し納得が行く情報が得られました。なお、両親は最もわかりやすいタイプ2w1と判定できる方です。すざましい躾、すざましい干渉をする親が一杯にいるタイプです。それを親の愛情だと思い込んでいるのです。

また、三人姉妹ですが、3人ともにタイプ2と予想しています。なお、萩尾さんより6歳年下の弟さんがいて、「もう、家中で可愛がりました」とあります。

タイプ2は男好きですから、弟をかわいがることはよくあります。むろん、ケンカばかりしている姉弟(ともに2w1)もいます、歳の差が少ない場合ほどよくあります。

ちなみに、そのような親になった原因について、萩尾さんは上記のように語っていますが、幸せな家庭に育ち、能力があり、社会的に成功した人でも、こんなような親になっています。しばしばよく出会うほどです。

それよりも、同じ2w1でも、さほど教育熱心ではない、おとなしく控え目で子どもに干渉しない親がいます。萩尾さんの片親が、こちらであったならば、これほどまでに過干渉にならなかったのではないかと想像します。

互いの相乗効果なのだろうと思うのです。前のブログでとりあげた田辺聖子さんの文章にあるように、「教育によって子どもが作られていくとは、この頃思えなくなってきた」 

尤も、反面教師となり、萩尾さんが親になったら子どもに干渉しなくなる、ということはあるように思うのです。が、歴史は繰り返すということもありますから…。

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ある母親は、元々に娘のことを気にする人でしたが、娘が中2になった頃から、妙に娘の身辺をかぎまわっています。

男友だちができるような年頃になったので、携帯でおしゃべりしている相手は誰なのか知りたがるというのです。娘の生理の時期なども把握しているようです。


娘さんは、これまでは母親のことはあまり気にならないほうでしたが、最近の母親は「なんだか、自分を見張っているように感じる」と言います。

でも、それよりも、父親が自分のことを気にかけてくれない、自分のことなど失念しているように見えて、苛立ちや寂しさを感じることがあると語ってくれました。

一方、父親(=夫)は、妻(娘の母親)の動静には過敏に反応しています。「週末スキーに行く予定だが、妻の機嫌が悪いので言い出せない」と語ってくれました。

でも、妻のほうは、「スキーに行きたいなら勝手にいけばいいのに、私もやりたいことしてるし、なんで私の顔色ばかり伺っているの?」と、怪訝な面持ちになっています。

さて、この3人家族はそれぞれに片思いをしています。母親はタイプ7w8で「女性を強く意識するタイプ(837)」ですから、一人娘のことばかり気にかけているのです。夫(男)には感情的になりにくいほうです。

娘はタイプ2w1ですから、「父親や男性を強く意識するタイプ(261)」ですから、当然に父親のほうばかり気にしています。

各タイプの強く意識する対象http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm


しかし、この父親はタイプ3で、妻も娘のどちらも気にかけるほうですが、実は、こちらの場合の妻は、タイプ8の「お父さん気質」を併せ持っています。きつい気質で、気遣わねばならない相手になり、それゆえ独断で物事を決められないのだろうと考えられます。

また、タイプ3は、元々年下は気にならず、年上を気にかけるほうでもあります。「次男気質」といい、年少型タイプだからです。

また、妻は「長男気質+父親気質」で、夫は「次男気質」です。実質的には、「長男」対「次男」という関係になり、夫は妻の
顔色を伺うようになってしまいます。

また、タイプ3の父親にとって、タイプ2
の娘は、自分の娘でありながらも、どうも可愛がる対象になりにくい気質の娘です。

なぜならば、タイプ2は「お母さん気質」で、タイプ3である自分は「次男気質」です。父と娘なのに、実態としては、次男(3)と母親(2)みたいな関係になってしまうのです。むろん、小さい頃はかわいがったかもしれませんが、娘は中学生ですから。

