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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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 「あいつは、自分が世界の中心にいると思っている奴なんだ!」  このような一般的な言い方があります。そして、「もう少し隅っこを歩いたら‥」と言いたくなるような、そんな人がいます。つまり、その人の言動から周囲の人たちが感じているもので、自己中心的で優位的な言動を指しています。

 なお、このようなことは、国にもあります。たとえば、「中華思想」です。中国(中華)は、世界の中心で、その政治体制や文化や思想は最も価値が高く、漢民族は最も優秀が民族で、他の民族は教化せねばならない対象で、主導していかねばならないという思想です。

 最近のニュースを知ると、中国はいまだにこの思想を色濃く持っていると考えざるを得ません。冷凍ギョーザ事件でも、その対応ぶりからは自己中心性が感じられると思うのですが、みなさまはどう思われるのでしょうか?

 ところで、ご存知のように、漢語に「東夷とうい」というものがあり、彼らから東の国である日本や朝鮮のことを指しています。「西戎せいじゅう」は西の地で、チベットなどの遊牧民のことです。「北ほくてきは、北の蒙古民族などで、「南蛮東南アジアやインド、ポルトガルも入るようです。

 「夷」・「戎」「狄」「蛮」全て野蛮人の意で、外国人を蔑視する時に使う漢語であることはよく知られています。日本も倭の国の時代に、熊襲(くまそ・九州)とか蝦夷(えぞ&えみし・アイヌ民族)と呼んでいたようです。

 そして、「くまそ征伐」とか「えぞ征伐」という言語を使っていました。この「征伐」という言葉ですが、大国の傲慢性が如実に出ているように思われます。日本も、倭の国の頃から相当にジコチューな国であったと思わざるを得ません。

 
明治に入り、西郷隆盛が「征韓論」という言葉を使っていましたが、それは「日本書紀」にある記述から来ている「三韓征伐」に端を発しています。中世での秀吉の朝鮮出兵にもつながっており、「朝鮮は、三韓征伐より日本の属国で支配する権利がある」という考え方です。なお、この「三韓征伐」、史実ではなさそうです。

 現在ならば米国は、○○○征伐をしたということではないでしょうか。それは、中国とチベット、インドネシアと東チモール、ロシアとチェチェンみたいな関係と言えるでしょう。いつの時代も、小国・小民族が迫害されて辛酸をなめています。

 さて、身近にいる人々の中にもジコチューの極みみたいな人物がいて、「(自分には)愛がある」などと語っていたりします。国家にもジコチューの極みみたいな国があると考えられます。「(自分たちの国は)人権擁護している民主主義の国、自由の国」だと力説しているように思われるのです。



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 エニアグラム講座で、「防御タイプ(7・1・4)はせっかちで短気です」とか、「性急で、待てない気質です」と話すことはよくあります。すると、「うちの長男は赤ん坊の時から、待てない子だった」とある受講生(母親)が語りだします。

母親:おっぱいをあげるのが少しでも遅れると、泣いて怒り出すので、本当に困りました。
私:そうですか、確かご長男はタイプ7w8でしたよね。でも、ミルクを熱湯で作って、それから冷まさねばならないので時間かかりますよね。それは、どうにもならないですね。
母親:いえ、ミルクではありません。私は母乳を与えていました。
私 :うっ? 母乳ならば、すぐに赤ん坊におっぱいを与えられるんじゃないですか?
母親:それがですね、聞いてください。服のボタンをとってブラジャーを外す間も待ってくれないんです。本当に待ったなしなんです。
私 :えっ!?
母親:お恥ずかしい話なんですが、授乳期は家の中ではほかに誰もいないので、上半身ハダカで暮らしました。そうしなければ間に合わないんです。

 「ひえぇーーっ!!」 一同のけぞりつつも大爆笑!! 究極の待ったなしとは、このことですかね。なお、前回3/22づけでも、タイプ7に関して「いつもスタンバイ状態」とか、「せっかちで待てない気質」と説明しています。また、「いつもスタンバイ状態」とは、ウイング8よりもウイング6により近いものです。

 とはいえ、寝てばかりで手のかからないタイプ7の乳児います。おっとりとして穏やかで、かなり落ち着いているタイプ7の人も存在します。短気でせっかちとはいっても、さほど顕著ではないタイプ7もいます。程度の差が有り過ぎます。それゆえ、タイプ判定は難しい! 
 

