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エニアグラム性格学ではタイプ2を「お母さん気質」だと紹介しています。さながら料理遺伝子を持っているかにみえる人たちです。
受講生の一人は、結婚する前から料理教室に通っていました。夫と暮らすようになって夕食作りにエネルギーを注いだようです。献立も凝ったもので、たくさんの品数です。
ところが、夫は夕食のテーブルを一瞥して、「こんなに作る必要ないよ。1、2品あればいいよ」 妻のほうは、「夫においしいものを食べてもらいたくて懸命に作ったのに、あんな言われようはない!」
この妻、もうやる気がなくなったと言います。妻は2w1で、夫は4w5です。大げさな言い方に見えるのですが、タイプ2の女性にとっては自分の存在価値を認められなかった大ショックな出来事になるのです。
あるタイプ2の男性は職場に弁当を持参していました。「愛妻弁当だあ!」と同僚たちから冷やかされていましたが嬉しそうではなく憮然としています。「妻は料理が下手で、こんな田舎臭いものしか作れないんだ!」とグチルのです。見ると、そら豆ご飯と肉野菜類が取り揃えられています。十分にご馳走だと思うのですが‥。
あるタイプ2w1同士の夫婦は、食事のことでよくケンカになるみたいです。味付けが濃いとか油が多すぎる、野菜が足りない、品数が少ないなど、互いに不満を言い募るので、ついに別々に自分の食べたいものを作る、と決着をつけたみたいです。よかったですね!
子どもの誕生日祝いを予定している受講生のタイプ2は、子どもたちをもてなすためにどんな食べ物を用意したらいいのかと、そればかり心配しています。誕生日祝いならば他にもいろいろと用意せねばならないのに、なぜか食べ物の心配ばかりです。
一方、タイプ7w8の友人が、珍しく自宅でクリスマスパーティーをするからと、ある受講生(2w1)が招かれました。リッチなので、どんなご馳走がでるのかと期待していたそうです。
この友人は3人の子持ちで夫は不在だったとか。この友人は酒好きなので、高価なワインとブランディが出て、ともに飲んだそうですが、つまみとして、チーズとアラレが出てきただけと言います。
クラシック音楽が流れて部屋の照明もクリスマスらしく工夫されていたが、お腹をペコペコにして帰宅。「午後7時から始めるというから、食事はでるものと誰もが思うじゃない!」と不満そうに語ってくれました。
料理遺伝子がない人は、ご馳走でもてなすことを忘れることがあるようです。しかし、料理遺伝子のある人たちは、そこが肝心なところみたいです。まあ、何が大切で、何が重要なのか、それが違うので「タイプが違う」のですから。守備範囲が違うのだと互いに理解し合えたならば問題は起きないと思うのです。
豊田美術館で開催されているものですが、友人が観に行ったというので、私も出かけてみることにしました。帰路はなんだかよい気持ちになり、気力を取り戻せたような感じがしています。以下にあります。
http://www.museum.toyota.aichi.jp/
今回の企画展では、座り心地のよいイスやソファーなども備えられていて、ゆったり横になったり寝転んだり‥。館内にはせいぜい10数人程度いたくらいですから、かなりリラックスできました。閑散として人間たちがあまり居なかったのがベリーグッドです。
愛知県はブラジル人が最も多く住んでいるところですが、その割には一般の人たちのブラジルへの関心は少ないのではないでしょうか。この企画展は、ブラジルの庶民の暮らしぶりのわかるアートがあり、ニッコリと笑顔になって観ている人たちが多かったように思います。
最近は、映像作品が多いように感じられます。また、体験型の鑑賞というべきか、ただ見るだけではなく、触れられるものや、よい香りが漂ってくる作品も見かけます。
また、「クジ」を引くときに、コインで削り取って「当たり・外れ」が出るものがありますが、作品の一つも同様な仕掛けのものがあります。鑑賞者たちが大壁面をコインで削ると絵が出てきます。
ですから、大当たりもあります。スクラッチすると聖母マリアが描かれているところだそうです。残念ながら私が行ったときは、大方のところが削り取られた後でした。
