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前回は8/12に書いていますから、ちょっと間延びしてしまったかもしれませんが、続きを書いてみようと思います。
ところで、エニアグラム講座を開いた当初は、「羞恥心」というものにあまり注目していませんでした、タイプによって違うことはわかっていたのですが、あまり意識していなかったと言えます。講座を開いて仕事にするようになってから、次第に明確になって行ったものです。机上の研究だけをしていたら、気づかなかったと考えられます。
さて、防御タイプ(174)は優等生気質ですから、羞恥心が一番に強くて、シャイな気質です。自分に関してさまざまに噂されたり、ちょっとした非難でも、自分が的にされると「大ショック」になりやすい気質です。
攻撃タイプ(825)も羞恥心は当然ながら持っていますが、防御タイプと比べれば格段と少ないと言えるくらいです。生まれながらに違いがあり、生後10ヶ月でも、シャイな子どもとそうではない子を識別できます。(それゆえ、「性格=本能」だなどとよく紹介しております)
ただし、見るからに恥ずかしいという様子を示すのは、タイプ2のほうかもしれません。たとえば、「はにかみ王子」と言われているゴルファーの石川遼君をタイプ2w1と判定しています。少し恥ずかしがっているので、「はにかみ」という形容はマッチしているのではないでしょうか。
しかし、かなりの恥ずかしがりやではあれば、無愛想とか無表情に近く、体を硬くしていたりします。たとえば、こんな様子をしているタイプ4の人たちを見ると、まさか恥ずかしがっているとは、攻撃タイプには思いもよらぬことではないでしょうか。ここら辺りでタイプ間違いをしやすいと考えられます。
ちなみに、防御タイプは、大変に困った気質だとか、辛そうだとか、このタイプに生まれたら損だ、というようなことを言われることがあります。しかし、防御タイプは、同級生からのちょっとした褒め言葉でも有頂天になるという一面もあります。
違う表現ならば、防御タイプは苦しみも大きいが喜びも大きいとも言えます。些細なことで一喜一憂する人たちとも言えますが、感情の起伏が大きいとも言えます。しかしながら、こちらの「喜びも大きい」という一面を忘れがちではないかと思います。
逆に、感情の起伏の少ないのは、タイプ9とタイプ5です。「おばあさん気質」と「おじいさん気質」の人たちです。あまり苦しまないが、あまり喜んでもいないように見えます。「それは本当なのか」などと問われたら、ちょっと言葉に詰まります。しかし、身近な家族に両タイプの人がいたら、まさにその通りだと同感してくれるのではないでしょうか。
「性格」とか「気質」というものを扱う学問は、これまでは科学的に立証できにくいものでした。現象面だけをみて「感情の起伏が小さい」などと言っても、信用されることはないのは当然なのです。しかしながら、いずれ科学的に立証されるだろうと考えています。なお、立証できないことが多いので、「見える」などと書いて少し誤魔化しています。お察しください。
さて、タイプ2はオリンピックに出場できたら有頂天になるのかもしれませんが、同級生に褒められても、ちょっとばかり喜ばしくなるだけかもしれません。ちょっとからかわれたら、ちょっと腹立たしくなる、つまり「小ショック」になると言えるでしょう。
その違いがあるので、そんな自分のちょっとした過失に対して、「ちょっとのことで許してくれないなんて酷い人だ!」と、許してくれない相手に、タイプ2は憮然としてしまうのではないでしょうか。タイプ2本人にとっては、さして悪気がなかったことなのです。しかし、他のタイプにとっては、そのように受け取れないものになっていることを知る必要はあります。
昨夜から今朝にかけての豪雨はすさまじく、また雷が光ると一瞬!昼間のように辺りを照らし出していました。これほどのものは未体験です。ゲリラ豪雨は地球温暖化と関係があるのでしょうか?
