そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
[1] [2] [3]
インターネットが一般に普及したのはご存知のように1015年前くらいです。

それまでは現在のように情報を見つけるのは容易ではありませんでした。

ところが、今ではマンガ家の情報は凄い量です。

そのお蔭でタイプ判定の裏付けを得られるようになりました。

さて、
魚喃キリコさんが友人ふたりと語り合っているものが本になっています。『東京の男の子』です。

登場する3人はかなり気が合うみたいで話が弾んでいます。

でも、弾み過ぎというか、かなり恥ずかしいことまで話しています。

羞恥心が強いタイプとは思えません。

三人がともによく似ています。同じタイプの可能性があります。


安彦:キリコは中学時代の記憶がないって言ってたよね?
魚喃:そうだね。反抗期で、すげぇイライラしてたし、
…中略…
安彦:キリコ、高校時代にパブでバイトしてたって言ってたわよね。
魚喃:うん、オーディオ欲しさにね。高3の夏休みだけね。フィリピンパブ。
年齢もごまかして18歳として働いていた。
10時から夜中の2時くらいまでの4時間勤務で、毎日毎日フィリピンパブで働いてたわけさ。

安彦:でも、そんな夜中に家を抜け出すなんて、普通マズイでしょ。
親には内緒でしょ?
魚喃:うん、だから、おばあちゃんの部屋からヒールを持ってこっそり出て行った。
自室の布団の中にでっかいミッキーマウスの人形を入れて。(一同爆笑)

フィリピンパブで、男性客を相手に
年齢をごまかしてバイトしていたのですから、生活力?があります。

高3に水商売とは少しビックリです。

また、真夜中に出勤して朝方帰宅になりますが、怖がりな気質の人には考えられないものです。

また、魚喃キリコさんの口調は、少しハスッパというか、くだけたものの言い方をしています。

セックスに関する話題もよく取り上げています。

安彦:まだ、そのとき処女?
魚喃:もう処女は卒業してた。それでさ、そのバーテンの家に遊びに行ったら、なんかヤるムードになったんだよ。
大久保:なるよね、それは、
魚喃:そのとき私、財布の中にコンドームを入れててさ。
「さあ、ヤります」っていうときに「これ……」ってコンドームを差し出したんだけど…

魚喃:「これから学校に行きます」っていうときに、ミワコから呼びだされて。
「何んだこれ?」って言われたんだけど、そこは子どもの字でさ。
「おとこがおんなのちちなめているところ」っていう絵の解説まで書いてあるわけ。(一同爆笑)


この会話は、38歳頃かと考えられますが、その年齢にしてもあまりにオープンです。

というか、あまりに赤裸々です。羞恥心が強い気質には見えません。

つまり、タイプ4とは思えないものです。

また、
母親を名前(ミワコ)で呼んでいます。それができるのは、タイプ2に多いというようなことを以下に書いています。

★人の呼び方、呼ばれ方から気質を見抜く
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-401~/15-407.htm


男相手の水商売のバイトは、タイプ2w1の女性によく見かけます。

男好きだからと考えられます。

また、気弱で臆病で繊細で、傷つきやすい人間だと思われたいので、そのような人物を主人公にした物語をよく描いています。

たとえば、「紡木たく」の作品です。

★女らしくない女たち、男らしくない男たち
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-42.htm

キリコさんは、作品のイメージとかなり違っています。

ですから、作品だけでタイプ判定するのは絶対に避けるべきところです。

過ちから学び取りたいと思っています。

学習能力がちと足りないところがありますが…()

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魚喃キリコというマンガ家の名前、聴いたことがあるでしょうか?

「なななんキリコ」と呼びます。変わったペンネームです。1972年生まれで、美人マンガ家だと言われているみたいです。

http://matome.naver.jp/odai/2134010315875853101/2134013686278858003

この人のエニアタイプを、以前はタイプ4だと判定していました。たぶん、2001年頃に判定したような気がします。

作品『南瓜とマヨネーズ』を読んで、イタイタしいが淡々とした描写から、タイプ4だと思い込んでしまったようです。

いま思い返すと、情けないのですが詳しく調べていなかったという感じがします。

マンガの主人公の女性は遠慮がちで、好きな男性に何も言えない、こもりがちな気質の女の子に見えました。

タイトル『痛々しいラヴ』(上記の動画)というものもあり、こちらも痛々しい女性が登場します。

そして、以下の早稲田大学の学生も、
「痛ましい」などなどと感想を書いています。

http://abecasio.s23.xrea.com/report/archive/w_repo_05_1/20.html

「読書メーター」というウェブサイトにも感想が載っています。

たとえば、
「まっとうなほど痛々しいリアル」と書いている人もいます。

また、
「ストーリーがリアルで心がヒリヒリします。魚喃さんの漫画を読むといつもこうなります。でも何度も読みたくなります」

読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/b/4396763255

キリコさんの
作品の中に書いてある以下のものからも、痛々しさは出ているかもしれません。

『わたしたちのこのありふれた平凡は  本当はとてもこわれやすくて
 なくさないことは奇跡』

なお、調べ物をしているとおもしろいサイトがいろいろと見つかります。今日も見つけました。

DDNJAPAN」というサイトです。痛々しく見えるチェコの写真家が紹介されています。

DDNJAPANhttp://japan.digitaldj-network.com/articles/14128.html


ミロスラフ・ティッシーという名の男性で、隠遁して45年間も撮り続けて、変態だと思われたようです。

ケッタイなカメラとは思えないようなカメラで、女性ばかり撮り続けています。

この場合、「女性を強く意識するタイプ(837)」と予想されるかもしれませんが、これだけで、その3つのタイプに絞ってもよいのでしょうか?

