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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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   6月2日現在、新型インフルエンザは全世界でおよそ1万6000人が感染しており、国内の感染者は385人です。当初のようなおどろおどろしいというイメージは急速にしぼんでいるようです。

 知人からのメールで知ったのですが、1882年(明治15年)5月頃、当時の東京市の芝・神田(現在の23区)で猛威をふるったコレラの死者が5076人に達したとあります。当時の東京の人口はおよそ100万人で、現在の23区は850万人です。

 となれば割合からみれば、5076人という死者数は、現在ならば4万人に近い数になります。その他、1918年に流行しスペイン風邪の感染者は6億人、死者は5000万人です。人類の約3割がスペインかぜに感染したことになります。この莫大な数! なんという
恐ろしさ! 

 ところで、私の住む郊外にある薬局でも「マスク売り切れ」と表示されていました。感染者を出していない地区でさえこんな有様。

 ちなみに、細菌とかバイ菌などの「感染」といったものに過剰反応しやすいのは防御タイプ(7・1・4)とみています。または、防御タイプのウイングを重く持つ人たちだろうと考えられます。

 防御タイプはよく潔癖性と紹介していますが、小さなことから大事は起こると予想しやすい気質です。また、万が一でも感染したら困るというように、最悪事態を想定してしまう傾向があります。このタイプがマスクをいち早く購入しているだろうとは予想します。

 さて、防御タイプの中では情報収集魔とも言え、最も敏捷なのがタイプ7です。家族が風邪をひくと、退いてしまい近づかないとか、不快な顔つきを露骨に出す人がいます(全てのタイプ7が該当するわけではありません)。

 しかし、ある夫(7w8)は、自分が風邪をひいたので、すばやく職場にいる妻に電話して、家に帰宅しないで実家に帰るようにと告げたみたいです。大切な妻に風邪を移したくないという考えです。彼は一人で自宅静養したという。

 ところが、ある夫(2w1)が風邪をひいたおりのこと。妻(7w6)がそばに寄り付かないでいると、「熱のある病人を看ないとは何事か!」と爆発したみたいです。

 タイプ2は、「病人の世話をする」ことがDNAに書き込まれていると考えられるタイプです。このタイプからは熱を出して苦しんでいる夫を避ける妻は、とんでもなく薄情な人間になってしまうようです。

 どちらのタイプにも「おかしな言動」がありますが、互いに自分のほうが「正しく」て、相手のほうこそ「おかしい」ようなのです。 

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