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脳の機能をMRIで測ることができ、左右の半球で非対称が起こっていることが明らかになってきたようで、たとえば、うつの時は右前頭部の活動が活発になり、躁では左半球が活発になる傾向があると書かれています。
これはちょっと面白い情報というか、私からはそうあって然るべきものですが‥。それというのも、タイプ7をエニアグラム性格学理論では、「左脳優位タイプ」と分析しているからです。タイプ7は、辛い時ほど楽しみを追いかけますが、それは辛さを忘れるためでもあります。楽しい目標があるとガンバレるタイプです。
それゆえ、カウンセリングでは、勉学や仕事などがはかどらない時、うつ的な状態が続く時などは、週末に楽しい計画を立てる、本人の好む遊びを家族がともにする、などと提案することがあります。
たとえば、タイプ7の子どもの夏休みの過ごし方としては、7月はどこかへ一泊旅行をすると計画したり、8月はデイズニーなどに行く予定をして、遊ぶ日と学ぶ日を交互に配置してみてはどうかと提案します。また、週ごとの計画を立て、一日単位ならば、2時間勉強したらその後はプールで遊んでアイスを食べよう、などと、当日に決めるのではなく、あらかじめ本人に伝えたほうがよいとアドバイスします。
(ちなみに、タイプ7は水族館などは好みの場所になるようです。ここを愛読されている方でタイプ7のお子さんがいるのならば、この夏休み、うつうつとしており聞き分けがない日が続いたら、水族館に連れ出すとよいかもしれません。あるいは金魚とか熱帯魚を買うなどでもいいかもしれません。尤も、タイプ間違いをしていなければいいのですが‥)
また、彼らにとっは学校の始まる8月末は最悪な時期です。8月の最終日と9月の第一週目の休日は必ず本人が喜ぶ計画を配置すれば、スムーズに落ち付いて勉学に集中できるようになりますと説明します。むろん、軽度のうつならば著しい効果を発揮しています。子どもだけでなく大人でも同様です。
タイプ7の「自我の座」は左脳にあり、たぶん快楽を追う時は左脳が活発に動いているときではないかと予想します。(この理論は以下にあり、クリックしてお読み願えたらと思います)
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory6.htm
なお、この本にある上記のものは、エニアグラム性格学理論が立証されているのでは、と思われるような記述です。
双極性障害のある子どもたちには、「分離不安」があると紹介されています。この「分離不安」という言葉、よく使われていますから知っている方は多いと思います。この本には「(母親が抱いている)赤ちゃんを下に降ろせない・いつも私(母親)から30センチと離れない・もしお腹に戻ることができるなら、この子はきっとそうしたでしょう」等々。
私のところにも子連れで訪ねてくる受講生がいますが、5歳くらいでも母親にしがみついたままで下に降ろそうとすると嫌がり、それでも降ろすと泣いて怒るなどがあります。障害があるわけでもない元気なタイプ7の子です。手のかかる子どもゆえ、子の存在を「煩わしいと感じることがある」と本音も聞かせてくれます。
ところで、タイプ2の母親たちを見ていると、子からの「分離不安」があるのではと思うことがよくあります。別の言葉でならば、「子離れ」ができにくいのです。たとえば、子どもの高校受験に際しては、自分が付いていなければならないと思い込んでいたりします。
また、成人した子どもの新婚家庭に、一日に3~5回電話を入れる母親がいます。しかし、当人にとっては「親が子どもを心配するのは当たり前」ということになります。心配してもしなくとも子は育ちますし、もはや育て上げたのですから何を心配するというのでしょうか。その心配性が子どもには煩わしく不快になっていたりします。先の例と同じなんです。
タイプ8の男性を見ていると、妻からの分離不安があるのではと疑ってしまうことがあります。妻を常時監視しているかに見え、放し飼いにすると、妻はふしだらになるかもしれないと、見えないヒモで繋ごうとしているかに見えるのです。妻からすれば煩わしいことではないでしょうか。