多彩に面白さを追求してくれているようで、そこが最近の「現代美術」のよさかもしれません。また、地方都市の美術館のほうが面白い企画展があるように感じます。それは資金力とか集客力などの関係で、努力と工夫を重ねる必要があるからと考えられるのですが‥。
建物のほうも優れているというべきか、私好みのものです。展望のいい館内の喫茶室でコーヒーを飲むか、庭園内の茶室のほうに行ってお茶を飲むのが、もう一つの楽しみになっています。以下に豊田市美術館の写真が多数、掲載されています。
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20080805/1218019086
http://www.flickr.com/groups/yoshiotaniguchi/
タイプ7については「優等生気質」と分析しています。学校や職場などではとくに礼儀正しくなり、真面目ぶりを発揮している人たちです。そして、自分と同年齢くらいか、少し年上の女性たちからチヤホヤされたい、注目をされたいという傾向がよくわかる男性です。
そうであるならば、やはり学校や職場での評判がよい人たちが、実際にも多くなると予想できるでしょう。ですから、それらの評判を他の女性たちが話題にしていたとか、「だれそれさんが○○だねと褒めていた!」などと伝えたならば、心の中では大満足で得意満面になると考えられます。
ただし、そんなことなど何でもないかのように無表情でいる人のほうが多いかもしれません。期待通りの反応が見えなくとも、確実に気持ち良くなっています。このように、いつも気持ちよい話題を取り上げてくれる女性ならば、長く傍にいたいと思うかもしれません。
また、ロマンティストなところも刺激するとよいでしょう。いま話題のデートスポットがあるけど「どうかしら‥」と何気なく誘うとか、彼好みのライブに「行きたい!」とねだるのもよいものです。
室内なら、ロマンティックな音楽をかけたり、カーテンを変えたり、ロウソクなどで食卓を飾り、非日常的なムードを作り出すのも、たまにはよいのではないでしょうか。
ぬかみそ臭い女房とか、田舎臭い娘っ子というイメージの女性を好まない傾向もあります。身だしなみの乱れがちな女性、過剰で濃い化粧、下品な女性も嫌うほうと見ています。都会的でシャレているとか、スカートなどフェミニンな服装を好むこともあります。
ふとっている女性を好まないようなので、ダイエットせねばならない方もいると思います。そして、聖母マリアのように包容力があって、かつ清純なイメージの女性を好みますから、それに近づく工夫もしたほうがよいでしょう。
もしも、小さな子どもがいる女性ならば、彼の前では子育てのグチは言わない、嫌な話題を出さないことも大切です。タイプ7の男性はあまり愚痴をこぼしません(母親にはこぼしている人がいるようですが)。楽しいことを追いかける気質なので、陰気で嫌な話題は出さないように心がけるのは必須事項です。
また、夫の前で、子どもをきつい声で叱っている妻たちがよくいますが、タイプ7の夫の前ではきつい叱責の声は出さないほうがいいでしょう。それがガマンできず、家出したタイプ7w6の夫がいます。
ちなみに、タイプ7の女性は、子どもを叱る場合は近くの公園に行き木立の影で小さな声で叱ったり、別室にて小声で叱るようです。疲れて帰宅した夫に不快な思いをさせぬようにと配慮しているのです。
男性たちへのこまやかな配慮ができるのは、タイプ7の女性によくあることです。逆に、ここでいけないと述べているようなことをするのが、タイプ2の妻たちに多いものです。
このように、理想的な女性を追いかけている男性ですから、そのイメージを損なうような立ち居振る舞いをしないよう、気をつけたほうがよいのは申すまでもないことです。
しかしながら、理想の女性などいません。残念ながらそうとしか思えません。彼らは、見果てぬ夢を追いかけているのです。それゆえ、他の女性たちに、つい眼が向いてしまうのではないでしょうか。まだ続きます。
数時間前(9/14)に、無数の「カゲロウ」が乱舞しているところを見てきました。豊田市平戸橋の近くです。それは、午後7時20分から約40分間という短いもの。束の間の華麗なるショウを観てきたと言えるのかもしれません。(画面をクリックすれば大きな画面がでます)