なお、娘が、父と同じタイプ3とか、またはタイプ4(末っ子気質)の娘であれば、ずっとかわいがる対象になる可能性がありますが…。

母親7(女性に向く)→娘2(父親に向く)→父親3(年上の女性に向く)夫→妻(母親)7

このように、この家族も矢印は一方向で、トライアングルになっています。これに関する理論は、以下にあります。人間関係には、表面的な関係と、そうではなく、実質的な関係があるいうことです。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm


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KAWAD夢ムックの総特集『萩尾望都』の中に載っているものの一つは、萩尾望都さんと小説家の長嶋有さんの対談ものです。

萩尾さんがコンピータ嫌いだと知って、長嶋さんは「信じられない」と驚いていらっしゃる。次の青字部分は、それに対して萩尾さんが語っていることです。


SFの世界でもコンピュータとかロボットっていうのはずっと変化しています。…中略…自新しいSFを読むとどんどんコンピュータに人格が付いてきて、お互いに怒鳴ったりケンカをするわけで、そういうのが非常に面白いです。

やっぱりこうでなきゃって、ちょっと思ったりもします。…中略…自分はコンピータなんだけど、あるキャラクター人格を味付けしてあるとか、短気なキャラクターとして設定されているコンピュータとか、面白いです」

この部分をある受講生(タイプ4)に読んでもらうと嫌な顔をします。どうしてなのか理由を尋ねると…、

「映画とかマンガとか見ててよく思うんですが、つまらないことでケンカしたり怒鳴りあったり、怒ってばかりいる人たちが登場して、なんだか気分が悪くなります。面白いだなんて…」と不快そうにしています。


それを聞いていたタイプ9の受講生も同感だと言う。確かに、ごく最近になって読み返したばかりの「天才柳沢教授の生活」も、すぐに怒り出す人たちばかり登場します。再読してはじめて、こんなマンガだったのか、と気づいたところです。

作者の山下和美さんのエニアタイプをタイプ2w1と判定しています。怒っている場面やイラッとしているシーンは、読者に面白いと思わせるために描かれているのだろうと思われます。

ですから、その逆で、不快になる読者がいるとは、山下さんは予想だにしていないのだろうと考えられます。でも、考えてみたら、コンピータの人格が、シャイで内気というのでも、面白いのではないでしょうか。

元々の気質が短気であると、怒りっぽくてケンカっ早いコンピュータのほうが「面白い」ってことになってしまうのでしょうか。ハト派タイプにとっては、人との争いや諍いは、不快で避けたいものになるので、面白いシーンになりえないみたいです。

萩尾さんは同業のマンガ家たちからは、おっとりした人に見えているようです。でも、萩尾さん自身はケンカをよくしているらしいので、穏やかな気質とは言えず、攻撃的な気質なのではと考えざるを得ません。

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特集『萩尾望都』の中にはちょっと大胆というか、萩尾さんが怖がりとは思えないエピソードが載っています。

マンガ家のちばてつやさんが萩尾さんや他の大勢の人たちと、南米のアマゾンの密林を旅した時のことを語っています。ちばさんは萩尾さんに、「ワニの串焼きとかピラニアの刺身など」を食べさせてしまったようで、「それを後悔している」と言う。

なぜなら、淡水魚の刺身は充血吸虫やつつが虫などから危険な食べ物だったというのです。ところで、異変や危険時でも食欲が減らないタイプ2は、「お母さん気質」です。

お母さんタイプの人たちは食料調達という役割をDNA遺伝子にあるのかと、思うと、その行動がよく理解できます。食べられるものを開拓していくようにできているんじゃないかと思うことがよくあるからです。

お母さん気質の人たちは、それまで食べたことのないものでも、なにか怪しい食べ物でも、容易に口に入れられる傾向があります。無論、それは無理だというタイプ2もいます。誤解しないでください。

しかし、防御タイプ(7・1・4)は、初めての食べ物には箸をつけられず、少し口にしただけで怯んでしまう人が少なくありません。
自分の体に取り込むものゆえ警戒します。保守的になるのは必然的です。

