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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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今回も、ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/西郷隆盛)に載っている記事(青字)から、西郷どんのエニアタイプを探ろうと思います。

まずは、西郷どんのことを評価していない人たちを取り上げます。

たとえば、隈重信は「西郷は表面からは、なかなか強毅であるが、裏面から行く、生気地のない人であったと。強そうに見えるが生気がないような人だという。

しかし、西郷は江戸城の無血開城など、御一新では最も活躍した人物の一人と思われているのですから、これにはちょっと驚いてしまいます


方正義は「政治家としては時にあきたらぬところが無いでもなかった。なんとなれば飄然として来たり、飄然として去り、何となく当てにならぬところがあった」と。

西郷どんは権力を掌握する意志がなかったみたいで、
そういう意味では当てにならない人物に見られていたのかも。
次に、
ちょっと意外だなと感じさせるよく似たエピソードを2件載せます。

柴山弥八は「西郷どんは、人に接するにも、礼儀が厳粛で一時間でも二時間でも正座して、遂に膝を崩したことがない。我々小僧に対してもその通りで、帰る時間は玄関に自ら送っ来て、ちゃんと両手を突いて別れを告げる」

長岡護美は「西郷を訪ねて座に着いて、洋行するについて注意されたが、
辞して去らんとすると玄関まで送ろうとするから、再三辞退しても聞き入れられず、遂に玄関にまで送って出た」

「西郷はすたすたと玄関先の雪地の地べたに手をついておじきした。自分もあわ食って同じ地べたに手をついて…と語っている。

このエピソードから考えられるのは、「自分は世界の中心にいると自己認識するタイプ(825)」では無さそうだと考えられます。
ジコチューで
傲慢な人物だとは考えられず、年下目下にも礼儀正しく接するところが、
どうも芝居がかった感じがするのですが。

なんというか「良い人間」を演じているかに見えます。「良い人」と言えば井上馨語っているところがあります。

西郷は「人の短所を挙げて話をせぬ人であった。私に話しをしたうちでも、決して人を悪く言ったことはない。その代わり役に立たぬ人のことは土台はなしをせぬと言うほうである」

これならば、西郷どんのことを「良い人」と言ってもいいのではないか。

「良い人」を演じていたならば、調和タイプ(369)は比較的に「良い人」だと見られています。

無論のこと、そんなことなどしない人もいますから誤解しないでくださいね。さらに、優等生気質(174)の人たちも「良い人」を演じている人がたまにいます。

ところで、タイプ2にも「善い人」はしばしばいます。
ですが「良い人」とは少し違います。タイプ2は世話焼きになるとか、困った人を助けるとか、プレゼントしたがるとか。

災害に遭った場合は率先して人々を導き、ボランティアをしたがる人達です。積極的に「善い人間にならねばならない」というネバ人間です。

しかし、調和タイプ(369)の「良い人」は親切になるとか、やさしいとか、気を利かすとか、
ちょっとしたことで「良い人」だと思われています。しかも受け身です。

一方、積極的に善い人となって活躍したがるタイプ2は、他の人たちにも期待する傾向があります。
自分が〇をやっているのに、あいつは〇をやろうとしない。なんという奴だってことになり、人の短所を挙げるつらう。

タイプ2は
人を悪く言ってしまう傾向も普通によくあります。他人に注意をよくする人たちです。
役に立たぬ人には怒鳴りつけて、あきらめることもなく説教するなどがあります。

つまり、西郷どんはタイプ2ではないだろうと考えられるのです。つづく

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