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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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ウッキペディア(青字にしている)には、三平さんのことが以下のように書かれています。

「三平は、父のギャグを部分的に取り入れるも、出てきた内容はいつもと同じで小話の羅列である。“「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…”から話が展開しない。それでも観客は爆笑していた」

「落語は物語(ストーリー)から成り立つ、という固定観念を持つ者には、理解できないどころか耐えられないのが三平落語で、ストーリーもシチュエーションもない。三平落語は、ハナから物語を捨てている」


桂枝雀さんは他の誰とも違う個性的な落語を作り上げていますが、三平さんも個性的で常識外れ的だったようです。

エニア理論から見ると、常識的な範疇から抜け出ない気質の調和タイプ(369)の可能性は薄いところです。

また、話し口調からは甘ちゃんらしさも見えるので、タイプ8(お父さん気質)とタイプ5(おじいさん気質)の可能性はありません。ここで、可能性が残っているのは「2・7・1・4」になります。

動画にもあるように、三平さんは“すべり芸的なギャグ”を連発しています。古典落語をやるのかなと思ったら、時事ギャグになり、観客の様子を見ながら話題をクルクル変えているみたいにみえます。


「三平は談志のような芸人仲間相手の酒席の場でも、寄席などで披露していた“すべり芸的なギャグ”をサービスとして連発していた。談志がたまりかねて三平に意見をしても、一向にその調子を変えず、談志は三平の“本音をけっして見せない姿”に不思議な思いを抱いたという」

つまり、高座とかテレビに出ていないプライベートな時間もギャグを連発していたようです。

「観客に対する捨て見のサービスにはいつも頭が下がった。観客を笑わせるためなら、汗みどろになって高座から客席に落ちることまでやった。涼しげな、粋なゲイとはほど遠い、暑苦しい、野暮な芸なのに、いつも爽快感があって救われた。寄席ファンという人たちには認められない芸で、三平にとっては、そんなことどうでもよかったのだ」

つまり、観客を楽しませるってことが、三平さんが一番大事にしていたことだと考えられるところです。しかも、プライベートでも楽しませています。というより、自身も楽しみたかったのではないかと思うのです。

残りの4つのタイプの中で、「人生を楽しむ」ということを一番に追い求めているのはただ一つタイプ7しかいません。以下のエニア理論に載せています。


http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-6.htm

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-39.htm



明石やさんまさんもプライベートではあのまんまだそうです。そうだとしたら、本人が楽しみたがっているのではないかと考えられるところで、他の人に求められてできるものではありません。

また、面白くて楽しければいいのであり、本音など出す必要もなかったとも考えられます。タイプ7を夫に持つ妻たちは、「三十年以上もつきあっているが本音のわからない人」と語っています。

(なお、タイプ7は世界と否定的に結びついているタイプですから、それは必然的なことです)

人気者になり皆から愛されることがタイプ7の根源的な欲望ですから、三平さんは夢を叶えられた幸せな人だったのではないかと思います。


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