ここも、むろんのこと何でも食べられるという防御タイプの人もいます。なお、これは、萩尾さんが防御タイプだとは、あまり考えられないエピソード、ということになります。


また、萩尾さんの妹へのインタビューにあるものです。「家の中でお茶碗が割れる音がすると、“あ、望都子(もとこ)、だ”と。(笑い)ドジな望都子さんというふうに思われていたんです」 ソコツでドジをよく踏むとしたら、タイプ2から探すところです。

また、萩尾さんはあるパーティのおり、ゴージャスなお姫様スタイルで登場しています。このような服装は、「女の中の女」であるタイプ2w1の女性から探すところです。コテコテの2w1、と言えるくらいです。

不思議なことだと思われるところですが、服装の好みと「気質」はおおいに関係しているからです。
ちなみに、タイプ4の女性は子どもっぽい服装、たとえば、アニメキャラクター入りのシャツとか、カジュアルで少年っぽいものを好むように見えます。

または、上品で清楚、個性的、あまり流行を追わない、淡い色調、シンプルで飾りっ気のない服装を好むという傾向があります。


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面白い文章が書けるようになりたいのですが、それはなかなかに難しいものですね。少しでも近づきたくて、友人たちに何か参考になるものはないかと尋ねると、「田辺聖子さんの本がよい」と言う。早速に読んでみたら面白いものが見つかりました。

「私は、世の中をみていて、このごろ思うに、「いい子」に恵まれるのも、マグレだと思えてきた。子が親にめぐり合うのも縁であるように、親が、自分と仲のよい子にめぐりあうのも、縁である。――私は、教育によって子どもが作られていく、とは、この頃思えなくなってきた。

人間の性格には、教育以前の持って生まれた矯めがたい心の闇があり、それが親と子と必ず相似形であるとはどうしても思えないのである」 

(ただし、転載先の書名がわかりません。メモするのを忘れ幾冊かの中のどの本だったのか不明、汗)


なお、しばしば使われている「心の闇」という言い方が気になります。理解できないので、「闇」と言っているのだろうとは思いますが、どうも嫌な言葉に、私からは見えます。

しかし、上記の田辺聖子さんの見方には賛同できます。なお、「矯(た)めがたい」は、矯正できないという意味ですが、エニア的に言うならば、「タイプ1に生まれたらタイプ2にはなることはできない」です。

タイプ1のように羞恥心が強い気質に生まれたら、タイプ2のようにほどほどの羞恥心にとか、または、厚顔になるべく矯正することは容易ではありません。また、「長女気質」の人が、「お母さん気質」に変わることもできません。

ちなみに、知り合いのタイプ1の女性が離婚して子どもを引き取りました。しかし、些細なことでも子どもに関することならば、元夫に電話して尋ねているそうです。

子どもは夫の子どもで、自分の子どもではない、というようなイメージです。「あなたの子どもを産んであげた」と口にしていたこともあります。また、このような考え方をする母親は、子どもタイプ(17634によくある傾向です。

タイプ1は子どもタイプの中では一番の年長型タイプです。しかし、親的な資質は少ないので、たとえ自分の実子であっても、夫から預かって育てているという感じになり、自分の一存で決められないみたいです。

ですから、精神的には母親になっていない、「その子どもにとっては“年長の姉”」という関係になってしまうのです。一体全体、どのような教育をすれば、このような親子関係を作り出すような人間になるのでしょうか?

子を産んだら、自然に母親になれる、というものでもないようです。自然に無理なく母性本能が備わってしまうタイプ(タイプ2の女性)もいますが…。

「教育」とは、その子が本来持っている長所とか能力を、活かしたり伸ばしていくものです。短所を無くすことはできず、気質(特長・性格タイプ)そのものを変えられるというものではない、と考えられます。

そして、「矯める」とは、この短所を無くすという意味であり、それは
「よい子」にさせるべく型にはめていこうとするもので、教育とは無縁のものだと思うのです。

親や教師にとっての「よい子」にするための矯正が教育だ、と、勘違いされているように思うのですが、あなたはどのように思われますか?