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 アドレナリンとは、副腎髄質から分泌される自律神経の一種である交感神経を興奮させるホルモンのことです。危険な状態に相当するストレス応答を、全身の器官に引き起こすと言われています。例えば、命をかけて敵と戦わねばならない状態に置かれると分泌されますが、骨折しても全く痛みを感じないケースもあるようです。

 映画の主人公・ジェブは、アドレナリンを分泌させるには何だってやるしかないという状況にいます。コカインを吸い、パトカーに追いかけられ、恋人と街頭でセックスして、スーパーや病院でアドレナリン入りの薬剤を強奪するなど、やりたい放題。自分の手をワッフル焼き器で焼いてアドレナリンを分泌させようとします。また、自分の足に釘を打ちますが、痛みは感じなくなっていると説明しているようなシーンがあります。


 ちなみに、この映画を製作した人は、タイプ7w8だろうと予想されます。ただし、予想しているに過ぎず判定したのではありません。エニアグラム性格学理論では、タイプ7は「世界の淵にいると自己認識するタイプ」といい、以下に掲載。作品には、この崖っぷち感がよく出ています。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory1.htm

 1時間で死ぬという設定では崖っぷち感が出て当然ですが、たとえばタイプ2の作品には、絶対絶命状態であっても、さして崖っぷち感が感じられないことがしばしばあります。最近のものならば、マット・デイモン演じる「ジェイソン・ボーン・シリーズ」です。

 場面展開も素早く、次々と強敵が立ちはだかります。なお、ボーンは政府組織で訓練されたスパイで殺しのプロですが、記憶喪失になっており自分が置かれている状況は不明。まさに崖っぷちに立っている設定ですが、なぜか余裕を持って見ていられます。


 女性との関係も、タイプ2は協力者になっていることがありますが、この映画では、女性は「性の対象者」か「男を癒してくれる存在」というような描き方です。それゆえ、少しおバカで気立てのいい女ということになるのでしょうか。また、ハチャメチャなところや
お尻を露出させるなど、思わず笑いを引き出すように作られています。そこがタイプ7らしいところだと思われます。

 しかし、ジェイソンシリーズのほうは、エログロはなく、戦いが克明に描かれており、場面設定も緻密です。賢い女性も登場して、セックスに高い関心があるとは見えません。また、粋でシャレた場面もあり、そこが楽しめる映画かもしれません。

 ところで、タイプ7の行動の仕方を見ると、いつも走っていると思わされることがよくあります。「スタンバイ状態にいる人」とか、「せっかちで待てない気質」と説明することもあります。ラストの主人公の台詞は、ピッタリとタイプ7にあてはまると考えられます。また「女性の存在が大きいタイプ」とうかがえます。

 そして、ジェイソンのほうは、「見られている自分」から、すばやく相手を見るほうに回っています。しかし、タイプ2自身はあまり人々を見ていないことが多いと感じられます。他人から見られていることを忘れてしまうこともよくあります。

 一方、ジェブのほうは、衆目の中でセックスをしており、注目を浴びたいというタイプ7の気質が垣間見えます。「見られている自分」をいつも意識している人たちですが、実は最も周囲をよく観察しているタイプです。タイプ7にとって「世界は危険なところ」ですから、至極当然のことではないでしょうか。両タイプの気質の違いがくっきりと映画に出ています。