なお、幸いにもこちらは無事でしたが、この豪雨で被災された方々にお見舞い申し上げます。一日も早い復興と心のケアを望んでやみません。
ところで、7/21のブログで次のように書いています。「他人だけでなく家族にも殺意を抱いたことがある人がいたら、それは割合として何%になるのか、ぜひとも知りたいものです」
何と! 知りたいことが8/11の産経新聞に載ったと教えられました。それは、大阪大大学院人間科学研究科の藤田綾子教授らの調査結果で、以下です。
「親に殺意を抱いたことがあるとする回答は、高校生28%、大学専門学校生35%。頻度はいずれも「1、2回」「ときどき」の順で多く、「よくあった」は全体の約3%。一方、友人に殺意を抱いたことがあるとの回答は高校生、大学生ともに33%」
およそ3割という数字はなんとなく妥当な気がします。ですが学生ではなく、派遣社員やパートだったなら、数値は高くなるのでしょうか。老人ならばもっと多くなるのでしょうか、それとも少なくなるのか? 収入によっても違いはあるのか、それも知りたいところです。
社会階層の格差が拡大すれば、下層にいる人たちは差別されたり、舐められたり、プライドが傷つけられることが多くなるのではないでしょうか。また、人としての尊厳を保てない生活に立ち至り、精神状態はより不安定になります。それゆえ殺意を抱く確率も高くなる‥。
また、殺意を自分に向けていると考えられる「自殺者」が多いことが気になります。上 記とよく似た傾向はあるのかと探してみましたが、やはりあるみたいです。無職(主婦は入らない)の人がトップです。常に女性より男性のほうが多く、また、常に青年より老人のほうが、格段と自殺者が多いのです。
また、「殺意」についての調べでは、性別がわかりませんが、男性のほうが多いのではないかと予想します。つまり、不安定型が男性で、かつ暴力的になりやすいのも、女性よりは男性のほうだと考えられるためです。また、老人の凶悪事件も増えていますが、肉体的にも精神的にも不安定で、さらに経済的にも不安定な世代ということになるのでしょうか。
最近の気候を見ると、不安定なことが多く、人類に殺意を抱いているのかと思うほどの猛威をふるっています。世界経済も不安定度が高まっているみたいに見えます。一体、私たちはどこに向かっているのでしょうか? 今夜も寝付けなくなりそうです。
城間晃氏が語ります→中学卒業までは鹿島の方が脚光浴びてました。冨田はガッツが足りないような感じで、演技でも精神面でも強さがなかった。(前回と同様に、この色字のところは転載したもの)
ガッツが足りないとか、強そうには見えないというのであれば、攻撃タイプ(825)は消去できるのかもしれません。しかし、そのように見えるタイプ2の選手もいますからここでは絞れません。また語っている人の主観に過ぎないので参考にするだけです。
ところで、「ガッツが足りないように見えた」のかもしれませんが、富田選手は、あそこまで到達したのですからね。見かけで判断することは大きな間違いではないかと思うのです。
アテネ五輪の主将・米田功が語っています→僕はできる技を何回も練習するのは今でも好きじゃないんですよ。冨田はそこが凄いんです。僕から見たら、もうできてるやんって思う技を何回もやるんですよ。
何度も執拗に練習するのは真面目というだけでなく、完璧主義的なところと言えるかもしれません。防御タイプ(714)ならば、不安感が強いので完璧にやらねば落ち着かないでしょう。つまり、タイプ4の可能性はまだあります。
なお、以下は、冨田選手がインタビューを受けて、答えているサイトです。
http://www.oaj.jp/interview/tomita/
インタビュア:日本の代表として出るから日本のために戦う?それとも自分のため?あるいはコーチや監督など周りの人のため?家族のため? 冨田さんの場合はどういう気持ちが一番強かったですか?