上の写真は、カゲロウがオレンジ色の電燈に群がっているので、オレンジの雲がかかっているように見えます。画面手前の白いものが、カゲロウです。(ちなみにカゲロウと言っても何百種もあり、写真のカゲロウの正式名を探してみましたが見つかりません。モンカゲロウに似ているのですが、これではないみたいです)
数年前にも車で偶然に通りかかってビックリしてしまった覚えがあります。「なに?この雪みたいなもの! 冬でもないのに‥‥」という感じです。かげろうが乱舞いしている様子は、まるで雪が降っているかのようにも見えるのです。しかしながらカゲロウたちは、まるで生命の喜びに満ちたような舞(?)を、力尽きるまで舞っているかのようです。
車のライトに照らし出されたカゲロウは、雪ではないことは一目でわかるのですが‥(下の写真)。カゲロウの死骸がそこここに無数にあり、タイヤで踏むとスリップする恐れがあるくらいです。
なお、「カゲロウ」とは、儚いものの代表みたいに使われています。流行歌に「愛はかげろう~♪」などという歌詞もありますが、この名は、「陽炎(かぎろひ)=空気が揺らめいてぼんやりと見えるさま」に由来するとも言われているようです。
また、カゲロウは水生昆虫で、清流に棲息して1~3年程度の幼虫期を経て成虫になるようです。ですから、一日限りの命というのではありません。しかし、成虫になってからは種によって違いがありますが、1日~数時間という大変に短いものです。
とはいっても、人生もカゲロウみたいなものです。カゲロウとさしたる違いはありません。短い命なのですから、精一杯に生きるしかない!と、そんなふうに考えることにしましょう!
「浮気性の男性を浮気させないためには、どんな予防策があるのか教えて欲しい」と尋ねられることがよくあります。しかし、浮気も不倫も男女問わずにあることで、古代より連綿と続いています。それらはいつでも誰にとっても起こり得ることです。
従って、浮気されても浮気されなくとも、パートナーとともに幸せな時間を共有できるように努めるしかない、という考え方をしたほうがよいのではないでしょうか。その後に、どんなに辛いことが起きても、「幸せな時間を共有できた」という事実だけは残ります。その事実がきっといつか自分自身を支えてくれるのではないでしょうか‥。
ところで、比較すれば、男性は女性より浮気しやすい性とは言えます。断言的な言い方をされたのでは納得されない方がいると思いますが、それならば次のような本をご紹介したいと思いますので、一度読んでみてください。
「オスとメス=性の不思議」長谷川眞理子著・講談社現代新書
「不倫のDNAヒトはなぜ浮気するのか」デヴィッド・バラシュ著・青土社
「男と女のだましあいーヒトの性行動の進化」デヴィッド・M.・河出書房新社
「精子戦争―性行動の謎を解く」ロビンベイカー著・河出書房新社
「脳に組み込まれたセックス」デボラブラム著・白揚社
「乱交の生物学」ティム バークヘッド著・新思索社
「Y染色体からみた日本人」中堀豊著・岩波書店
なお、これだけではなんですから、続けます。男性とはいっても各タイプごとに気質が違います。今回、改めて尋ねられたのはタイプ7の浮気性の男性についての予防策です。タイプを限定すれば、少しはうまく説明できるかもしれません。
タイプ7の男性の気質を思い起こすならば、まずは「さみしがり屋であること・真面目であること・チヤホヤとされたがること・逃げる女は追いかけたがる・天邪鬼・ロマンティスト・永遠の思春期」という傾向に着目したいと思います。
「予防策=戦術」を考えるならば、敵をよく知ることが最も大切ですから、これらの傾向を掴めば対策を練ることはできるのではないでしょうか。まず、さみしがり屋な男性ならば、寂しい思いをさせないように、こまめに優しい声かけをするのが一番によいのではないでしょうか。
「あなたの顔をみるとホッとする」とか、「あなたといる時間が一番幸せな時間だ」とか、「こんなに楽しいことははじめて」「○○をしてくれて、うれしかった」などの映画に出てくるようなセリフです。ロマンティストのタイプ7には、もってまわった言い方をしては伝わらないでしょう。
タイプ7の妻たちは、夫たちに毎晩のように言っているかもしれません。そんな妻を実際にも知っています。照れくさくて言えない女性もいるかと思いますが、タイプ7は永遠の思春期にいる男性です。思春期の乙女が言うようなセリフのほうが、彼の心に届くのではないかと考えます。
