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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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中央アジアとか天山山脈、サマルカンドなどという地名を聞くと、なぜか心惹かれます。私の遠いとお~い祖先はその辺りなのかなあ、などとそんな想像をすることがあります。

ところで、中央アジアにあるキルギスで民族的な対立があり、
「死者数が保健省の推計を大幅に上回り、2000人に上る可能性がある」とか、「国連UNによれば、キルギスの民族衝突により100万人が影響を受けた恐れがある」という報道が19日にありました。

「赤十字国際委員会(ICRC)によれば、この騒乱で推定約8万人がキルギス国境を越えて隣国のウズベキスタンに避難した。避難民キャンプには約3万人が身を寄せているが、国境を越えて流入してくる避難民がさらに殺到している状況だ」という。

現在、キルギス共和国には、キルギス人が約7割を占め、他はウズベク人で14%を占めており、宗教はイスラムのスンニ派です。

なお、どうして民族衝突になるのかと調べてみると、「どうも不可解な点が多々ある」と書かれているサイトをみつけました。以下です。

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2010/06/post-d542.html

「暴動の背後にキルギスの不安定化によって利益を得る何らかの政治的な集団、あるいは犯罪組織がいる可能性は排除できない」と。

キルギスにはアメリカとロシアの軍事基地がありますが、そんなところは世界中でただ一つキルギスだけです。沖縄より酷い状況に置かれているのだろうか? 気になりますね。

そして、それよりも、驚いたのが誘拐婚(略奪婚KidnappedBride)という風習です。今でもあり、しかも、なんということか、結婚の半数を占めるという。

一度、誘拐された女性は純潔ではないと見られるので、実家に帰ることができず、そのまま泣き寝入りして、いつしか夫として受け入れるしかない、というのです。

女性には人権が無いみたいなものです。しかも法律では禁じられているが、誰も逮捕されていないとある。

これは12世紀ごろから続いている風習で、
「かつて中央アジアで猛威を振るっていた蛮族が、馬や女性を略奪したことに起源があるとも言われている。必需品が不足してきたときに、定期的に馬と女性をライバルから盗んだということだ」

女は馬並みなのか!という感じです。誘拐婚については、以下を見ていただければと思います。おおよそイスラム圏にいる女性たちは、近代化から取り残されていることが多い。

http://www.youtube.com/watch?v=gsz0I3z_nRo字幕あり

http://www.pbs.org/frontlineworld/watch/player.html?pkg=303_kyrgyz&seg=1&mod=0英語版

キルギス人は、顔つきが日本人にとても似ています。日本の若い娘がキルギスに旅するときは、キルギス人に間違えられて誘拐される怖れがあるかも…(冗談です。でも他国に行くならば現地の風習などはよく調べたほうがいいと思う)。

キルギス人は親日派なんだそうです。でも、日本人にとってキルギスという国はかなり遠く関心を寄せる人も少ないので、ほとんど知られていないのが現状ではないかと。

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グーグルのストリートビュー、久しぶりに利用してみました。旅の計画を立てた後に、予定している観光地をストリートビューで確認できたので、少し参考になりました。

16b2004d.jpg観られる地域が広くなったみたいです。また、自宅近辺にも撮影車が来たとわかりましたが、なんと我が家は360度見ることができます。つれあいが庭仕事しているところも写っています。

それで、パレスチナ自治区ガザ地区はどんなだろうと思い、ここにも寄ってみました。狭い地域でした。また、ドバイにあるかの有名な椰子の木(Palm)の形をした巨大な人口島(写真・PALM ISLAND)や、ジュメイラ・アイランズなどにも行きました。

5540515e.jpgそして、ドバイと対極にあるような国、ニジェールにも行ってみましたが、あなたも行ってみませんか? お金もかかりませんから。

ついでに北朝鮮の平城辺りにも出かけましたが(ストリートビューでは無い)、街路や家並みなどを見ると活気がなさそうな印象を受けます。


ところで、2年くらい前に、「宇宙船から見た夜の地球」の画像が公表されていたこと覚えておられるでしょうか。

上の写真からは日本列島はくっきりと浮かび上がっています。活動的で電力消費の多い社会だとすぐにわかります。

     5958c3fc.jpg                                                                                                                 
上の写真からは、韓国も全土がくっきりと浮かび上がっていることがわかります。でも、韓国は夜になると「島」になるんです。北朝鮮が真っ暗闇だからです。