冨田:全部あると思うんですけどね。自分のためっていうのはやっぱりありますし。…自分のためにやったことが家族のためでもあって、で、チームのためだったりコーチのために繋がると思うんで。自分の納得のいく演技をするため、自分を感じてやってますね。
この辺りは、自分を見失いやすいタイプ4らしい言い方です。自分に固執し、「自分」という言葉をよく使う傾向もあります。
さて、オリンピックで活躍する選手のタイプを知りたいとよく言われています。たまたま冨田選手が目に入り調べてみましたが、結論としては「タイプ4らしさはあるが、まだ判定はできない」になります。
さらに気質がわかる情報を探しましたが、まだ見つかっていません。ここを読む方で何か知っていたら、ぜひともお知らせください。
オリンピック・体操個人総合で惜しくも4位になった冨田洋之選手。静かで寡黙で、その様子からはなんとなくストイックな印象にみえます。そして、「美しくないと体操ではない」という考え方をしていると知り、もしかしたらと思い、気質がわかる情報を探してみました。
ちなみに美意識が高そうな発言をしているので、冨田選手をタイプ4ではないかと感じました。顔相もそれらしくみえます。気質がわかる情報をインターネットで探してみました。なお青字の部分はそこから転載したもの。
まず、富田選手を8年間指導したという城間晃氏が語っていますが、以下のサイトに載っています。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/cover/olympic/080620_tomita1/
体操選手たちの疲労度はテレビで観ていてもわかりづらいが、冨田は、4、5秒の一つ技で、50mダッシュを走ったような感じ。
これは全力で懸命に取り組む超真面目な気質と考えられるところです。
当時から真面目で黙々と練習するタイプでした。内気なんかなぁ。僕ら、あんまりしゃべったことなかった。同級生や後輩とはギャアギャア言うて走り回ってても、目上の人には話しにくいんでしょう。関西弁で言う“緊張しぃ”やね。
上記は、城間さんの解釈なので、事実、本当に緊張しやすい気質なのか判断できません。ただ、寡黙という傾向はあるみたいです。
アイツあいさつが下手でね。口の中でボソボソ言うからよう聞こえへん。それで何度も注意してました。「冨田ちょっと来い」「はーい」「なんや、その間延びした返事は100回練習やっとけ!」 僕がそう言うたら窓のほう向いて「はい」の反復練習を両手で数えながら黙々とやってました。
指導者から「ハイ」の練習100回と命じられて、そのまま手で数えながら100回も練習するとは、生真面目というよりも、かなり子どもっぽい気質と考えられます。末っ子気質(タイプ4)から探すべきところです。挨拶ベタというか、ボソボソみたいになるのも、このタイプは多い。
中学3年の鉄棒の試合のとき、選手は演技前に右手を挙げて、「はい、お願いします」と言ってから鉄棒の下に行く。冨田は緊張してたせいか、演技前に右手挙げて、「はい、ありがとうございました」って言いよった。
このエピソードではやはり緊張しやすい気質だとみてよいでしょう。緊張しやすいのは怖がりで神経質になりがちな防御タイプ(7・1・4)から探すべきところです。
さて、以前からタイプ4の受講生から社会で活躍しているタイプ4の人を探して欲しいと依頼されています。冨田選手が該当者になるのか、まだ判定できませんが、これまでのところ「タイプ4ではない」と言えるところは見つかりません。
でも、疲れてしまったので、今夜はこれくらいでやめたいと思います。続きは後日 ‥。
