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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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エニアグラムを学び、正しいタイプを知ると、その人への見方が変わってくることはよくあります。というより、ほとんどの人は自分中心に相手方を見ているのです。別の言い方なら、「自分という色眼鏡」をかけて他の人をみています。

ですが、9つのタイプからみての視点に広げると、見方が変ってしまうのです。そこで、まずは私自身が体験したことをご紹介します。

知り合いの娘さん(30代)が実家に来た時のことです。この娘さんの(彼女の)息子(9歳くらい)に対しての言葉使いにギョッとしました。何が気に入らないのかわかりませんでしたが、「○○しやがって」とか、「アホ!ボケ!てめえなんか死んじまえ!」というようなセリフがポンポン出てきます。

驚きあきれてずっと聞き入ってしまいました。娘さんを知ったのはその時が初めてでした。
それから10日くらい経った頃ですが、知り合いが娘さんのことで、「あの子は子どもの頃から口が悪くて…」とか、「男みたいで…」とボヤきます。



そこでハッとしました。もしかしたら、娘さんはタイプ7w8? 服装はいつも黒らしく(後日確かめた。7w8のいつもの服装)、顔つきは女らしいとは言えず、それどころか所作が男っぽくて、タバコを吸う仕草からは、「まるで男!」という感じです。

これだけでタイプ判定が決まるわけではありませんが、この女性と再会する機会が無くて、いまだ7w8だという確認はできていません。しかし、その可能性は大です。

さて、上記は男性であれば、さほどに驚くようなセリフではありません。若い女性だと思うのでギョッとしたのではと思います。やくざ言葉の連発で、乱暴というだけでなく下品で嫌だなと感じておりました。

しかし、彼女がタイプ7w8であれば、「お父さん気質+長男気質」で本性は男性です。男言葉を使うのは、男性タイプ(837)にとってはごく自然なことです。

そのように思いいたると、なんとしたことか!それほど下品だとは感じなくなったのでした。彼女はありのままの自分を出していたに過ぎないのですから…。

二つ目の例は、受講生から尋ねられてタイプ判定をした男性に関するものです。職場の上司ですが、「腹の立つことばかり」と言うのです。顔が怖くてイライラがよく出して、ぶっきらぼうで、なにか尋ねても「知らない」と言われる。よく睨まれて怖いのだそうです。ス
タッフに対する悪口や不満が多く、また、機嫌が毎日のように違うので、疲れてしまうとのことです。

受講生の判定では、2w1でウイング1がかなり重いと見ていたようですが、いろいろ聞き出すとタイプ4と判定できました。ウイングは4らしいのですが、まだ確定はできません。

で、受講生はタイプ4と知ってかなり驚いたみたいです。それでもその後に、仕事の仕方や、この上司との接し方を変えてみたようです。

すると、「あんまり睨んで来なくなった。エニアグラムってほんとうにすごいなぁと思います。彼のことをタイプ4と知ってから、私の彼に対するイメージはウナギ登りなので、ワタシってどこかへんですね!」

と、メールで知らせてくれました。面白い言い方です。まさか嫌っていた彼への見方が変わるなど、「思ってもみなかった!」という感じですね。

これは最近の2例ですが、家族間でもそのようなことが多々あります。長年一緒に暮らしているので、互いによく見知っているつもりでも、本当は全く理解していないなどは珍しくありません。

夫や子どもが「宇宙人」に見えていたりします。しかし、正しいタイプを突き止めて、その気質や価値観などを知ってからは「普通人」に見えてくるようです。

自分自身の見方が違っただけに過ぎませんが、実は、自らのものの見方考え方を変えることほど難しいことはありません。

それでも、エニアタイプを学び理解が深まると、偏見が無くなり、嫌悪感などが吹き飛んでしまうことがあります。で、私にとっては、受講生からそのような報告を受けることほどハッピーなことはありません。

当会のエニアグラム性格学は、いわゆる「エニアグラム
性格類型論」です。性格をおおまかに9つに分けられるとみています。ですから、「あなたはタイプ3」などと言うと、すごい反発を持たれたりします。

このタイプだという枠に嵌められる、決めつけられる、それどころか、「決めつけだ!」と叩き込むように言われることもあります。親しい友人たちからも、そんな扱いをされることがあり、悲しく情けない思いをすることがあります。

よくあるのは、自分のほうが決めつけていたかもしれない」ということに、誰しも気づいていないことです。エニアグラム性格学の実態を知れば、まるで違うのだとわかって頂けるようになります。時間がかかりますが…。

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