また、タイプ7は「崖っぷちにいて自分の存在は軽く、存在感がないと感じやすい」傾向があります。ですから、彼という存在を「いつも気にかけている」とか「彼がいないと生きていけない・大切な存在」だという類のセリフがいるのではないでしょうか。
さて、長くなったので、続きは次回へ持ち越しです。おやすみなさい。
洗濯遺伝子を持つタイプがいるのですから、「料理遺伝子を持つタイプ」もあります。既に、ここを愛読されている方ならばわかっていると思いますが、タイプ2です。お母さん気質ゆえ、「料理は自分の担当だ」と意識的にせよ無意識であれ、わかっている人たちです。
ある50代の主婦2w1は、子どもたちが結婚して家を出て、夫婦だけの生活になりました。それから、うつ病的になってしまったようで、友人の一人にグチをこぼしたようです。その友人から聞かされたものです。
「毎日毎日、夕食の献立を考えなくてはならない、それが嫌で嫌でたまらなく辛い、一番辛い!」とこの主婦が語ったそうです。夫はタイプ6らしく、妻への献立の注文はあまりないが、少し文句を言われるくらいはあると言う。菓子や果物類を好む男性で、妻のほうが勝手にキチンとした夕食にしなければと自分を追い詰めているのかな、と尋ねられました。
詳しく聞いていないので真偽のほどはわかりませんが、そういうことなら、タイプ2には十分に有り得ることです。タイプ6の夫も、タイプ2の夫に比べたら食事への関心は低いほうです。
なお、「タイプ2には料理遺伝子がある」と講座で説明すると、「料理嫌いな人はタイプ2ではない」と勝手な判断をしてしまう人が後を絶ちません。家族のために料理したがらず、手抜きするのはタイプ2ではない、などとも言うのです。しかし、そういうことはありません。料理大嫌いもいれば、大好きな人もいて、さまざまです。
何故そのような違いになるのか少し説明したいと思います。たとえば結婚して夫から「料理が下手だな」とか、「献立がよくない」「味付けが濃い」などと、いちいちケチを付けられて、それで一番傷つく気質の人がタイプ2だと言えば理解できるでしょう。
実際、そのような夫であると、次第に料理嫌いになってしまうのです。妻の料理に文句一つ言わないで、「うまい、うまい!」と言って残さず食べるような夫であれば、タイプ2の妻は料理好きになる可能性があります。尤も、他のタイプだとて、こんな夫を持てば料理好きになる可能性がありますが。
夫や子どもたちから、自分の作った料理に文句を付けられても、さほど傷つかないとか、立腹しない逆切れしないとしたら、その人はタイプ2以外のタイプになるということです。
タイプ2は料理をせねばならないという「ネバ人間」です。つまり、夕飯を作らねばならない、弁当を作らねばと追い詰められやすい気質です。ですから、料理せねばという義務感が強くなりすぎて、料理嫌いになってしまう人がいます。
つまり、あなたの結婚したばかりの妻が、もしもタイプ2であったならば、料理上手になってもらう方法を、ここに書いていると思ってください。現実生活に役立つのが当「エニアグラム性格学」ですが、別に何も学ばなくとも、このような有効な方法を知っている人たちはたくさんいると思いますが。
「タイプ9は洗濯遺伝子がある」みたいな人だなどと、講座などで紹介していると‥。「夫を9w1と判定してもらいましたが、夫は洗濯にはまるで関心がありません。一度も洗濯したことはなく、手伝ってくれたこともありません」
「そうですか‥」と返事しつつも、他の話題に移ってしまうことはよくあります。ところが、かなり後になって報告を受けることになるのです。
「先日、テレビを買い換えたいと思って、夫と一緒に家電量販店に行きましたが、突然、“洗濯機も買い換えよう”と言い出すので驚いてしまいました。洗濯機の調子はいいので買い換える必要などないのに‥、買うと決めているみたいで、熱心にいろいろな機種を品定めした」と言うのです。
それでようやくにして、夫には洗濯遺伝子があるのだと納得できたと言うのです。しかし、別の受講生(4w5)は、「夫もタイプ9ですが、そういうことも起きません。15年も一緒に暮らしているのに心当たりはない!」ようなのです。それで何かを確かめたくて質問してみました。
講師:あなたは洗濯をいつ頃するの?、
受講生:朝起きるのが苦手なので、夜7時頃に洗濯しています。
講師:それじゃあ、彼は何時頃に帰宅して、朝は何時頃に家を出るの?
