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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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3月1日、名古屋市市政資料館で「東海ネット」と「Cラボ」で共同記者会見した内容です。

大沼淳一さん(市民放射能測定センター運営委員)からシェアされた文をご紹介します。当ブログでは「大沼レポート」と紹介しています。

★栃木県産腐葉土から放射性セシウム20900Bq/kg検出

名古屋市内在住の女性からCラボに持ち込まれた腐葉土から、放射性セシウム20900Bq/kgが検出されました。

生活クラブ生協会員同士の勉強会で、ロシア製空間線量計を使って身近な生活空間を測定してみたところ、ベランダにおいた腐葉土の袋の表面で1.48μSv/Hもあることが判明して、Cラボに持ち込まれました。

名東区のホームセンター・ハイエースで6月に購入したものでした。

実は新発見ではなく、9月に愛知県農林水産部が業者に回収を依頼(法的根拠が薄くて命令や指示にはならない)した一件で、(9月3日ごろに報道された)、それを知らずに使い続けていたというわけです。
 
このことが分かったので、Cラボが愛知県に電話して事情を確認し、その後の経過についても聞き出しました。

三河地域でJAなどの5店舗、および、名古屋市内の1店舗(ホームセンターハイエース)で、4月から8月まで販売されていて、業者は、店舗への貼り紙、ホームページへの掲載などをしたそうです。

この6店舗に品物を卸していたのが豊川の太田産業。製造は栃木県の美好園芸です。

51袋が回収されましたが、残りの500袋は未回収のままだそうです。

ホームセンターハイエースに行ってみましたが、すでに貼り紙はなく、また、ホームページでも確認できませんでした。

現在は、汚染地域からの商品は扱わないことにしているとのことでしたが、売り場を見ると、太田産業の製品がかなり並び、また、栃木県産「鹿沼土」が並んでいました。

今後も、食品の測定とともに、この種の商品のモニタリングが必要であることが痛感されました。

(太田産業は、過去にも農薬汚染事故米で肥料を製造して問題になった会社のようです)

この事件で最も重要なことは、これほど騒がれても政府や地方自治体の測定体制、モニタリング体制が不十分であり、放射能汚染物質が全国に拡散しつつあるということです。

また、そのことが判明した場合も、通り一遍の回収依頼だけで、その後の回収状況の確認などのフォローーアップが、ほとんどなされていないことです。

広報の方法も工夫と継続が必要です。一度新聞に載ったからと言って、きちんと回収が行われるわけではないことが、この事件からわかります。

また、セシウム137半減期は30年であり、腐葉土から畑やプランターに移行した放射能は、作物を経由して再び人体に戻ってくるのです。知らないままで多くの市民が長期間被曝を続けることになります。

このことについて、改めて愛知県及び取扱業者に対して強く注意を喚起し、対策をおろそかにしないように求めていきたいと思います。

また、この種の汚染事件ももとはと言えば東京電力福島第1原発の事故からもたらされたことであり、回収費用や測定費用に対する東京電力による賠償を検討したいと思います。

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