タイプ1の女性を見ていると、夫からの分離不安があるのではと思わざるを得ないことがあります。細かなことでも夫に尋ねてからでないとできないとか、夫が出掛けると、そこに行っているのか確認しないといられない女性がいます。実際、逐一確認している妻がいました。夫からすればなんと煩わしいことでしょう。
尤も、どのタイプも程度問題があり、重度の分離不安のある人と軽度の人がいるようで、一様なものではないのは当然のことです。あえて書き留めないと、例に挙げたタイプはみなそうなるのかと誤解されることがあるので、困ります‥。
このように、エニアグラム性格学理論でみたら、多かれ少なかれ全ての人たちが「分離不安」があるように見えます。詳しく述べるなら、比較的タイプ5とタイプ9だけが分離不安があまりないように見えますが、他の7つのタイプは、夫々にある対象から分離できないでいると考えられます。
「親離れ・子離れ」と言いますが、親離れできない子どものことだけが、どこか問題があるかのように捉えられています。しかし、子離れできない親もあります。また、妻離れできない夫、夫離れできない妻もいるのです。さらには、友達からの分離不安があるように見える人もいます。2w1と6w7です。
「エニアグラム性格学」でみたら、それらには問題はないのであり、他のさまざまな要因から不安感や恐怖感が強まった人たちが、ある対象から離れがたくなるだけのことに見えます。恐怖と不安に陥った原因を探しだすことが重要なだけで、ことさらに「分離不安」という用語を使う必要はないと思うのです。
また、母親からの分離不安だけが一般的に取りざたされています。そうなると、3・4・7がそれに該当します。この人たちのうちの不安感の強い人だけが、「分離不安」があることになるようで、それでは納得できません。しかし、これはエニアグラム性格学だけが到達しえた見解です。
ちなみに、このようなことに言及する研究者やカウンセラーたちが、自分にも分離不安があることに気づいているのでしょうか。たぶん、気づいていない人が多いのではと予想します。自分自身は、自分からは容易に見えないのです。
父親のことを尋ねてもあまり思い出せないと語る受講生がいます。父親とぶつかりあったこともなく、とくに不満があるわけでもないとまで言うのです。父親にはあまり関心がないみたいな様子で語ります。
この受講生をいろいろなエピソードから「タイプ2w1」と判定しています。しかし、タイプ2であるならば、当然に理論にある「父親を強く意識するタイプ(2・6・1)」なのですから、父に無関心そうにみえることが不思議でした。
ある日、話の流れからなのか普段は無口な彼ですが、やにわにトツトツと語りだします。「中学2年生の時、クラスの仲間とちょっとした悪さをしてしまった」 その件で学校側に知られてしまい、両親とともに学校に呼び出されたようです。
彼は、「父親だけには来てもらいたくなかった」と言い、続けて、「母親には悪いと思ったので謝ったが、父親には謝りたくなかった!」のだそうです。父親との関係が悪いのであれば理解できることです。しかし、関係が悪いとは言えない! う~ん? それでは不自然です。何か不快な体験を過去に持っていれば別ですが。
それで父親との間で不快な忘れられない出来事でもあったのかと、さらに尋ねました。彼は何か考えているふうでしたが、「思い出せない、何にも無いよ‥」とポツリ。さて、不自然でわかりにくいものならば、それは気質から来ているものです。
また、それでは「複雑なところがある」となってしまいます。つまりは、「父親を強く意識する気質≒ファザー・コンプレックス(複雑な)」です。このように、思いがけないところから、彼は自分の中にある「父親を強く意識する気質」を発見することができました。
ちなみに、タイプ2は、父親に「努力をほめられたい」という欲求の強い人たちですから、父親に迷惑をかけたとか、謝らねばならないことを仕出かしても、「父親にだけは謝りたくない」、という気持ちになってしまうと考えられます。素直になれないのですから‥、複雑ですね。
この理論、知ってしまえば簡単なことなのですが、そうとは知らない場合、自分の中にある隠されたいろいろな傾向を発見することは難しい。自分を色眼鏡をかけずに客観的に知ることは容易ではないようです。