 また、ハッピーエンドにならないところも、「自分と世界は否定的に結びついている」というエニアグラム性格学理論で、うまく説明ができるところです。一方、ジェイソンシリーズはまだ続くようで、どうやらハッピーエンドになりそうです。ちなみにタイプ2は「自分と世界は肯定的に結びつくタイプ」です。
 作品に、作者の気質は投影されますが、この映画も鮮明に出ていると言えるでしょう。
 

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 疲れていると、単純なアクションものをみて頭を休めることがあります。この作品の監督脚本はマーク・ネヴェルダインとブライアン・テイラー。主人公のジェブ役はジェイソン・ステイサム。男っぽくて渋い顔つきの男優ですが、顔相に短気さがうかがえるのですが。

 あらすじ→殺し屋のジェブは、ある朝目覚めると宿敵に毒を注射されていた後だった。1時間で命を落とすという毒です。シェブは宿敵の行方を追いつつ、知人のドクターに解毒の方法をケータイで尋ねる。「アドレナリンを出し続ければ毒の作用を止められる」と言われてアドレナリンを出すべく、刺激と興奮を求めながら街中をハチャメチャに走り回る。そして、見事に復讐を果たすが‥。

 この映画、痛快アクションものということになるでしょう。1時間後には死ぬらしいので、1秒でも惜しむというような状況です。観客のほうも切羽詰ってハラハラさせられる‥、つまり、それが狙いなんでしょう。

 なお、特徴的なところをあげると、まず女性の裸体が何の意味も関連もなく、よく登場します。また、そして、敵の手をオノで切り落としたり、手の甲をミシンで縫いつけるなど、血生臭くてグロテスクな場面が結構あります。しかし、恋人の前では敵と乱闘しているところは見せず、ナイト(騎士)ぶっています。ちょっとおバカで気立てのいい女が好みのように見えます。ハチャメチャさを売りにしている映画だと考えられます。

 ラストの台詞は、「俺は生きている間は走りまくっていた。ときには止まり、花の香りをかぐべきだったがもう手遅れらしい。君は最高だった!」


 エニアグラム講座を長く受講されている人ならば、これだけで、作者のタイプを予想できるのではないでしょうか。
 今夜は書きはじめる(3/19の23時過ぎ)のが遅くて‥、続きは次回にしたいと思います。


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 「死にたい! 死にたい!」と、娘さんが帰宅してから大騒ぎをしている。どうやら学校の期末テスト結果が悪かったらしい。その母親が言うには「いつも、あまりにも大げさで、なだめても効き目がない」とのこと。そのためかどうかわかりませんが、母親はその日、思わず知らず、「じゅあ、死ねば!」と告げたようです。娘さんは絶句!!  

 娘さんにとってはいつもの母親の反応とは違い、思いがけないものだったらしい。「ひどい、お母さんは、ひどい!」と大きな声で非難しつつ自室にこもったという。この娘さんのエニアタイプは、タイプ2w1で、母親はタイプ9w1。タイプ9の人たちは、そのようなことで騒ぐなど考えられないみたいです。他のタイプの人たちが、いつも何に対しても大げさな反応をしているように見えるようです。

 なお、彼女にはもう一人娘さんがいますが、学校の成績が少しでも落ちると、口には出さないがその様子から大きなショックを受けているとわかるそうです。こちらの娘さんは、タイプ7w6。この娘さんにはひどい言葉をかけたことは一度もないと言うので、その理由を尋ねたら、「とても、とても、そんなことは言えません。神経質ですから‥」

 別の家のある娘さん(7w6)が小学低学年の頃のこと。母親が熱心に新聞を読んでいるところを見て、突然に、「お母さんは、新聞と私と、どちらが好き?」と聞いてくるので、母親は「新聞!」と答えたことがあるそうです。その夜は、「怒ったり泣いたりと、大変なことになったので懲りました」と母親。そして、それ以降は、そういうことは言わないように注意しているとのこと。こちらも9w1の母親。