左の写真に、
一点小さく光っているところは、たぶん首都の平城だと思われます。

ところで、この写真からみると、日本という国はかなり繁栄しているように見えます。でも、なんだか怖い時代がやって来そうに感じます。

一体全体、地球は、人類はどうなってしまうんだろうか、という思いが脳裏を掠めます…。こうして、机上のこととは言え、
 のんびり旅行していて、本当に、いいんだろうか……。
 

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reader.jpg「愛を読むひと(THE READER)」は、原作では「朗読者」になっています。ベルンハルト・シュリンクという作家によるもので、ドイツ文学では最大の世界的成功を収めた作品なのだそうです。監督はスティーヴン・ダルドリー

公式ページ http://www.aiyomu.com/

映画のあらすじ
  第2次大戦後のドイツのある都市。15歳の少年ミヒャエルが21歳年上のハンナ(ケイト・ウインスレット演じる)と出会います。ミヒャエルはハンナと関係を持つようになり、毎日のようにハンナの部屋へ通い詰めます。ハンナはミヒャエルに本の朗読を求めるようになり、それが二人の習慣になります。が、ある日、ハンナは突然に姿を消す…、

この映画は2008年にドイツとアメリカの合作でできた映画であるためか、舞台もドイツで登場人物もドイツ人という設定なのに英語をしゃべっています。

違和感があり、ちょっと気になります。でも、こういうことよくあります。そして、原作では主人公の名はミヒャエルですが、それの英語読みのマイケルになっています。

さて、ミヒャエル
がハンナと再会できたのは、ナチスのユダヤ人虐殺に関わった人間が告発される裁判所の中です。ハンナを被告席で見ます。

裁判を見守るミヒャエルは、彼女が自分の不利になるのを承知で、ある秘密だけは隠し続けようとしていることに気づきます。

(注*なお、この先はネタバレになってしまいますから、どうぞご了解ください)


秘密とは、ハンナが文字の読み書きができないことです。それを知られたくないので、ハンナは自分にとって不利になる証言を受け入れてしまいます。そして、ミヒャエルはそれを知っているのに助ける行動を取らないままでした。

3度目にミヒャエルとハンナが会ったのは、ハンナが18年服役して出所が決まる日の数日前のことです。ミヒャエルは彼女のために部屋や仕事を用意して、その日を待ちます。しかし、ミヒャエルは、その日、ハンナに会うことはできなかった…、

さて、この映画について受講生と話し合うと全く理解できないという人が多数でした。たぶん、この映画の製作者たちとタイプが違うので、理解できないのではと思われます。理解できない人には面白いと感じない映画かもしれません。

申し訳ないが、今日は、これで止めておきますが、よかったら、この映画を鑑賞されませんか? そして、先にタイプ予想などされては如何でしょうか? 

でも、原作は傑作でしたのでお奨めです。近く、続きにトライします…。


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最初につけた名前のほうがいいというご連絡があり、迷ったのですが、ご要望に従うことにしました。「見通しのいい古塔」です。
 
ブログ、 これからも続けられるのか、自信は全くありませんが、どうかお引き立て頂けたらと思います。


 
なお、最近、動画を見るのが面白くてはまっています。

今回、見つけたものは、カルフォルニアに住む70歳の方のユーモアたっぷりのダンスです。

後姿がカッコいい。それに、足が長いんですね。 
 

これくらい、ユーモアを失わない年寄りになりたいですね。

曲はマイケル・ジャクソンの「Billie Jean」。

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15日、横浜市内の私立女子高校の教室で、1年生の女子生徒が授業中に、同級生に刃物で右わき腹を刺され意識不明の重体。署は刺した女子生徒を現行犯逮捕した。この生徒は、「わたしがやったのは間違いない」と認め、「性格が合うタイプじゃなく、うるさくて嫌だった。けがをさせようと思った」などと供述。2人とも席に座った状態で、いきなり刺したとみられるという。2人が席の並びに不満を持っていたり、教室のカーテンの開け閉めなどを巡ってもめていたりしたとの情報もあり、同署は以前からトラブルがあったとみて調べている。