どの箇所がタイプ7に該当するのか、ここではとても紹介しきれません。知りたい方はホームページにあるタイプ7の気質を記述しているところをお読みください。たくさんあります。また、著書「子どもの心エニアグラム」には、タイプ7の子どもに関しての記述が最も多量に載っています。
なお、誤解されると困りますから、先に一言。タイプ7というタイプの人たち全てがみな障害を持っているなど有り得ません。そんなことは述べていません。誰もがその体質や気質とか、その他の原因からなんらかの障害にかかる可能性があるように、タイプ7の子どもにもあるというに過ぎません。体質によって罹りやすい体の病気があるように、気質によって罹りやすい心の病気があると考えられます。
以前から、そううつ病の病前性格を紹介している文献から、タイプ7ではないかと予想していました。一部の受講生たちには予想していると明かしています。しかし、今回はあまりにもピタリと「タイプ7に該当する」ので驚いたというのが、正直な感想です。それは情報の蓄積によるものなのかわかりませんが、精度は良くなっているように感じられます。なお、この本には薬の投与で治癒する例も紹介されています。
読み終えて思わず、「エニアグラムはすごい!」と感嘆しました。「真実を見つけ出している!」と。さらに確信を持ち、力を得たような思いです。タイプ7だとわかれば、タイプ7のおよその価値観や世界観や人生観がわかっています。陥りやすいコンプレックスなど基本的なところがわかっているのですから、対処法を提示することができます。この障害の子を持つ家族に、付き合い方の注意点などもアドバイスできますから、家族にとって朗報になるだろうと考えられます。
ところが、アメリカでは子どもの双極性障害を専門家から総合的に評価してもらうのにかかる費用が1000ドルほど要るという。神経心理学的検査なら9時間ほどかかるので、2000~3000ドルかかるとあります。治療費やカウンセリングは別にかかるのですから、貧しい人たちには無縁の世界です。
なんとしても「エニアグラム性格学」を多くの人たちに伝えたいところです。これまでそうでしたが、得られた情報は惜しみなくドシドシ出して行こうと、改めて感じた次第です。
そして、治療法についてまとめてある箇所に次のように載っています。「家族は労を惜しまず、子どもの行動を客観的かつ詳細に観察する必要があります」と。「シャーロックホームズのような親になる」とも書いてあり、正しい結論づけだと思います。それは基本中の基本です。そこから始めなければ何も始まらないというのは至極当然で、当講座でも執拗に語っていることです。
(注・ディミトリ・パポロスとジャニス・パポロス著。十一元三と岡田俊の監訳。紅葉誠一の訳。東京書籍)
「からかう=楽しむこと」 対 「からかわれる=いじめられること」
ちょっとしたからかいは楽しいものだと思い込んでいる人たちがいます。実際、うれしそうな表情をして、弟や妹をからかう兄や姉がいます。「からかうのはやめて!」と言っても、これくらいいいじゃないかと考えたり、かまってあげているつもりでいたり、「冗談の一種なんだから‥」と言う人たちがいます。
クラスの誰かに、放課後ちょっとしたからかいをして、その人と交遊しているつもりでいる人もよく見かけます。からかわれたほうも、困った顔をしつつ、ちょっと笑って応えたりすることがあります。それで、ともに楽しんでいるものだと、からかったほうの人たちは解釈しているのです。
しかし、「からかわれる=いじめに遭っている」になっている人たちがいます。この人たちにとって、相手はそうは思っていないらしいとわかるんです。相手は笑顔で面白そうな顔つきをして言っているのですから、どうやらいじめているという自覚がない、と気づいてはいるのです。でも、いじわるされていると感じてしまいショックで、暗く哀しい気持ちに襲われてしまうのです。
つまり、 「からかい=性質(たち)の悪い苛め」になっていることを知らないのです。いじめに遭って自殺した子どもたちはたくさんいます。一方、「自分はちょっとからかっただけなのに、どうして自殺してしまったのだろう」と困惑したり、怪訝に思っている人たちがいるのではと思います。