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文芸別冊の特集『萩尾望都』の中にインタビュー記事が載っています。それによると、萩尾さんは父親の仕事の関係から、しばしば転校しています。

「いろんな学校に行けて面白かった。厳しい家よりも、集団でいられる学校のほうが好きでした」、「わりと屈託なく友だちはできるんですけど…」などと答えています。

これでは、人慣れしやすい気質に入るほうで、タイプ2から探すところであり、逆に、防御タイプ(7・1・4)の可能性は低くなるところです。

怖がりであれば保守的になりますから、転校というものは嫌なことで、不安が強まってしまう可能性が大だからです。また、屈託なく友だちができるという方向にはなりにくいものです。

しかし、萩尾さんは、「人と会ったりするのが、ちょっと苦手で…」とか、「人って意外と怖くないんだなと、」と語っています。しかし、他の女性とルームシェアして暮らしたことがある、という箇所にぶつかりました。

人づきあいは疲れるもので傷つけられる怖れなども予想するような人であれば、ルームシェアなどはほとんど考えられないものです。

そして、「20代、30代は、私はフットワークが軽くて、ちょっと時間があるとあちこち出歩いて人と会ったりしていたんです。人が怖いけど、興味のほうが大きくて…」 

興味はあるが、怖いので近づけない、避けてしまう、というふうにならなくては、人を怖がっているとは考えられません。

また、この特集を読むと、萩尾さんは、同業のマンガ家たち多数とよく交流もしており、萩尾さんは矛盾したことを言っているように見えます。行動パターンからは、「人間大好き」というほうに入ってしまいます。

たとえば、タイプ4と判定している、「ドラえもん」の作者・藤本弘さん(藤子F不二雄)と比較するとわかるのではないでしょうか。藤子A不二雄(我孫子)さんの著書「Aの人生」の中に載っていることです。

「藤本君は人に会うのが好きではなかった。自分の選んだ相手とは最小限つきあうけど、それ以外の人と会うのは避けた…中略…トキワ荘にはたくさんの人々が訪ねてきたが、藤本君はほとんど会わなかった。かわりに僕が相手した。そのために、藤子不二雄は二人だが、ほんとは一人じゃないかと噂されたことがあるくらいだ」

そんな噂がされるくらいならば、めったに人と会っていない、かなり避けていたと考えられます。そして、藤本弘さんはたぶん「人が怖い」というようなことは口にしていないだろうと予想します。

また、
行動パターンをみたら、「人間大好き」とか「社交的」だと考えざるを得ないのに、当人の意識上では、「人は怖い、人づきあいが苦手だ」と思っている人は、大変によく見かけるものです。

このようにみたら、自己申告での性格診断チェックでは、自分の正しいタイプなど探り当てることができないことがわかって頂けると思います。

当会にもホームぺージに「性格診断チェック」がありますが、次のように書き添えています。
「あなたは0タイプかもしれません」 または、「
ここで見つかったあなたのタイプは、ほぼ間違っていると考えてください」

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ある小学6年男児は、なんだかムシャクシャしてある事を仕出かしてしまいました。自分でも困ったことをしたと悔やんでいました。父親に叱られるかもしれないので、先手を打って、父親にちょっとした言い訳みたいな手紙を書いたみたいです。

でも、直接に手紙を父親に渡せないらしく、「渡しておいて」と母親に頼んで登校しました。さて、父親のほうは、最近の妻の様子から、妻が息子のことで心配しているのを気にしています。

それで、妻宛に、「そんなに気に病まなくても…、ちょっと気晴らしに、今度の日曜日は映画を観るか、買い物にでも行こう!」と、メモを食卓において働きに出かけました。

妻のほうは、「夫は私のことを気にかけてくれるけど、それよりも息子のことを心配してほしいのに、どうも息子のことは気にならないみたい…」と、なんだか釈然としていない様子です。

さて、この一家は3人ですが、エニアタイプは、息子がタイプ6w7、父親はタイプ7w6、母親はタイプ2w1です。

タイプ6の息子は、男性を強く意識するタイプ(2・6・1)です。
母親とは気楽につきあえ言いたいことはなんでも言える傾向があります。しかし、父親に対しては心理的に構えてしまうほうで、父親を怖れる傾向があります。気軽に近づけないんです。