この事件、これだけを読むと、なぜ憎むようになったのか理解できません。でも、逮捕された女子にとっては、行動に移してしまうほどのものだったのでしょう。

(ちなみに、授業中で起したことですから、性格的には大胆なことをしやすい気質ではないかと予想されますが、これだけの情報からタイプなど判定できません。なお、攻撃タイプ(825)か、攻撃タイプの8のウイングがあるのではと考えられますが…)

大胆な行動に移すなど、どの人でも、どのタイプだとて実際には稀なことだと思いますが、第三者からみたら些細なことが、当人にとっては重大なことになっています。それはよくあることです。

たとえば、隣の席の男子が給食時にクチャクチャと音を立てて食べるので、それに耐えられず「殺してしまいたかった」と語る男子がいました。幸い行動に移すことはなかったのですが。そんなに簡単に殺しをイメージしていることにビックリしたことがあります。もう30年前のことで時効だと思うので取り上げましたが。

この事件のように、他の女子のおしゃべりがうるさくて、声が大きくて、それが気になって勉強に集中できなかったので、「転校したい」と語っていた女子もいます。

また、ある友だちと急につきあいを避けたので尋ねたところ、「しゃべり方が気になって、どうしてもイライラして自分でもどうにもできなかった」と語っていた友人もいます。

どういうしゃべり方なのかと尋ねると、甲高く早口でまくし立てるような感じだと言います。でも、クラスの子が、モソモソッとなんか愚鈍な感じで語るのでイライラする、などと言っていた友人もいました。

何が気になりだすのか、わからないものです。人それぞれなんでしょう。でも、話し方とか食べ方というものが、他の人たちに不快な思いをさせているなど、あまり考えつかないことではあります。でも、思い出すと、結構あるんですね。

こういう事例を知ると、本当に怖くなります。私も何かで誰かからそう思われていたかもしれない、などと考え出すと、身がしまり背筋が冷たくなってきます。

さて、何かを気にしだして、それに意識を集中するようになると、そのことばかり気になり、他に意識をふり向けることが困難になって行きます。

それで、「気にしないでおこう」とか、「なんでもないことなんだから…忘れよう」などと努めると、かえって意識付けしてしまい、さらに気になってしまいます。

上記の事件が該当するのかわかりませんが、「否定的なことに意識を集中させない」ということが、そんな危機から脱出する一つの方法です。

自分の好きなことや、やりたかったことに懸命に取り組むことが、危機から脱出する一番の方法ではないかと思います。この方法、いつか危機が訪れたなら、必ず思い出してくださいね。

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6/14付けで、ブログ「犬の心理学・性格診断室」の記事を更新しています。

タイトルは「咬みつきの多い犬」です。読んでいただければ幸いです。以下です。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page17/memo/8.htm


なお、YOUTUBEで、美しい天の川の動画を見つけましたので、掲載しています。

ちなみに、カメラの回転速度を低くして、つまり撮影するコマ数を24枚/秒(ビデオの場合には30枚/秒)より少なくして撮影する技法(Time lapse)で撮られているものです。

このような神々しいまでの
凄ご~い星空が、本当は毎夜のようにフル展開フル稼働しているんですねえ!  

☆☆☆☆☆  ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ 夜更けに空を見上げても、曇って何も見えないときに、これを代わりに観れば少しは
…???

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ドナドナのタイトルは「仔牛」と題されていて4番ぐらいまであるそうです。以下は、あまり知られていないドナドナの歌詞です。

哀れな子牛を人は縛ることができる
そして連れてゆき屠殺(とさつ)することも
翼を持つものなら空高く飛んでゆく
そして誰の奴隷にもなりはしない

ところで、「子牛」のところを「ユダヤ人だとか人間」に言い換えるのではなく、そのまま「子牛」として考えてもいいような気がします。そうであるならば、あなたはどう思われるのでしょうか?