お知らせです。久しぶりに、「仲間たちのつぶやき」シリーズを更新しています。タイプ9のお母さんが息子のタイプ7に関しての思いを、率直に書き綴っています。よかったら、読後の感想など頂けたらと思います。なお、以下をクリックすれば、読めます。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page11.htm
ルーツ探しはかなり興味を引くものです。4年ほど前に読んだ本ですが、胸躍らせワクワクしながら読んだのは久しぶりのことでした。今でも余韻が残っており、リソさんの「性格のタイプ」以来のことです。
「われわれはどこから来たのか」「われわれとは何か」と、根源的なことを知りたがる人たちはたくさんいると思います。エニアグラム性格学ならば、「自分とは何者なのか」を知り得る一つの方法です。そして、他人をも知ることで「われわれとは何か」に迫ることができます。
次に、「われわれはどこから来たのか」を知りたいならば、ミトコンドリアDNAに関する最新情報です。「イヴの7人の娘たち」の著者はブライアン・サイクス。オックスフォード大学の遺伝学教室の教授です。予備知識なしでも興味が持てる読みやすい本です。
ところで、ミトコンドリアは母親からしか受け継がれないものです。なぜなら、父親の精子の中にはミトコンドリアがないからで、母親の卵細胞のなかにあるミトコンドリアのみが、そのまま受け継がれていくと知られています。
ですから、私のミトコンドリアのDNAは、私の母親から、そっくりそのまま受け継いだものです。つまり同じ塩基配列をしているのです。私の母は、その母から受け継いでおり、そのまた母もその母からというように、ずっと連なっています。母系のルーツを探り出すことができるという訳です。
あなたのミトコンドリアDNAを調べて、私とそっくりであれば母方の遠縁になるかもしれません。なお、サイクスさんの調査では、現在のヨーロッパに暮らすほとんどの人の母系祖先をたどると、たった7人の女性に行き着くという。
そうなれば、理論的には7つのクラスター(群れ)の元となる塩基配列を持つ人は、たった一人の女性につながると考えることができます。つまり、ヒト種と言えるそんな一歩を踏み出した女性が存在することを意味します。「ミトコンドリア・イブ」と名づけられています。
なお、この考え方に疑問を感じるのであれば、ミトコンドリアの知識を深める必要があるのではないでしょうか。ちなみに、父系をたどれるのは「Y染色体」です。サイクスさんは「アダムの呪い」という本も著しており、人類の旅をY染色体を使って壮大なスケールで想起させてくれます。
調べはさらに進んでいて、日本人の95%の人々が、9人のイブの娘たちの子孫と判定できたようです。そして、自分がどのクラスターに所属するのか知りたいならば、サイクスさんの以下のウェブサイトで調べてもらえます。
http://www.oxfordancestors.com/
ちなみに、ごく最近になってエニアグラム性格学では、「人類は9人家族」という理論を格上げしました。基本理論の7つ目です。サイクスさんの調査からも人類がみな兄弟姉妹であり「家族」なのですが、行き着くところは同じだったのです。
前回はショック度が大きい場合、傷つけられた相手から謝罪されても、それに応じられない場合を取り上げています。今回はそのシーンのセリフを考えてみました。
Aちゃん:悪気はなかったのよ。つい体型とは合わない服装しているなあと思って‥
Bちゃん:そ、そう‥‥、
Aちゃん:ごめんね。許してくれる?
Bちゃん:そんなこと言われたって‥、
Aちゃん:許してくれないの?
Bちゃん:そうは言ってないわよ!