受講生:毎晩8~9時頃帰宅するので夕食はその頃で朝は7時に出ます。
講師:それでは、彼が洗濯物に気づくような機会はないんじゃない!!
このように生活ぶりまで知ると、原因がわかることがあります。また、ある受講生からは次ぎのような報告がありました。「夫と一緒に買い物していると夕立になり、夫から“玄関マットがベランダに干してあるぞ!”と言われた。私マットのことなど忘れていたので、これが洗濯遺伝子なんだなと気づきました。彼はちゃんと見るべきものは見ていたんですね」 この夫は9w8です。
一方、2w3の受講生の報告にはみなで大笑い。「わたしも買い物に出掛けたんですが、布団を干したことをすっかり忘れてしまい、帰宅してビックりしたことがあります。布団の上に雪が10センチほど積もっていて‥」
7w6の夫をもつ受講生は、夫に携帯で連絡を入れたというのです。「子どもの運動靴を洗って干してあるから、雨が降ってきたので取り入れておいてねと。でも、帰宅してみたらなんということか。靴に関しては私の指示通りにしてあったけど、それ以外の衣類はみなズブ濡れだった。ブチギレました!」
この妻、衣類は靴のすぐ近くに干してあるので、気づくのは当然だと思ってとくに何も言わなかったようです。一同大爆笑です。いやはや‥。洗濯遺伝子を持っていないタイプは、タイプ9のようにはいかず、洗濯したものを失念することがあるようです。
インターネットの世界ローカルニュース。そこに、オオッ!と感じ入った記事が見つかりました。
「8/14、世界最高齢のブロガーとして知られたオーストラリアの女性、オリーブ・ライリーさん(108歳)が12日療養所で死去した。調理人などをしながら3人の子どもを育て、2つの世界大戦を経験した。昨年2月にブログを開設し、70回以上掲載。1900年代初期の洗濯の仕方を紹介し現代と比べるなど、鮮明な記憶を基につづった文章が人気を呼んだ」
108歳にもなる大先輩がブログを綴っていたとは、うれしいニュースです。この人と比べたら、私などは若輩者。まだまだ永遠に続けられそう、と思うくらいに元気の出るニュースです。
ところで暇な時に、骨董屋を覗くことがありますが、過日、18世紀頃欧州の庶民の家庭用「洗濯板」を店の奥で見つけました。珍しいことに、買いたいなあとは思いましたが、結局買いません。見ているのが好きなだけですから‥。
「木板製」ではなく、実は「ガラス製」で、丈夫な厚いガラスです。これで洗濯していた女性は、どんな人でどういう暮らしをしていたのかなあ、と想像する時間が楽しいのです。また、以前住んでいたご近所の80代の女性が、昔の辛かった体験を語ってくれたことが思い出されました。
なんと! 冬に川で洗濯するのが「一番辛かったこと!」だと言うのです。冬になるといつも手はアカギレになり、血がよく滲んでいたそうで、10代の頃、家族みんなの衣類を洗っていたのだそうです。川で洗濯するなど、お伽噺の世界だと思っていたら、一世代前の女性がやっていたのですから、ビックリです。
彼女のエニアタイプは、タイプ9w1です。いまだに洗濯物を竿(さお)にかけて、庭一杯に広げて干しています。また、洗濯物に関しては、彼女くらい上手な人は見たことがありません。仕上がりはみなアイロンをかけたみたいです。バッシッ! と決まっています。
そのコツを尋ねたことがあります。二槽式の洗濯機を使っていましたが、最後のすすぎが終わると、そこに60~80度くらいの湯を注ぐのだそうです。さらに軽くすすぎをして、取り出して衣類を適当にたたみます。それを干し竿に風がよく通るように一杯に広げます。その折、またも服を軽く叩いたり撫ぜたりします。素晴らしくキレイに仕上がります。あなたも一度、トライしてみませんか。