最近の畜産は、たぶん多くの人たちがイメージしているものと違ってきています。狭い牛舎で身動きできずに飼われています。牛たちが日光を浴びることはないと聞いています。

飼育環境が悪いので、細菌感染にもかかりやすいので、抗生物質などの薬が多用されるので、「薬づけ畜産」と言われています。

霜降り肉にするには、
高カロリーの配合飼料(濃厚飼料)を食べさせて、運動もさせないようにして太らせ早く出荷させます。

かなり過酷な飼育方法だと聞いています。それゆえ、動物たちは強いストレス下にあり、病気にもかかりやすいのですが、たぶん、それで感染症などにも罹りやすくなっているのではないでしょうか。

種牛の口蹄疫感染で、日本の畜産の危機などと騒がれています。でも、高価なブランド肉は庶民には縁遠いものです。それよりも安全で安価な野菜や穀類をもっと増やして欲しいものです

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荷馬車がゴトゴト子牛を載せてゆく
可愛い子牛 売られてゆくよ
悲しそうな瞳で見ているよ
ドナ・ドナ・ドナ・ドーナ子牛を載せて
ドナ・ドナ・ドナ・ドーナ荷馬車がゆれる   (安井かずみ訳詩)

偶然のことから、「ドナドナ」のドナという意味を調べているサイトにたどり着きました。そこには、「作詩はユダヤ人のイツハク・カツェネルソン(1886年生まれ)である」と書かれていました。さらに…、

「1942年に彼の妻と2人の息子がアウシュビッツへ強制移住させられており、彼はその印象をこの歌に託したという。その後、彼自身も強制移住させられ、妻子と同様に1944年にアウシュビッツで死亡」
 
また、ウィキペディアには次ぎのように書かれています。
「ユダヤ人は、彼らが信仰しているユダヤ教の神のことを「アドナイ(主よ)」と呼ぶ。その「アドナイ」をナチス当局に悟られないように、「ドナ」と短く縮めて表現して、戦争の不条理を神に嘆きつつ、悲しみのうちに「主よ、主よ」と歌ったものと解される」
 
ドナドナはちょっと物悲しい曲ですが、歌いやすく美しいメロディなので知らずに歌っていた方もいると思います。でも、歌に秘められた民族の辛い歴史を知るとまた違った捉え方ができるのではないでしょうか。
 
過去、ユダヤ人はナチ政権によって大量殺戮(ホロコースト)されました。なお、一般的には、一つの人種・民族・国家・宗教などの構成員に対する計画的大量虐殺等の行為をジェノサイドと言います。

大量虐殺そのものを一般にホロコーストと称することもあります。また、ロシア語の「ポグロム」という言い方もあります。帝政ロシア時代に反ユダヤ運動が起きてユダヤ人が大量虐殺されたことをポグロムと表現しているようです。
 
そんな苦難の体験をしている民族ですが、今や大量虐殺の加害者のほうになっています。なぜこんなことになってしまったんでしょうか…。
現在のイスラエルの現状を知れば、ドナドナの歌は、もっと別の何かを私たちに感じさせるでしょう。
 

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ある日のエニア講座であったやりとりです。

受講生A:うちの小学5年の娘は一体なにを考えているのかわからない。工作するときに、ナイフで指に切り傷をつけてしまったんですが、それを隠しているんですよ。別にそれで怒ったりするわけじゃないのに…。
受講生B:私の娘は高1ですが、ちょっと切り傷しただけでも大騒ぎして、私を呼びます。大げさに痛そうにします。自分の不手際で傷つけたのにですよ。隠すなんてこと絶対しません。  
講師のR:Aさんの娘さんはタイプ4w5でしたよね。Bさんの娘さんのタイプは、何タイプでしたかしら?
受講生B:先日、タイプ2w1と判定されています。
講師のR:Aさん! あなたの娘さんはタイプ4で、真面目で羞恥心の強い気質ですから、たぶん原因はそこにあると思いますよ。
受講生A:真面目で羞恥心の強い気質だと、隠すんですか? 