Aちゃん:じゃあ、許してくれるのね。
Bちゃん:許すも許さないも‥‥、私が決められることではないから‥、
Aちゃん:何よそれ! じゃ、やっぱり許してくれないのね。
と、言いつつAちゃんは泣いて怒り出し、その場から走り去ってしまいました。
親しい間柄でも気持ちが通じ合わないことがよくあります。さて、Aちゃんのエニアタイプはタイプ2で Bちゃんはタイプ4だと仮定して、この後を続けたいと思います。この2つのタイプと仮定したのは、実によくあることだからです。
両タイプの気質として大きく違うところは、羞恥心です。この羞恥心の強さが起因となり、タイプ2にとって小ショックになることが、タイプ4には大ショックになることがあると考えられます。
つまり、タイプ2にとっては些細なことでも、タイプ4には重大なことになることがありますから、タイプ2がちょっとケナスみたいなことをしても、タイプ4には手ひどい苛めに遭ったと感じることがあります。
従って、タイプ2にとっては些細なことなので、すぐに謝れることにもなり、謝ればすぐに許してくれるだろうと予想するようなことです。一方、タイプ4にとっては大ショックなのですから、事は簡単には収まりません。上記のような会話になる可能性があるでしょう。
タイプ4の子は、嫌な気分、不快さや苛立ち、腹立たしさなどがごちゃ混ぜになり、次も傷つけられる恐れがありと警戒してしまうのです。こんなこと、なかったことにしたいという気持ちが起きることがあるかもしれませんが、自分で自分の気持ちをどうすることもできないのです。
タイプ2の子のほうは、自分は何であんなこと言ってしまったのかと後悔するかもしれません。でも、謝ったのに許してくれない友だちを前にすると、腹立しくなり、いつしかうらめしく思ってしまうのかもしれません。
この両タイプの関係と気持ちをセリフの中に示したつもりなんですが、うまく行ったでしょうか? ここから何か気づくことがあるとしたら幸いです。まだ続きます。暑い夜も続きます。体を壊さないようにしてください。
「仲良しの同級生にショックなことを言ってしまった」と、娘さんが母親に相談したようです。その後、「同級生は全く口を聞いてくれず、自分は避けられている」と、母親に悩みを訴えたと言うのです。
母親は「率直に自分の非礼を詫びるのが一番いいと思うから、すぐに謝ってらっしゃい」と娘に助言しました。しかし、母親の助言通りに娘は謝ったが、同級生は許してくれなかったようです。
さて、この母親はエニアグラムの受講生です。娘と同級生との間にあったことをかいつまんで話してくれました。そして、同級生のタイプと、なぜ謝っても許そうとしない子どもがいるのか、それが知りたいとのことです。
中学生の二人の間に起きたことですが、特別に変わったことではありません。スタイルをちょっとけなしたというような類のことで、よくある出来事です。その場に居合わせた他の受講生たちも一様に分からないようなので、ここで取り上げてご紹介したいと思います。
さて、ショックなことを親しい友人に言われたら大抵の人は落ち込みます。問題はショック度です。何を言われたら大ショックになるのか小ショックなのか、それは人それぞれに違います。たとえば、友人から、ふとっていると指摘されても、大ショックになる人もいれば、小ショックになる人もいます。
また、友人にふとっていると言われると小ショックになり、つきあっている彼氏に言われると大ショックになることもあります。このように誰に言われたかで、ショック度は違ってきます。また、時と場合や状況によって、また、当人の精神状態によっても、ショック度は違ってきます。
問題はショック度なんです。結果としての傷の深さを見る必要があるのです。つまり、小ショックであれば、相手から謝罪された場合、許せるのですが、大ショックであれば、謝罪されてもなかなか許せるものではありません。また、たとえ口では「いいよ」などと言って表面上は相手を許したことになっても、心の傷はそのまま残ります。
深く傷ついていれば、相手の謝罪の言葉は、頭の表層を掠めているだけです。気持ち的にはずっと相手に対しての嫌な気分、不快さや苛立ち、腹立たしさや警戒心みたいなものを持ち続けてしまうのです。
まだ続きますが、今夜はここまでにしたいと思います。
8月5日に公開された「Googleマップ」の「ストリートビュー機能」について教えてくれる人がいて、早速に覗いてみました。