 エニアグラム講座は、小人数で行っていますから、家庭内での面白い出来事が話されることがあります。各タイプの子どもの日頃の様子がとてもよくわかります。しかし、同じタイプでも、家族内の様子はまるで違うことがある一方で、全く同じということもあり、バラエティに富んでいます。

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 TVドラマや映画などは教材とか参考資料として観るので、残念なことに楽しんで見ることが少なくなりました。なお、このドラマについてたくさんの方から質問されていますから、よほどわかりにくいもののようで、見ないわけには行きません。

 さて、ある通信受講生(タイプ4)から、次のような便りを頂きました。
「ブログ、読ませて頂いています。“薔薇のない花屋”が取り上げられているのを見て、TVを見てみましたが、他のドラマに比べ少し難解なところがあるものの、自分はわりとすんなり入っていけました。やはり同じタイプだからでしょうか。香取くんが演じている英治が「鉄面皮」とあったのは驚きました。はにかんだ感じや雫や美桜にペースを持っていかれがちなところは、自分と似てるな~と思いました


 ところで、前回3/10づけにて記者の発言、「ここまで手の込んだ設定をして、このドラマは何が言いたいのか」について取り上げてみます。 

 このドラマは二転三転していますが、たぶん、わざわざ先が見通せないように、手の込んだ設定をしていると考えられます。ところで、ドラマというものは、見通せたほうが楽しめるものと、見通せないので楽しめるものがあります。

 茶の間で観るものならば前者のほうが良いという考え方もあります。探偵ものとか探検ものならば、後者です。しかし、茶の間から見るものだからこそ、退屈しているかもしれず、穏やかな毎日を送っているので、非日常的で刺激的なものを求められることがあります。

 結末がわかってしまったら、好奇心の強い気質の人には面白さは激減します。また、ドキドキハラハラしたいと思っている人も、同様につまらないドラマになってしまいます。つまり、好奇心があまり強いほうではなく、適度でほどよい刺激のほうを好むとか、安心感を得たい人たちからは、手の込んだドラマは不評になるかもしれません。

 さて、野島伸司さんのエニアタイプを「タイプ4」と判定しています。子どもっぽくて好奇心の強い気質ですから、非日常的で先の見えないドラマのほうが好みになる人たちが多いタイプです。それゆえ、自分が楽しめるように、視聴者をも楽しませようと、二転三転した「手の込んだドラマを作ってくれている」と思ったほうが当たっているのではないでしょうか。

 ちなみに、私自身は、見通しのいい古塔に登ることができるので、ドラマくらいは、先の見通せないもののほうがいいです。




 

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 友人が、和田アキ子さんが最近に出した本「おとなの叱り方」(PHP研究所)を買って読んだという。「読んでスッキリといい気分になった」と薦められてしまった。その場で少し斜め読みしたがさほどスッキリしない。それで逆に、もう少し読んではっきりさせようと、改めて読むことになりました。

  全ての箇所を取り上げるわけにはいかないので、以下に紹介文を取り上げてみます。
「挨拶のできないマネージャーに厳しく挨拶を教えたエピソードなどを題材に愛情を持って叱れば相手のためになる。叱った自分の戒めにもなり、背筋を伸ばして生きていける、と叱ることがどういうことかを説く。叱り方の極意は、見て見ぬふりをしないで、愛情を持って叱ること」  

 ところで、教師や親たちに叱責された場合、「叱られている」と感じることもあれば、「相手は勝手に腹を立て、勝手に怒り出している」と感じることがあるのではないでしょうか。私には、後者のほうが多いと感じられるくらいですが、みなさんのほうでは、どうなんでしょうか? 