タイプ間違いをしないためには、作品や表面的な情報だけでなく、裏付けを取る必要があります。

自己嫌悪に陥ります。魚喃キリコさんに関しても裏付けをしっかりと取っていなかったのでした。あ~ぁです。続く

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取り上げるタイプが片寄らないようにいつも注意しています。

しかしながら、タイプの片寄は予想以上らしく、他のタイプがなかなか見つかりません。

登場しないのは、たまたま見つけられないだけなのかもしれません。が、エニアグラム研究を始めてから、もうじき20年になろうとしているのに、ずっと続いている傾向です。

結果からみれば、片寄りはかなり大きいと考えざるを得ません。なお、あまり登場しないタイプとは、13569です。

圧倒的多数を占めているのは2w1です。その次はタイプ7とタイプ4です。

少数派のタイプを見つけ出すために、あまり読まないジャンルの本を読むようにしており長年の習慣にもなっています。

さて、なかにし礼さんの実話小説『兄弟』は、兄弟のタイプが違うのではと考えられました。

なかにし礼さんはタイプ2w1と判定していますが、実兄を全く理解できないというのです。

となれば、この兄は、2w1以外のタイプになるかもしれない、と、期待して読んでみました。

14歳年上の兄との関係がくっきりと出ているものでした。兄はやくざな遊び人ふうですが、弟のほうは真面目で常識的とも言えそうです。

この兄は既に亡くなられていますが、この兄からたいへんな大迷惑を受けたようです。

たとえば、実兄は「女のことしか頭にない」とか、「(兄は)借金を返済できずたびたびタカられた」などがあります。

6000
万円の生命保険をかけられて、兄はチャッカリと保険金の受取人になっていたとか。

「女のことしか頭にない」のであれば、兄のほうはタイプ7かタイプ8かなと予想しました。「女性を強く意識するタイプ(837)」から探せるだろうと。

そして、祖母に無断で、祖母の家を抵当にして大金を借りて大きな賭け事をする、などと破天荒ぶりは相当なものです。

しかも、22歳の頃のことです。タイプ3が消える情報です。タイプ3は調和タイプで常識人です。悪く言えば小心者ですから破天荒なことをするとはほとんど考えられません。

で、この大胆さから、タイプ7w8ではなく、タイプ8w7なのかなと予想していると…、「普通に働いていたんじゃあ、この人数を食わしていけない、一山当てなきゃ…」とあります。

タイプ7w8は、タイプ8w7と比べたら小心者です。大胆なことはしにくいほうで、また、タイプ7は長男気質です。

一家の主人になっているならば別ですが、長男という立場であるならば家族を養わねばならないという意識は少なくなります。タイプ7w8の可能性はずっと低くなります。

ところで、この小説には、なかにし礼さんが述べていた「女のことしか頭にない」という出来事がほとんど出てこないのです。

一山当ててドンチャン騒ぎをするときに芸者などをあげています。また、大勝負に疲れて残った金で女郎屋にあがり、20日間も流連(いつづけ)したなどがあります。

(ちなみに、「芸者をあげる」とは、宴席に呼ぶことで、今風なら「芸者を派遣してもらう」になるのかな? 遊女や芸者は「水あげ」をすると言われていた。

また、遊郭のほうでは揚屋(あげや)というものがあり、遊女を送り込む側を置屋と称していた。一時代前の風俗?にも精通する必要がある?!)

遊び人で派手で金回りのよい水商売系の男であれば、芸者遊びなどは当時(昭和30年代くらいまで)は、ごく普通のことで、とくに女好きだとは言えません。

現在のような多彩な遊び場は無かったのです。時代背景を知らないではタイプ誤認をします。

50
年連れ添った妻曰く、「たった一泊の温泉旅行だって連れてってくれたことがない。パパ(夫のこと)が愛していたのは自分だけ」 

837にとっては、妻は母親に次いで大切な存在であり、賭け事して大金を稼げば妻を豪勢な旅に連れ出すほうです。

むろん夫婦仲が極端に悪く離婚寸前であれば別です。が、この兄夫婦の仲はよさそうに見えます。

また、母親が男を作って再婚するというのに、この兄弟は感情的にもならず、さばさばとした対応をします。

母に対しては感情的になりやすく、母に執拗になるのがマザコンタイプ(8374)です。

母親が再婚すれば、自分は捨てられる、あるいは遠ざけられると考えて、大ショックになりやすいタイプ(ここはタイプ8を除く)です。この4つのタイプの可能性は低くなります。

