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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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前回、孔子の家系が世界一長いとギネスに認められ載っていましたが、たぶん、日本の天皇のほうが長いと思っている人が多いのではないかと…。
さて、「久野氏」の系図を4つ見つけました。紫字をクリックすれば飛べます。

遠江久野系図
駿河久野系図
播磨久野系図 
紀州藩紀州久野系図


久野氏のルーツ探しをしていると、あちこちに面白い記事に出くわします。一昨日みつけた以下のサイトを知って驚きました。上記4つの系図とは全く違うからです。

古代史と古代・中世氏族研究の世界へようこそ」というウェブサイトです。

そこでは、質問者に対して、詳しく丁寧に返事している記事(樹童)があり、「久野氏」に関しての論争みたいなものになっています。こちら

タイトルは「久野氏・原氏の一族」です。一部転載しています。

3 久野・原・橋爪の三氏は、いずれも遠州の地名に因り起こる氏であり(それぞれ周智郡久野、佐野郡原、長上郡橋爪)、駿河の駿東郡原に起こる原氏があっても、これとは別の氏です。
みな古族(物部氏族の久努国造か)の末裔かと思われます。周智郡や佐野郡等には、久野を名乗る祠官家・庄屋が多くあります(『静岡県姓氏家系大辞典』)。

『尊卑分脈』の為憲流系図では、駿河の原氏に遠江の原・久野・橋爪三氏を接ぎ木したものと考えます。

太田亮博士も、為憲流の久野氏は駿河国安倍郡久野(久努、久能)より起るもので、遠江久野氏とは別ものとし遠江久野氏はおそらく久努直の裔なるべしと早くに指摘しています。


私自身は、遠江や駿河のどちらかが加木屋の久野さんのルーツなのではと予想していました。むろん、どちらもでもなく、系図を買ったか偽装したかもと疑ってもいるのですが。

なお、太田 亮(おおたあきら)さんは、氏族制度の研究で知られており、著書に『日本古代氏族制度』『姓氏家系辞書』などがあり、この分野では著名な方のようです。

尤も、だからと言って事実をみつけているとは限らないと思っていますが。

それにしても、「久野を名乗る祠官家・庄屋が多くあり」という点からみたら、こっちのほうが本当みたいな気がしないでもありません。
 
久野氏は 古族? で、物部氏族??  う~ん、予想外です。また、全く知らない分野でもあり、ちょっと面白くなりそうですが、混沌としてきましたね。つづく。

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