タイプ7の父親(夫)は、母親と女性を強く意識するタイプ(8・3・7)です。母親とは早くに死にわかれています。母親がいないのであれば、次は妻のほうばかり気にします。息子のことなどあまり気にならないのです。

ところで、母親(妻)は、父親と男性を強く意識するタイプ(2・6・1)ですが、子どもを強く意識するタイプでもあります。子どもが小さい時期は、自分の父や夫よりも、息子のほうばかり見ている傾向があります。

どうやら、息子はなにかと問題を起しているので、息子のことが心配でならないみたいです。夫のことは二の次になっています。自分の実家の父親は元気で暮らしているので心配することなどないようです。

人は「片思い」になっていることが多い、ということを案外みんな気づいていません。この一家は、息子→父親(夫)→妻(母親)→息子となり、矢印は一方向です。トライアングルになっています。

 息子6→(父親に向く)→父親・7・夫(女性に向く)→妻・2・母親(息子に向く)→息子6

あなたの家族は、トライアングルになっていますか? まだまだ続きがあります。

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萩尾望都さんのエニアタイプを知る手っ取り早い方法はないかと探していると…。河出書房新社が出している特集『萩尾望都』が見つかりました。なんと、「少女マンガ界の偉大なる母」という副題が付いています。

タイプ2は「お母さん気質」ですから、このように形容される可能性は大です。藤子F不二雄さん(=藤本弘さんはタイプ4と判定済み)が、「子ども漫画の父」だと言われるなど、考えられませんからね。

ちなみに、「漫画の神様」は手塚治虫、「漫画の王様」&「漫画の帝王」は、
石ノ森章太郎です。この二人、「漫画界の偉大なる父」とは言われていないんですね。「少女漫画の女王」は、一条ゆかりです。3人ともにタイプ2w1と判定しています。

さて、特集ものですから、両親や姉妹が萩尾さんのことを語っているので、簡単に判定できると予想したのに…、残念です。しかし、タイプ2w1と考えられる状況証拠みたいなものは多数見つかっています。

たとえば、萩尾さんはよくケンカしています。お相手は、両親、妹、マネージャーです。でも、萩尾さんと交流のあるマンガ家たちは、彼女のことを次のように語っています。

おっとりした人、ふわフワした人、ちょっとアンニュイな風情、ピュアな人、上品なマナーハウスの女主人といった風情の人、等々。

ところで、よくケンカする人はどのタイプか? と問われたら、2w1から探しますと答えます。ダントツですから。半世紀の間、全くケンカしたことのない2w1の人もむろんいます。そういう人は、早くから2w1だと判定できない、というに過ぎません。

家族とは遠慮のない関係なので、他のタイプでもケンカはします。しかし、マネージャーとケンカするなど、しかも女同士ですからね。同じ2w1でも男同士のほうがよくケンカしています。

ちなみに、ここにある「ブログ検索」にて、「ケンカ」と入れて読んで頂ければと思います。そこにもあるようにケンカ大好きと言いたくなるほどにケンカに明け暮れているのは、これまで知っている範囲内ではタイプ2w1でした。

とはいえ、ケンカをよくするからといって、このタイプだと判定することはできません。「状況証拠だけでは立件するのは難しい」って、よく言われていますが、それと同じです。

でも、状況証拠も数多く集まれば立件できますし、犯人を特定できる(ここではタイプ判定できる、に該当します)という考え方がありますからね。

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萩尾さんのエニアタイプを以前は、タイプ誤認していました。萩尾さんだけではありません。他にもたくさんいます。

タイプ誤認していた原因としては、「イグアナの娘」などにもあるように、母親との確執を描いた作品が多いところや、傷つきやすく不安感の強そうなキャラクターが多いという点から、タイプ4と誤認したのではないかと考えられます。

現在は、萩尾さんはタイプ2w1と判定していますが、判定した根拠を指し示すのが難しい人と、わりあい簡単にできる人がいます。タイプ2だけでなく、それは全タイプに言えることなのですが。