学校の先生たちにもいます。それで、いじめに遭っている子をみても、それと知らず見過ごしてしまうのです。 これらのことは、ぜひとも多くの人たちに知って頂きたく特別に書き出しています。
(ちなみに、エニアグラム性格学では、「からかい=悪質な苛め」と捉えるのは、タイプ4が最も該当します。あるタイプ4の女性から、学校でからかわれる(=悪質な苛めによく遭うので)ので、「この学校は治安が悪い」と告げられたことがあります。
タイプ4自身は、他人を「からかう」ということはまるで考えられず、いわば、「からかうが辞書にない」というタイプです。従って、からかって楽しめる人がいるなど、理解不能のことです。これはタイプ1も該当します。
エニアグラム性格学で、周囲の人たちをタイプ判定できるようになれば、あなたの周りにいるタイプ4やタイプ1をからかうことだけはしないで頂きたい。そのためには、やはり学んで正しくタイプ判定できるようにならねばならないでしょう。)
ところで、最近は過疎の村というよりは、「限界集落」という表現が注目されています。長野大学の大野晃教授が言い出したもので、「65歳以上の高齢者が集落人口の50%を越え、独居老人世帯が増加し、冠婚葬祭など集落の社会的共同生活の維持が困難な状況におかれている集落」のことです。
役場のHPによると、東栄町の人口は2006年は4368名で、65歳以上は1939名。高齢者は約44%です。子どもが増える可能性は低いらしく、去年の3月に小学校が廃校になっています。
さて、大きな屋敷で一人暮らしをする高齢者たちが増えており、この地区の中心部を散歩していても、人気(ひとけ)がなく、車と行き交うことも少なく、昼間からひっそりとしています。また、サルやイノシシが繁殖して田畑を荒らすので、高圧電線が張りめぐらされています。「昔はサルなどほとんど見なかったが、今は人間よりも、サルの数のほうが多くなったよ」と言う。
東栄町は「限界集落」とは言えませんが、それが現実的な問題になっていると考えられます。ちなみに、インターネットで「小学校が廃校」と検索すると、167000件も出ました。また、国土交通省によると、限界集落は全国の過疎指定地域の12・7%に当たる7873集落あるという。このうち、人が住まないので消滅状態となる恐れのあるのが、2650集落。10年以内に消える可能性があるのは422集落という。
しかしながら、都心の荒廃というものもあります。東京都心でも小学校が廃校になっています。駅前のシャッター街はどこに行っても見られるものです。そして、心の荒廃という問題も増えています。
私たちの社会が、いたるところでひずみ軋んでいて病みつつあるのでしょうか? 弱者を置き去りにし地方を切り捨てて、巨大企業だけが繁栄している‥‥。このひずみが、やがて「大地震」を引き起こすのではないかと考えると怖いものがあります。
「国やぶれて山河あり」という杜甫の詩がありますが、現在では、次のように言えるのではないでしょうか。「故郷の山河やぶれて、巨大企業の国際競争力つき、一握りの資産家うるおう」
なお、「過疎ネット」というウェブサイトを見つけました。東栄町が載っています。
http://www.kaso-net.or.jp/map/aichi.htm
羞恥心シリーズ・その2
ここを読む受講生の方から質問メールが届きましたので、お答えしたいと思います。
かつて筆者がタイプ7w6と判定した男性のことで尋ねたいという。「羞恥心が強いタイプならば、どうして下ネタをよく言うのですか? その男性は下ネタを言ってから異様に興奮します。バカ騒ぎをします。どうしてなのか?」というものです。
お答えします。タイプ7は優等生気質ゆえ、基本的に超真面目と言える気質です。“超真面目=超羞恥心が強い” となります。そして、タイプ7は、快楽主義者とも名づけているように何かで楽しみたがります。一度、楽しいことをすると、それを幾度も体験したがり、楽しみを追いかけ続けます。
たとえば、タイプ7の男児とチャンバラゴッコをして、その児に「切られたぁ~っ!」と、切られて死んであげると、それが大変に面白かったのか、「切られたぁをして!」をねだられることがあります。断っても断っても執拗に、「切られたぁをして!」とねだられるのです。