なお、最も驚いたシーンがあります。危険な賭けをしようとする息子をいさめる母親が、息子に足にとりすがってわめいたら、「うるさい!」と一喝、「きゃあ」という母親の悲鳴。

なんとしたことか! 足で蹴っ飛ばしたために、階段下に落ちた母親は脳震とうを起こしたというものです。

ごく最近のことですが、知り合いから「父親が自分の母親を足で蹴ったために階段から転げ落ちた」というお話しを聴いたばかりです。

知り合いの父親はタイプ2w1と判定している方です。つまり、なかにし礼さんの兄も、タイプ2w1と判定できるのです。

実話の小説ですが、この部分は創作した可能性もあると思います。

でも、蹴り倒したというだけでよいと思われるのに、なぜこのシーン(階段から落下)を入れたのかと…。実際にあったことだと考えてもよいのではと思うのです。

短気でカッとなる、瞬間湯沸かし器みたいな怒り方(今では死語に)をするのは、タイプ2w1にはよくあります。手と足がすばやく出てしまうのです。

違うタイプを見つけたかったのに、残念! っていうところでしょうか。

実は、こんな体験ばかりで、その一端をお知らせしたに過ぎないのですが…。

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受講生の一人が次の著書を紹介してくれました。井口昭久著『鈍行列車に乗って』 風媒社刊行のものです。

エニアタイプはタイプ7w6です。当地の名古屋大学の名誉教授で女子大の教授にも。全体としては淡々としたエッセイです。

また、どういう訳なのか、これまでみたところ大学教授にタイプ7は多そうです。

タイプ7は総じて文章のセンテンスが短く読みやすい文を書く傾向があるように見受けられます。また、自虐的で、読者を笑わせてくれるような配慮があります。以下に少し転載しました。(青字部分)

「若い頃の人生は、腰を浮かせて自転車をこいで坂道を上がるようなものだ。上りで頑張った報酬として、ゆっくりブレーキを握りながら下り坂を楽しむのが老後である」 「これからはわくわくした下り坂をいこうと思っています」

タイプ7は、人生を楽しみたいという意識が高いので、上記のような文になるのでしょう。が、私も下り坂にいますが、わくわくになれるなど羨ましい限りです。願望を書いているだけではないかと思うのですが…こちら、そんな願望も考え付かなかった…。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/cgi-bin/page05/05-7.htm

「私の行きつけの床屋は夫婦で営んでいる。ふくよかなかみさんが、顔を近づけてひげをそってくれる。近づく彼女に息をつめながら目を閉じていた。女性に顔を触ってもらっていい気分であったが、目を開けてみるといつの間にか亭主に代わっていた。勘違いしていた間も気持ちよかった。ということは、人は触ってもらうということが気持ち良いことであるようだ」

ムサイ男性に触られたら、気持ち悪くなるような感じですね。少し笑わせてくれます。女性の存在が大きいことがよくわかります。 

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm


「母の死は私にとって最も哀しい出来事であった。ニューヨークへ留学していたが、母の命の終わりが接近しているのを知って、居ても立ってもおられなくなり、妻と息子もいたが一家でニューヨークを引き上げて日本に帰った」帰国してから、母が死ぬまでの3週間、病室で昼夜を問わず、つきっきりで母の傍にいた。私は母の年を越えた。駒ヶ岳のあたりに母の面影を探している。外出するときには母から決まって樟脳の匂いがした。雨が降ると母は田んぼの仕事をやめて家に帰ってきた。雨が降ると母が帰る、だから私は雨降りが好きになったのだろう。今でも雨が降ると死んだ母が帰ってくるような気がする。

留学先から、自分だけ帰郷するのではなく、一家で引き揚げたのですからスゴイです。ここだけでなく、母親に関する記述が多く、父親に関してはあっけないほど少ない。

「定年を迎えて大学を辞めて、女子学生の多い大学で週2回の講義と一日の外来診療だけが私に課せられた仕事になった。18歳の女子学生は、あまりに若く、この頃では女性は50歳過ぎた人のように思え、老婆の診察を診るとホッとします」

タイプ7は永遠の思春期にいる方ですが、実年齢はどんどんと高くなり、18歳の女子学生と同じにはなれない、ってことを悟ったかのような文です。

その他、バレンタインデーのことを他のタイプ7の男性も3人ほど取り上げおり、「ブルータス、お前もか」って感じです。

バレンタインデーのことやお返しのホワイトディのことなどを取りあげて、女性たちが送ってくれるであろう手紙を自分で創作している文もあり、笑いを取ろうとしています。

女性とのことは考えると、妄想がよく働くようです。ということは、タイプ1の女性、あるいはタイプ2w1の女性たちも、男性とのことでは妄想がよく働いているのでしょうか?? 


