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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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 友人が、和田アキ子さんが最近に出した本「おとなの叱り方」(PHP研究所)を買って読んだという。「読んでスッキリといい気分になった」と薦められてしまった。その場で少し斜め読みしたがさほどスッキリしない。それで逆に、もう少し読んではっきりさせようと、改めて読むことになりました。

  全ての箇所を取り上げるわけにはいかないので、以下に紹介文を取り上げてみます。
「挨拶のできないマネージャーに厳しく挨拶を教えたエピソードなどを題材に愛情を持って叱れば相手のためになる。叱った自分の戒めにもなり、背筋を伸ばして生きていける、と叱ることがどういうことかを説く。叱り方の極意は、見て見ぬふりをしないで、愛情を持って叱ること」  

 ところで、教師や親たちに叱責された場合、「叱られている」と感じることもあれば、「相手は勝手に腹を立て、勝手に怒り出している」と感じることがあるのではないでしょうか。私には、後者のほうが多いと感じられるくらいですが、みなさんのほうでは、どうなんでしょうか? 

 相手は叱責しているのか勝手に怒り出しているのか、それを区別することは難しい! と思いませんか?  また、しばしば怒り出す人がいますが、怒り出してからしばらくして、これは「お前のために叱っているのだ」などと言い出すように思われるのです。とくに親や教師、上司や先輩など、身近にいて親しんでいる人のほうに、よくあるように感じられます。

 怒って感情的になったことで、なんとなく気まずくなり、いかにも相手のことを思ってのことだと、うまく後付けしているのではないかと疑ってしまいます。

 ちなみに、和田アキ子さんのエニアタイプを、「タイプ2w1」と判定しています。エニアグラム性格学では、「おかあさん気質」といい、みんなのお母さん役をついしてしまう人と分析しています。お母さんは「愛を注ぐ」ほうに位置していますから、実際、家族だけでなく他人を助けたり、相談事をよく受け付けています。それゆえ、自分の愛には嘘偽りがないと確信しやすいのかもしれません。

 しかし、他人がそのように見るとは限りませんたとえば、タイプ2w1は短気で神経質なところがありますから、些細なことでも怒り出すことがあります。また、タイプ2は「善い人間であらねばなない」という「ネバ人間」です。善い人間に見られようとして、そのような後付をしているのではと考えても、あながち間違いではないでしょう。

 そして、叱られてからはじめて、自分が無礼だったと知ることもあります。従って、相手をることは「善いこと」だとなり、実際、しばしばよく叱っています。 なお、二日前の3/12付けの記事とも関連しています。併せてお読み願えたならと思います。

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