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どうしてだか気づいた時には、私は“丸腰派”でした。20代前半の頃からですが、その頃から右も左も、つまり自民党も共産党も軍隊や軍備は必要だという考え方をしていました。
憲法九条は堅持すべきだと、とくに深く考えることもなく‥、ただ理想を追っていただけなのだと思います。しかし、よくよく考えてみたら戦後70年間ずっと戦争に巻き込まれなかったのですから、「丸腰憲法」でよかったんだ、充分に機能したのだ!と今では思っております。第一、そのほうがカッコいい!”って思ってしまう。
また、誰かと群れてともに何か起こすとか、組織に入るよりも、一人で行動する人間のほうが、ダントツにカッコいい! という美意識があるような。
一か月前に参院で「テロ非難決議」で、ただ一人で棄権した山本太郎さんは私にとってはまさしく英雄です。ついでながら、AKB48とかEXILEとか嵐というようなグループ活動している人たちにに惹かれることも、これまでゼロです。スポーツも、野球やサッカーよりは、スキーやテニスのほうに惹かれます。
さて、読了したばかりの本のタイトルは、『グランド・ゼロからの出発』で、鶴見俊輔とダグラス・ラミスの共著です。
そこに、「1930年代にフランスの作家らによる反戦の呼びかけに応えて、東京に「クラルテ」というグループができたこと。30人ほどが集まったが日中戦争が始まった時、ハッキリと反戦の立場に立ったのは一人、宮本百合子だけ」と、鶴見さんは述べています。
宮本百合子の著書は少し読んでいましたが、このようなエピソードははじめて聴きました。超カツコいいです。読み逃している『伸子』、早速に読まなくっちゃです。
絶対絶命の時にこそ、カッコよくなりたい!というのが私の理想というか願望です。ただの願望にはしたくないですが、そんな日が来たらどうしょう…、
ところで、軍隊を持たない国はどこなのか調べたことがあります。“軍隊放棄”と憲法で明文化しているのは、世界で日本を含めた3ヵ国だけで、日本、コスタリカ、パナマでした。
このコスタリカが、「ともに平和憲法を保持してきた日本と中米コスタリカの両国民に共同で2015年度のノーベル平和賞を」と、ノーベル委員会に提出したというニュースがありました。以下です。
http://webronza.asahi.com/politics/articles/2015021700001.html
なお、上記著書の中でダグラス・ラミスさんが語っていることですが。
「19~20世紀にかけて、中南米の国は軍を持つとすぐに軍事クーデターが起きました。すると軍事政権となり戒厳令となるわけです。軍を持てば民主主義が潰される。中南米の国はそれの繰り返しです。だから、コスタリカは軍を持たない。軍部を持つと怖いと。軍部を持つと我々をいじめる。そういう意識で憲法が作られたわけです。かなり賢い。つまり、安全保障を犠牲にして軍部を廃止するのではなくて、軍があったほうが危ないから、つまり、自分たちを守るために軍隊を作らないという憲法を設けたわけなんです」
それで日本の自衛隊法はどうなっているのかと調べてみたら…。以下にあるように、治安出動を命じられた場合の武器使用について取り上げられています。丸腰の市民でも、危険だとみたら武器を使用するってことなのか?
