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『東京大学物語』でヒットしたマンガ家の江川達也さんが、自書『現実はマイナーの中に』で述べています。
「私は昔から、なぜか敵で死んでいったやつに感情移入しちゃうわけです。マジンガーZ(永井豪の作)のあしゅら男爵が、すごくかわいそうで…」
江川さんのエニアタイプをタイプ7と判定しています。7w8なのか7w6なのかまだ判定できていません。8が少しありそうにも見えるが、6のウイングも考えられ、なかなか絞れません。
ちなみに、永井豪さんに関しては、7w8と判定しています。主人公が悪漢のようなスタイルになっています。いかにも正義の味方だというふうになっていません。
これを読んで、故梶原一騎さんが自書『反逆世代への遺言』で述べていたことを急に思い出しました。要は江川さんと同じことを述べているんです。
「一度、新宿の映画館でワンワン泣き出して母親が往生したことがあった。なぜ泣いたかというと、切られた悪役が可愛想そうだと思ったからだ。私はその悪役の首がなくなって家に帰った時のことなんか考えてしまう。憎々しい悪役にも家庭があって、父親や母親がいて、奥さんも子どももいるのにと考えてしまうのだ」
梶原さんのエニアタイプを8w7と判定しています。江川さんと梶原さんの共通項は「自分と世界は否定的に結びついているタイプ・837」です。
ところで、ヒーローとか正義の味方だけに感情移入して、悪漢はやられて当然、懲らしめて当然という感じになりやすい人たちを知っています。
それは、たまたまタイプ2やタイプ1の人でした。この場合の共通項は、「自分は世界と肯定的に結びついているタイプ・261」です。
なお、これに関する聞き取り調査をしていません。受講生や知り合いの十数人に確かめただけに過ぎません。ですから、まだ何んとも言えません。
上記のような傾向が、837や261のグループの人たちにあるのかないのか。ありそうにも思えますが、なんとも言えません。
ここでは、敵や悪役に感情移入する人たちが結構いるらしい、ということがあまり知られていないように思われたのでお知らせしています。
ただし、ここに述べたことは、自分とは違う、という方は、いつも確実にいます。ヒーローに惹かれる837もいれば、ヒールに惹かれるという261の人たちもいるだろうと予想します。
いつも書いてますが、「…の傾向がある」「…が多くなりがち」というに過ぎません。こういうことを逐一書かないと誤解されてしまうようです。
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