萩尾さんは難しいほうに入ります。作品も多すぎて、どこから手をつけたらよいのかという感じです。また、明確にタイプ2だと説明できる箇所とか、このタイプだと納得してもらえる適切な作品を見つけ出すのが大変で、時間がかかります。

ですから、取り上げるのは大変な作業になるために、実は正直に言えば、あまり取り上げたいマンガ家ではありません。また、私自身もエニア研究を始めたころ、萩尾さんのような作品こそ、典型的なタイプ4の作品なのだろうと思い込んでいたのです。

また、当初から研究を始めた仲間たちも、みな同じ見方をしておりました。また、タイプ判定を依頼される人の中に、ご自分をタイプ4だと思い込んでいる人も多数いました。

それが、
正しくはタイプ2w1だった、ということはしばしばあります。ありすぎるくらいです。タイプ2とタイプ4は、エニアグラム図形でみると線が繋がっていますから、共通点も多くて、間違えやすいほうです。

なお、2007年にそれまで公表していた有名人のタイプ、漫画や映画のタイプも、大量にタイプ誤認していたと気づいて、「タイプ判定の間違いについてのご報告とお詫び」を公表しています。 2007/12/20づけです。以下にあります。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page16/16-3.htm

それだけではありません。
著書にある有名人のタイプも、大幅に書き直す必要があります。出版社にも連絡はしていますが、すでに発売された後でしたから、次ぎに出版できるのであれば、改訂版になると思います。

しかし、出版不況の時代ですから、次はないかもしれません。これを読まれた方は、有名人のタイプが載っている箇所は、間違ってない人もいますが、とりあえず、みな消去してくださいませんか。よろしくお願い申し上げます。


やらねばならないことが多すぎて、手をつけられないままのことが多く、大変に心苦しく苦慮しております。でも、萩尾さんについては、これから少しずつ取り上げていくつもりですから、どうかご理解ください。

その他の人も、むろん、少しずつしかできませんが、取り上げたいと思っております。従って、2007年以前に、ご紹介した有名人のタイプも、どうかあなたの脳裏から消し去ってくださいね。

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クマムシっていう名の生き物、ご存知ですか? 私は生まれて初めて知りました。このクマムシは、世界最強の生き物だと言われています。

たとえば、カラカラにひからびても生き延びます。氷漬けされ
ても生き延びます。酸素不足になっても生き延びます。放射線を浴びても平気なんです。

クマムシの写真→http://karapaia.livedoor.biz/archives/51766036.html

写真、見られました? とっても愛らしいですね。宮崎駿さんのアニメに出てきそうです。クマに似ているので、クマムシと名づけられたみたいですが…。

クマムシは、体長は0.11.0mmほどで、8本足のカギ爪です。世界中で見られるもので、海中から陸地までさまざまな環境に適応して生息しています。顕微鏡があれば見られるそうです。

ムシとありますが、昆虫ではなく、緩歩(かんぽ)動物に入るのだそうです。つまり、ゆっくりと動き回る生き物。

主に、コケや土壌などでよくみられるという。最強の生き物ですが、それでも天敵はいるみたいです。ある種の菌とか、ダニとか線虫などです。

乾燥すると、樽(たる)みたいになり、仮死状態みたいになりますが、数年くらいはその状態で、よみがえることができるという。

120年は生きられると書いてあるサイトもありますが、それはガセネタだと、クマムシを研究している鈴木忠さんが著書「クマムシ 小さな怪物」で述べておられます。

この年齢になっても、まだこんなにもビックリしたり、ワクワクできる生き物と出会えるんですから…、いいですね。生きるということは…。

http://tardigrades.net/movie.html

http://wiredvision.jp/news/200809/2008090922.html



ところで、お遊びコーナーの「物語ゲーム」をクリアされた方は、まだお二人のみです。


昨年度は易しかったので、クリアできた人がたくさんいました。それで、今年度はちょっと難しくしてみたんですが、難しすぎたのでしょうか?

第1ステージの正解を公開しています。ですから、第2ステージからトライしてみませんか?  また、ヒントかなにか入用でしたら、お知らせください。 

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