そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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  この映画の監督と脚本を担当したのは、エラン・リクリスさんと言いますが、彼の気質(性格タイプ)がクッキリと出ている作品です。登場する花嫁の家族の行動の取り方をみれば、タイプ判定ができます。

 最後尾に小さくタイプ名を記していますが、できたら、それを見ないであなたなりに判定してみてはどうでしょうか?

 まず父親ですが、政治活動をしてイスラエル当局から監視されて行動を縛られています。にもかかわらず、娘の晴れの式に出るよりは、デモに参加することを優先します。

 また
父親は長老たちから「息子を迎えいれると村から追放する」と釘を刺されます。それには断固拒否する父親ですが、何年ぶりかに帰ってきた息子の顔をみても挨拶しない。

 
花嫁の兄(上記の息子)はロシア女性と結婚したために追放されており、父親に拒絶されて宴席にも出られないみたいです。母親は父親に忍従しているだけの存在感の薄い女性に描かれています。

 次兄は貿易商で、妹を祝福するため帰国しますが、調子のいい浮気性の男です。また、第一子である姉はしっかり者みたいで、10代の娘が二人います。しかし、かねて希望だった大学に入学する予定。

 しかし、姉の夫は、(妻の)入学に反対している。妻を操れぬ情けない男だと世間から非難されるのを恐れているみたいです。しかし、この姉、断固として自分の意志を貫こうとします。

 そして、姉は、妹(花嫁)のためにと警察に行き、父親がシリアに嫁ぐ娘の見送りできるようにと外出許可をもらってきます。しかし、父親は「プライドを傷つけるようなことはするな」と怒る。

 また、姉の娘はひそかにボーイフレンドと逢っていたが、このボーイフレンドは反逆者と思われているらしく、父親(姉の夫)は怒り出して「二度と会うな」と娘に言い渡します。自室に謹慎させて、叔母にあたる花嫁を見送ることさえも許さない父親です。

 大切な結婚式や、二度と会えなくなる恐れのある花嫁を見送るよりも、他のことを優先する男たちみたいです。なお、花嫁は、写真を見ただけで結婚を決意して知らない土地に行きます。「怖い」と言いますが、それでも一歩を踏み出します。勇気があるのか無謀なのでしょうか。
 
 ただ、最後は家族の仲も修復するみたいで、無事に花嫁もシリアに入国できそうです。ちなみに、この映画は珍しくイスラエルとフランスとドイツとの共同制作だそうで、監督のエランさんは、オプチミスト(楽観主義者)を自認しているとインタビュー記事に載っていました。


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 シリアから見たゴラン高原



(タイプ2w1の作品と判定しています) 正解の方へ! 不正解の方へ!

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