タイプ9は「おばあさん気質」です。まるで洗濯遺伝子があるかに見えるタイプです。気分がすぐれなくとも洗濯を怠ることはありません。夕方の取り入れも、けっして忘れません。外出して天気が崩れだすと、すぐに洗濯物の心配をします。
通り雨がある日は、屋内に入れたり出したり、一日中カカリッキリなんです。庭でバダバタやっているところを本当によく見かけたのですが、まるで「洗濯・命」だと思っている人だなあとよく思いました。
マンガ「20世紀少年」が映画化されて公開されているようです。原作を読んでいますが、作者の浦沢直樹さんをタイプ4w5と判定していますから、4w5の作品ということになります。
この5巻のことです。主人公のケンジは、少年時代にやン坊・マー坊という双子に出会い、図体の大きい彼らからプロレスの技をかけられて痛めつけられるという体験をしています。
成人した双子は昔の小学校の仲間に会う機会があり語ります。「よく遊んだよなあ、みんなで」「ああ、仲良かったもんなあ」「ケンジに伝えてほしいんだ。僕らは古くからの友だちだ」
一方、ラジオのDJをしているケンジは、それを聴いて怒りあらわにします。「おまえらだけは、ゼーーッタイ許さない!!」 しかし、その放送を聞いた双子のほうでは「なんだか訳のわからんこと言ってたよな」と顔を見合わせて、「あんなこと、ラジオで言われるおぼえないよな!」
こういう展開はかなりしばしば見かけます。受講生の9w8も、なんと子どもの頃に、弟にプロレス技をかけて遊んだそうです。自分は面白かったのだが弟から「面白くなかった、むしろ恨んでいる」と言われビックリしたとのことです。弟は4w5です。
さて、8/12のブログの続きの主題です。前回は、タイプ2の中学女子が、タイプ4の女子に謝ったのに許してくれなかった、というお話です。何故そうなるのか、私も最近まであまりわかっていなかったのですが、なんとか説明できそうなので、とり上げています。
タイプ4は人間関係では受け身になりやすい人たちです。タイプ2が主体的だとしたら、タイプ4は客体的と言えるかもしれません。相手の行為に対して「許す許さない」と決められるとしたら、主体的な発想ですから「許す主体」になりにくいだろうと考えられます。
つまり、タイプ4にとっては、許すとか許さないというようなことは、神さまのような存在がすることだという感じになるのかもしれません。また、相手から謝られても傷は癒えず、忘れることもできないのであれば、謝罪されたからと言ってスッキリとするものではありません。そんな様子を見られて、「根に持つ人」だと言われて、またも傷つくのではないかと思います。
タイプ2も相手の子が嫌がっているのなら、やめなくてはと思っているのです。たぶん!? しかし、その場のノリで、またも誰かをからかってしまうのです。そうして、数々傷つけたことを知ってか知らずか、気づいたら友だちが一人もいなかった、というタイプ2の人がいます。
タイプ2とタイプ4の違いを取り上げましたが、相手が自分とタイプが違う人であれば、いつでも誤解が生じてしまう恐れがあります。そして、誰かが傷つき、仲たがいをして、誰かが孤立して一人ぼっちになってしまうのです。そして、よく思うのです。実に実に誰もが自分の心をどうすることもできない、ということを。
「理性」というものはほとんど無いのであり、あるとしたら「自分のできないことをした!」場合のみに、「自分は理性があった」と言えるのではないでしょうか。