そして、子ども向けのサイトには、治安出動に関しては何も書いてありません。キレイごとにしている。幼い時期から洗脳している。「ウソはつかないが本当のことは言わない(書かない)」という、いつもの手です。
★自衛官に認められた武器使用規定
http://www.asagumo-news.com/techou-pc2014/bukishiyou/bukishiyou2013.html
自衛隊法第89条第1項 治安出動について
自衛隊法第90条第1項治
安出動を命ぜられた自衛官について、準用する警察官職務執行法第7条の規定により武器を使用する場合のほか、職務上警護する人などが暴行・侵害を受け又は受けようとする明白な危険がある場合などにおいて、武器を使用するほか、他にこれを排除する適当な手段がない場合などの武器の使用を規定。
★防衛省・自衛隊の任務・子ども向けサイト
http://www.mod.go.jp/j/kids/understand/duty.html
防衛省・自衛隊の任務として3つ上げている。
①災害 などが起きたとき、人々の命と財産 (家などの大切な物)を守ります。
②日本を侵略(他国が攻 め入ってくること)から守ります。
③国際平和協力活動、防衛交流などで、国際社会の平和と安定をめざします。
「攻撃性は、洞窟で暮らしていた時代には、より多くの食べ物、土地、生殖のパートナーを獲得して生き延びるために好都合だったのかもしれませんが、いまでは私たちすべてを破滅させるおそれがあるのです」
続けて、「私たちに必要なのは攻撃性ではなく、共感です。共感があれば、私たちに平和に愛し合う状態がもたらされる」と語っています。以下にあります。
http://www.huffingtonpost.jp/2015/02/25/stephen-hawking-aggression_n_6757220.html
「エニアグラム性格学」というツールでみたら、攻撃タイプ(825)の中ではタイプ2が多数を占めていて、5~7割くらいがタイプ2w1です。もしかして、日本人だけでなく地球上にいる人間の5~7割がこのタイプの可能性があるかもしれません。
ただし、キチンとした統計学的な調査をしたならば、8~9割を占めるのかもしれず、逆に2~5割くらいしか占めていないかもしれません。どちらにしても、この数は確かなことではないので、その辺りは誤解のないようにお願い致します。
なお、他の攻撃タイプであるタイプ8とタイプ5が占める割合は1%どころか、0.001~0.00000001くらいではという感触です。あるエニアグラム会派では、それぞれのタイプはそれぞれ九分の一占めていることになっています。根拠も言わず、証明もされていませんが。
エニアグラム性格学から見た場合も、どれほどタイプ2が繁殖しているのかはよくわかりません。が、一般的な見方としても、人類が洞窟で暮していた時代には、攻撃的できつく怖がり度が強くない気質(性格タイプ)のほうが生き延びる可能性が高いと予想できます。
しかも、当会の理論では、タイプ2はお母さん気質です。子どもを欲しがり育てたがります。子を欲しがるので、このタイプが増えた、と、単純に考えてみるのもよいかと‥。
なお、動物行動学のゲーム理論を知ってから、タイプ2w1の繁殖ぶりを解明できるのではないかと考えているのですが、これは私が進む分野ではなく、苦手な分野でもあり、これに関して私は説明ができません。興味がある方は以下のサイトなどがあると、ご紹介したいと思います。
・http://www.math.kobe-u.ac.jp/publications/rlm13.pdf
・http://www.cis.twcu.ac.jp/~asakawa/MathBio2010/lesson09/index.html
・https://books.google.co.jp/books?id=kQ28dFBBTZ8C&pg=PA115&lpg=PA115&dq=%E
5%8B%95%E7%89%A9%E8%A1%8C%E5%8B%95%E5%AD%A6+%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%
