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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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岐阜県土岐市の核融合科学研究所は、核融合実験をするのではなく、「重水素のプラズマ実験」をすると言っています。その実験がうまく行けば、むろんのこと核融合実験に歩を進ませるつもりです。

使う材料は、重水素という危険なものではないので安全なんだというのです。しかし、重水素実験をすると、トリチウムが生成され中性子が発生します。それは研究所のウェブサイトにも書かれています。
http://www.nifs.ac.jp/virtual/index.html

しかしながら、トリチウムは毒性が強く、1gで1,000 人を致死させられる放射性物質です。毒性ナンバーワンです。

この核は非常に小さいため、閉じ込めておくことが難しいものだそうです。また、トリチウムが水や水蒸気の形で体に入ると、99パーセントが吸収されます。

また、体をつくるたんぱく質や脂肪などに取り込まれる恐れがあります。遺伝子DNAに取り込まれると、放射線を出しながらヘリウムになるため、遺伝子が切断される遺伝子異常を引き起こして、さまざまな病気の原因になります。

当然のことですが、実験をすればトリチウムが周辺に漏れ出すことは避けられず、多くの被害を引き起こす恐れがあります。

トリチウムが漏れ出す施設は、重水原子炉、核燃料再処理工場、核兵器工場などです。これらの周辺から、無脳症等の神経系統異常出産の増加、ダウン症候群の80%増加、白血病の増加などという報告があります。

また、福島原発事故によって、むろんのことトリチウムは福島近くの大地や海に放出されています。

しかしながら、研究所の所長挨拶には次のように書かれています。http://www.nifs.ac.jp/director/index.html

「核融合発電は本質的に安全です。また、核融合発電で排出されるのは、重水素と三重水素が核燃焼した後の無害なヘリウムガスで、二酸化炭素や高レベルの放射性廃棄物を出さないことから、究極のグリーンイノベーションといえます」

核分裂をさせる原発でも、安全だと言い続けていましたが、それよりももっと危険な核融合でも安全だと言い続けています。その神経の図太さと隠ぺい度はお見事と言えるくらいです。

また、トリチウムや中性子だけでなく
、「中性子の発生に伴ってガンマ線の発生して放射化物の生成が起こります」と書かれています。

中性子は核融合炉の
10倍以上のエネルギーを持ちます。とてつもないものです。従って、中性子は、炉や壁やその他の建造物を大きく「放射化」します。

つまり、実験棟全体がそのまんま放射能物質になってしまうのです。この「放射化」という現象を知らない人たちばかりです。

私も3.11から少し経ったある日に知ったにすぎません。

「放射化」は、知られたらマズイが事実は曲げられないので、何気なくサラリと流して書いているようにみえます。しかし、以下の記事を読んでみてください。2年くらい前の記事です


ドイツと日本 被曝したご遺体に対する対処の違い
…20キロ圏に数百~千の遺体か「死亡後に被ばくの疑い」…
http://niwayamayuki.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-a2fe.html



以下一部のみ転載
「高線量の放射線を浴びた遺体を収容する際、作業する部隊の隊員が二次被ばくする可能性がある。

収容先となる遺体安置所などでも検視する警察官や医師、訪問する遺族らに被ばくの恐れが生じる。


遺体は最終的に遺族か各市町村に引き渡すことになるが、火葬すると放射性物質を含んだ煙が拡散する恐れがあり、土葬の場合も土中や周辺に広がる状況が懸念される。

警察当局は現場での除染や検視も検討しているが、関係者は「時間が経過して遺体が傷んでいるケースは、洗うことでさらに損傷が激しくなり問題だ」と指摘している。



身元確認のため、遺体から爪だけを採取してDNA鑑定する方法もあるが、爪も除染する必要があり、かなりの手間と時間がかかるという。

27日に、大熊町で見つかった遺体は、除染が必要な基準の一つである10万cpm(cpmは放射線量の単位)まで計ることができる測量計の針が、振り切れる状態だった。このため福島県警の部隊は遺体の収容を断念している」


つまり、被ばくした人間の体が、「放射化」という現象で、放射性物質に成ってしまったのです。

家族の遺体を探せない、探してもらえない、一目会いたい、死んだことを確認したい、それなのに、それができない……、

たとえ、遺体が見つかっても、触れることができない。近くに寄ることも…。遺体を埋葬することができない。

家族の墓には埋葬できない。まるで、放射性廃棄物扱いみたいに放置されている…。

これを知って憤らずにいられるでしょうか。悲憤でアウアウと言葉にならず、震えが止まらなくなりそうでした。

こういう実態を知ってか知らずか、まだ核利用を続けようとする人たちがワンサカといます。

知っていながら推進しようとしている人間もワンサカといるはずです。

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