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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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よく思うのですが、貧しく充分に食べられず、家族もいないとしても、
強靭な体と健全な精神力を保つことができるとしたら、目標を持つ
ことではないかと。しかも、やる気が充分に満ちていて、気合が入っ
ているかどうかだと思うのです。

かの安田純平さんも、記者会見の様子から見ると、強靭な肉体と
精神力がある人ではないかと感じました。「絶対に生きて戻るのだ」
という決意が揺るがなかったからではないでしょうか。

以下のサイトにある「タイプ8のイヌ、名前はジム」にもありますが、
羊犬ジムはなぜ強いのかをつぶやいたものです


以下のサイトにある「タイプ8のイヌ、名前はジム」にもありますが、
羊犬ジムはなぜ強いのかをつぶやいたものです。
 
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page12.htm

ジムはボス犬ですが、強くなろうと筋トレをしていたとは思えません。
メスなのに自分の倍もあるオス犬をねじ伏せることができるのは何故
なのだろう。イヌは人間よりも性差がない動物のようですが、それでも
ジムの強さを知ると、どうして可能なのだろう?と
‥‥。「絶対に負
けたくない」「勝ってみせる」という意地があるからなのでしょうか。その
ためには、やはり「気合」とか「気迫」というものが必
要なのか? 

また、スケーターとしてトップに立った羽生結弦さんの体力と精神力も相当なものだと思うのですが、木喰上人の目標とはだいぶ違います。

羽生結弦さんのエニアタイプを2w1と判定していますが、1のウイングは重く、このウイングを持つ人は「負けず嫌い」です。競技などで負けると「悔し涙を流す」こともよくあります。

スポーツ選手は世界のトップに立つことが目標で、かつ大勢のファンから応援され支えてもくれます。その上、目標が成就すれば社会的な評価を得られて、しかも裕福にもなれます。

一方、木喰上人は仏像を彫ることで、民の信仰心を支えられると見ての行動だと考えられますが、当時、応援されたり誰かに支えられることはあっても、あの時代では微々たるもので、心丈夫に思えるほどのことではなかったと思うのです。

従って、たった一人で自分自身を鍛え上げる必要があり、ただただ孤独な厳しい修行が続くに過ぎません。そういう生き方ができる人たちを知ると、いつもどうして可能なのかと考え込んでしまいます。

ところで、木喰上人は祈願文や書画をも残していますが、歌人としても知られています。


・わが心 にごせばにごる すめばすむ すむもにごるも 心なりけり
・座禅して なにを悟るかしらねども 心の姿みつけさりけり
・まるまるとまるめまるめよ わが心 まん丸まるく 丸くまん丸
・夢の世を 夢でくらすな夢さめて 植え置く種は 孫の世のため

木喰上人の存在は大正期に入るまで完全に忘れ去られていましたが、民芸運動の推進者であった柳宗悦が見出しました。以下に詳しく載っています。


柳宗悦著「木喰上人」
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000211334

現在確認されている木喰仏は721体のようですが、木喰は1787年ころに尾張や三河を訪れているようで、近く三河の新城市にある木喰仏をまた観に行くつもりです。なにか答えを得られるかと…



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