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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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IQテストの成績の個人差が遺伝しうるという証拠も増えているようです。

『遺伝子は私たちをどこまで支配しているか』(新曜社)によると、
「IQテストの成績への遺伝的影響が年齢とともに大きくなる。子ども時代の共有環境の影響が、IQテストの成績の個人差をほんの部分的にしか説明しない」とあります。

つまり、「氏より育ち」ではなく、「育ちより氏だ」ったわけです。また、
「コロラド養子研究」によると、一卵性双生児などを長期にわたって追跡調査してみてわかったのは、子どもが低年齢の場合のみ、家庭や学校などが同じであれば、そこからの影響がわずかながら見られた。しかし、10代になってしまうと、影響はほとんどなくなる」

前回、「性格」に関してご紹介したものも、これと同じでした。
「それどころか、性格よりも、IQテストのほうが遺伝的影響のほうが強い」とあります。

一般に、「性格」よりも、「知能」のほうが、養育環境の影響が強いと思われています。それなのに、その逆だったわけです。(ちなみに、私自身の持論では、そのどちらも、養育環境からの影響は少ないと考えています)

ただ、
養育環境によっては、「知的発達を妨げることはできる」というのです。たとえば、何年間も部屋にひとりで閉じ込もるなどであれば、当然に知的発達は妨げられるのは予想できます。

さらに、
「うまれ持った知的能力を引き出すことはできるが、それらの能力を根本から変えることはできない」と、キッパリ。

これはよく理解できるものですよね。生まれ持った知能を引き出すためには、家庭環境や学校の環境や、その他の文化環境に恵まれていることが大切だろうと思います。

でも、どんなに良い環境に恵まれていても、本人の意志如何です。学ぶ気持ちが強いとか、より成長したいという意志がなければ、どうにもなりません。また、学ぶ人は勝手に学びますから。

先月、亡くなられた森毅さんは、「エリートは育てるもんやない、勝手に育つもんや」という教育持論を持っていたみたいです。でも、私は、「面白くなくては、学ばない」というのが持論です。

幸いにして、当会のエニアグラム講座は、面白い! と、受講生たちから支持を受けています。でも、面白くとも、「学べば学ぶほど難しくなる」と、よく言われています。




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