8/07日のタイトル「謝罪をあまり口にしない国民性」の続きとして、少し書き加えたいことがあります。
7年前にハワイ近海で高校生の実習船の沈没事件を起こした原潜の艦長ワドルさんのその後のことです。8名もの死亡事故を起こした最高責任者ならば、厳しい処分があってしかるべきです。ところが、ワドルさんの処分について、フリー百科Wikipediaには以下のように掲載されています。
「事件の責任について軍法会議で審議されることはなく、司令官決裁による減俸処分を受けただけで、後に軍を名誉除隊した。懲戒解雇に相当する不名誉除隊ではなく、軍人年金などの受給資格のある一般退職。退職後ただちに海軍関連の企業に再就職した」
これでは謝罪したことにならないと思うのです。しかし、それはもはや追求しなくてもいいことのようです。他国の裁判に口を挟むべきではないのかもしれませんが、不可解なことではないでしょうか。
中国の冷凍ギョーザ事件についても、次のように報道されています。「天洋食品製のギョーザを食べた中国人が有機リン系の殺虫剤成分による中毒症状を起こしていたことが明らかになった。この事実は、7月初めの北海道洞爺湖サミット直前に中国外務省の幹部から在中国日本大使に伝えられたが、首相官邸からは、“この件は掘り下げるな”と指示があったため、これまで表面化しなかったようだ」
しかも、オリンピックが終わってから報道されているのですから、政治的な意図が丸見えです。むろん、中国当局は、日本国内で混入したと誤ったことを言っていたことに関して、謝罪するなどという発想はまるでないみたいです。
また、福田首相からの「掘り下げるな」という指示があったとしたら、なぜ、中国に対して批判をしないのか、謝罪を求めないのか。それも不可解なことです。相手が中国という大国ではなく、小国であったならば、強く謝罪を求めたかもしれないなどと、曲解したくもなります。元首相になってしまいましたが、彼の振舞い方をみると、おかしなところで配慮して、重要なところで配慮しない人に見えます。
ところで、今夏の報道に次のようなものがありました。今年の「米下院は7月29日の本会議で、過去の奴隷制と黒人差別を謝罪する決議案を賛成多数で採択した。このような謝罪はすでにニュージャージーなど5州で採択されているが、連邦レベルでは初めて。決議は、奴隷制や黒人差別は、不正で残虐、残忍、非人間的だと指摘した上で、奴隷とその子孫である米国民に謝罪し、将来の人権侵害の発生の防止をめざすとしている」
このような差別なら、日本国内には幾つもあります。アイヌ民族や被差別部落、沖縄県民や在日韓国人や障害者、原爆被害者への差別もあります。女性差別もいまだにあり、学歴差別やパートや派遣、臨時社員への差別もあります。
アメリカにも似たようなことはあるわけで、なぜ「奴隷制と黒人差別」のみ取り上げるのか、不可解です。順次一つずつ取り上げていくのであれば、こんな結構なことはないのですが‥。一方、日本や他の国の戦後賠償問題も、よく知れば不可解なことは幾らでも見つけられます。
「謝罪」というもののあり方、国民性みたいなものを考え出すと、不可解なことばかりではないでしょうか。自分や自国に有利になるように図るために、あるときは謝罪して、ある場合は謝罪しないのです。個人も国家もご都合主義的だと考えざるを得ません。
そして、エニアタイプで見るならば、謝罪を口にしたがらない気質がありますが、口先だけで謝罪できる気質もあり、どちらも自分に都合よくできているようです。
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