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しかしながら、人類を破滅させるのが「攻撃タイプ」だとは考えられません。攻撃性は全タイプにあります。
たとえば、防御タイプ(714)は怖がりな気質には違いありませんが、その中のタイプ7はタイプ2の次に繁殖しています。タイプ4はタイプ7の次に多い。過酷な環境を生き延びて繁殖できたのですから、防御タイプが損な気質だとは考えられません。
そして、全てのタイプに共感能力は備わっていると考えられます。
従って、問題なのは人間の性格にあるのではなく、社会システムにあると私自身は考えています。
資本主義社会が崩壊の間際にいるので、疑心暗儀や恐怖心や不安感などから、攻撃性がより強まるだろうと予想しています。
ちなみに、ホーキング博士を尊敬していますが、博士に同じ問題を別の角度から質問をしたら、このようには答えなかっただろうと考えています。
また、ネットでは犯人3名の名前や写真まで流れていていますが、ネットで流れる情報をまともに取り上げる気は全くありません。マスメディアの報道も、重大事や肝心なものは疑っているくらいですから…。
いつもなのですが、どの「当局」や「省庁」であっても、基本は「ウソはつかないが、本当のことは言わない」だとみています。隠ぺい体質では無いと思われる「当局」や「省庁」などあり得ないと。
★川崎・中1殺害:島根・西ノ島では友人らに恵まれ
http://mainichi.jp/select/news/20150223k0000m040115000c.html
ところで、いつも疑問を感じる報道があります。上記の事件ではこちらです→「上村さんが通っていた中学校の担任が、不登校だった1月19日~2月13日に計5回家庭訪問したが、家族も含めて接触できなかった」、「欠席が続いたため、担任は事件前々日の今月18日までに母親の携帯や自宅に計33回連絡し、自宅にも訪問した」
なぜならば、家庭訪問や電話をかけているのは勤務時間内、またはその前後くらいではないかと思うのです。2、3度訪問しても会えない、電話も通じないならば、「夜討ち朝駆け」などをするべきです。そんなことは「常識の内だ」と私は思っているのですが。
担任だけでなく校長や教頭などもフォローして、早い段階で直接に会う必要があったと考えます。対象の家庭が何か問題を抱えているために会えない、と考えるべきです。
33回電話して、それがなんになるのか。ただのパフォーマンスでアリバイ作りをしているようにしか見えません。これに似た報道はよくあります。教育委員会、児童相談所等々とか‥。言い訳ばかりする人たちです。このうえなくみっともない言動なのに‥。
多忙で余裕のない教師が多いと聞いていますが、もっと多忙で余裕のない家庭があること予想できるはずです。実際、殺された上村遼太君の両親は離婚しており、母親は5人の子を持つ看護師の助手です。
助手の平均年収は300万円程度で、月収は20万円前後くらいしかないので、夜勤をしていた可能性があります。祖母と同居していたのかそれはわかりません。
が、実質手取りが16、7万円で、6人家族だとしたら、どれほどの暮らしぶりか予想できるはずです。児童手当一人1万円として5万円加算されても、21万くらいにしかならない。
住居費が入り用なら、5万円だとして、手取り16万円で6人が1か月を暮すならば‥、どちらにしても貧困家庭だと言えそうです。殺害した犯人の家庭も同様かもしれないと‥。
離婚した父親は養育費を出していたのかと思う。大方は養育費を出さないというのが、日本人の父親たちです。また、母親はおかしな人間だなどとネットで流れていますが、その母親の立場になって考えてほしい。
過労で睡眠不足、そこから抜け出すことができず希望も持ない、頼れる人はいない、そんな中、5人の子どもとじっくり付き合うなど、あなたにできるだろうか。そのヒマも精神的な余裕も無くなると想像できるはずです。
子どもも、そんな母親の姿を見ているので、悩みは話さず何か問題があっても隠すようになる‥。そして、母親も相手が中高生男子でしかも複数いたら、怖くて何も言えないだろうと考えられます。