 相手は叱責しているのか勝手に怒り出しているのか、それを区別することは難しい! と思いませんか?  また、しばしば怒り出す人がいますが、怒り出してからしばらくして、これは「お前のために叱っているのだ」などと言い出すように思われるのです。とくに親や教師、上司や先輩など、身近にいて親しんでいる人のほうに、よくあるように感じられます。

 怒って感情的になったことで、なんとなく気まずくなり、いかにも相手のことを思ってのことだと、うまく後付けしているのではないかと疑ってしまいます。

 ちなみに、和田アキ子さんのエニアタイプを、「タイプ2w1」と判定しています。エニアグラム性格学では、「おかあさん気質」といい、みんなのお母さん役をついしてしまう人と分析しています。お母さんは「愛を注ぐ」ほうに位置していますから、実際、家族だけでなく他人を助けたり、相談事をよく受け付けています。それゆえ、自分の愛には嘘偽りがないと確信しやすいのかもしれません。

 しかし、他人がそのように見るとは限りませんたとえば、タイプ2w1は短気で神経質なところがありますから、些細なことでも怒り出すことがあります。また、タイプ2は「善い人間であらねばなない」という「ネバ人間」です。善い人間に見られようとして、そのような後付をしているのではと考えても、あながち間違いではないでしょう。

 そして、叱られてからはじめて、自分が無礼だったと知ることもあります。従って、相手をることは「善いこと」だとなり、実際、しばしばよく叱っています。 なお、二日前の3/12付けの記事とも関連しています。併せてお読み願えたならと思います。

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 図書館内でおしゃべりしている人をよく見かけます。過日のこと。「お前たち、静かにしろ! ここは図書館だぞ、しゃべりたいなら外でやれ!」などと40代頃の男性が大学生か高校生くらいの男女のグループに対して叱責しておりました。

 さて、こういうことができる人と、できない人がいます。できるのはむろん攻撃タイプ(8・2・5)です。なお、館内には警備係や図書館員が結構、あちこちにいますから、その人たちに申し出て注意を促してもらうこともできます。こちらを本能的に選ぶ人がいますが、これは全タイプにいると考えられます。つまり、攻撃タイプは、前者(叱責者)にもなり、後者(その場の担当者か責任者に申し出る)にもなります。

 攻撃タイプが、みな前者になるというものではありません。子どもの頃から同級生を叱責できるような人もいますが、多くは成人してからであり、中年以降は遠慮なく他人を叱責できるようになるに過ぎません。なお、一度もそんなことはしたことがない、という攻撃タイプの人も、当然ながらいます。


 ちなみに、調和タイプ(3・6・9)と防御タイプ(7・1・4)は後者になるほうですが、後日、メモや手紙などで注意を喚起するくらいなことはします。直接的な対決をしないようにするのが通常の振舞い方です。

 自分はその任ではないのに、見ず知らずの他人に注意できる人がいるとしたら、それは自分の「優位性」を示しがちな気質の人です。攻撃タイプ(8・2・5)は、どうやら自分はオオモノで重要人物なのですから、「自分は注意できる人間」だと自認していると考えられます。

 たとえば、米国は、国連決議がなくともイラクを危険な国と認定して、イラクに攻め入りました。世界の「憲兵」または「警察官」だと自認しているのではないでしょうか。多くの国が、米国に「憲兵」をしてほしいと委任したというのではありません。勝手な論理で行動する国を後押しするような、そんな国もありますが‥。

 
人間のなかに自分は世界の中心にいてオオモノでしかも重要人物なのだという振舞い方をする人たちがいるように、国にもあるということではないかと。これは自分の「優位性」を示していることで、「自分は世界の中心にいると自己認識している人(8・2・5)」に起きがちな傾向であると考えられます

 これに関する理論を知りたい方は、こちらをお読み願いたい。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory1.htm

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  3/6に取り上げた「ドラマ井戸端」の中には、次のような感想というか意見も載っていました。「香取くん(主人公の英治を演じる)が鉄面皮のごとく同じ表情なのは、終盤、想像を絶する感じでキレるためでしょう。でも、ここまで手の込んだ設定をして、このドラマは何が言いたいのか」 