楽しかったアニメを録画すると何百回でも繰り返し見ます。同じ場面で同じように笑いこけることもあります。このように「楽しみを追う」という気質がくっきりと出ているので、タイプ7は、「楽しまねばならない」という「ネバ人間である」と述べています。以下にありますから、一度覗いてください。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-6.htm
タイプ7は、超恥ずかしがりやですから、ちょっとしたことでも恥ずかしいと感じて、ちょっと興奮します。そうなると、下ネタは大変に恥ずかしいことなので、異様な興奮をすることになってしまいます。また、下ネタは周囲を爆笑の渦に巻き込むと以前に体験しているのではないでしょうか。すると、幾度も同じ楽しみを得たがり、注目も浴びたがる気質もあって、ついには「下ネタを好む人物」に思われてしまうのではと考えられます。
なお、他に下ネタをよく言うタイプがいるとしたら、それはタイプ2w1です。こちらは上記タイプ7と比べると、“真面目なところがある=羞恥心もある” とでも表現するしかありません。また、タイプ2は楽しみを追うことはありますが、快楽主義者というほどではありません。
タイプ2は、ちょっとしたことでは恥ずかしいとは感じませんから、あまり興奮もしません。下ネタくらいではさして恥ずかしいことにはならないので、ハハハと笑いちょっと面白がるだけでサラリと受け流すこともできます。「切られたぁ~」も3回程度であきてしまい、30回も求める児がいると異様にしつっこいと感じるのではないでしょうか。
ところが、同じ7w6でも、下ネタなどと無縁の人たちがいます。いつも大真面目で、下ネタなどは恥ずかしくて絶対に言えないという方もいることを知ってください。同じタイプでもさまざまで、みなそれぞれに個性的です。楽しみとは無縁、楽しみ方を知らない、楽しみ方がヘタなど、いろいろです。しかし、そんな人でも、なにかの弾みで楽しい体験をすると、眠っていた「快楽主義者の自分」が目を覚ますかもしれません。
大災害が続いている。四川省の地震で生き埋めになっている人が2万5千人はいると報道されている。詳しくは以下をクリック。
http://japanese.cri.cn/81/2008/05/13/Zt1@117892.htm
なお、調べてみたら成都の最低気温は17度とあり、そんな中で冷たい雨が降っているのならば、生き埋めになっている人たちの体熱は奪われている。一刻も早く一秒も惜しんで、なりふり構わず助けださねばならないはず。
猫の手も借りたいくらいな状況にいながら、中国政府はなぜ外国の救助活動を受け入れようとしないのか。人命を大切にしている政府とはとても思えない。ミャンマー軍事政権とて同様である。
(注・現地音を尊重するという意味で、ビルマではなくミャンマーと呼んだほうがよいと考えて)
ところで、こんな時期に、愛知県内にある活断層で直下型の地震が発生した場合の被害を想定したものを発表している。その活断層とは「猿投―高浜断層」で、震度7.6と想定すると、11000人の死者で30万棟が壊れるという。これもネットサイトを調べてみたら、な、なんと我が家はその活断層の真上である。
この活断層、すでに活動期に入っているとみられているのですから、明日、地震が起きても不思議ではない。その死者の一人に自分がなるか、あるいは自分一人が生き残って、家屋の下敷きになって冷めたい雨に降られているか‥‥、大変に怖い発表です。
しかし、このような発表はどしどしとしたほうがよい。人々に危機意識を持たせる必要があります。そして、戦争なんぞしている場合ではないと、思い知らせる必要があると考える。
世界中の国の軍事費をせめて1割でも削減して、そのお金を災害と貧困のための対策に使うべきである、というような提案をしたい。そのような機運を作り出せないだろうか? インターネットはこのようなものにこそ活用すべきだと思うのですが。
羞恥心シリーズ・その1
ある母親は、娘が16時頃に居間で昼食用に作った弁当を食べていたので、食事が遅れた理由を尋ねました。この娘は中学生で、箸を忘れたことを知りそのまま食べずに帰宅したと答えたみたいです。
母親:箸を誰かに借りればよかったのに、どうして借りなかったの?
娘:別に、なんとなく。
母親:そんなことくらいなんでもないでしょ!