祖母は家事の手伝いでは役立つが、中学男子の孫をフォローできるとは到底思えません。また、よほどの女傑でなくては、荒れている(たぶん)彼らから、子どもを守ることなどできないと思うのです。それを上村君も自覚していたはず。誰も自分を守ってくれないと…。
なお、上村遼太君は、小6の夏まで隠岐の西ノ島で暮していたので、中一の12月まで約16ケ月しか経っていません。
西ノ島の人口は3400人です。自然に恵まれた島の誰とも顔見知りという穏やかな地域で成長したならば、川崎市のような大都会に溶け込むのは容易ではないと考えられます。
また、さほどに馴染んでいない担任教師に、なにか訴えることなど考えられません。また、悩みを訴えるのは勇気が要るのだということ、なぜ担当者たちは分からないのか。
貧しければ、子育てにはむしろ西ノ島のような環境のほうがよかったのでは…。父親が居なくとも、島内ならば人の目が行き届いており、都会よりも助け合える関係にいると思うのです。
肝心なのは、日本では子どもを守るセーフティネットがあまりにも不備だということです。ヌケヌケで不足しています。
また、子どもを救えなかった学校やその他の関係者の責任を厳しく問うべきだと考えます。それでなくては、第二の第三の上村君を出す恐れがあると考えます。
地球上で最大の権力を持つ組織はメディアだ。
奴らは無実の者に罪を着せ、
罪深き者を無実にする力を持つ。
これこそが権力だ。
奴らは大衆の心を操っている。
無責任な新聞は、犯罪者を犠牲者に、
犠牲者を犯罪者にすり替える。
もしあなた方が注意深く見ていなければ、
新聞はあなた方を操って、
抑圧されている人間を憎み、
抑圧している人間を愛するように
仕向けるだろう。
信念を持たない人間は、
あらゆることに流される。
それは、私が思うに
「鶏が鳥小屋に帰って眠るように」
起こるべくして起こった事件だ。
すでに言及しているが、
白人が心の中にもつ
無防備の黒人に対する殺意が止まず、
さらにその憎悪の拡大が容認され、
終には大統領を殺してしまった。
※ケネディ大統領暗殺事件について
黒人を守るため
暴力を行使するのが誤りならば、
アメリカを守るために
外国で戦わせるのも誤りだ。
いったん動機づけを与えられると、
どん底にいた人間ほど、
見ちがえるように変わることができる。
一冊の本に
人生を丸ごと変えてしまう力があることを、
みんな理解していない。
きみはあいつらを信用するが、
俺はしないぞ。
きみは学校で
白人の望みどおりの勉強をしてきた。
俺は街頭と刑務所で勉強した。
そこでほんとうのことがわかるんだ。
★マルコムX暗殺50年 式典に数百人参列
http://mainichi.jp/select/news/20150223k0000m030039000c.html
★松岡正剛の千夜千冊『マルコスx自伝』について
http://1000ya.isis.ne.jp/0519.html
★マルコムXの名言bothttps://twitter.com/malcolmx_bot
私にとっては二度と見たくない映画です。夢にまで出てきてうなされる。大げさではありません。それほど辛くなる映画です。で、高畑勲監督も反戦映画としては役に立たないという(青字)。
「攻め込まれてひどい目に遭った経験をいくら伝えても、これからの戦争を止める力にはなりにくいのではないか。なぜか。為政者が次なる戦争を始める時は“”そういう目に遭わないために戦争をするのだ“と言うに決まっているからです」 以下に載っています。
★宮崎駿に続き高畑勲も安倍首相を批判!
「『火垂るの墓』では戦争を止められない」
http://lite-ra.com/2015/02/post-886.html …
★背広組による制服組への文官統制の規定を全廃
http://goo.gl/M2yh7T
上記のニュースは、昨日知りました。防衛省の設置法のある条項を変えようと、3月の通常国会に提出するという。つまり、文官が武官より優位だと解釈されていた規定を全廃するというのだ。
これって、シビリアンコントロールが効かなくなるってことなのでしょうか? しかし、どのみち文官もアウト・オブ・コントロールというのが実態です。安べ自身もアウト・オブ・コントロールと言えるくらいなので、この国は親分であるアメリカのアンダー・コントロールで物事は進んでいくのだろう。