 この人は、率直に感じたままに述べたのかもしれませんが、少々意地の悪さを感じさせます。「終盤、想像を絶する感じでキレるためでしょう」とあるところです。おそらく、あまりにも理解しがたい内容のドラマだからではないでしょうか。理解できたならば、そのような感想はなくなると思われます。

 ドラマの主人公・英次は子どもの頃に、実親か他の大人からなのかわかりませんが、虐待を受けたようです。また、酷く傷つけられた過去があるように設定されているのではと予想されます。(ちなみに、今夜流されるドラマ(毎月曜)をみれば、それらが判明するかもしれません) 過酷な人生を長く生きてきたのであれば、無表情になりやすいと考えられます。

 それを「鉄面皮」と表現していますが、それでは人間性というものがまるでわかっていないのではと疑ってしまいます。脚本を書いた野島伸司さんにお知らせしたいくらいです。もしも、それが「普通‥」(?!)いうのであれば、また、一般的な傾向というならば、ナレーションを入れて詳しく説明する必要があるのではと…。

 人は過酷な体験をすると、心が凍り付いてしまうことがあります。人間的な感情が押さえ込まれてしまうのです。昨年12/21づけにて取り上げているホームレスの若者は、仕事に就くことができてからやっと涙を見せました人間らしい感情をとり戻したのです。

 無表情な人を見ると、思いやりのない冷徹な人だと感じることがあるようです。しかしながら、表情豊かな人が他人を思いやる気持ちが少なく、自分勝手な言動をしていたりします。しかも、本人は、「自分は思いやりのある人間だ」と思い込んでいたり‥‥。



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細かいところを見落さなければ、やがて気質がわかる!

  この
ドラマを紹介する記事に、「第三者を使って復讐するのか。普通なら会って問い詰め、殴るだろ!」と載りました。この「普通なら…」というフレーズを使う人は、この人にとっては自然な行動の仕方だと考えられます。ですから、実際にも「会って問い詰め、殴るだろ!」となる可能性は高いでしょう。

 ところで、前回(3/6)この人の気質を攻撃タイプ(825)と判定できると述べています。この3つのタイプのなかに、「普通なら、事実を知りたがるだろう」と言いそうな気質の人たちがいます。それは、タイプ5にある傾向ですから、この記者はタイプ5らしいところは全くない、ということになってしまいます。

 タイプ8も、問い詰めながらも事実を明らかにしたがるほうです。タイプ5とエニアグラム図上で線がつながっているので、価値観が似ていて共通項の多いタイプです。自分の家族を傷つけられたならば、「倍返しする」ような激しい気質です。従って、殴るというだけで済むのかどうか。

 
17歳の力士・時太山(本名・斉藤峻さん・07/6/26暴行死と報道あり)の父親は、記者会見の折、「事実を知りたい」と幾度も述べていました。タイプ4w5と判定しています。5のウイングがあるために事実を知りたがる気質が顕著に見えます。(むろん、これだけでタイプ判定はしていません。)

 「普通なら会って問い詰め…」までは、攻撃タイプは同じになるかもしれません。しかしそれは、事実を知るためにこそ、問い詰めるのであり、それによって次の行動が決められるものです。早々と「殴る」と言うのでは少し軽率な気質をうかがわせます。タイプ2の中では短気なピリピリタイプの男性によくあるものです。


 従って、記者のエニアタイプは「タイプ2w1」の可能性があるだろうとみます。むろん、これだけで判定はしません。他の情報からも判断しますが、仮に、その全てが2w1と示していれば、そこではじめて判定となります。 

 このように些細な言い回しだけで、タイプを絞ることができます。タイプを知りたい人がいたら、細かいところを見落さない、細かく観察する、ということが大切だと理解できるのではないでしょうか。

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