これについて紹介されているサイトは数限りなくあると思うので、ここでは説明を省いています。なお、地図の上部にある「ストリートビュー」をクリックすれば出ます。
さて、まるで自分がそこにいるか自動車で走っているかと思わされます。また、見晴しがよくて360度を見渡すことができるのが画期的です。なお、アメリカの主要都市が先行しているようなので、早速ニューヨークのセントラルパーク辺りに行き、その辺りを散歩したような気分に浸りました。
ハリウッドの俳優たちが散歩しているところでも見られないかと、ビバリーヒルズも少しまわってみました。でも、それは無理みたいです。大邸宅が建ち並んで、ゆったりとした道路と大きな街路樹が印象的です。
ところで、「グーグルGoogle」って、あまり関心がなかったのですが、ちょっと不思議な企業だなと思っていました。今回、この機能を見て、どんな企業なのかとはじめて関心を持ちました。「検索エンジンの検索をするデータ会社」だというくらいの知識しかなかったのです。
ウィキペディアによると「世界中の情報を整理しつくすというビジョンを体現する検索エンジンの会社」なのだそうです。この業界に詳しい人のコメントでは、「Googleは研究開発指向が強いコンピュータ会社だと思った方がよい」というもの。
「Googleはエンジニアのエンジニアによるエンジニアのための会社なんです。ハッカーの集まりといってもいい。彼らが最も嫌うのはビジネス判断が先に立って、平凡な会社になることです。Googleの創業者は、そういうことに徹底的にNOと言った」‥‥などと言っているようですが、巨大化が進めばいずれ平凡に成るでしょう。
ところで、巨大企業は人間社会を破滅に追いやるだろうという否定的なイメージしか私には浮かびません。今回、便利な機能がまた開発されましたが、さほど必要に感じるものではありませんでした。
裏では何か別の目的があるのではないかと、そういう怖い想像ばかりしています。より管理社会となり、より一層プライバシーのない社会になっていくという恐怖を、この「ストレートビュー機能」から、いよいよ感じるようになりました。
食品偽装に関するニュースを報じるワイドショーで、一人のコメンテイターが語る。「米国ではこのようなことで、報道関係者たちを前にして謝罪することはない。偽装をしたために罰せられるので、それだけであり、不特定多数の人たちを前にして謝罪するという慣習はない」というようなお話でした。
他の国の文化や慣習を詳しくは知らないので、本当のことなのか分かりません。しかし、7年前、ハワイ近海で高校生の実習船が沈没した事件を思い起こしました。アメリカ海軍の原子力潜水艦が急浮上したために、衝突して沈没したという事件です。調べてみたら、高校生を含む8名が死亡(1名はいまだ行方不明)。
「翌日ファーゴ司令官は、事故の責任は100%米国側にあることを認めた。しかし、日本では事故発生の第一報が報じられた瞬間からアメリカに対する怒りが湧き上がった。特に行方不明者の家族の怒りはすさまじかった。即座にあってよいはずの事故を起した艦長からの謝罪の言葉が一向に聞こえてこないのだ。息子が行方不明になった寺田亮介氏は現地に飛び、ハワイ大学での記者会見の席で声を荒げて謝罪を要求した。艦長に“軍隊の規律などといわず、我々の前で土下座してほしい。男だったら出て来い! ”」(朝日新聞2001.2.17夕刊)
その後すぐにブッシュ大統領始め政府や海軍の高官が日本に繰り返し謝罪したが、事故を引き起こした直接の最高責任者である艦長ワドルさんだけが、謝罪しない。
それは日米文化の違いであると当時の駐日大使が語る。「米国では問題が大きければ大きいほど、弁護士は簡単に謝罪するなと促す」 なお、しばらくして、ワドル前艦長さんは日本文化を教えられたようで、遅ればせながら謝罪に訪れました。
これを知れば、「謝罪」に関しての日米の文化の違いがあるようです。また、この点では、中国も米国とよく似ています。中国産冷凍ギョーザ事件では、謝罪らしきものはなくウヤムヤになっています。一方。かつての朝日新聞の記事には、「即座にあってよいはずの謝罪の言葉」とあります。
そこが私にはよくわかりません。よく考えてから謝ってはいけないのでしょうか? 言葉が即座に出ない、事態を理解して状況を呑み込めるようにならないと謝罪の言葉が出てこない人も、たくさんいますから‥。
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