「故郷の匂い」というタイトルの章に書かれているものです。
「秋の稲刈りの匂い、川干しの時の魚の匂い。もう一度、人生をやりなおしたいことをあげなさいと言われたら、私は迷わす、川干しの時の魚とりと言うだろう」

タイプ7は「釣り遺伝子」があるような人たちです。以前ブログにも載せていますが、この人も釣り遺伝子はあったみたいです。
    

「ヘルマンヘッセは「老年の価値」という著書で次のように書いている。若いとか年とったとかいうことは、平凡な人間にしか存在しないのです。才能があり洗練された人間は喜んだり悲しんだりするのと同じように、ある時は年をとったり、ある時は若かったりするものです。青は赤より悪くないと同じように、老年は青年より劣るものではありません。老年が青年を演じようとするときにのみ、老年は卑しいものになるのです」

永遠の思春期にいるタイプ7としては、女子学生相手の仕事は楽しかっただろうと思います。また、老年になることは受け入れがたいものになると考えられるので、取り上げたのではないかと思われます。

むろん、子どもタイプ(17634)の人たちに共通にあるもので、大人タイプ(9582)よりも、「高齢者の自分」を受け入れがたい傾向は見られます。

老年になって隠居してから初めて自分らしくなったと思う方がいたら、それはタイプ9とタイプ5です。

おばあさん気質と、おじいさん気質だからと考えられます。


http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm

それぞれに関連する理論のアドレスを掲載しています。緑字です。お読み願いたいところです。

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『課長島耕作』(3)は、講談社・コミックプラスにて「試し読み」できます。STEP18の12頁にあるシーンから取り上げます。

講談社・コミックプラスのサイトの『課長島耕作』(3)
http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234571797


課長職の島耕作が、赤坂の高級料亭らしき所で専務と祝杯を挙げています。ちょっとあり得ないシーンですが、もっとあり得ないのが、専務の愛人(妾?)の監視役を仰せつかるというものです。

そのような間抜けた仕事を年若い部下に頼む専務がいるのでしょうか。案の定、島耕作はこの専務の愛人と関係を結んでしまいます。そうなるように設定しているのですが、あまりに調子よくて…下手ですね。

さらに、11頁にあるように、離婚へと決定的になりそうなシーンでは、もっとあり得ないセリフが出てきます。

小学生の娘の奈美が両親の話を聞いて、「いいよ 私平気だもん 二人が別れても パパとママは好きだし…」 それで別居が決まったような…。

娘の年齢はわかりませんが小学低学年みたいです。両親の離婚がショックにならないみたいで、強がりを言っているようにも見えません。

これくらいの年齢で両親の離婚がショックにならないとしたら、タイプ5とタイプ8くらいまでしか考えられません。お父さん気質とおじいさん気質の人たちです。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm

両親への依存度の違いがあり、大人タイプのほうがショック度は少なく、子どもタイプならばショック度はかなり大きくなると考えられます。

創作しているだけのことですが、作者の気質がそこに出ています。娘の存在が軽いと考えざるを得ません。妻にしても、数々登場する女性たちにしても、心理描写が荒くてアバウトで、定型的にみえます。

それに比べると、登場する男性の心理描写は丁寧で細く描いているようで、「男性を強く意識するタイプ(261)」としか考えられません。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm 

15年くらい前に、「島耕作」を読んでタイプ3だとタイプ誤認してしまいましたが、このように、細かく見ていなかったのが原因していると考えられます。

このマンガは「仕事と女」だけで、男は出世だけを目指し、女とセックスすることしか考えていない、と見てしまったのです。

女の登場が多いので、
そこで「女性を強く意識するタイプ(837)」と絞ってしまったためと考えられます。

タイプ3の可能性は全く無かったのに、どうして見落としてしまったのかと、悔やんでも悔やみきれませんが…。

ところで、作品はヒットしており超ロングランで、たくさんのストーリーを作り出せるとしたら優秀なマンガ家になるのでしょう。

しかし、今回改めて読んでみると、細かいところの詰めがなく、心理描写もアバウト過ぎて、底の浅さが垣間見えてしまい、読み続けることができませんでした。

それでも、部下や女性がいつの間にか問題を解決してくれるようで、島耕作はそこまで魅力的な男なのだ、と読み手に感じさせられるように描いています。そういう男になることが弘兼さんの理想なのでしょう。

なお、エニアグラムの他の会派では、弘兼さんをタイプ5だと判定しているところがありました。

そして、インタビュー記事①が見つかったので少し載せます。②③もあり
http://www.rosei.jp/jinjour/article.php?entry_no=56029&bk=list%2Fseries.php%3Fss%3D3063

① 「島耕作のセリフには、8割程度、僕自身の考えが組み込まれています。こういう状況に陥ったら、自分ならこう行動するだろうと頭の中で考えて、ベストなセリフで表現していますから、島耕作のセリフの多くが僕自身の考えということになりますね」

②企業戦士として働いていれば誰しも、落ち込んだりへこんだりすることがある。そんな時は「すぐに忘れること」だ。忘れるためのとっておきの方法、それは「ま、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」の3つの言葉をセットで口に出して言ってみること。

③「女性の上司だろうと外国人の上司だろうと、対応は変わりません。うまくやっていくために必要なのは“上司の性格を見抜く”ことです。

ですよね! 他の人とうまくやっていくためには、「性格を見抜く」のは必要不可欠なことです。でも、困ったことに、自分と違うタイプは容易に見抜けません。タイプ2であれば、タイプ2が予想できないことを考えているのが他のタイプですから。