娘:ちょっと恥ずかしい!
母親:エッー、箸を忘れたくらいで恥ずかしいなんて‥!
この母親は受講生で、娘が羞恥心の強い気質だと講師(筆者)から告げられていたことを、急に思い出したみたいです。それで、いつもならば怒っていたが、ハッと気づいて何も言えなかったようです。
また、別のある中校生の息子が、登校してから珍しく忘れ物をしたことに気づいたようです。どうも、教科書類らしかったのですが、それを隣席の子にも言わず、先生にも見つからないようにしていたようです。だいぶ後になって息子から聞いて、「羞恥心の強い子だなあと改めて知った!」と母親が語ります。
なお、こんなエピソードもあります。ある妻は、夫が自宅にいると、トイレに入るのもはばかられて恥ずかしいと言います。また、ある夫は、トイレではどちらも音を出さないで用をたしていると、妻のほうが話してくれました。
さて、羞恥心の強い人と、羞恥心の無さそうにみえる人たちがいます。「羞恥心」というものは「気質」で、生まれもった性格です。体験とか躾や教育などというもので形作られるものではないと考えられます。
(ちなみに、これらの恥ずかしがりやさんたちは、エニアグラム性格学では、みな防御タイプ(7・1・4)です。全タイプの中で、最も羞恥心が強い気質です。一方、最も羞恥心の少ない人たちは攻撃タイプ(8・2・5)です。両者の羞恥心の違いは大きく、防御タイプからみたら攻撃タイプの人たちは、恥知らずなことが平然とできる人らしいのです。
さて、こんなエピソードを知ったならば、ここを読む人たちは、自分が両者のどちらに該当するのかわかるのではないでしょうか。尤も、その中間くらいの羞恥心を持つ人たちが調和タイプ(369)ですから、この三択で絞ることはまだできない、という人たちもいるのではないかと‥、)
親戚に老夫婦がいますが、年金生活者で二人っきりで慎ましく暮らしています。夫は「タイプ5w6」で、妻は「タイプ9w9」です。子どもたちは自立して家を出ており遠くに住んでいます。
この夫婦とは約15年前に会ったきりなのですが、葬儀があり、久しぶりにその娘さんと4人で会話をかわすことができました。妻のほうが長患いをしていたようで入院生活2年だそうです。その間、夫は二度ばかり病院に見舞っただけと言う。しかも、娘さんから「見舞いに行きなさい!」と催促されたので娘に連れられて行ったみたいです。さらにこの夫、1年ぶりの見舞いにもかかわらず、妻の病室にいたのは15分くらい。
夫:用はもうないか
妻:とくにないわ と、言ったようです。
「お父さんはそそくさと帰宅してしまったのよ」と娘さんがあきれ果てて話してくれました。しかし、この妻は、どうやら夫を薄情だと思っていない様子。娘さんの話を愛想よい顔つきで、ただ聞いているだけでした。老夫婦は電話を入れることもせず、ケータイを持とうという気もないみたいです。70代で、二人とも車は乗れず、バソコンとも縁がない世代です。
娘さんは40歳代ですが、その夫はタイプ4らしく見える人です。「私が入院したとき、夫は毎日のように見舞ってくれて、いろいろと気遣ってくれましたからね。普段は冷たいところがあるのですが、父親とは比べものになりません。見直してしまいました」と語ってくれました。
確かに慣れ親しんだ老夫婦とは言え、2年に2回の逢瀬とは驚いてしまいます。まるで織姫と彦星みたいです。しかし、織姫たちは会いたくても会えず情熱的に相手を求めていますから、物語になります。しかし、この夫婦は、いつでも会えるのに会おうとしません。物語にはなりにくいでしょうね。ロマンがありません。
おじいさんらしいおじいさん(タイプ5はおじいさん気質)」と、おばあさんらしいおばあさん(タイプ9はおばあさん気質)がカップルになると、そういうことになるのかなあと‥。孤独感や寂寥感に襲われることも少なそうです。この淡々さが羨ましくもあり、薄情にも見えますが、他の人たちはどのように思われるのでしょうか‥‥?
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