このニュースを聞いて胸クソ悪くて安眠できそうもないと、借りてきた映画を観ることにしました。『モンゴル』です。広大な草原で簡素な暮らしで寡黙な人々が登場します。詳しくは以下のサイトでお読みください。
★映画『モンゴル』公式ページhttp://www.mongol-movie.jp/
若き頃のチンギスハーンを描いていますが、図太さや執念深さ、一途さがうまく描かれています。絶体絶命の危機時でも、テムジン(本名)は誰も裏切らず、汚い手を使わず、全力でただただ戦う。己自身が主人だという。
こういう人物こそ、インテグリティがある。しかも強烈だ。
ここまで書けばわかると思いますが、同盟国アメリカでインテグリティが備わっている人物がいたとしたら、その人物にとっては、自分たちにヘイコラする、自分たちの意のままになる、顔色ばかり窺がう、対等意識がなく、自国への誇りを持たないヘタレがいたとしたら、軽蔑するだろうってことです。
自分のボスの首を持って、敵に投降すると、テムジンは即座にそやつを殺しました。
映画などでよくありますが、武将たちの戦いで、裏切者の投降者を受け入れる大将がいます。その大将を「器が大きい人物」みたいに描いていたりする。それが不満で疑問を感じていましたが、この機になり、ようやくうまく説明できるようになりました。
インテグリティがない人間は、味方を裏切ることがある、そして、たとえ敵でも、敵に利することをすれば敵に評価されて、自分の命は助かり、あるいは用いられると予想する。
敵の大将がインテグリティのない人間ならば、たしかに評価される。で、こちらの人間ばかりだ(とくに日本の政治家)と、私は思うので、インテグリティのない人が出世する社会だとみています。
従って、インテグリティのある人を見つけると、それだけで満ち足りた気分になります。私に欠けている資質だからなのか…。
①宮沢さんとソバを食べての帰り道で、八百屋でリンゴ5つ買い、私にも食べなさいとよこす。私は「少なくとも教員者のハシクレである物がリンゴを食べながら町は歩けません」と答える。宮沢さんは「われわれという者は、タカが知れたものですよ。われわれがどの程度の人間か、町の人はちゃんと解っているから、大したことではありません」というのでした。花巻の目ぬきの大通りで、私も仕方なくリンゴをかじりましたが、じろじろ見られるのがとても辛くて、リンゴが胸につかえて…p57
リンゴをかじりながら町を歩くなど、今なら話題にもならないが当時は違ったようです。なお、「リンゴが胸につかえた」という人物もタイプ2w1らしい。同じ時代に生まれた同じタイプで、同じ地域に住み同い年であっても、羞恥心の強さは違っています。
②著書の森さんが語っているものです。「宮沢さんとは宗教的に同行できなくて…、おそろしくて深くつき合うこともできないような気持ちになりましたが、女房なんかを世話してくれて、私を世間並の人にしてくれた」…p57
③宮沢さんには、どんな暴力団にも負けないという威力がありました。賢治は花巻でも名を知られた者が、豊沢橋の上でケンカしているのを仲裁したことがあった。p60
④本なしで授業をはじめます。ぶったまげたものです。「本を忘れてきたが、昨日はどこまでだった」と、生徒に尋ねるのです。教科書をみないで昨日の続きからはじめます。どういうアタマだったのですかね。p68
⑤同僚が語る→宮沢さんは春画の名作をしょっちゅう持ってきました。それをみんなで鑑賞した。p82
⑥宮沢さんはダルマぐつで生徒が掃除した廊下を歩いたり、窓を超えて職員室に入ったりすると、校長から「君、それはいけないじゃないか」と止める。私も真似して出たり入ったり。p85
それにしても賢治の羞恥心の無さは凄いです。間違いなく羞恥心度が少ないタイプ(825)と絞れます。数々のエピソードを知ると自信家ゆえのような気がします。
ちなみに、タイプ4の友人と二人で旅したことがあります。町の中心地でしたが、夕方なのに車も人通りもなくて、私は横断歩道ではないところや車道などを斜めに渡って、早く目的地に着こうとしていました。