『課長島耕作』の登場人物を弘兼さんは描き分けているつもりでいると思いますが、たぶん全てタイプ2w1と判定できるはずです。全て読んでいないので、たぶんと書いていますが…。

そして、描き分けられないのであれば、「性格を見抜く」という能力は低いのではないでしょうか。

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『課長島耕作』は、講談社・コミックプラスにて「試し読み」できます。さて、(1)のSTEP2の12頁にあるシーンから取り上げます。
  
http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000000109

島課長は、社内の倉庫で、田代という名の若い女性社員にちょっとばかり手を貸します。すると、お礼という意味なのだろうか、ワイシャツの襟にキスをされてしまいます。

「あわわ なんてことしゃがる」と島さんは独白。迷惑しています。驚きつつもちょっと喜ぶという感じではありません。

しかし、その後、カラオケに誘われても断りません。さらにヒョンな成り行きからラブホテルにも直行してしまうのです。

なんという主体性の無さだろう。女性に対しては受け身の男になってしまうらしい。

しかし、田代という女性と性的関係を結びますが、大変な女だと気づき出してアタフタ。妻以外の女性とセックスしたことをうれしがることもなく、あまり興奮もしません。

浮気を楽しんでいるようにも見えません。また、相手の女性への思いはどうなっているのか何も書いてないのでわかりません。

試し読みはそこまでで、手元にある冊子では、その後すぐに田代さんは他の男と結婚します。

式に参加してほしいと頼まれ出席するが、それだけのことであっさりと二人の関係は終わってしまいます。セックスがしたかっただけで、田代さんへの思いはなさそうです。

田代さんも、結婚前に他の男とセックスしたかっただけで、島さんを追いかけることもありません。かなりドライな関係です。

次に、(2)のSTEP9では、島さんはニューヨークに海外赴任しています。既にアイリーンという女性とつきあっており、週1~2日くらいホテルで逢瀬を楽しんでいます。

アイリーンは、二股かけているようです。なぜか17頁ではボブという男性と3人でアイリーンの自宅で会食と相成りました。

島課長とボブは口ゲンカとなり、やがて殴り合いになりますが、アイリーンは腹を立てて自宅を出てしまいます。

二人の男性はケンカの後始末をしますが、やがて二人に友情らしきものが芽生えたようなムードです。

さて、837の3つのタイプにとって、男性は敵かライバルでしかありません。ライバルと仲良くなってしまうという発想はほとんど考えられないものです。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-42.htm

場面が急展開しており、友情らしきものが芽生えたと読者に納得させられるシーンはありません。

しかも、一夜で友情が芽生えるなど、世界は肯定的と捉える男好きなタイプ2にしかあり得ない発想です。他のタイプには理解できにくいところです。

さて、「試し読み」にはありませんが、その後、島課長はアイリーンがボブとも関係を続けていることで、「嫉妬している」などと言います。

が、それに伴う行動は一つも起こしていません。嫉妬心はどこに行ったのでしょうか? 

女性への思いが何がしかあるようにもみえません。ちょっと気に入っているという程度なので、嫉妬心が湧かないのではと思ってしまう。

魅力的な女性とセックスできることを楽しんでいるのかもしれませんが、それよりは、女にもてる男性だとわかるように、弘兼さん、そこは抜かりなく描き込んでいます。

それゆえか、島課長は性技巧だけは抜群という設定になっています。というよりも、弘兼憲史さんの理想の女性とは、男の重荷にならず、男に何も求めない女のようです。

自分に都合のよい女とセックスしたいだけの男、それが島耕作です。作者もそうなのだろうか?

さらに調子いいことには、その他の女性との展開を見ても、自分の力になってくれる、自分を助けてくれる女ばかり登場します。

女性の存在が大きい気質(837)の男性であれば、女性への思いは強くなりがちで、女性に翻弄される恐れがあります。ドライな軽い関係になりにくい傾向があります。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm

つまり、弘兼さんのエニアタイプは、タイプ3というよりは、タイプ2の可能性のほうが高いと予想できるところです。

また、ストーリーそのものが、あまりにも調子がよいもので、「世界は肯定的」だと捉えている可能性があります。タイプ3は「世界は否定的」と捉える気質ですから、タイプ3の可能性は低いと言えそうです。     つづく

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory1.htm

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以下のなかにある第1巻の試し読みを開いて、これからの文を読んでいただくとよいのではと思います。青字は転載した箇所です。緑字は、そこに関係する当会の基本理論です。

講談社・コミックプラスの『課長島耕作』http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000000109

島耕作はまだ係長の時代で、昇進が決まったところのようです。5頁にある島耕作の独白になっているもの2つを取り上げます。

「34歳の課長なら、同期の連中と比較しても、早いほうだ…悪くない」 「ま、とにかく、この時期ははやる気持ちを押さえて平穏にやってゆくことだ。悪くない3か月だ」

出世したいと言う気持ちは全タイプが持つものですが、量的に同じとは限りません。昇進すればするほど責任が重くなり仕事もきつくなります。

こちらを深く考えてしまう意識しすぎる気質であれば、昇進を手放しで喜ぶ気持ちにはなれないものです。

ところが、島さんは手放しで喜んでいます。あまりにも楽天的すぎます。エニアグラム性格学では、もっとも楽天的な気質は、タイプ2と分析しています。「世界は肯定的なところで、自分は世界の中心にいる」と思っている気質の人たちです。

