そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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山之口貘 作詞  「羊」
 



食うや食わずの

荒れた生活をしているうちに

人相までも変って来たのだそうで

ぼくの顔は原子爆弾か

水素爆弾みたいになったのかとおもうのだが

それというのも地球の上なので

めしを食わずにはいられないからからなのだ

ところが地球の上には

死んでも食いたくないものがあって

それがぼくの顔みたいな

原子爆弾だの水素爆弾なのだ

こんな現代をよそに

羊は年が明けても相変らずで

角はあってもそれは渦巻にして

紙など食って

やさしい眼をして

地球の上を生きているのだ

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