すると、「ここは通ってはいけないところだよ」と、静かに諭すように告げられてしまいました。「えっ、こんな場合でも交通ルールを守れっていうの?」と、心の中で思いつつも反論はしませんでした。真面目度が最も強いタイプ(714)と絞れますが、羞恥心度も強い人たちですから。
これまで宮沢賢治作品は少し読んだくらいで、それで惹かれたこともないのですが、ここまで来ると、その人柄に魅力を感じるようになってきました。家族思いで、寛容、鷹揚で、堂々と、サバサバとした人柄みたいです。
生家は質屋で古着商で、経済的には裕福で恵まれています。家族は祖父母と両親、兄弟姉妹5人の9人家族で、賢さんは長男です。宮沢家は羨ましいほどにみな仲良しのようです。
やかまし屋の頑固オヤジが一人いますが、家族愛はくっきり見えます。世に認められることなく亡くなったからなのか、なぜか不幸な境遇の人だったというイメージがあったのですが、まるで違っていました。
「賢治と母と兄弟だけが家にいて、賢治が何か話し始めると、父のいないときはいつでもたちまち、おかしげな、ふざけたような話になってしまう。そのふざけかたが、これでもかというように、だんだん輪をかけてくる。そしておしまいには、みんな笑いがとまらず、はてはおなかの筋肉が硬くなって痛くなり、両手で押さえ目からは涙が出て、やめてやめてと口ぐちにいうのであった」p254
なお、賢治さんは1896年8月の生まれで、前年の3月に日露戦争は終わっています。戦争体験をしていません。平和な時代にいればこそ、創作活動に専念できるものですね。作品の量はハンパではありません。
彼は、家族や友人を大切にしており、創作に情熱を傾けて全力疾走された方のようです。社会的公平さを求めて行動的で、農民の味方で、そのための苦労をいとわず、常に弱者や苦しんでいる人々の側に立ちました。
立身出世は求めず、先進的で、理想を追い求めて、力の限りに働いた立派な人物でした。そんな日本人が存在したことだけで、もう私はハッピーな気分になっている。
ジャマイカ人の男性と、ヒョンなことから親しくなり、時々自宅に招いて食事などをともにしております。その彼が熱心に奨める映画をようやく観ることができました。タイトルは『それでも夜は明ける』です。
北部に住んでいる自由証明書を持つ自由黒人だった主人公が、騙されて拉致されます。そして、南部ニューオーリンズの農園に売られてしまう。そこで奴隷として差別され暴力に苦しめられて12年‥という事実をもとにした映画です。あまりの理不尽さ、そして虐待の描写がすざましくて、怖かったのですが…。
4日前の18日、パリの地下鉄で、サッカーのファンが「我らは人種差別主義者、それが我らの望むこと」などと歌いながら、黒人男性が乗車しようとするのを突き落した、というニュースがありました。白人優越主義がまだノサバッテいる…。
ジャマイカの友人の写真を見せたら、知り合いが「黒人なんだね」などと、わざわざ言う。なんだか差別意識がありそうに感じられて、嫌な気分でした。
日本人も有色人種として、白人から差別されることがあるのに、どうしてだか欧米にしか旅行しない日本人がいます。名誉白人だと思っているのでしょうか。それって、チャンチャラおかしいと私は思ってしまう。また、中東に旅したと話すと、不審そうな顔立ちをする人もいる…。
ところで、昨日はなんとマルコムXが暗殺されてから50年が経っていて命日のようでした。デモクラシィ・ナウで取り上げられていました。
動画で和訳してあるものはないかと探しましたが見つかりません。でも、有名な演説『投票か闘争か』の和訳された文章が見つかったので、よかったら読んでみてください。
また、YOUTUBEで映画『マルコムX』を全編みられるみたいです。私は語学が苦手なのでレンタルで借りますが…。
★サッカー=チェルシーファンがパリで人種差別行為か、検察が捜査http://jp.reuters.com/article/sportsNews/idJPKBN0LN04820150219
★デモクラシィ・ナウ マルコムX追悼1965年の暗殺から50年
http://democracynow.jp/