1つ目の理論http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory1.htm
(自分は世界のどこに居るのか=母から伝えられたもの、世界はどういうところなのか=多々から伝えられたもの)

昇進を手放しで喜び、その後の苦しさを予想することが、他のタイプよりも少ない気質です。むろん、同じタイプ2でも、楽観的になりにくい人はたくさんいます。

なお、タイプ8ならば昇進は当然のことで喜ぶようなことに入らないでしょう。タイプ5ならば昇進したいという気持ちは薄いほうで、そうなれば手放しで喜ぶこともないはずです。

同じように「世界の中心にいると自己認識しているタイプ(852)」でも、3者はまるで違います。

一方、タイプ3にとって世界は否定的で、世界とともにあろうとする気質です。責任の重さと仕事のきつさを先に予想するような気質です。

昇進したいのはやまやまだが、未熟な自分ゆえ
何かミスしないか、誰かに足を引っ張られないか、という不安のほうが頭をよぎる傾向があります。

ここは、タイプ2とタイプ3のどちらかと言えば、タイプ2の可能性のほうか高いところです。しかし、タイプ3でも順調に力を付けて自信をつけている人間であれば、当然の昇進です。悲観的にもならないかもしれません。

そこで、タイプ2の可能性はあるが、タイプ3を消去できないと判断します。

次に7頁です。「先輩女子社員のいうことなんか全然気にしないんです」 「田代さんは私たちの手にえおえません。男の人の口から注意してほしいんです」

先輩女子を少しも意に介しない気質の人が作者になれば、このようなセリフを考えつくだろうと予想します。

つまり、「女性を強く意識するタイプ(837)」が創作する可能性が低いセリフです。女よりも、男の人の口から注意されたら効き目があると思っているようです。

タイプ3にとって女性の存在は大きく、職場の先輩女性ならば常日頃から配慮しなければならない相手で、失礼にならないように気遣いをしていると考えられます。


5つ目の理論http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm
(9つのタイプは特定の対象に意識が向けられる。自分にとっての大きな存在は男?女?それとも)

 
これは、「男を強く意識するタイプ(261)」が考えつきそうなシーンと言えるでしょう。

タイプ2にとって、女は軽い存在ゆえ、女性先輩であっても平然と反抗的にもなり生意気な口を叩くタイプ2の後輩、というエピソードはよく見聞きしています。どこにでも居るキャラクターです。

つまり、タイプ3よりは、タイプ2の可能性が高いと考えられるところです。

しかし、一般的には男性中心の社会ですから、男に頼るタイプ3の女性が存在する可能性もあると考えておくべきところです。

従って、この二つのシーンから、タイプ2だと判定するのは早計だと考えます。

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以前、マンガ家・弘兼憲史さんのエニアタイプを、タイプ3w4とお知らせしていましたが、それは間違いです。訂正させてください。

『上司と部下のエニアグラム』にも、3w4と載せております。返す返すも悔やんでいます。

早くも6年前のことですが、出 版直後に気づいていたのに…
市場に出てしまうと取り戻せず、思い出すたびに胃が痛くなるのは相変わらずです。

現在は、タイプ2w1と判定しております。未熟だったためと言うしかありません。

情けないことですが、間違いを認めて、正しいタイプに改めたことを、根拠を指示しながら明らかにすることで、少しでも信頼を取り戻したいと思っております。どうぞ、その意を受け入れていただきたくお願い申し上げます。

現在は長年の経験から、マンガ家のタイプを判定するためには、できるだけ初期の作品を取り上げるようにしております。

未熟なほど、気質がよく出ていると考えられるからです。描き慣れてきたり、描く方がうまくなると次第に作者の気質が分かりにくくなるとみています。むろん、それに左右されないマンガ家もいますが。

また、編集者の介入が無いか、または少ないと予想される作品を判定資料にしたほうが、正しいタイプが見出されるように思われます。

逆に指導されるままに描いた作品は、描き手の気質が隠れて見えなくなっていることが多そうです。間違ったタイプに導かれる恐れがあります。ただし、指導されるままに描いたのかどうかも判断できないことがよくあります。

その場合は、全ての作品を読むしか方法はありません。作品が量的に少なければトライしますが、大量であればあきらめます。致し方のないことです。

気に入ったマンガ家であれば多量でも読み漁ることもあります。タイプをどうしても判定したい人であれば探しまくっています。時間を取られることばかりですが。

先に、ウィキペディアに載っているものをご紹介します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%98%E5%85%BC%E6%86%B2%E5%8F%B2

