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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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「家系図」は、本人の属する家の由来を明らかにする資料として、日本では、かなりの昔から重んじられたようです。以下青字は一部転載しています。

15世紀(室町時代・応仁の乱))の頃に、一般庶民(主に農民)が武術を学んで、系図を買って、侍の身分だと称すために必要だったとか。

また、武士が仕官するときに、家の由緒を示すものが必要だった。

富裕な商人が郷士になったり、苗字帯刀を許される時に、家の由緒を示す必要があり、系図はお飾りではなく、実用的なものだったみたいです


しかし、ほとんどの家には家系図などはなく、零落した名族、名門、名家の末裔の系図を買い取るなどがあった。

また、同じ苗字の過去の名族との関係を創作して、先祖を名家や名族に結びつけた系図が数多く存在するようです。詳しくはここを読んで!  

なお、上記サイトには次のような記事も載っていました。

「日本は、中国大陸や朝鮮半島とは異なり、科挙などの試験による採用ではなく、律令体制崩壊後は、一切が家業、家芸の国であるといえる」


えっ!  一切が家業?  どうもよく分からない…、で、アッと気づきました。野村進さん著の『千年企業の大逆転』をつい最近読んだばかりだったのです。

200年以上続いている企業が、日本には3000社もある。次はドイツの1600社。中国は9社、インドは3社、お隣りの韓国はゼロだとか。

たぶん、日本は侵略されたり、植民地にもならなかったからでしょう。


最も古い企業は、社寺建築の「金剛組」で、1432年前の創業。飛鳥時代の578年の創業だと言われていて、四天王寺や法隆寺もこの企業が請け負っていた。

さらに、日本には1000年以上も続いている企業もある。当然ながら、家系図はしっかりと書き留めているはずです。

日本社会では、家業を継承して伝統を守っていくことが信用を得ることであり、それが最も求められていたのだと考えられます。


日本の老舗一覧表      紫字をクリックすれば飛べます

ついでながら、孔子の子孫一族に伝承する家系図は「孔子世家譜」といい、孔子以降、現在に至るまで83代です。

それが2560年もの間、連綿と記録されてきた。すご~い!!  この孔子の系譜はギネスに、「世界一長い家系図」として認定されているとか。つづく

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