講師のR:自分に落ち度があったんですから、それで恥ずかしくて隠したと思うのですが。Bさんの娘さんは自分に落ち度があったとは思っていないのでは? 車が勝手にぶつかってきたというか交通事故に遭ったかのような、そんな様子なのではと思うんですが、いかが?

受講生B:そうそう、それです。自分の落ち度だなんて、そんなこと少しも考えていないと思うわ。その手の過失は誰だって普通によくやることなんだから、別に恥ずかしいとは思っていないのよ。
受講生A: そういうところでも羞恥心の違いがあるってことなんですね。よくわかりました!(一同爆笑) 

このブログではよく紹介していることですが、人の行動パターンを知りたかったら、羞恥心が強いか、さほど強くないのかを判別することが重要ポイントになります。


防御タイプ(714)であれば、羞恥心の強さは他のタイプとは比較にならないほどに強いものです。

たとえば、攻撃タイプ(825)との違いは、かなり大きい。調和タイプ(369)は、防御タイプほどではないが、攻撃タイプよりは羞恥心が強いと考えられます。


自分の落ち度で、または、自分の不注意のせいで、自分の身体に傷をつけたとき、それは恥ずかしいことになるのは、防御タイプと調和タイプによくあることです。

攻撃タイプは自分の落ち度であっても、さほどに恥ずかしいと感じないので、周囲の人たちに知られてもよいみたいで、隠すほどのことではないのでしょう。

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信長(タイプ8)は身近なところで出会った女性を口説いていたようですが、秀吉(2w1)は位の高い女を求める傾向があったと言われています。

これは、信長のほうが一個人としての女性を求めていたと考えられ、そのほうが「女性を強く意識するタイプ」に該当するでしょう。

秀吉は女性の身分や地位などで選んでいますが、これは現代でもしばしば見かける傾向です。タイプ2w1の親たちは、わが子の結婚に際して、大変に注文が多い傾向があります。たいてい結婚相手に不満を感じることが多い傾向があります。

タイプ2w1の子も、自分より成績のよい子とか、家柄のよい子と友だちになりたがる傾向があります。また、タイプ2の親も自分の子どもにふさわしくない子とは付きあわせないなど、交友関係への干渉がよく見かけられます。

むろん、全ての2w1がそのようになるのではありません。いつも言及していることですが、誤解を受けることがよくあるので、毎回のように付け足してお伝えするようにしています。

ところで、信長は23人もの子持ちで、娘は10人います。娘には甘い父親だと評されています。「娘を大事にしてくれそうな婿を厳選した」というのです。一方、息子に甘いなどということはどこにも書かれていません。

また、ねねから秀吉の浮気を訴えられた信長が、ねねに激励の書状を送っていることはよく知られています。書状の現代訳は以下で、ウィキペディアより転載。

…この前久しぶりに会ったがあなたはいっそう美しさが増している。藤吉郎(秀吉)があなたに対し色々と不満を言っているようだが言語道断である。あのハゲネズミ(秀吉)があなたほど素晴らしい女性を他に得られるはずはないのだから、あなたも奥方らしく堂々として嫉妬などしないように。この書状は秀吉にも見せてやりなさい…」

なんという心使いのある書状なのかと思うのですが。果たして、秀吉が家来の妻にこのような心使いをしたことがあるのでしょうか。正室や側室に便りを出していることはよく知られています。でも、秀吉の伝記ものを数冊ですが、ざっと読んだ中には見当たりませんでした。

さて、これまでみた限りでは、信長にとって女性の存在は大きいようにみえます。タイプ8は「女性を強く意識するタイプ(837)」ですから、信長の行動パターンを見ると、当会の理論から外れていなかったと言えそうです。

ちなみに、信長の息子が13人ですが、信長の跡を継ぐような豪胆な気質の男子はいなかったみたいです。つまり、タイプ8の男子は生まれなかったと。やっぱり、タイプ8は希少生物みたいで、タイプとしては絶滅危惧種なのかなあ、などと、ふと思いめぐらしたりしています。

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