一部のみ転載
1947年9月生まれの65歳。
松下電器産業(現・パナソニック)勤務を経て、1974年『ビッグコミック』(小学館)掲載の「風薫る」にてデビュー。代表作は『課長島耕作』シリーズほか。サラリーマンとしての経歴を生かし、現代社会に生きる様々な大人達の生活や、葛藤をテーマとした作品を描いている。代表作の『島耕作』シリーズは、団塊の世代への熱烈な応援歌とのスタンスで描いているとされている。作品では、頻繁にベッドシーンが描かれる。コンセプトは「美しく、色っぽく、尚且つ汚くならずに上品に描く」。熟女好きを公言し、作品では体の線が崩れた女性の陰毛まで描写されることが多い。

上記のあるように、『風薫る』を読みたいところですが、どうやら『弘兼憲史ヒューマニズム短編集』の中に収録されているらしいと突き止めましたが、まだ読んでいません。

それよりも、ネットで『課長島耕作』を試し読みできることがわかりました。これを取り上げれば、ここを愛読されている皆さまと分かち合って判定を進められます。

講談社・コミックプラスのサイトの『課長島耕作』
http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000000109

なんと17巻まで試し読みができます。ただし、実質は各巻の出だし16ページだけです。しかも、会員登録しなければなりません。

無料で会員になれますから、よかったら入会して次回に取り上げますから、お読みくださればと思います。

なお、先に、あなたなりに、「このシーンはタイプ3だと思うのにリュウトウさんはどうして2w1と判定しているのか」などと、疑問を持って頂くとよいのではないでしょうか。          続く

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今日は美少女剣士が主人公のマンガ『あずみ』でよく知られている作者の 「小山ゆう」さんを取り上げたいと思います。

『おれは直角』が第一作目ですが、どの作品を読んでも、素直というか率直な気質だとわかります。

タイプ2w1と判定していますが、ウイングは重いようには見えません。ストレートな表現をしているので、1のウイングは軽いのではないかと思っているのですが、まだ確定していません。

『がんばれ元気』もヒットしていますが、この作品作りに関することを、小山ゆうさんが語っています。『ダメ!と言われてメガヒット』(著者・宇都宮滋一)の中にあります。

『がんばれ元気』は、アンチ「あしたのジョー」で、アンチ「梶原一騎」を目指したものだと述べています。

「星一徹(巨人の星)が、丹下段平(あしたのジョー)が、自分のできない夢を飛雄馬(巨人‥)やジョー(あしたの‥)に押し付けるのに対し、元気の父はそうしたことを望まない。ボクシングは元気自身がやりたくて始めました。また、ジョーが破滅に向かう美学なのに対し、元気は上りつめる美学…中略…アンチをいっぱい考えました」

ところで、マンガ界はアンチ作品が氾濫しており、どういう意味でアンチなのか知りたくて『がんばれ元気』を読んでみました。でも驚きました。基本がアンチとは思えないものだったのです。少し紹介します。

父は穏やかに、しかし、力強く言い出した。「私からボクシングをとったら、私はただのダメ親父になってしまいます。挫折した父親では…。とてもアイツに人生を教える自信がありません。元気のために親父としてやれることは…、私が自分の人生を偽らず悔やまないように精一杯生きる姿を見せてやることです!」…その後の試合でKO負け、試合後、病院を抜け出し、そして死亡。

父親が息子に対して何かを押し付けているという点では、『あしたのジョー』も、『巨人の星」も、『がんばれ元気』も全く同じではないでしょうか。

元気のほうは直接指導していませんが、死ぬまでボクシングで闘うという強烈さです。命を懸けろと教えています。生き方を「教えている」のですが、それならば、星一徹も丹下段平も同じです。男は夢を持って命がけで突き進むべきだと「教えています」

主語にあるのではなく、「教える」という述語に、気質というものを推し量れます。垣間見ることができます。ここが重要なのです。多くの人たちが「主語」のところの違いをみてしまうからです。

父親が教えなくとも、他人や世間が教えることもあり、自分は子に教えたり指導できる人間だと勝手に思っているようです。子からすれば、「あんたに教えてもらいたくない」ってこともあるはずです。

マンガとは違い現実の父は理想にほど遠いのですから、父親の指導や教えは、単なる押し付けとか干渉に過ぎないと、多くの息子たちは感じていますからね。

とは言うものの、子を正しく導くような立派な父親になりたいという願望を持っているのが、タイプ2の父親なのです。

小山ゆうさんの作品は「父と子のテーマ」がどの作品にも入っています。そして、自分がそうであるように、他の父親たちも、父親というものは息子を正しく導くべきであると思いこんでいるのです。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm

そして、バトンは父親から息子に渡されるのであり、父親の夢は息子の夢にもなるという基本路線としては同じなのです。小山さんは自分の作品をかの作品のアンチだと思ったのでしょうが、それは表面的なものでしかなかったと考えられます。

なお、アンチ「梶原一騎(タイプ8と判定済み)とありますが、「あしたのジョー」は、タイプ2w1のちばてつやさんとの合作です。また講談社の編集方針から、『巨人の星」や『あしたのジョー』は、「息子を導く父親」となったのですから、アンチ「梶原一騎」とは言えません。