★マルコムX『投票か闘争か』その1 日本語訳で、その4まであります。http://teoreamachine.hatenablog.com/entry/2013/10/19/105232
http://teoreamachine.hatenablog.com/entry/2013/10/19/105232
★MalcolmX Full Movie
https://www.youtube.com/watch?v=jtqOXwVVVWM
①初対面の感じでは、おだかやな、おとなしい人というようにみえました。p53
②キノコ取りでは腕自慢の私が、宮沢さんには負けるのです。科学的なキノコ取りなんで、私はカブトを脱ぎました。p54③宮沢さんの女の人に対しての態度などですが、「良く女の人が訪ねて来ますが、私にはその女のひとの気持がよく分かります。三文小説のようですよ」と笑っていました。p55
①「おだかやな、おとなしい人」という言い方はよくされていますが、第一印象など当てにできません。むろん、タイプも絞れません。
②キノコ取りが抜群にうまかったようですが、これはお母さん気質の人たちによくある傾向です。生まれながらに食材調達という役割を持っていると思うくらいに、こういうことでは熱心になるのがタイプ2です。
余談ですが、10年くらい前になりますが、友人たちからキノコ獲りに誘われたことがあります。で、直前になって近眼なのにメガネを忘れたことに気づき、これでは獲れないと思いました。ところが、なんとしたことか獲った量は私が一番多かったこのです。教えてもらって一つ二つ見つけたら、それからは背景からキノコが急に浮かび上がって見えるのでした。たぶん、食いしん坊だからなのでしょうね。友人たちにそのようにからかわれました。
③は、三文小説のようによくわかるという意味なのでしょうか。よくわかりませんが、その人が自分と同じタイプであれば当たりますが、タイプが違えば、その人の気持ちなどまるで分らないのだということを、当然ながら宮沢賢治も知らないようです。
というか、「私にはその女のひとの気持がよく分かります」と断定できるなど、ちょっと厚かましいと考えざるを得ないところです。ビックリしました。こんな男性だとは思ってもみませんでしたね。(笑い) また、賢さんは家族からは謙虚だと思われていた。が、家族もどうやら同じタイプ2らしいのです。
なお、タイプ4であれば、少しはわかっていたとしても、謙虚からなのか、間違いたくないためなのか、慎重な気質からなのか、「わからない」と答える傾向があります。
④同僚の奥寺さんが結核で入院した時、宮沢さんは土日にかけて毎週のように見舞いに行くのです。80円もらう給料のうち30円を送ります。奥寺さんは宮沢さんがナゼ自分にこんなに親切にしてくれるのかと疑いを持った。p56
⑤農民の味方する賢治。「町のひとたちが、農村をバカにしているのは怪しからん」と言い、糞尿をくまないで、街の人たちを困らせてやれ」と口にした…。p56
⑥高等農林学校の生徒の時、ある宮さんを迎えるのに、学校当局は武装して盛岡駅に出る予定だったが、宮沢さんはそれに反対し、なぜ武装して出迎えるのかと問い詰めた。学校当局をすっかりてこずらせたが、結局武装で出迎える事になり、宮沢は出迎に出なかった。p57
④世話焼き度が凄いです。太っ腹とも言えます。お節介だと言えるくらいです。でも、こんな言い方をしたらファンから何か言われるかも…。もうタイプ2w1しか考えられません。でも、タイプ2w1がみなお節介にはならない。が、お節介がすぎればこのタイプです。
⑤過激なことを言うんですね。明治期くらいはまだ農民たちが町人の糞尿を汲んでそれを肥料にしていたので、ときに困らせる方法として考えられたのでしょうね。
⑥宮家の誰かが来ると駅まで出迎える、しかも武装でというのが当時の習わしだったようです。しかし、それに反対の声を出すなど、かなりの勇気のいることです。大胆すぎるというか。こんなに激しい気質だったとは作品などからは予想できないものですね。
さて、このようなエピソードを先に知ればタイプ誤認もしないでいられたのに、と、なにか言い訳したい気持ちになっています。(ノω<;)
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