そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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上記の対談者のプロフィール

孫崎 享(まごさきうける)‥日本の元外交官、元防衛大学校教授、評論家。
孫崎さんのツイッター
https://twitter.com/magosaki_ukeru

天木 直人(あまきなおと)‥元駐レバノン日本国特命全権大使、作家。

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『戦後史の正体』(孫崎享・創元社)、これは凄い本です。一気に読了しました。

著者が高校生でも読めるように書いたようです。実際、わかりやすく読みやすく、全ての高校生に読んでほしいと思うほどの内容です。

全く聞いたことのない情報を、根拠を示して取り上げています。しかも、著者自身が外務省の官僚で、ウズベキスタンやイランの大使を歴任しており、国際情報局長まで務めている人なので、説得力があります。

戦後史を一つの切り口でざっくりと、気持ちよく切り込んでいます。つまり、「アメリカ追従路線」と「自主独立路線」という切り口です。著者自身が自ら「自主独立路線」だと明らかにしている点でも説得力があります。

なぜ日本はこんなにも米国に従属的なのか、依存的なのかと不審に思ってきた人たちはたくさんいると思いますが、その謎が解ける内容です。

中国という大国と日本との間に何か起きれば、米国が日本を守ってくれるという幻想を抱いている方を結構見かけますが、それはあり得ないことだとわかるのではないでしょうか。

ところで読んでいる最中、少し背中がゾクゾクしました。敗戦後の昭和20年代頃にあった下山事件、三鷹事件、松川事件という一連の事件のことを思い出してしまったからです。米国の諜報機関が関わっていると予想される背中が凍るような怖い事件です。

なお、この事件を取り上げている松本清張の『日本の黒い霧』なども、読まれるとよいのではないかと思います。

自民党総裁選が始まりますが、こんどの立候補者5人は全て改憲論者たちばかりです。全て「アメリカ追従路線」の人たちです。

米国の指導で作られたのが日本国憲法です。しかし、今ではアメリカに対して日本の国益を守る防波堤になっているのが第九条だと考えられます。

なお、この切り口であれば、私も「自主独立路線」に入ります。ですから、九条を守ることが大切だと考えています。

自民党の党員に多いのですが民主党員の多くも、米国が作った憲法など変えるべきだと、いかにも「自主独立路線派」のようなフリをする人がいます。また、本人も自主独立論者だと思っているのかもしれません。

しかし、実際には、米国の意向を受けて、米国の言いなりになっている議員たちばかりではないでしょうか。むろん、外務官僚たちもです。そういう人たちが、平和憲法を改憲しようとしているのです。自分が何をしているのか、わかってしているのかと‥。

卑屈なまでに米国従属を続けてきた国が私たちの国・日本です。そんな中で改憲されたならば、米国に好きなだけ利用されるのではないかと非常に恐れています。危惧しています。不安になります。

歴史を知ることは、現在の自分を知ることです。大国とつきあうとはどういうことなのか。どうしたら主権を守れるのか。対等な関係が作れるのか。、それを歴史からが学びとる必要があると思います。

危険な道に進まないために‥、
若い人たちに、自分の拠って立っているこの国が、どんな国なのか知ってほしいと思っています。
 

★孫崎享さんの『戦後史の正体』を100頁無料ダウンロードできます。
http://www.sogensha.co.jp/pdf/preview_sengoshi.pdf


★孫崎享さんの講演「「日米同盟と原発について考える」
9/16 IWJ 愛知Ch1  録画

http://www.ustream.tv/channel/iwj-aichi1?rmalang=en_US#/recorded/25448063

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