タイプ8の父親は、意外かもしれませんが息子にあまり興味を持ちません。会社の経営や社会や、一族郎党を率いたり、村落共同体を守るほうに意識が行くタイプです。子どものことは妻に一任するタイプです。

守備範囲が広いのがタイプ8です。タイプ2の守備範囲は家族であり、「守る」というよりも、「育てる」のほうに意識が行く傾向があります。それが、父性と母性の違いなのです。

また、父のタイプ8は、「世界は否定的なところ」ですから、危機意識をより強く持っている気質です。タイプ2の「世界は肯定的なところ」とは違うのです。守備意識に違いが出てくるところです。


http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory1.htm

そして、タイプ8が強く意識する人間は、妻と母と娘です。息子のほうは世間の荒波に揉まれたらいい、と放任する傾向があります。そこで耐えられず成長しなかったら、その息子はそこでお仕舞になり、それは本人自身の問題だということになります。

自分の後継にできる息子をえるためには妻にたくさん産んでもらえばよい、となるのではないかと考えられます。タイプ8は「女性を強く意識するタイプ」で、子孫を増やすのは男の自分にはできない。

従って、女たちの子をむ産む役割を重視していると考えられ、それゆえ、「女たちを守らねばならない」という意識の高さに繋がって、「女を強く意識する」という気質ってことになったとも考えられます。


http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm

タイプ2の男性は、現実には自分は父親ですが、根はおかあさん気質です。ですから、タイプ8のような「父親の中の父親」を理解できないようです。

しかし、「親が無くても子は育つ」という言い方がありますが、「親があっても子は育つ」という表現を、タイプ2の親たちは少し掘り下げて考えてみるのもよいのではないでしょうか。

たとえば、「自分のような親が子どもを教え導くなどおこがましい」と、謙虚になることがタイプ4という成長の方向であると、エニアグラム図が示唆していますが、みなさんはどう思われるのでしょうか。

ところで、「守る」ことができなければ、「育てる」ことはできません。

エニアグラムと関係ないことですが、原発事故や放射能汚染から国民を守るという意識が、野田政権はかなり低いような気がします。

経済成長を期すために原発を再稼働させたとしたら、一番大切なことが何なのかわかっていない、と考えざるを得ません。なお、野田首相をタイプ2w1と判定しています。


 


 

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『コミックを創った10人の男』(ワニブックス)には、永井豪さん(タイプ7w8と判定済み)のことも載っています。 

永井さんも「世界と否定的に結びついているタイプ(837)」ですから、梶原さんと同様に作品はハッピーエンドにはなりにくいと考えられます。『デビルマン』では人類絶滅していますし、他の作品のほとんどの結末が破滅的です。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory1.htm

永井さんの描いた女性キャラについては、「僕の理想の女性像なのかもしれません」と述べています。そして、「ボクは結婚するまで女性には惹かれなくて…。女性は二次元のものだと思っていた」

惹かれなかった?? ここは少し納得できませんよね。作品に女性が登場しないことはなく、しかも、女性の描き方は大きく、永井さんにとっては女性の存在は大きいのだろうとしか考えられません。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm

どの作品でも女性は大活躍していますし、デビルマンのラストでは、主人公は女性に看取られて死ぬという設定ですからね。

また、エロシーンの連発で、女性という性への興味が強いとも言えます。それなのに「結婚するまで女性に惹かれなかった」とは…。

なお、「二次元」とは、生きている世界が違うという意味になり、女性がほんとうに異質なものに見えているのだと考えられます。

ところで、よく考えてみればわかると思うのですが、あなた自身にとって興味津々で、意識し過ぎているものがあるとしたら‥。さて、どうなるんでしょうか?

なんだか恥ずかしくて、つい秘してしまう、自分でもどうしてだかわからないが隠してしまう、のではないでしょうか。たとえば、初恋の時はどうだったのか??と。周囲から問われると、つい隠してしまったりしませんか。

あなたが漫画家だったら、素直に語れず、素直に描けない、という方向に行きそうだと思いませんか?

なお、タイプ2の作品には女性がほとんど登場しないものとか、添え物扱いしているマンガをよく見かけます。

たとえば、加瀬あつし『カメレオン』・野中英次『魁!!クロマティ高校』・松本大洋『鉄コン筋クリート』・森恒二『ホーリーランド』・福本伸行『天』etc…。 

かなり多数あるように思われます。なにしろ、タイプ2は人口も多数を占めているためか、マンガ界でも多数派です。

男の世界を描くのが好きで、ホモではないがまるでホモなのかと思うほど、気に入った男とともに居ると浮かれ騒ぎイキイキとしています。

なお、さいとうたかおさんの『ゴルゴ13』も一見すると、女性を添え物扱いしているかのようです。しかし、前回ご紹介したように、さいとうさんのお話では、女性を男性の上位にいるとみなしています。

さいとうさんも女性には興味津々で意識しすぎているので、逆に女性を登場させにくくなったのか?

または、ゴルゴの主テーマから逸脱してしまうので、意識して女性のことはあまり取り上げなかったのではと思うのですが、これって当たっていると思われますか?

 

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